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庫    せと
10月14日月曜。
 先週に続いて、ある学園祭で販売される予定の商品を仕入れるため市場で入札。
 会場であいさつを交わしたO花屋さんが、「あ!せとさん首から長い毛が生えてる!」と発見してくれたので抜こうとすると、縁起が悪いから抜かないほうがいい!と止めてくださった。そこでなんとなく”長い毛”にまつわる話を披露する。ある日運転しながらなにげなく左の鼻の穴の鼻毛チェック中の指に、サラッと長い一本に触れた感触があった。つまんで引っ張り抜こうと指が感触を追いかけ、やっとキャッチに成功。ぐいっと力を込めて引っ張ると、ちょうど左の乳首の体内側の一点に、指先の引っ張りと連動して吊り上げられる感覚があり、驚いて力をゆるめてしまい引き抜きに失敗。まさか‥‥と愕然としながらもこの猛烈な違和感を放っておくわけにはいかず再挑戦。一度目よりも容易に毛の先を捉え、覚悟とともに思い切り引く。テンションの限度を超えたチクッという一瞬の痛みが左乳首の内側、心臓と乳首の間に走り、数秒をかけて約30センチの毛を鼻の穴から抜き出した。その毛は約5センチごとに色が変わる、虹色のパターンをしていた。「あぁ‥‥真剣に聞かなきゃよかった‥‥」とO花屋さんは去り、ぼくは首の約3センチの毛を指先でつまんで引っ張った。
 早足で1時間かからずに入札を終え車に戻ると駐車違反のシールがフロントガラスに貼られていた。

 先月、4年前に病気で倒れ、去年から入院中の父が元気だったころに篤く馴染みにしていた居酒屋の店主Mさんから電話があった。Mさんは一人暮らしの父のアトリエでの仕事や生活を手伝ってくれてもいた、父にとって一番身近な親しい人である。
 「あのさ、お父さんの隠し金庫の場所、知ってる?絶対他人に喋るなって言われてたから、お父さんが倒れてからも一応黙ってたけど、こんなに入院が長引いちゃうとなにが起こるか分からないし、そのままになっちゃうとご家族に申し訳ないし約束もこうなったらもういいだろうから、伝えたいんだよね。場所を言うのが難しいから一緒に開けてみましょう」
 父が金庫に金を保管していて、その情報をMさんと共有していた時期はいつごろだろう。倒れる少し前の時期、父はある個人的活動のために貯金をかなり使い、おい金を貸せ、と日銭にすら困っているぼくに電話をかけてきたぐらいだったので、その金庫に大金が眠っている可能性はほとんど無いと思われた。
 そして今日の午後。時間がとれたのでMさんと実家にて落ち合う。バールとペンチなどの工具をとりあえず集め、父が寝室にしていた部屋へ入る。ここだよ、とMさんは床に敷かれた畳を指差した。床に置かれていた物を隅に寄せ、バールを駆使して思ったより厚くて重い畳を1枚持ち上げる。すると畳の下の木の板に手を差し込める穴があり、その板を引き上げられる仕組みが作られていた。ほらほら、とMさんが穴に手を掛け引き上げる。底にもう土が見え、その上に厚いビニール袋に入った手提げ金庫があった。こんなに厳重にビニールで包んでも水分に侵されてしまうのだな、と一角が錆でぼろぼろになった金庫を眺めた。
 持ち上げて振ってみた感触ですでにおおよその結論は胸中で判明していたが、その場にいた誰もそれを口にはしなかった。とりあえずダイヤル式の金庫のナンバーにまったく手がかりがないので力ずくで開けてみよう、とMさんが鉄切りノコで錆部分を一度引いただけでボロっと錆びた一角がはがれ、内部を確認するには充分な大きさの穴が開いた。
 何も入っていなかった。正確に言うと、念のため穴を下に向けて振ると、4個の乾燥剤が床に落ちた。

 夕方から店で名画座手帳2020古書往来座販売特典「OLYMPIC FLASH 旧作邦画の運動会」(思いついた初期のタイトルは「OLIMPICTUERS 旧作邦画のオリンピック断片集」だった‥‥「オリンピクチャーズ」が、あれ?ださい!?ような気がしてきて変更。)作成に集中。ぼくは邦画に疎いのだが、編集部の皆がかんがえた案がとても可笑しくて笑う。キャプチャー画像を作りながら、ああ、音声と動きがあればもっと楽しいのに!と少し残念な思いも浮かぶ。

10月15日火曜。
 『名画座手帳2020』が正午に近い午前に納品されるはずだったのに遅刻して受け取れず。あわてて再配達の手配。

 夕方、無事『名画座手帳2020』が納品される。1000部、ダンボール13箱。ちらっと箱を開けて製本具合をチェックすると、とてもビシッと決まっていて嬉しい。ちょっとビシッとしていないだけで1000部全部が心配になり、心の片隅にその気掛かりが販売している期間中ずっと染みつき続けることになってしまう。今年はそれが無さそうで、とても嬉しい。やや懸念されていた「水無し印刷」(細かさや鋭さは強くなるが、発色はやや薄くなる、地球に優しい印刷方法)という技術による文字のパキッと感の薄さも全然気になる程度ではない。性格が少し穏やかになった、と前向きに思える。

10月16日水曜。
 午後から毎年恒例の作業、店の奥を封鎖しての『名画座手帳2020』の商品化。帯を巻き付録をポケットに入れ、店の販売分には特典も入れ「特典入り」の小片値札を付け、シール付きのOPP袋に入れる。まずamazon販売分100部と店販売分300部を完成させ、残りを少し進めたところで今日を終える。これも恒例となりつつあるラーメン福やさんでの井上さんムトさんとの軽打ち上げ。この日の手帳欄外に「SUNSET DINDIN」とメモがあるがこの日のことなのかどうか思い出せない。

10月17日木曜。
 昨日の続きの『名画座手帳2020』商品化作業をずっと。夜早めに終了して売り場の準備。柳家小三治さんとのんさんにいただいた直筆原稿を額に入れる、など。
 作業を終えて話していると井上さんがものの外観のことを「ルック」と言っていて、そうか今まである点について上手く言い表せなかった言葉は「ルック」だったのか、と教わった。

 深夜、プレステ2の「デビル・メイ・クライ3」をクリア。秀逸な操作性、アクション感。しかしやはりキャラクターに思い入れを持てない。クリア特典である別キャラが主人公になるバージョンでもう一周やり始める。
 
10月18日金曜。
 ノムと少し早めに出勤して開店準備。『名画座手帳2020』販売開始。

 午後、道に迷いながら神保町シアターさんに納品にうかがい、市場に出品。この時古書会館のトイレに使っている『名画座手帳2019』を置き忘れてきてしまった。店に戻ると会館の職員さんから手帳を預かっていると連絡をいただいていた。記名をしているわけではないのになぜぼくの手帳だと判断してくださったのか。中のわけのわからない駄アイデアや、酩酊して書きなぐった「おっぱい」など、恥ずかしくて仕方ない。このブログを書くのにも手帳の過去のメモをつなぎあわせて思い出しており、今や必需品なのだと改めて思う、新版発売の日。

 郵便局へ大きめなダンボールを2つ台車で持っていく。配送時の注意事項を選べるのだがその中に「上に他の荷物をのせない」という項目があり、もし配送を依頼した客が全員この「上にのせない」を選んだ場合大変なことになりますねぇなどと局員さんに話し掛けると、局員さんは両手を前方に出しそれを思い切り広げて平面に広がったダンボールの海を表現しながら、いやそりゃこんなになっちゃいますよ、とお応え下さった。海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり、寺山修司の歌を唱えながら店に戻り、短歌の棚に寺山の歌集があるかチェックする。無かった。

 夕方、毎年恒例の、御会式の一番賑やかな日に知人たちが集う会場にムトさんのお母様が作ったおでんの鍋を運び、会場の椅子を出すなど準備をする任務。ひととおり済んで落ち着くと、まだ本番である万燈行列が始まる前に、会場主であるK会長が用意してくださったご馳走と缶ビールを少しいただき、店に戻る。本番のあのトランスフィーバーに混じってしまうと頭とこころの軸が狂ってゆがむ可能性が高く怖いので、なるべく店にいるべき大事な『名画座手帳』発売日を10月18日に設定している。

10月19日土曜。
 名画座手帳のことで慌ただしかった時期が終わってやっと通常運転ができるかと思ったが、片付けの終わっていない細部がぽつりぽつりと続出し、結局まだ平常には戻れない。

 夜、テレビをつけると「B-CASカードが読み取れません」という表示。テレビを観るのにアンテナと電源以外に必要なものがあったなんてまったく知らなかった。
 B-CASカードを使わないアマゾンプライムでアベンジャーズ追跡、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」観る。

10月20日日曜。
 午後、学園祭企画の商品を納品。狙っている構成は難しくご期待に応えられたとは言えないが、僅かな新局面はお渡しすることができたかもしれない。
 夕方店に戻るとチャックが全開だったことに気付く。ぼくが驚いてそれを告白すると、知り合いのお客様が「社会の窓!あれ、社会の窓って昭和〜!」と仰る。確かに、令和ではなんだろう。ソーシャルウィンドウ。などとかんがえながら帰る。

 「いだてん」ラグビーのため無し。
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by ouraiza | 2019-11-29 04:26 | Comments(0)
ハギビス    せと
 ガソリンスタンドで給油口のフタを運転席に座りながらレバーを引いて開けるのだが、たいていそのレバーの場所を記憶しておらず手に触ったレバーを引いてみるとシートががくんと後ろに倒れるのだ。恒例行事なのにその瞬間の動作に意識を集中したことがなくいつも新しい経験に感じて慢性的不慣れなのは、いつも行くセルフサービスガソリンスタンドの場合、車を降りた後の給油マシーンとの付き合いがうまくいくかどうかの方に気をとられて緊張しているせいである。

10月7日月曜。
 ある大学の学園祭で本を売る会からの依頼がありめったにしない市場での入札。限られた予算なので本気の勝負(しても負けるけど)ではなく、ニッチなラッキー狙いの暢気な入札を数点。気が楽で愉しい。

 池袋から日暮里までの山手線の切符ナンバーが「0583」。8月15日月曜日の”0583の奇跡”に続いてまた0583。帰路は徒歩なのでナンバー無し。
 夜、橋本ハッチ倫史さんと居酒屋おれんちさんにて倒れてくる布団を背中で抑えながら軽会議。例によって議題を逸れて浮かれて喋る。

10月8日火曜。
 午後また番台で異世界に遊泳中、お客様が外からドアをちょっと開けて雨降り始めたよーと教えてくださった。とても救われる。しかし甘えてはいけない。このあいだは盛大に濡らしてしまった。

 小山を仕分けして値段付け。
 「煙草臭」と注意書きに書くとなまなましいので「スモーキー」と書いてみる。

 夕方、市場へ出品。

10月9日水曜。
 小山を数個まとめて仕分け、値段付け。

 名画座手帳2020自店販売特典の準備。今年は唐突に表紙をコラージュというものをしてみようと思い、目についた古い雑誌の一角などをひたすらコピー。

 午後、印刷会社さんが『名画座手帳2020』の表紙タイトル部分の箔押し具合を見せにきてくださる。くっきり押されていることと、行間を僅かに広げ、数字を僅かに大きくした点を確認、とてもきれいに押されていて嬉しい。
 夜、午後いただいて持ち帰った表紙のサンプルをじっと見ていて、あ、と気付く。タイトル全体が指定より左にある。このままの位置でも昨年と変わらず落ち着いたマイルド路線ではある。しかしこのままでは若干でも変化を求めた試みのスタートラインに立てない。午後に気付いていればよかったのに。悩みつつ印刷会社さんにメール。

 夕食中、テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」に前島幹雄さんが出演なさっていて食べていた冷奴を噴き出す。最近では数ヶ月に一度、ランニングシャツと短パンで颯爽とご来店くださる。15歳からの日記、すごい。

10月10日木曜。
 夕方、古書会館にて会議。
 夜、編集部皆に集まってもらい、店で印刷会社さんと昨日発見してしまったタイトルのずれに関する協議を番台下に保存していたワインや日本酒を空けながら。極々微小な版元として、細部の問題に心的エナジーを同じように使ってくださる対応があることに安心し、前を見ることができた。そのときのメモに「パン」「セカンド」「赤とんぼ」とあるが、なんのことだったかわからない。

10月11日金曜。
 昼に出勤したときからずっとWi-Fi Girlが店のすぐ横、南側の窓からよく見える場所に佇んでWi-Fiしているので落ち着かない。缶チューハイと、新しいアイテムである電子タバコを交互に上下しながらスマホをご覧になっている。店の諸事に集中しようとしてもなんとなく窓の向こうが気になってしまう。いつか「なにを観てらっしゃるのですか?」とお尋ねしてしまいそうで怖い。17時頃にはいらっしゃらなかった。
 
 夜、隣県へ出張買取り。美術、デザイン、村上春樹。

 猛烈な台風がやってくるという予報で、明日どう対処するのか、今日のうちに決断を下さねばならないかのような利口な声がうるさい。予報は確報ではない。準備をするに越したことはないが、どうなるかはっきりわからない、という前提を完全に無視して決断を急かされて、イヤ。

10月12日土曜。
 午後2時、「オレァ営業する!!と出勤しましたが、道中傘が壊れ全身びちょびちょになり、店内にいるだけで水害を起こす、ムレムレハゲおじさん玉ノ裏状態、なので帰ります。12日土曜日。古書往来座は臨時休業しております。」とツイートし、オーニングテントをいつもより硬く閉じ、外のペンダントライトの傘をはずし、コンセントと電源コードをビニール袋で包むなど台風対策。猫のエサと自分のエサであるあたりめを買い帰宅。通りに人がいないのに肉のハナマサが混雑していて不思議だった。
 荒天で延期などご苦労をなさっていた沖縄の古書ウララさんの店舗前、解体される予定の公設市場のシャッター前での古本市が無事開催されたことを暴風の轟音に包まれながらツイッターで知り、列島の距離を想う。

10月13日日曜。
 午後出勤して、どうせなら、と昨日取り外したペンダントライトの傘をスプレーで塗り直すなど諸事。

 母から昨日の台風19号ハギビスで大きく傾いた実家のブロック塀、倒れた庭の木の画像が送られてきた。ハギビスはフィリピン語で「すばやい」という意味とのこと。

 「いだてん」観る。満州における軍人ではない日本人の戦中と戦後。おもしろい。志ん生がいたのは満州のどこだろうか(劇中に表示があったのかもしれない。ネット軽検索では「満州」しか見つからず。満映の関連での仕事ということから首都の新京だったのだろうとは思う)。志ん生(1890生)は1945〜1947/1月に満州のどこか、木山捷平(1904生)は1944〜1946年に満州の新京(長春)にいた。満州での戦後の難民生活をどちらも経験。wikipedia引揚者一覧(木山捷平無し)。

<組み立て完成済み 大人の科学 テルミン>売切
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by ouraiza | 2019-11-29 04:19 | Comments(0)
セパ    せと
9月30日月曜。
 大学の学食でバイトしているムトさんが、「大丈夫」は難しい、と言う。カレーを注文した学生に「福神漬けはのせますか?」と訊く。
・「あ、大丈夫です」=「福神漬けを食べることができるのでのせて」
・「あ、大丈夫です」=「必要ないのでのせないで」
の、同じ応えなのに発生する解釈が逆な2パターンがある、とのこと。確かに難しそうだ、と思う。

 昼から出勤して店内奥を封鎖しての山脈仕分け作業の続きに集中。

 夕方18時の閉店時間を少し過ぎてやっと終わる。嬉しくてよしゃー!と叫ぶ。

 夜、「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」を観賞。長瀬くん素敵。マザファッカーー!♪

10月1日火曜。
 市場準備をして夕方出品。

 夜、岐阜から徒然舎のツレッチとタイコーちゃんが遊びにきてくれて食事会。タイコーちゃんのある買取り経験談が尋常ではなく面白く、ちょっと酒席で聞いただけで物語をここに書くわけにはいかないが、痛いほどに感じ入る。それは偶然の重なりが生んだ奇跡ではなく、思い違いから生じたコメディでもなく奇妙なオカルト話でもない。生きている人間同士に古本業がからんだ、長期間に育まれたヒューマンドラマだった。その続きを早く聞きたい。いやしかしその続きを心待ちにするような、展開の妙に要点があるのではない。

10月2日水曜。
 出版社に漫画を持ち込んでるんだけどダメなの〜とりあえずなにか面白い本紹介して。とおっしゃって不確かだが2年くらい前に一人の女性がいらっしゃった。ひとまず手近なものを選んでお渡しした。そんなことが数回あって、今日いらっしゃった彼女からついに単行本を出版なさったとお聞きした。販促用の小さなチラシをいただき壁に貼る。なるべく目立つところに貼る。

 久し振りに「今日必ずやらねばならぬこと」が無い日で伸び伸びする。よく探せばなにか急務があるのかもしれないというザワつきは無視する。思いつく店の業務を徒然なるままにチクチクやる。それが一番楽しい。

 夜、B5サイズのプラスチックケースが必要になりレジから経費として108円を抜いて握りしめ、徒歩2分の100円ショップキャンドゥに行く。いつもの棚からいつものように抜き出してレジへ行き、握っていた108円をコイントレイに置く。いつもの店員さんがにこりともせずに「110円です」と言う。あ!!と驚いて手ぶらで店に帰る。

10月3日木曜。
 思いついたことをなんとなく進める伸び伸びデイの続き。

 夕方取材。ライターさんが三角定規がなぜか大好きで、ただ「三角定規」と書いた紙を壁に貼っていた時期がある、とのこと。店に長年置いてあった売り物の三角定規をお買い上げくださった。

 「尾を振る犬は打たれず」と手帳にメモがあるがどんな流れで出てきたか思い出せない。

10月4日金曜。
 隣区へ出張買取り。久し振りにまとまったF1関連本を見る。バイトをし始めた頃だから1995年くらいか、たくさんあった。F1雑誌を2冊買取りに持ってきたがその安さがショックだったようで、当時20歳のぼくにバカー!と言って店から音速で走り去っていったおじさんを唐突に思い出す。約25年前。

 夕方病院へ父の見舞い。

 夜、プレステ2「デビル・メイ・クライ2」をクリア。やっぱり登場キャラクターに肩入れできない。すぐに「デビル・メイ・クライ3」を始める。またさらにキャラクターが感情的に遠くなっているが操作が面白い。

10月5日土曜。
 ノムに少し早めに出勤してもらい、急いで市場に出品へ。

 夜、池袋東口の居酒屋にて古書組合北部支部の座談会。東京古書組合が企画している組合設立100年記念誌に使われる原稿のため。ぼくは書記なのでレコーダーを2つ用意して参加。歴史をお聞きし楽しい。重要なキーワードをいただけた。

10月6日日曜。
 脳がチカチカ明滅するので長く眠る。
 
 午後、セリーグCS、横浜vs阪神をテレビ観戦。

 夕方出勤。ご常連の大学講師になりたてのお客様が以前来てくださった時に、職場ではセクハラ派をセ・リーグ、パワハラ派をパ・リーグと呼んでいると仰っていた、とノムから聞いた。なんと上手なネーミングか、と手を打つ。

 夜「いだてん」。開始から終わりまでずっと眼が潤んだ。1940年、東京オリンピック中止。

<本に挟まっていた古い葉>販売中。
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by ouraiza | 2019-11-24 23:54 | Comments(0)
あわい    せと
9月23日月曜。
 昼、名画座手帳2020の付録、井上さんの手書きによる「東京撮影所散歩2020」の原稿に区名を入れる作業を急ぐ。
 午後からポポタムさんにて壁のペンキ塗り。現状塗られている白いペンキは「クリアホワイト」だった(それを記憶しておくのは至難の業だ)のだが、どっちだったか悩んでポポタムさんが選んだペンキは「オフホワイト」で、当初塗りながら同じ白でありながらも生じるクリアとオフの絶妙なあわいが心配だったが、全面オフになると落ち着いた雰囲気でとてもいい。

9月24日火曜。
 名画座手帳2020の帯の直筆原稿を郵送にていただく。素敵。スキャンをしてレイアウト図にあてはめる。

 名画座手帳2020の往来座限定特典「OLYMPIC FLASH」の準備を少し。

 再始動の予定があるローテクスクリーム系バンドBOEESの譜面を案配。

 うっかり番台で異世界旅行をしていて突然降り出した雨で外の雑誌をびしょ濡れにしてしまう。ちょうど見切って入れ替えせねばという時期でよかったが、あんなに濡らしてしまうのは初めてでショック。始めから予定にない突然の雨の場合、うっすら降り始めた段階でお客様が「雨だよ!」と教えてくださることが多かったので、甘えてしまっていた。

 夕方、市場へ出品に行く。とても急いでいたのでドS書房Aさんに見つからぬよう忍者になっていたのだが、作業を終えて車に乗り込む寸前に「おいコラー」とAさんに呼び止められた。しかしここまでくればあとはエンジンをかけてアクセルを踏むだけ。発車と同時に後ろでAさんがまだ何か呼びかけている。仕方がないのでよく聞くと、「オイ、ドア開いてるぞー!」。ぼくが車のサイドドアを開けっ放しで走り出そうとしていたのだ。

 夜、参考意見をうかがいたくて天才・顔ハメ太郎さんをお招きして、名画座手帳2020往来座限定特典「OLYMPIC FLASH」の会議を居酒屋で。ところがちょうどその時間帯が西武ライオンズがリーグ2連覇をするかどうかの試合中で、厚い西武ファンの顔ハメ太郎さんはスマホでの観戦に夢中であった。そんな中でもナイスなご意見をいただく。ライオンズがパリーグ制覇。

9月25日水曜。
 諸事。中山に値段付け、など。
 
 小さな女の子がドアの外にいるお母様に指示されて絵本と小銭を握りしめて店内の番台にいらっしゃった。300円ですよーと小銭を受け取り絵本を袋に入れて渡す。女の子は照れくさそうにありがとうございます、と言い外で待つお母様のところへ戻る。少し後に、外からドアを開けてお母様がぼくに尋ねる。あの、お釣りってなかったでしょうか? お母様は消費税が本の値段300円に加算されても大丈夫なように350円を娘に握らせていた。ぼくは女の子が300円ぴったりを手に握って勇気を出して精算の場面を経験しにきてくれたと、そんなシーンに少し緊張して思い込んでしまい、渡された小銭をろくに数えずに女の子との精算を終えてしまったのだ。内税表示であることを当然だと思い込んでいるのも間違いで、お母様に謝罪し50円をお返しする。

 夕方、U医院にてジンマシンの薬を追加してもらう。

 気掛かりの組合北部支部関連の宿題をやり始める。

9月26日木曜。
 名画座手帳2020の付録データを作る。

 組合関連資料読みをノートにまとめる。北部支部の歴史について、なので昭和平成史と比べたくて、ジュンク堂にて岩波ブックレット『年表 昭和・平成史 新版 1926-2019』を買う。

 午後、4階建て小型アパートの4階なので共用アンテナがベランダにあり、電波障害予防アンテナ工事の業者さんが家に来る。3つのアンテナが立っているが、実質的に使われているのが1つだけだとわかった。

 夜、大音量ストレス解消バンドBOEESの練習を高田馬場バズーカスタジオにて。思っていたよりとてもよくできて驚く。

9月27日金曜。
 組合関連の書類作り。

 古書会館にて、保存している資料を見せていただき調べもの。北部支部の支部員数の変動をメモ。店に戻ってエクセルでリスト作り。

9月28日土曜。
 東北から断続的に店に買い物に来てくださるお客様がこのブログを読んでくださっていて、大丈夫ですか、と心配してくださっていた。省みるに、暗めな話題にあぐらをかいている自分が恥ずかしくなる。希望は待っていても向こうからノックしてくれない。がんばらねば、と思う。

 夜、奥に積みっぱなしだった山脈にやっと手をつけ始める。思った以上に線引きがあり、イメージしていた方向性を改める。

9月29日日曜。
 昼から山脈切り崩しの続き。ガレージに出して一気にやろうと計画していたが、高確率の雨予報だったので店内奥を封鎖して集中して作業。

 深夜、先週と今週、2週分の「いだてん」をオンデマンドで視る。古書会館への行き帰りに使う道、白山通り沿いに講道館があり、帰り道にたいてい長い信号待ちをしている横に嘉納治五郎の銅像が建っている。今度しっかり拝礼したいと思う。軽検索によると、1936年(逝去2年前 1940年幻の東京オリンピック開催決定の年)に原型が制作され、作者は朝倉文夫。

<国連切手ストック・アルバム 切手約150種入り>販売中
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by ouraiza | 2019-11-24 17:16 | Comments(0)
蕁麻疹    せと
9月24日月曜。
 午後出勤して諸事。
 18時の閉店後店を出て明治通り対岸のセブンイレブンで買い物をしながらイヤな予感。店を出る時にシャッターを閉めているぼくを横の防災看板に寄りかかってなんとなくうかがっている男性がいた。精算が終わってすぐにイヤな予感を確認しに対岸の店を眺めると、さっきの男性が、店の入り口横に停めっぱなしにしている普段使いではない店の予備自転車を少し移動させてかちゃかちゃいじくっている。明らかに自転車泥棒をしようとしているので道を渡りながらおいおいー!と叫ぶ。男性はこちらに気付き自転車いじりを止めて両手をひろげて何か?みたいなポーズ。年老いて身を潜めていた海賊のような白人男性。パーカーのフードをかぶり大きなマスクをしている。「倒れてたからなおしてるんだよ」「風もないのに倒れるわけないだろ。やめろよもう」「あ、あなたのこと知ってる」「ん?俺はあんたなんか知らないよ」「あなた中国人でしょ?」「・・・・はいはいそうそう。で、自転車は盗っちゃダメ」。よれよれの海賊はニタッと笑って隣のローソン100へ入っていった。しばらく様子を見る。疲れる。そんな敬老の日。

 夜、ポポタムさんにて店内壁工作のための軽会議。画家のミシシッピさんから「小鋲」を教わる。

9月25日火曜。
 店の外に棚を出す開店作業中、明治通りの歩道を「ぶっ殺してやる!」と拡声器みたいな大声で繰り返し叫びながら歩いている男性がいた。ぼくとすれ違う寸前で叫びを止めて明治通りを対岸へ渡った。数分後ふと対岸に目をやるとさっきの絶叫男が道沿いの定食屋さんのおばちゃんと何かを話しながらその定食屋に入っていき1分もしないで出ていったのが、棚を外に出す合間に目に入った。なんかイヤだな、と感じながらも店を空にして確認に行くわけにもいかず、そわそわと祈る。結局多分、なにごともなくてよかった。そんな火曜日。

 名画座手帳2020の制作費のため、日本政策金融公庫の契約書を清書。

 夕方、写真専門学校の生徒さんから、学校の課題のために店内で撮影取材をさせてもらえないかという突然の申し出がある。もちろんOK。しかし軽い撮影だと思っていたら、簡単ではない質問ががっちり多く投げられてきて驚き、腕だけのスイングでボテボテのピッチャーゴロばかり打ち返す。

 ビル・ゲイツ系店員タイタイが、Airペイから送られてきたキャッシュレス決済グッズのアイパッドを操作して登録設定をしてくれた。

 夜、アベンジャーズ追走で「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」観賞。

9月18日水曜。
 やらねばならぬことから逃げているのでその他の作業を焦点が合わないままこなして時間を過ごす。結局延期する。
 
 名画座手帳2020のホームページ、オンラインストアを作る。基本の部分は前年版を複写貼り付けするので楽。ところがホームページのなんというのか、HTML言語というのか、がぐちゃぐちゃで文字サイズなどがうまく反映されず細かい部分で悩む。アマゾンの登録までは間に合わず。

9月19日木曜。
 ある責務(組合関連の資料読み)から逃走中のためピントの合わない諸事複数。

 名画座手帳2020をアマゾンに登録。

 夜、アベンジャーズ追走で「ドクター・ストレンジ」。魔法シーンを観ていたら脳が痺れて途中で寝る。

9月20日金曜。
 ショーウィンドウのあの本ください。と外からショーウィンドウをご覧になって店内帳場のぼくにお声掛けくださるお客様。その本を取り出して「2万円です」とお支払いの段取りへ移る。驚いているお客様が「2000円じゃない?」。パソコンで刷り出した値札にはくっきり¥20000とある。そりゃ、あすみませんやっぱりいりません、となる。以前はバス停に停まったバス車内からショーウィンドウを眺めて後日買いにいらしたお客様が32400円を3240円と間違えていた。

 女子高生が『こころ』はありますか、と番台へいらっしゃった。あります、と漱石の文庫の前へご案内して新潮文庫を取り出す。しかし彼女は、お父様がとても好んでいた岩波文庫で探している、とのこと。お父様へのプレゼントではなく、自分が読むための岩波文庫限定の『こころ』。ワイド版岩波文庫の『こころ』も偶然在庫があったので提案したが、普通の岩波文庫でなければ、とのことだった。久し振りにそういう観点に触れ、新鮮だった。

 先週の出張買取り3daysで集った普段より多めな市場ものを準備。
 想定「チャキチャキ」が実際「チャ」まで。老い。

 夜、プレステ2で「デビル・メイ・クライ2」を始める。

9月21日土曜。
 夜明け前、急に猛烈に四肢が痒くなりまったく眠れなくなる。ヤバそうなものを体内に入れた心当たりがなく、尋常ではないので朝を待ってU医院へ。ウィルス性ジンマシン(蕁麻疹、なんと難しい漢字!)、だった。人間は日々たくさんのウィルスを体内に入れていて、極たまに個別のアレルギーと相性が悪い奴がいて反乱を起こすのだ、とU医院のイケメン先生に教わる。地黒なのでよく見えなかったが、じっくり確認すると背中と四肢に無数の赤い斑点の狼煙が上がっていた。

 夕方市場に出品へ。

 薬が効いてぐっすり眠る。

9月22日日曜。
 夕方、前野町ビバホームで材料を調達し、ポポタムさんのギャラリースペースの壁にベニヤを張る。建物の通例としてどうしても少し直角ではない壁に直角なベニヤを張る難しさ。なんとか終える。大きめな工作のとき必ずヒザを地面について酷使してしまいズボンの劣化を早めてしまうので、防止のためにヒザに養生テープを貼って巻いていたのだが、それがとてもうまくいった。
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by ouraiza | 2019-11-24 03:51 | Comments(0)
3daysと空想    せと
9月9日月曜。
 恐怖のタイフーンハイウェイから生還、ふわふわして長く眠る。

 夕方から名画座手帳2020の会合。めでたく校了し乾杯。次の小さな企画アイデアなどが出てきて楽しい。ぼくが長野に行っていた期間がまさしく校正の最多忙な大詰めで、その現場から逃走できてよかった、と内心ほっとしながら飲むエビスビールが普段よりビター。

9月10日火曜。
 連絡事項、名刺を案配、父親関連の書類作成、など。

 5年、いやそれ以上前だったか、店員の間で「キリストさん」と呼ばれていた、呼称どおりの特徴的な学生が店に来てくれていて、その純粋な求道ぶりに接するのがいつも楽しく刺激をもらっていた。学生のお客様の常として数年のうちに卒業や旅や引っ越しで新しい生活環境に移動していってしまう。彼もその一人。今日の午後、ふと店に入っていらした時から、あれ、もしかして、という勘があった。胸まであった長髪はさっぱりしているが、後ろ姿の上着のヨゴレは、そんな表層を一向に気にしなかった彼のものだという直感もあった。そのお客様が奥に吊るしてあった細身の道場着を手にして番台前にいらっしゃったときに確信した。と同時に彼のほうからも照れくさそうに伝えてくれた。とっても嬉しくて浮ついてしまう。隣の県で農業的なことをなさっていると聞いた。

9月11日水曜。
 組合関連の大事な書類を失くしてしまったのだが、大先輩がコピーを届けてくださった。最近ネット販売好調でお店を閉めた大先輩が、まだ店なんかやってるの、プププー、とお笑いになる。

 出張買取り3daysの1日目。
 隣区の文芸関連のお仕事をなさっていた方のお宅へ。1980年代周辺の出版業界のオーラの一端が如実に書棚からにじんでいる。中型ワゴン車で2往復。21時過ぎに終了。

9月12日木曜。
 昨日の出張買取りを反芻してボーッとする。
 
 出張買取り3daysの2日目。午後急いで車から昨日の荷物を降ろし、極ご近所様へ。映画の基本線、オリコン不足にて縛りで10本。

9月13日金曜。
 昨日入荷した映画の大山を値段付け。

 長野での写真をまとめる。せっかく懐かしい方々とツーショットを撮ったのにぼくが半目ばかりで悲しい。

 自然と立ち現われる手近のやらねばならないことに時間を割くのでずっと前から計画している工作に手をつけられないモヤモヤが募る。以前はそのやらねばならないことをやらなくてもいいことだと放擲したので工作計画を長期間待つこともなく実現できていたのだろうか。いや、やらねばならいことを済ますスピードが今よりも早かったのだ。やらねばならないことを行うスピードが遅いせいでやりたいことができない、というさらなるモヤが立ち込める。

 出張買取り3daysの3日目。主に雑誌でオリコン4.5個。出張買取りを職務のメインになさっている形態の古本屋さんはほんとに心身のエナジーが凄いな、と、ほんの少し規模が大きくもない宅買いが続いただけで思う。早く帳場という温室でぬくぬくと冥想したい。

9月14日土曜。
 諸事後、郵送買取りの4箱を査定、仕分け。

 昨日のオリコン4.5個を仕分け、値段付け。

———— 
再開発でその中央に屋外劇場が作られた池袋西口公園。
空が明るみ始めた早朝、端に置いてある公共ゴミ箱の内部を1匹のカラスが突つきながらアー!と鳴く。
ドローンカメラ:西口公園の変化を確認しながら少しずつカラスから離れ徐々に対面の端に向かい、ひとりの男を捉える。
カメラが男に近付きすぎてその全貌は見えない。かぶっているらしいキャップがちらっと映る。
男もやはりゴミ箱に手を突っ込んであさっている。突然アー!と叫び捨てられていたエロ本をゴミ箱内から拾い上げ「(ヨ)ッシャ!」とガッツポーズ。
——転換
カメラ:青空に白い雲がゆっくり流れている。カメラも空を眺めながら一方に流れている。
水の流れる音。鳥のさえずり。シタールの音色が小さく聞こえる。
アーー!という男の叫び声。「飽きた飽きた!飽きたーー!!」と歌うように叫びながらザバッと浮いて流れていた川から陸に上陸するびしょ濡れの男の背中。白いタンクトップ。全貌は見えない。
ドローンカメラが男の背中から垂直に上方へ飛び、ガンジス川とインドの町並みを映す。
——転換
マンションのエレベーター内の半グレ風の二人の男。
「ったくうっせーな、何年も前の伝説のヤローなんか興味ねーんだよ、ちょくちょくオッサンたちが自慢顔で言いやがるやつら、知ってるか?なにがトラブルシューターだよマジうぜーな。」マサキが言う。「あー、あれっしょ?マサキさん、いい情報めっけたんすよヒヒヒ」ともう一人の男Aがチャラく返す。
エレベーターが4階でとまりドアが開いてマサキ(演:菅田将暉)と男Aが出てくる。男Aがドアの鍵を開け、カーテンが閉めきられ数人の男たちが携帯電話を耳に当ててなにか喋っている薄暗い空間に二人が入る。
マサキ:部屋内の通話を終えたばかりの一人の男Bに向かって「今日はどうだ?」
男B:「あマサキさんちわっす!お疲れ様です!6件取りました!受け子も回しました!ヨユーっす!」
背景に他の男たちが喋る声「あ、母さん、俺だけどさ、俺俺!失敗しちゃってさぁ急に必要なんだよ金が」
男A:「ほらほらこれ、ちょっと調べたらすぐでてきたんで」と電話番号が2件書かれたメモをマサキに渡す。
マサキ:「ふーん、まぁ、、、」ニヤリと笑う。
——転換
サウナ。かなり古びている。
受付けに置かれた電話が鳴り、あくびをしながら腹を掻き眠そうに男(演:渡辺哲)が受話器を取る。
「あーー?んなやつぁとっくに死んだよムニャムニャ」眠そうに男が受話器に答える。
——転換
フルーツショップ。やや古びている。
店の番台で鳴っている電話。奥の部屋から韓国の男性アイドルが歌っているテレビの音量をしぶしぶ下げイライラしながら出てきた女(演:森下愛子)が受話器を取り少しの間の後「うるせぇぇぇーー!」
2つの受話器が同時に強く叩き付けられ切られる映像と音「ガチャン!」
即オープニングテーマ:「忘却の空」SADS(新録音)
テーマ最終盤にタイトル:「池袋ウェスゲートパークⅡ」

 レギュラーかゲストかはスケジュール次第だが、小松菜奈さんと高良健吾さんと濱田岳さんには出演をオファーせねばなるまい。いや、ロマンが過ぎるし原作を読めばいいことだ。

 などと助手席のムトさんと空想しながら病院へ父の見舞い。
 先週末の長野での件を報告する。故郷の話をしていると、父に僅かではあるが張りがでる。

9月15日日曜。
 手創り市とみちくさ市が同時開催される雑司が谷ハレ日。早めに出勤して開店。

 夜、プレステ2の「デビル・メイ・クライ」をイージーモードでクリア。いまいち心情的に没入できぬままシナリオを追っただけの感がある。クセになるアクション操作で、続編が楽しみ。

 「いだてん」観る。

「事件記者」サウンドトラック 販売中。
 
 



by ouraiza | 2019-11-19 03:08 | Comments(0)
山    せと
9月2日月曜。
 午前中、金融公庫にノムと二人で出向き名画座手帳2020作成の資金調達面談。担当の方が去年と同じで話が早く助かる。消費税を期限内に納めてください、と去年推定20歳以上若い彼女に叱られ、今年も無理だったので叱られる覚悟だったが、その点について御スルーくださった。
 帰路、南池袋公園近くにできたブルーボトルコーヒーで甘い一発をテイクアウトして一息。おいしい。

 午後、ユニクロにて同じジーンズを3着買う。以前はできたはずだが、裾上げの際のモーニングカット(後ろを長めに切る)仕様がなくなっていた。ウェストのインチを1つ上げる。悲しい。

 夜、印刷会社さんを交えて名画座手帳2020の最終的な会議。去年と違う会社で、不安もありつつ楽しみも大きい。
 やはり新企画に関する凡例が難しい。ブレインの朝倉さんと井上さんとノムとで練ってもらう。「お含みおき」が誕生。

9月3日火曜。
 複数の発送など諸事。
 中山を値段付け。
 準備をして市場へ出品。

 戻ってから、主要邦画(といってもその全てではない)の公開日を該当日に掲載するという新企画のチェック作業を延々と。ミスを見つけた井上さんがその衝撃を「ハウア!!」(後に出典が漫☆画太郎作品であると教わる)と表していて楽しい。真剣な空気の中で「ハウア!」が鳴るのは風流だった。以降「ハウア!」が流行。

9月4日水曜。
 昨日に続いて新企画のチェックをずっと。

 午後、極ご近所様へ出張買取り。風景写真の豪華本4冊。数年前はなんとかしようとすればなんとかなったが現在では無理。市場への出品物に混ぜても逆効果になってしまう。
 
 夜、巨人ファンのハウア井上さんが東京ドームに観戦に行ってらっしゃるので池袋から念で声援を送る。

 先週観逃した「いだてん」をオンデマンドで。

9月5日木曜。
 名画座手帳の宣伝作業を始める。

 溜まった小山をミックスして方向付け、値段付け。

 郵送の買取り4箱を査定、方向付け、値段付け。

 夕方、ご近所だと思われるおばあちゃんが、「大きなキティーちゃんみたいなぬいぐるみ、買ってくださる?」といらっしゃる。「キティーちゃんみたいな、というのはつまりキティーちゃんではない、、、ということでしょうか、、、?」とお尋ねすると、「あ、いや、まあキティーちゃんよ。明日持ってくるわ。」とのことだった。

9月6日金曜。
 午後、バタバタと尽きない諸事。

 夕方、長野へ出発。夜の高速道路が怖くて左車線にへばりついて走行。21時半頃、目的地の上伊那郡辰野町の荒神山公園に到着。ホテルから歩いて20分ほどのラーメン屋さんで食事。そこから20分歩いたローソンでタバコを買い40分かけて戻り、ホテルの門限23時に遅刻。門限ヤだ。
 ノムから届いた”大きなキティーちゃん”の画像がなんだかおかしくて笑う。

9月7日土曜。
 午前中、父親の郷里にて父親のブロンズ作品の除幕式に代理出席。残念だが父の病の現状ではどうしても本人が出席するのは無理だった。設置に尽力してくださったたくさんの方々にお会いしてご挨拶する。会食の席で欲張って刺身をかき込む。どっちを向いても必ずそこに山がある清々しい場所で、父の子供時代の思い出や、熊が出没したお話、叔父や祖父の言行録、他もろもろをお聞きし、感慨を深める。方言のひとつだと思うが、愛称の「ちゃん」ともちょっと違うのだが、親しい人の呼称の最後に「ちゃ」が付けられる場合がある。父はつよしなので「つよちゃ」、みのるさんは「みのちゃ」、のりふみさんは「のりちゃ」。「つよちゃの調子はどうだや?」、怠惰な息子があたふたと口ごもる。
 会を終え、小さなころ毎年の夏、祖父母が暮らす山のふもとの庵へ遊びに行った時にとてもお世話になった、祖父母の身の回りの世話をしてくださっていた方にどうしてもお会いしたくてお伺いした。30年ぶりくらいだろう。お姿もそうだが、小走りなさるときの態勢や足音があのころとまったく同じで痛烈に思い出が蘇り、やっと感謝を伝えることができて嬉しかった。ありゃゆうちゃん、あのころはあんなに可愛かったのに今はもうこんなになっちゃって、、、と仰られていた。
 夜、父母によく連れて行ってもらった地元の居酒屋「とちっ子」さんで塩辛(とんでもなく美味)と名物の山賊焼きを食べてめまぐるしさに朦朧としながらホテルに戻る。門限には間に合った。
 公衆浴場はまったくリラックスできず大の苦手なので敬遠しているのだが、大きな浴場があるホテルで、同行したムトさんに脅されて嫌々ながら入る。他に利用者がおらず独占状態を楽しみつつ、露天風呂の端から端へ約5メートルをバタ足で泳ぎ、せと選手1着でゴール!の瞬間、壁面に水中で座るための石が突き出ていて額を思い切りぶつけてしばらく悶える。何度も確認したが流血していなくてよかった。やはり浴場は向いていない。

9月8日日曜。
 父のブロンズ作品が設置された八嶋公園のとなりの八嶋神社にお参りし、本家に寄って叔父からたくさんのお土産をいただき、小学2年生だっただろうか、生まれて初めてちゃんとしたラーメンを食べて感動した辰野駅近くの神田食堂へ行く。あの時の感動はその煮干し風味にあったのだが、現在は煮干し出汁ではなかった。
 諏訪湖にて白鳥の遊覧船に乗り、行ってみたかったリビルディングセンタージャパンさんを覗く。
 夜、台風が迫って大雨の中、山越えの高速道路を運転して帰る。ワイパーを最大出力にしても前がよく見えず頼るのは前をゆく車のテールランプのみ。釈迦堂サービスエリアの辺りでパニックに陥りそうになり、自分の頬を叩く。ついに「八王子」の案内が見えた時の、生還の安堵。

(キティーちゃん、売切です)
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by ouraiza | 2019-11-05 03:26 | Comments(0)
姿    せと
8月26日月曜。
 昼、昨日カニ坂で観てかっこよかった佐伯憲陽&TUMA銃ゴロウさんのTHE BEAT GENERATIONをユーチューブにて探索。

 ご注文いただいた父の小品を実家にて確保。病院へ見舞いに行き父に確認すると、そんなのオレんじゃねえ、と言う。しかし細部まで克明な驚くべき記憶力で生まれ故郷の話をしているうちに、あ、それオレが作った、と思い出した。

 帰路ブックオフにて弱虫ペダル54〜56巻、プレステ2のゲーム「デビル・メイ・クライ」を見つける。

 夜、オンデマンドにて「いだてん」観賞。

8月27日火曜。
 去年、カニ坂ロックフェスで溜まっていた疲れが噴出して痔になったのだ。今年はその二の舞を恐れてできるだけ休む。
 夜、デビル・メイ・クライをプレイ。アクションの操作性が楽しい。しかしその世界に入り辛い。

8月28日水曜。
 古書組合の運営する古本販売サイト「日本の古本屋」のオプションサービスでホームページのドメイン契約をしていたのだが、約4ヶ月前にその契約を止めるよう組合の方にお願いしていた。しかし通帳を見るとその後毎回、オプションサービス代金が引き落とされている。しかしまあ、お願いしたことが果たされないことは古書組合にはよくある。ぼくが嫌われているのだと思う。連絡して解決。
 夕方、金融公庫に提出する必要のある領収書を探しまわって消耗。ほんと公的活動をスムースにできるようになりたい。いやどうなのだろう、なりたくもない。

 夜、木の角棒を縦に斬る難しい作業に従事。店番タイタイが辛そうなぼくを笑う。作業効率がぷぷぷ、、、などとよく磨かれた眼鏡の端をキラッとさせてノタマウ。

8月29日木曜。
 名画座手帳2020の細部を練る。

 区役所にて非課税証明書をゲット。職員の方に、あの失礼ですが、この収入でどのように生活なさっているのですか?と尋ねられ、あの、いやーその、ヒモみたいな?レジから抜いたり?てへへ、とお答えしたのは去年。今年は尋ねられなかった。

 東急ハンズにて小工作のための備品を調達。

 市場へ出品へ。

 ご近所へ出張買取り。量の予想を誤り、台車だけでお伺いしてしまう。オリコン4つと縛り8本。久し振りの台車地獄。舗装がガタガタな坂道で途方に暮れる。先の地点へ荷物を手で運び一部降ろして台車へ戻りその地点まで押す、を繰り返す。汗で前が見えない。

 戻って取っ手が折れてしまった看板を修理。サンダーで紙ヤスリしか使ったことがなかったのだが、布やすりが頑丈ですばらしいことを発見。

8月30日金曜。
 若者が台車に本がぎゅうぎゅうに詰まったダンボールを積んで買取りに持ってきてくださった。少しずつ箱から出して行くうちに既視感がふわふわと浮いてくる。これらをぼくはお客様に渡したことがある。台車で運んで来てくださること4回、もう確実に気付いていた。持ち主はご近所の佐藤さんだ。連続する本の背表紙が、佐藤さんがママチャリをこぐ背中を象った。開店以降週の内4日以上はふらっと立ち寄ってくださっていたのが、もう1年以上お見かけしていない。査定が終わりお支払いする時、失礼ながら、とお尋ねすると、やはり佐藤さんの普段はご実家暮らしではない息子さんで、お父上は今病床にいらっしゃる、とのこと。
 
 看板の修理が完成。新しく取っ手になる部分を切り取り、取っ手が付いていた棒を交換、開いた時に平面になるように調整。上に商品を乗せられる。

8月31日土曜。
 遅番のため昼に市場へ出品。

 夜、店番ノムが巻数を間違えて入力した漫画セットに発注をいただきノム型の藁人形の首をレジスターのコードで締めながらお客様に電話して御了解いただく。この日がぼくの誕生日でノムの用事のため交替で入った遅番だったので余計に藁人形が鮮明。前回ノム型の藁人形が登場したのは先々月、お客様への配送の指定日を間違えていた時だった。まあしかし今までにノムは数千体のぼく型の藁人形に五寸釘を打ち込んでいるだろう。健全だと思う。

 深夜、ユーチューブユニヴァースを遊泳。

9月1日日曜。
 ユーチューブに犯されて午後遅くまで気絶。

 夕方出勤して諸事。
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by ouraiza | 2019-11-04 20:20 | 工作 | Comments(0)
0583    せと
8月19日月曜。
 父親に関する書類を作って送付。など。
 夜、西荻窪へ名画座手帳2020のデザイン面の会議のために行く。30分ほど待ち合わせ時間より早く着いたので周辺を散歩。駅に隣接している大きなスーパーが西友であることに初めて気付く。細長い西友を突っ切って音羽館さんのそばに出て、地理を確認。駅周辺を2周する。改札前で朝倉さんとデザイナーTさんと落ち合う。

 奇跡が起きる。
 数年前から、電車に乗った際に、切符の端に印字された4桁のナンバーを控えることにしていて、ある程度溜まったら記事にしようと思っているのだが、この日、池袋から西荻窪までの行きのJR線の切符ナンバーが「0583」。そして帰路、西荻窪から池袋までの切符を朝倉さんと券売機に並んで買ったらそのナンバーが「0583」。なんということだ。そのことを興奮してとなりの朝倉さんに伝えると、「0583・・・オー、ゴハサン・・・ですね。」と眼鏡の端をキラッとさせて応じてくださった。

8月20日火曜。
 書類作業。

 名画座手帳2020の「凡例」をかんがえる。新しい企画をどう言い表すか。どう言い訳するか。小さな言い回し1つで意味する内容や強弱が変わるので悩む。編集部でブラッシュアップされる前の叩き台はできた。

8月21日水曜。
 名画座手帳2020の表紙と扉をかんがえる。

 ダンボール一箱を査定。

8月22日木曜。
 ノムと早番と遅番を交替していたので甲子園の決勝戦をじっくり観ることができた。

 夕方から出勤して主に戦前の巴里本の中山を査定、方向付け、値段付け。

 「あまちゃん」がNHKオンデマンドで復活するという報せを、岐阜徒然舎のタイコーちゃんがダイレクトメールで教えてくれた。嬉しい。

 明治通りを包んでいる灰色の蒸気にほんのり秋の気配が混じっている。

8月23日金曜。
 小山を方向付けして値段付け。

 名画座手帳2020のパソコン作業。

 めずらしく田園調布へ出張買取り。地図で確認すると「丸子川」というのか、多摩川のすぐとなりの細い川が用水路みたいでとても素敵。

8月24日土曜。
 昨日お預かりした大山を査定、連絡。

 夜、NHKの特集番組で矢沢永吉さんが「今の若者は昔と違ってツラいよね、なんていうの? too much 現実?」(細部概略)と言っていた。

8月25日日曜。
 昼から古書信天翁サキ先輩をお誘いして福生のカニ坂ロックフェスティバルへ。日常的な池袋の呪われた空と、目の前に広がる青空にギラギラしたギャップがありすぎてめまいがする。演者が演者であることを覚悟していればテクニックの上手下手は関係ないな、などを思う。
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by ouraiza | 2019-11-04 12:47 | Comments(0)