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ビニール    せと
6月22日月曜日。
 定休日。家から一歩も出ず、地下の記事を書くなど。

 夜、NHKで「ファミリーヒストリー」柳葉敏郎さんの回を観て展開にびっくりする。
 「パラサイト 半地下の家族」観る。とっても面白い。スタイリッシュディープ韓国エンターテイメントパンチを打たれる。

6月23日火曜日。
 各所へ電話連絡など諸事。シャッター業者さんに壊れていないシャッターと新しくつける予定のシャッターの鍵を同じものに出来ないか尋ねたが、既存のものが古い型番なので無理とのことだった。
 そのシャッターに関して、工事することを数日前に報告していた大家さんから、経費をもってくださる旨のご連絡をいただいた。賃貸契約の内容だと、入居者が共有ではない設備の全部を管理することになっているはずだと思っていたのだが、勘違いだったのか、驚いた。上階の住居は分譲で1階のテナントは賃貸という違い、最初期にテナントに入居した方が当時の大家さんと昵懇だった故の変則的な契約内容、が、ちょっとしたわかり辛さを生んでいる。

 午後、市場へ出品へ。市場が再開されてからもお会いしなかったドS書房Aさんが久しぶりにいらっしゃった。心配してたんですよ~休業中何してたんですか~などとおためごかしを言うと、「バッカヤロー金くれるっつーからなんっっにもしてねーんだよ、廃人だな、廃人。」とのことだった。今日は蹴られなかった。帰り際、Aさんの車のワイパーを起立させる小いたずらをしたのだがほんとにあれがAさんの車だったか心配ではある。

 夜、池袋パルコの世界堂へ買い物へ。普段版画に使っているのは「ゴム板」だったはずなのだが、「ゴム板」だったはずのあの青面と緑面のある板に「ビニール板」とシールが貼られ、となりに置いてある「天然ゴム板」と区別されていた。そうかビニールなのか、と認識を改めた。「ビニ板」と呼ぼうと思う。それにしてもリノリウムというのはどこかに売っていないものか。

 ムトさんが気まぐれにプロ野球チップスを買ってきた。店番TTが、2枚の付録カードの選手がどこのチームか皆で当てましょう、と言い出した。ぼくは横浜とオリックス、ムトさんはヤクルトと楽天、TTがヤクルトと中日。出てきたのはホークス周東佑京選手と阪神梅野隆太郎選手だった。
 チップスをかじっていたら缶ビールが飲みたくなり、となりのローソン100で買ってきて皆に渡すと、TTが「鬼だ・・・」とうつむいた。うっかりしていた。TTは通風の治療中だった。

 深夜、プレステ2の「かまいたちの夜2」をやっと終えた、と思ったらそれは第1章で、その後のシナリオが膨大にあることがわかった。画面に表示される長文を読解するのに疲れ、やはり軽快に飛んだり跳ねたりしたいのだ、というわけで棄権。

6月24日水曜日。
 日曜日に預かったTTのオリコン10個をガレージに出して査定、仕分け。

 午後遅く、荻窪の知人宅へ出張買い取りへ。先週同様ささま書店さんの前を通過する。棚、ドラえもん冷温機、洋服など。知人は会社を辞めて海外放浪する予定だったが新型ウィルス問題で延期。とりあえず落ち着いたら出発できるように退去しやすいシェアハウスへ引っ越すとのこと。

6月25日木曜日。
 ずっと外の棚の雨フォーメーションが続いていて寂しく、降りそうではあったが多寡をくくって全開開店。

 アマゾンで注文していた緩衝材が届いたのだが、箱の中で緩衝材が緩衝材に包まれていて可笑しい。

 組合支部総会の資料作り。昨年版を改稿しているうちにうっかり上書き保存。よくある過去へのサヨウナラ。

 池袋のディスクUさんへ溜ったクラシックCD5箱を車で持っていく。繁華街の細道にある駐車場への出入りが心配だったが成功。

 7月1日からの買い物ビニール手提げ袋の有料化をどうするか悩み、自転車で要町公徳堂へ行きチェック。やはりシンプルな袋でもそれなりに経費がかかる。プラスチックゴミのCO2削減ももちろん大切だが、この機に乗じて念願だった備品経費の削減をしようと決める。袋の導入は結局気掛かりと経費を増やすことになるだろう。今まで通りの備品でビニール袋をご利用の場合1枚5円いただきます。

 友人たちと雲吉さんにて焼き鳥会。やはりぼくはもう焼きトンと焼き鳥の違いに気付いてしまった、と思う。バンド真天地開闢集団ジグザグ、ワンズ、クライマックスについてお聞きする。Aさんはクリオネかライチか白王子か、など。

6月26日金曜日。
 連日の空模様多寡くくり。
 市場準備、外用中山の値段付けなど思いつくことを細々と。

 夕方、母が店に来て、保管している父の作品「少年」の塗装を補修。アキーラという塗料。なるほど、水性なのに強固。

6月27日土曜日。
 隣町のお得意様宅へ出張買取りお預かりへ。古本業者内にまだ新型ウイルスに罹患したりクラスターに関連したり、という話が無いのは、日常的に大量に吸い込んでいるホコリやその他悠久なる塵のせいで非常に耐性が強いからなのではないか、などとお話。

 市場へ出品へ。頼んでおいた支部員住所ラベルシールを受け取る。まさか、いつも無視されるぼくのお願いを組合の方がちゃんとやっておいて下さるなんて、と感動。受け渡しを仲介してくれた組合のMさんにその旨を伝えると、わかります組合内部でもそうなんですよ、とお教え下さった。仲間がいるようでとても嬉しい。

 ある非公式書類に「コロナ禍」が「コロナ鍋」になっているのを発見。しばらく笑って和む。ヤバい鍋だ。

 店員ノムのお友達が山形のさくらんぼを送ってくださった。発声は「さくら↗んぼ↘」か「さくら→んぼ→」か、とノムが悩んでいる。

 支部総会資料作り。初めてパソコンで葉書を作り印刷してみて成功。

 帰宅後、カビに冒されている風呂場を念入りに掃除。入浴を終えて風呂場から出るときにシャワーで冷水を風呂場全体に撒いておくとカビが発生しない、というのは本当だろうか。

6月28日日曜日。
 防水アルマジロシフトで開店したが午後早めに雨が止んだので全力展開。

 ビニール袋有料のお知らせを作って掲示。

 ブックオフまで散歩してプレステ2「鬼武者」を買い、始める。斬る爽快さがあり面白い。しかし飛んだり跳ねたりしたかったのだがジャンプ機能が無かった。
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# by ouraiza | 2020-07-07 02:14 | Comments(0)
交差    せと
 なんて凄いのだろう、と目にするたびに感慨を催す仕事をなさっている方々が近所にいらっしゃる。環状5号線工事のため、都電荒川線の踏み切りの交通整理をなさっている誘導警備員の方々。
 踏み切りは雑司が谷2丁目と3丁目の境界にある。そこに集中的に誘導員さんたちが立つようになったのは何年前からだろう、2、3年になるか。都電線路の地下に車のトンネルを掘るという大規模で長期の工事で、その踏み切りが通勤路の途中にあるぼくは、ほとんど毎日、誘導員さんと顔を合わす。
 詳しいシフトはわからないが、24時間誰かが必ずその踏み切りで交通整理をなさっている。工事の進捗状況によって変わる一方通行の車線、徒歩や自転車移動をしている少なくない住民と、ウィンカーを出したり出さなかったりする自動車運転手との攻防の差配、大通りでもない狭い横丁のすれ違いの緊張感。一般的な帰宅時間の夕方にはそれこそ種々雑多な通行で混雑する。
 赤く光る誘導棒の振り方や早く的確な判断の仕方などはテクニックの範疇で、ぼーっとしているぼくはいつもその指示に助けられているが、それがお仕事なのだから、技能の問題と言える。しかし、長くその路上に立ってお勤めしている方々が、もちろん職務を優先なさってほんのひと時の隙間が訪れたタイミングでだけのことだが、その場所ですれ違う有象無象の住人たちの顔見知りとなって毎日挨拶を交わしているのは、技能の範囲を越えている。
 数匹の犬と散歩中の女性に、「あれ、今日はベスがいないのー」と話しかける女性誘導員の方。おじさんが「負けたー」と男性誘導員さんに声を投げたのは今日の競馬の結果。「あらー今日はずいぶん酔ってますねー」「お!今日は早めのご帰還ですね!」とぼくにも話しかけてくださる。近付きすぎず遠ざけすぎない絶妙な関係の案配を、繰り返される一瞬のすれ違いのなかで感得して実践なさっている皆さん。とても難しいことだと思う。今この町の表情に一番通じているのは確実にあの前線に立っている方々だろう。外交すべきか内向すべきか判断のつかなかい路上での、人というナマモノとの静かな長時間の交差を経てやっと得られたり得られなかったりするのであろう、声をかける勇気や無視への慣れ。
 工事終了予定を告げる看板に書かれていた日付けが、「令和1年12月27日まで」から「令和4年3月31日まで」に延長されていた。えーまだ工事続くのか、すっきりしないな、という気持ちがまったく無いわけではないのだが、一方で、工事が終わって誘導員さんたちがいなくなってしまうのがなんとなく寂しい、という気持ちが芽生えている。もし彼らのうちの一人が選挙に立候補してくださったら絶対に投票するのに、とどんな仕事をしているのかさっぱりわからない顔と「たかいきゅうりょうがほしい」としかルビのふり様がない標語をギラギラと路上に並べた候補者看板を見て思う。
 先日、ウイルス感染拡大防止の一時休業があけて久し振りに居酒屋で酔った帰り道、「こんばんはー」と挨拶してくださった誘導員さんに、いつもどおり歩を止めないまま、うっかり「ごちそうさまでしたー」と大声で返してしまった。背中で笑顔のだはは、を聴いた。

6月15日月曜日。
 降ったり止んだり、結果店としては降ってると判断せざるを得ない天気が続き、定休日によく晴れた。数年前に水曜日を定休日にしようと試みたが、落ち着かずに定休日制を廃止して以降の月曜定休日なので、定休日事情のサンプルがまだ少ない。今のところわかるのは・よく晴れる(営業日に悪天候が多いと余計にそんな気がする)・月曜定休日あけの火曜日に対する申し送りを密にする必要がある。・定休日あけの火曜日に通販の対応が溜まっている。・定休日には宅配便が受け取れない。ということ。

 発送と諸事をしに出勤。
 夕方、発行者ノムから督促がきたので、ラジコで「明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト」を聴きながら『名画座かんペ』最新号の表紙作り。定休日だが結局店に6時間いる。

 業界紙なのでお客様に頒布できず俎上に載せ辛いのだが、今月の「古書月報」第500号がとても面白い。巻頭特集「書店票に見る東京の古書店」(東京古書組合のサイトに転載されています)は広大な過去からエールを送られているような気分に勝手になり嬉しく楽しいし、緊急事態宣言下の状況を記した古本屋のみなさまの日記やコラムもとても興味深い。読んでいて思い出したのだが、あの明日から休業すべしと迫られた4月15日水曜日の夜8時頃、悩んだあげく(深夜にもっと悩むことになるのだが)古書音羽館の広瀬さんはどうなさるのだろうか、と突発的にすがりたくなり、音羽館さんに電話をしたのだがお留守だったので、機に応じて早仕舞いなさったのだろうと想像していた。広瀬さんのその日の日録には、朝から宅買いに行かれ、夕方組合からの緊急メールを知らされ、「そんなこんなで店に戻ったのは八時すぎ。」とあった。

 休業という突然の新体制における心象がうまく言葉にならなかったのだが、ひとつわかった。「のぼせる」。

 深夜、NHKオンデマンドにて『アナザーストーリーズ「熱気が生んだ真夜中の解放区〜オールナイトニッポン伝説」』を観る。亀渕昭信。

6月16日火曜日。
 買取りの調整、諸事、市場の準備をして出品へ。古書会館で公費支払いに必要な価格認定書を発行してもらう。
 病院の面会禁止が解け、3月末以来の父の見舞い。調子が少し悪くナースステーションそばの病室に移動。

 夕方、古書信天翁センパイが店番なさっている早稲田丸三文庫さんまで散歩。近藤十四郎さんがいらっしゃり、皆で高田馬場鳥良へ。近藤さんからアメリカンスピリッツの葉の量、沖縄ツアーのお話しなどお聞きする。

6月17日水曜日。
 北部古書会館にて会議。会館の近所のセブンイレブンが空っぽになっていて、店舗の前の広い駐車場も空っぽで、そこに車を停めてしまおう、としばらく悩んでやっぱり止めた。
 脱線のような脱線じゃないような意見が提案に成長してなんとなくそれが繰り返されて安全牌が決定されていく。「ソウメン係」にコ本やさんがなってくれた。
 「休業中の店にさ、普段はぜんぜんないのに、やたら『お店は開いてますか?』って電話がかかってくるんだよ。よく訊いても探してるジャンルとか書名は言わないの。多い時は1日3回も。ありゃ絶対協力金払いたくない都のスパイだよ。そんな監視なんだよ。」とベテランの方。往来座には1ヶ月半の休業期間中3回ほどあったが、ほんとだろうか。

 店番TTが、おじいさんが駆け込んできて、「マスターに伝えといてよ、文藝春秋見たよ!って!」と伝言を頼まれたとのこと。おじいさんの特徴を聞くと、あMさんだな、とすぐにわかったのだが、なんだろう。

 夕方荻窪の知り合い宅へ出張買い取り。ささま書店さんの前を通過。知り合い宅では、久し振りに開いた折りたたみコンテナの底にGOKIBURIの死骸を発見し、胸中で絶叫しながらなにもなかったようなふりをして処理。初めてのことだが、これも休業の産物かもしれない。

6月18日木曜日。
 店員ノムが店番復帰。やっぱり店員さんはすごいなあと思う。ぼくと違って実行力があって、本の山を動かす。
 シャッター業者さんに正式に修理を発注。色のサンプルを見れますか、とFAXに書いたら1時間後には持ってきてくれて驚く。

 夜、いとこのAちゃんが自宅の片付け中、古いVHSに祖父と父が映っているのを発見なさり、限定公開でYOUTUBEにアップしてくださった映像を観る。ある祝賀会の壇上スピーチで天気のことばかり言う祖父と、つまらなそうにうつむきがちな父。懐かしい。たくさんの肖像が映っているので限定を外すことはできなそう。

 ニュースのアナウンサーが、「緊急事態宣言が解除され自粛が緩和、これで県外への移動が自由です。」と言う。あれ?強制されていない自粛が緩和されても「自由になる」ことはないはず。そもそも自粛は自由なはずなのに、と思う。

6月19日金曜日。
 休業中のおっとりペースが抜けず、仕入れた商品を入れたオリコンを放ったらかす。次の買取りに必要なオリコンが無い、という現象。
 大山3つと中山1つをミックスして一気に仕分け。市場準備。

 夕方、店番TTが受けてメモで伝えてくれていた買取り以来先へ電話するも不通。何度も利用してくださっているお客様なので、その番号にショートメールも入れる。お返事が無いので数時間後改めて電話をかけると、まったく知らない方がお出になった。「違います」。TTのうっかりメモミスなのだった。

 夜、名画座手帳編集部の朝さんと井上さんが立ち寄ってくださり、流れで名画座手帳2021の会議になる。いただきものの缶ビールが空いていく。ああこれこれ、店が始まったな、と想う。

 午後、用が済んだらすぐ折り返します、と言っていた古書組合事務のIさんからの折り返しはやっぱり来なかった。やはりぼくは所属する組合から嫌われている業者なのだ。

6月20日土曜日。
 久し振りの快晴。
 開店からずっと昨日の続きの市場準備。年々本を縛るのが遅くなっていて、さんざん時間がかかったのに準備できたのは23本と2函。夕方市場に出品へ。

 ノムが店番復帰してから3日連続でレジを締めた後の現金計算がぴったり合う。ぼくには奇跡に思える。

 ノムが店番中、やはりMさんが来て、「文藝春秋見たよーってマスターに言っといてね!」と伝言を頼まれたそうだ。ほんとになんなのだろう。どんな誤解なのか。

 深夜、眠れずにうっかりアマゾンプライムで再生した「スーサイド・スクワッド」を朝方まで観てしまう。

6月21日日曜日。
 開店して諸事。
 午後早く、近所の店番TTの本の片付けを手伝う。高くはないがニッチ&キャッチーな内容でとても面白い。オリコン10個を店に降ろす。

 早めに帰宅してYOUTUBE徘徊などグダグダ。
 最近ずっとゆらゆら帝国ばかり聴いている。まだ全アルバムを聴けていないので楽しみ。

 夜、プレステ2で「かまいたちの夜2」を始める。
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# by ouraiza | 2020-06-27 21:53 | Comments(0)
今年の桜は    せと
6月8日月曜日。
 午後、「ちゅらさん」ラストまでの数回と、ついに最終回を観る。純心な少女の渡世という王道ストーリーでありながら非常なる鮮烈さが印象深く強力な吸引力に悩殺された前半。長期ドラマの采配の難しさを感じつつも楽しめた後半。ぼくはゴーヤーマンと城ノ内真理亜を忘れない。

 定休日だったが通販への返信が気になって店で作業。
 夕方、無印良品にてTシャツ購入。

 明治通りを歩いていると、焼き鳥の母家さんが入り口の横でテイクアウト商品を売っていたので焼き鳥盛り合わせを1パック買う。非常に美味しい。

 夜、自粛期間中のミニシアター配信企画である”仮設の映画館”を利用して、イランの映画、ヤスミン・アフマド監督「タレンタイム」を観る。以前からずっと店員ノムに観るべきだと薦められていた。素晴らしかった。珠玉の短編小説のようだった。コンパクトな領域から壮大な世界が紡がれている。ああこの国際的な感覚と友愛感覚の混成はなるほどノムだ、と思った。

6月9日火曜日。
 午前中、落合斎場にてニールさんの火葬の会に参列。初めてお会いしたのは約20年前だったと思う。以降、お話しするとき、英語か片言の日本語でのジョークしか聞いたことがない。地球を回遊している風のような方だった。
 快晴で、優しく穏やかな時間。
 帰路、骨になった風を入れた骨バックを抱いたノムと、ニールさんが好きだった寿司を食べスターバックスでコーヒーと紅茶をテイクアウト。立ち寄ろうとした高島平ワークマンは定休日だった。

 深夜、アマゾンプライムでアニメ「鬼滅の刃」を観始める。

6月10日水曜日。
 昨日から足の甲が痛い、と言っていた店番TTが、病院に行った結果通風と診断されたとのこと。遅く出勤してもらうことにし、開店して諸事。TTに原因を訊いてみると、水分をコーヒーとアルコールでしか摂らず、あまちゃん他エンターテイメント探索でひどい寝不足、という、普通に不摂生が原因のようで、可笑しい。

 午後、古書会館にて会議。参加者が距離をとる形に席替えされている。

 戻って通風のTTの代打で番。注文していた「水拭きで消えるマッキー」が届いたので、入り口のガラスドアに営業時間を書いてみる。背景に紛れてあまりにも目立たず驚く。

6月11日木曜日。
 天気のなかでも一番厄介な強風と小雨のコンビネーションに完全カタツムリシフトで対応。お客様もいらっしゃらず、ラジコでファーストサマーウイカのオールナイトニッポンZEROを聴きながらボーッとするのに任せる。

 焼き鳥母家さんの唐揚げをテイクアウト。非常に美味しい。

 夜、遊びにきてくれた同業Xと居酒屋バシトン。業界事情を学ぶ。

6月12日金曜日。
 調子の良し悪しの波のスパンが短くはなっていたが、だましだまし使えていたショーウィンドウ前のシャッターが、まったく動かせなくなってしまった。上げる時に詰まったとしても、グイッと力技で押し込むと上がっていたのだが、今回はその力技もまったく通じず、逆にバシャッと下に落ちてきてしまった。自力ではどうにもできない感じなので、閉めたまま開店。
 ネットで調べたシャッター修理業者さんに連絡すると、数時間後に検分に来てくださった。シャッターを巻き取る金属製の軸が折れている、とのこと。交換をお願いする。だいたいの費用を伺うと、感染防止協力金一回分の大部分だった。一時悲しく愕然としたが、ちょうど店に遊びにきていた古書信天翁センパイが、もし協力金が無い時期に故障していたら、って考えたらさ、、、と励ましてくださり、なるほどと思う。

 夕方、買取り依頼のお電話をいただく。
「あの、ダンボール2ヒャッコだけなんですが持って行っていいですか?」
「え!!2百個!!だけ?!いやーー2百!!」
「ん、あーーいやいや、2、ハコ!」
「あー!あはは」
 よかった。

 夜、用あって店に来た母とセンパイとムトさんと明治通り沿いの雲吉さんへ。ずっと気になっていたが機会を得ず行けなかったお店。居易くて美味しくて感動する。
 「今年の桜は綺麗だった」と皆が言う。ぼくは毎年桜が咲いてもイメージのフィルター越しに咲いていることを感じるだけで意識的に凝視をしないので気付かなかった。花見のない桜ってあんなに綺麗なんだなって思った、とセンパイ。ちゃんと見ておけばよかった、と思う。
 新橋やきとん、みつぼの焼きとん、母家、雲吉の焼き鳥を通じて、ついに、焼きとんと焼き鳥の違いがぼくには分かったかもしれない。

6月13日土曜日。
 一日中、雨しとど。
 
 計画が一旦中止していた父親の彫刻作品寄贈運動が再開し始め、彫刻の台を作ってくださる業者さんが店に置いている少年像の状況を見にきてくださる。やはり重すぎる。

 お持ち込みの5箱を査定、連絡。植物寄りの日本画指南書など。

 夜、プレステ2のバイオハザードアウトブレイクに再挑戦するも、操作が難しく爽快感も無い、という理由で断念、封印することにする。求めているゲームはなんなのだろう。「鬼武者」が候補に挙がっている。

6月14日日曜日。
 降ったり止んだりの曖昧な空。
 昨日査定した5箱を仕分け、市場用に縛り。

 どうも疲れていてバイオリズムが狂い顔が上に向けられない。捉えどころのない日曜日の店番が苦手で、贅肉に反比例する華奢なハートを反省すること多。
 
 ラジコにて爆笑問題の日曜サンデー、オードリーのオールナイトニッポンを聴く。

 夜、映画『イエスタデイ』観る。

5月28日木曜の虹(撮影:チャーリー武藤)
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# by ouraiza | 2020-06-22 17:57 | Comments(0)
立体    せと
 深夜叢書社『石原吉郎句集』を仕事の合間に極少しずつ読んでいる。三日で一句くらい。「弁明へ金魚が血なまぐさき夜」。
 休業の決定的動機の一つが都の感染拡大防止協力金の存在だった。無事振り込まれました。安心しました。

6月1日月曜日。
 店舗再開初日。ぎりぎり降り出しそうな空を計りながら自転車で出勤。シャッターを開けたら小雨が降り出した。その後本降りに。テルテルロボ・ハーリーを水溜まりの際に立たせ撮影。4年ぶりの出動だったが大敗。
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 店内の半ギレだった蛍光管6本をすべて交換。明るくて本が見やすく、今まではなんだったんだ、と反省。
 準備中の外の棚からご近所の常連の奥様が文庫の小川洋子『完璧な病室』を買って下さりレジが再稼働。気持ちを休めたくて数日間公開を止めていたネット販売も再開。
 紙袋一つくらいのお持ち込みの買取りが多い。

 夜、居酒屋バシトンで軽打ち上げを、と思ったがお休みだったのでヤキトンみつぼへ。くちゃくちゃと噛み切りづらい肉が無性に美味しい。

6月2日火曜日。
 久しぶりにタイタイが出勤。
 休業中、ぼくにとって番台上のしこりだった本の小山たちをタイタイが手を動かして商品化していくのを眺める。すごい。手を動かせば本を動かせる。いつまでボヤボヤしてるんですか。反運動神経派のはずのタイタイの断固たる動きに叱られる。

 ムトさんが「店がやっと立体的ね」などと言う。ほんとにそうだ。ぼくは「一列」だと表わした。なるほど「平面」だったとも言える。

 夕方、隣区の病院に父の見舞いへ。当初6月1日まで面会禁止の予定だったが、6月15日まで禁止期間が延長されたことを受付で知る。新聞もテレビもラジオも雑誌も拒んで天井を見つめている父はどうしているか。
 近隣のブックオフにてグラフィック社『描き文字のデザイン』(とても素敵。しかし古本屋の棚内で描き文字と言って佐野繁次郎などと並んでぱっと浮かぶ高橋忠弥はラインナップされていない。)、プレステ2「バイオハザード アウトブレイク」、『鬼滅の刃』数巻を買う。

 帰宅してちゅらさん後にバイオハザードをトライ。難しくてすぐDEAD。絶望する。

6月3日水曜日。
 臨時短縮営業という新シフトでの休日。ちゅらさん観る。
 
 今年のギャツビーボディペーパー始めの日。
 午後、段階的再開をしている古書会館に出品へ。荷捌き場で荷物を降ろしていたら、停まった車からベイスターズ命のO川のアニキが降りてきて、大変だよぉ、巨人からコロナの陽性だって、、ああもう仕事に手が付かないよ、、と絶望的な表情で教えて下さった。ジャイアンツ命の事務のFさんも、まさか"ハヤト”だったらやべえっす、、と心配顔。帰宅してニュースを見ていたらまさに”ハヤト”だったので驚いて声が出た。

 夜、ちゅらさんを135話まで。

6月4日木曜日。
 再開後数日間、お客様も多く売上げも悪くない。一時的な自粛の反動なのだろうと思う。そういう特別なウェイブが収まってからどうなるか。どういう平常なのだろう。「新型コロナウィルス」という言い方は、さらなる新型が出現したら使えなくなるはずで、いつか別名がつくのだろうか。

 休業中、再開後のシフトが決まる前に予約してくださっていた出張買取りへ行かねばならず、午後、短時間の店番代打として古書信天翁サキ先輩に来ていただく。ベテランなのでやり方を大まかに伝えるだけで済み、助かる。
 久しぶりの出張買取りは緊張したが、エレベーター無しの3階への上り下りをするうちに心身がほぐれる。苦手だったプールでの息継ぎ練習を思い出しながらマスクをずらして酸欠を防ぐ。オリコン9個。

 夜、店番代打をしてくれたセンパイとムトさんとサン浜名にて軽打ち上げ。政治の話題が理不尽にマグマめくので話を逸らそうとがんばる。鬼滅の剣が欲しい。ああ、偉大なるベーコンエッグ。
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6月5日金曜日。
 地下を書く。ダンボールをたたむ。乾いて剥がれかけたセロテープを貼り替える。など。
 飲み過ぎなので禁酒。
 夜、ちゅらさん。

6月6日土曜日。
 朝、ノムからのLINEでノムが長く付き添って看病していたニールさんのご逝去を知る。

 小雨が舞っていたが、再開後最初の週末だからだろうか、手提げ袋一つほどのお持ち込みの買取りが多い。

 まだ本を触っていた休業初期の数日に値段をつけた商品をやっと配架。ラジコで「爆笑問題カーボーイ」、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴きながら。

 古書組合に用あって連絡。副支部長としての役割がまだあったことを思い出しぎくっとする。

 夜、禁酒2日目。ちゅらさん。

6月7日日曜日。
 2日もアルコールを摂らなければさぞしゃきっとするだろうと期待していたが、寝付きも悪いし体調が格別良くもない。
 涼しく爽やかな晴天。日和がよくお客様が多い。

 久しぶりに営業をして1週間、棚を直すために触りながら、ああ本や本棚って動いているんだな、と当然であるはずのことを想う。

 ご病気で通算3年以上お勤めの大手企業をお休みになった経験のある友人ポンさんが立ち寄って下さる。「あのー、休み方とかステイホームとか騒がしいですが、、、ぼくは休みのプロなんです、、、」と仰る。そうだった、知り合った頃も休業中で休むことに対する鬱積を苦々しく表していたポンさんは、プロの休業師だった!と思い当たって可笑しい。次は助言をいただこうと思う。

 夜、目白の水玉さん邸の食事会に誘っていただく。毎回なんらかの初体験をさせていただくのだが、今回は「ブルガー(ブルグル)小麦」と「京都伏見稲荷 水まる餅」。特に水まる餅は衝撃的だった。

# by ouraiza | 2020-06-14 17:21 | Comments(0)
MEETS    せと
 店前、明治通り歩道植樹帯に増えていく植物。唐突にあじさいが咲いていた。植樹帯は東京都建設局第四建設事務所というところが管理なさっていて、年に2回ほどごっそり根こそぎ掃除なさるのだが、どうなることか。
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5月25日月曜日。
 久しぶりの休み。一人で仕事をしていると、休むことが完全に自分次第なので余計に休みを決め辛い。思い切って休む。起きてから午後遅くまで「ちゅらさん」をずっと。
 夕方、年に1、2度のセルフねぎらい館であるところの板橋の寿司屋さんまで散歩。
 西武本社ビル、ダイヤゲート池袋(勝手に愛称:うちの本社)のデッキが延長して、ついにビックリガードの上に新たな橋が架かっていた。見晴らしのいい新天地。
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 延長されたデッキからビックリガードを見おろす。新しい風景。
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 東から西を見る。新しい橋。
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 板橋の寿司屋さんの奥様は沖縄県糸満市のご出身で、ちゅらさん話で盛り上がる。沖縄水産高校は糸満市。
 帰路、約3ヶ月ぶりに電車に乗る。

 深夜、ちゅらさん。

5月26日火曜日。
 緊急事態宣言解除で、感染防止協力金の休業条件が25日まで、とのことで、お客様に依頼されていた本を探しにジュンク堂へ。遠藤周作『侍』、あった。すぐにお届けする。

 ラジコにて「コサキンDEワァオ!」を聴きながら、ペンキの6度目塗り。やっと完了。

 みつぼにて焼きトンをテイクアウトして早めに帰宅。居酒屋風にビールを飲みながら「ちゅらさん」。

5月27日水曜日。
 ペンキ塗り後の養生剥がしをひりひり我慢しながら地下を書く。乾いていないのに養生を剥がして起こる悲劇は防ぎたい。

 右腕が痛くて重い。なんでだろうと思ったが、ペンキ塗りの筋肉痛だと思い当たった。

 夕方立ち寄ってくれた当店経理担当の2人目の娘、憬ちゃん。フレッシュ。
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 夜、のむみちから『名画座かんぺ』5月号完成の知らせがある。PDF版をダウンロードできるようにするため、firestorageというサイトを調べてもごもごする。
 深夜、ちゅらさん。

5月28日木曜日。
 発送を少し。
 ラジコにて「爆笑問題カーボーイ」、「オードリーのオールナイトニッポン」聴く。

 『名画座かんぺ』5月号のPDFダウンロード仕様化と御案内をツイッターにて。

 6月1日の再開に向けた片付けを少しずつ始める。

 夜、ちゅらさん。

5月29日金曜日。
 ペンキ塗り後の養生テープをはがしまくる。6回も重ね塗りをしたので、塗布面とテープのキワの塗料が厚く固形化して剥がすというよりちぎることになってしまう。先にカッターでキワを斬ってからテープを剥がす。
 以前外壁を塗ったペンキ屋さんからもらって保存していた外壁と同色の補修用ペンキではみだした細部をなおして終了。

 夜、居酒屋バシトンの屋外テラス席にてペンキ塗りの軽打ち上げ。「ちゅらさん」がメインテーマを約100回で終え、以降50数回が別種のドラマになっている件、など。とても面白いのだが、「サザエさん化」。長篇連続ドラマや長編連載漫画の茨の道。

5月30日土曜日。
 休業期間中に一度は普段テイクアウトをしていないお店のテイクアウト、を食べてみたい、と思い立ち、東通りのエスニック料理屋さんの鶏肉弁当。とても美味しい。

 ラジコにて下ネタ満載の「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポンZERO」に感動しながら店内の休業遺跡を撤収。エアガン射的場、ラジコンサーキット、ギター練習場が無くなる。
 「ナイツのちゃきちゃき大放送」に移って店の本棚を直していく。
 休業期間中の唯一の成果、ペンキに塗りによるイメージ改造、が完成。左が以前。
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 5月31日日曜日。
 起床してずっとちゅらさん。
 午後遅めに出勤してゴミ出し、山の移動。近刊コーナーを復活させる。

 夕方、店員皆とパソコンでリモート会議。1度やってみたかった。グーグルミーツというシステムを使う。とても楽で、すごいことができるものだと驚く。やはりノムは近親の方の看護があり、しばらくは出勤できないことになる。短縮営業の時間とシフトを決める。twitterで同業の若手の方が営業なさりながらしきりに「ゆっくり、ゆっくり」と仰っていた。まさに、まったく、ほんとその通りだなあ、と思う。とにかく、なんにも急ぐことなく、ゆっくりゆっくりやっていこうと思う。

 写真集の棚を大幅に拡大。商品化したまま溜っていた写真集の大山を入れる。久しぶりに本を触って汗をかく。

 夜、南陀楼綾繁さんが主宰なさっているYOUTUBEチャンネル、不忍ブックストリームvol.5にて少しお喋り。自己呪詛鬼・支荷田以蔵の来訪を避けるため無狙い無悪のり無下ネタをひたすら心がける。こちらはズームミーティングというシステム。

 細部の片付けを済まして最後にテルテルロボ・ハーリーを棚から下ろして手を合わせる。約4年ぶりの出動。あした、晴れますように。

# by ouraiza | 2020-06-05 17:22 | 工作 | Comments(0)
covid-19感染拡大防止・店舗一時休業のおしらせ
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# by ouraiza | 2020-05-31 23:59 | Comments(0)