34mmの後退    せと
12月10日月曜日。
 午後から先週末に組み立てだけした工作物の塗装。スプレー缶の「RED」でいつも間違う。半分ほど残っていた「DEEP RED」で補って完成。入り口横に置くシンプルな面陳ボード。前に倒れてこないよう底に後ろに傾くカマセを固定している。

 夜、古書組合の合同会議。新年会案内を確認して一斉FAXのお願いをする、など。組合専用の封筒や組合員の住所が印刷されたタックシールをもらうことができる、など、未知の事務領域が多い。マニュアル化されていないのでその都度探り探りなんとなく進む。

12月11日火曜。
 ひとつの作業に専念しようという目論見は必ず外れる理。ネットバンキングを使うクリックポストの発送ができなくなったのであわてて各所を調査。うっかりしてクレジットカードが停止されていた。

 夜、実家にて母親に叱られる。帰路運転中、人生への遅刻、というワードが川越街道のガードレールから飛んできて左肩から右肩へ貫通、納得しながらも落ち込む。

12日水曜。
 奥行きが深い棚の場合、お客様が手に取りやすいように本の背後に込め棒(と言うのか、棚と同じ幅の棒や板)を入れ、背を手前に出す、という仕様が店の数か所にあったのだが、すべて抜く。手に取りやすい、よりも、視覚的に空間がある、ほうが大事な時代だと感じる。42段分の本の列が、3.4cmずつ奥へ下がった。棚の幅はすべて同じで77.5cm。高さをとりあえず平均24cmとすると、265608立方cm分、空間が空いたはず。リットルに換算すると265.608リットル。つまり牛乳パック約266本分広くなったはずなのだ。ところがぜんぜんそうは見えない。広くなったと感じられない。本棚の枠がそのままだからか。

13日木曜。
 外で車に市場準備した出品物を積んでいると、となりのギターショップの社長さんが、たくさんもらったから、と巨大な大根とキャベツをくださった。鬼殺しシティ池袋にもこんなことがある。
 夜、たまに先端をかじりながらひたすら大根をおろして大根鍋。

14日金曜。
 ダーマトグラフのヒモを引っ張って芯を出してボー。
 注文の無いメールボックスを繰り返しチェックしてボー。
 乾いて剥がれかけたセロテープを新たに貼りなおしてボー。

15日土曜。
 たまった中山に値段付け、など。
 古書組合の機関誌『古書月報』の「座談会 Rockと古本屋」がとても面白い。かっけぇ、、、(「あまちゃん」アキちゃん風)。

 夕方、ご近所様へ出張買取り。佐伯俊男、古めのマーガレットなど。

16日日曜。
 昼、隣区へ出張買取り。時代小説と少し鉄道。ラインではないことをご了承いただきつつ。
 午後から家にこもってパソコン作業。
f0035084_16390929.jpg
f0035084_16391626.jpg


# by ouraiza | 2018-12-19 02:46 | 工作 | Comments(0)
霊    せと
12月3日月曜日。
 3年くらい前から順次、友人から借りたDVDと見つけたDVD、ネットで拾った動画を合わせて山田太一「男たちの旅路」を最終話だけを残して観ることができた。最終話「車輪の一歩」をどうしても観たいと願いつつ、お客様のAさんにふと思いついてDVDを所持なさっているかどうか尋ねてみたら、なんと制作スタッフの一人がAさんのお父様で、もちろん持っている、とのことで、びっくり。貸していただくことに。その数分後ぼくが店から出かけようとして挨拶をするとAさんが「吉岡司令補、行ってらっしゃい」と敬礼してくださったのだがぼくはあわてて普通に「ハイ行ってきます」と敬礼返し。あそこは得意の吉岡司令補(鶴田浩二)の物真似「オレは若いヤツが嫌いだ、、、」だったな、、、と深く反省。

 早稲田水稲荷近くへ出張買取り。書道。

12月4日火曜。
 梱包。
 父の件で病院へ気重な連絡。
 買取りの連絡。
 恒例の月末金欠の余波でむりやり市場準備。

5日水曜。
 新年会の案内をイラストレーターで作る。組合的紙面でキメる。

 夜、プレステ2のゲーム「風雲 新撰組」をやり始めると、まだあまり理解できていない幕末動乱の背景がゲーム内でわかりやすく解説されていて勉強になる。尊王であって攘夷であって、しかし幕府をどう思うか。不逞浪士の子分たちがばたばたと斬り殺され酷い。

6日木曜。
 お客様からフランスと日本における霊的体験についてお聞きする。必ず身に付けているものの一部を紛失する部屋、など。しかしそれら体験の原因には体内ホルモンの科学的影響があるであろうこと。この店にいる霊は悪いヤツじゃなさそうね、と言っていただけて嬉しい。

 課題だった先月分の支払いがなんとかなりそうで、我慢していた欲を思い出す。ジーンズを買わねばならないし、年内の課題である大きな工作のための材料を買わねばならない。その工作を無理矢理にでも年内にやるべきなのか悩んでいる。しかし胸裏の底では来年に延期する方向性に傾いている。

7日金曜。
 支払いがなんとかなりそうになるとすぐに予期せぬ支払いが発生する条理。毎月の2万円の返済が終わった翌月から2万円売上が減るのと同じで不思議。

 メール連絡など諸事にかまける。

 夕方出張買取り。帰路道に迷い新宿区弁天町の細道をぐるぐる回る。

8日土曜。
 セロテープの貼り替え的諸事を複数。
 夕方、市場準備して出品。

 帰路ビバホームに寄って木材購入、店に戻ってから急に思いついた工作。塗装には時間が足りず後日へ延期。

 居酒屋バシトン。その日の手帳には「キラキラ橘商店街」とメモがある。

9日日曜。
 午後出勤してたまっている中山と大山を方向付け。

 夜、散歩しながら腸内細菌の栄枯盛衰について話していると「なるほど腸の三国志だね」と友人が言ったので今度から使わせてもらおうと思う。
 寒風鋭くすぐにコンビニに寄ってトイレをお借りする。お借りするだけでは申し訳ないのでその度に缶チューハイを買って飲み、早稲田古書ソオダ水さんに着くころにはかなり酔っていることになってしまった。ソオダ水さんはほんとおもしろい。ナインティースにドンキ的古本屋を習ったぼくには学ぶべき感覚が溢れているように感じる。『今日の「あまちゃん」から』を見つけたので誰かに推薦するその時のために確保。など。

古めなブックエンズ。
f0035084_03262733.jpg


# by ouraiza | 2018-12-17 21:46 | Comments(0)
香辛    せと
11月26日月曜日。
 光が丘公園近くへ数度目の出張買い取り。数度目ともなれば慣れてよさそうなものなのに、道順への不安が消えるまでにはさらに経験が必要となるのだろう。いつも怯えて運転する。宮沢賢治作品朗読テープなど。
 夜、無目的に西池袋を歩いて近くで店番中のSさんを誘って居酒屋豊田屋。どうしても「あまちゃん」の話題をふってしまい恥ずかしい。帰路立ち寄った中華食材屋さんで試みに買ってみたスパイシーピーナッツが、スパイシーと言っても花山椒の痺れる刺激で、ラーではなくマー。初めての味だったので感激。つまりは担々麺の上の方が乾いてる、と同行したMが言った。とてもおいしい。

27日火曜。
 近付いた月末を恐れひたすら市場準備をして出品へ。

 悩んだ末に組合支部の新年会の会場を決定。連絡。 

 夜、クドカンがふりかける面白さの魔法のスパイスの成分を知りたくて「木更津キャッツアイ」を観始める。「あまちゃん」が民放ではなくNHK、という点が要所の一つではないかとは思う。

28日水曜。
 夜、能年玲奈(現のん)さんの、「あまちゃん」放送当時のブログを熟読。放送への感想と、多くはないが撮影エピソードがときどき書かれていておもしろい。

 NHKオンデマンドでの「あまちゃん」の配信期間表示に疑義がありカスタマーサービスに電話をしたりメールをしたり。数日後にそれはNHKの記念行事の一環、広告宣伝の一種のための措置だったと了解。こんな自分が気持ち悪くなってきた。

29日木曜。
 午後、15時半の店番交代時間になって、そういえばノムが休みのため代打でぼくが一日フル番だった、と思い出す。となると妙に解放された気分が沸き起こり、やりたかった保留物の処理にじわじわと時間をかける。普段、番台の上に積まれた「すぐ処理を進める系」の山に手をつけないとなんとなく店員ノムとタイタイから白い目で見られる、という強迫観念があるから、保留物の方向付けは後手に回るのだ。

 深夜、ボーダーシャツを染める。何度か着衣の染めを試みているがイメージどおりにいったことがない。

30日金曜。
 夜、定例の大衆酒場を楽しむ集いで椎名町昭ちゃん。部屋が近かった学生時代にお世話になった。メンバーのAさんが数年前にこの集いで「次はスナックへ」としきりに言っていたのはその当時放送中だった「あまちゃん」の影響だったと知る。今ならとてもわかる。自己への気味悪さに耐えつつUさんに「あまちゃん」を薦めまくる(そうだそのつもりだったからNHKオンデマンドの第1話だけ先に配信終了させるように見える期間表記にこだわったのだ)。「銀木口」とメニューにあるので、なんでしょう銀の木口って、と訝しんでいると、「銀杏ですね」、、、と教わる、など。その日の手帳には「ひらゆきしめ」「土井善晴の塩むすび」とメモがある。

12月1日土曜日。
 Nさんは80代男性で膨大な紙ものコレクター。開店時からお世話になっていて、触りだけお聞きしたことがあったお話しの細部を午後ご来店時に語ってくださった。Nさんは結婚前に、ある画家の奥様のお姉さんとお付き合いをしていて、結婚を前提にマンションを購入したらお別れすることになってしまった。どうもおかしいと少し思っていたが、その女性は実はとても美しい男性だった。「仰向けに寝るときとかさ、首を隠すんだよ、ほらノドチンコが見えないようにさ、ノドチンコが。」とNさんは首の中央を手でさするのだが、それはノドボトケ、、、と思いつつなにも言えなかった。

2日日曜。
 午後、ご近所様へ数度目の出張買取り。新しめの英語参考書など。
 夜、M1グランプリを観る。毎年ジャルジャルを応援している。

稀書!束見本?
ハードカバーのゴルゴ13
小学館文庫版第7巻の扉から16ページまで(1折丁分)が延々とリピート。
繰り返される「狙撃のGT」冒頭。
B5判とA5判の2種。厚みは62mm、54mm。
f0035084_03571516.jpg
f0035084_03572025.jpg


# by ouraiza | 2018-12-17 02:30 | Comments(0)
雌雄    せと
11月19日月曜日。
 午前。細馬宏通さん著『今日の「あまちゃん」から』を参考に「あまちゃん」の復習。夕方から出勤して諸事。閉店後、こんどは少ししっかり「暦の上ではディセンバー」を踊ってみる、など。

20日火曜。
 プレステ2の「侍」、通常のロールプレイングゲームではなく、トライングゲームというか、違うものなのだと気付いた。

21日水曜。
 友人から椅子を貸してと頼まれ、椅子を取り出すためにそこに積まれた保留本たちを動かす。年末が近づきつつある焦りから、どうせなら商品化してしまえ、と着手。

22日木曜。
 保留物の商品化を続けていたら、失くしてしまったとがっかりしていた、去年の年末会議で書いた2018年の目標メモを発見。嬉しい。今年の年末会議で見直すのだが、もうでっちあげてしまおうと思っていた。

23日金曜。
 出勤して天井を眺めていたら、使っている全24本の蛍光管のうち5本が半切れしているのに気付いた。ちかちかと点滅する以外の劣化表現が蛍光管にあったのか。しかし少しの光量は発しているのでどうするべきか。店内の明暗の度合いで判断すればいいのだが、眼が慣れてしまっていて主観と距離がとれず正確に判定することができそうもない。

 夜、目白台周辺を散策。イチョウに雄と雌があり、ギンナンを周辺に落とすのは雌だけである、と教わり驚く。そうだったのか。さらに、銀杏という漢字には「いちょう」という読みも「ぎんなん」という読みもあるのか。まったく43年間ぼくはなにをしていたのか。情けない。

24日土曜。
 海外からのお客様、男性3人組が「きのこの本ありますか」とご来店。少しだったが全てお買い上げくださった。そういえば先日、やはり外国の女性が「のらくろはありますか」と。漫画は無かったが田河水泡展の図録、その他それっぽいものをお買い上げくださった。オリンピックすげぇ、と思った。

 保留物の片付けが楽しい。もしかしたら、「月末の金欠でとっておきをとっておけず市場に出品せざるを得なくなり切ない問題」へのひとつの解決法が、微妙だからすぐに商品化できなかった保留物を商品化する、ことなのではないか。

25日日曜。
 午後、隣区へ出張買取りお預かり。オリコンにびっしり詰めた雑誌の重量がヤバい。

 予想より少し早く買取りが終り、石神井公園駅近くの大手チェーンではないカラオケ屋さんへ。「あまちゃん」から「潮騒のメモリー」、「〜ディセンバー」を熱唱。楽しい。

売切です。藤田嗣治画、銀座コロンバン包装紙。
f0035084_23523125.jpg
 

# by ouraiza | 2018-12-16 23:19 | Comments(0)