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HOUSE    せと
12月24日月曜日。
 以前からその気配があったがついに自宅アパートの風呂の排水が詰まる。洗濯機ともつながっていて、風呂の水抜きと洗濯の脱水をミックスすると、行き場のない水流が風呂場の堰も越え玄関に向かう。大家さんと水道屋さんに電話。

 自棄のような危機感の無さに危機を感じ、普段18時閉店のところ延長して22時まで。まったくお客様がいらっしゃらず静寂のなか冥想していたら友人が濁り酒を差し入れてくれたイヴ。
 中山ふたつを値段付け。

25日火曜。
 朝9時から業者さんが来て風呂の水道修理。水道屋さんが「カラン」と「シャワー」を間違えて半身を濡らし、プロでもそれやるのか、と嬉しい。

 この日お客様たちから教わったこと。
・森永チョコフレークが販売終了するのは、スマホを触ることが増えた現代人と相性が悪いせい、とのこと。「本も相性悪そうだねぇ、、、」。
・視力が弱まると競馬でも勝てなくなること。「新聞とか勘だけじゃだぁめだ」。
・将棋盤の脚は植物の山梔子(くちなし)を象る伝統があること。「べらべら勝負中にしゃべんなってことね」。

26日水曜。
 閉店後、店員ノムが長く引きずりやっと解決した引っ越しの顛末を聞く。そもそも住んでいたアパートが珍しい。現在ではシェアハウス、なにかそういったものは珍しいものではないと思うが、上板橋のミッキーハウスは日本で最初期のいわゆる「外人ハウス」だった。アメリカ留学から帰国したノムがミッキーハウスに入居したのは1998年。2000年5月から古書往来座の前身である古本大學でアルバイト開始。風呂無しトイレ共同、シャワーでお湯を使うときは10分100円。給湯器もなくお湯を使うにはその10分100円のシャワーしかなかった。移転後の両親への電話報告で、まず新居ではお湯が出ることを喜ばれたとのこと。「TOKYO-POP」(1988)という映画でミッキーハウスが登場するらしい。実際のロケ地ではなく、イメージとして再現されるような感じだったらしい。外国人ハウスとしての機能が年々弱まりしばらくノムだけが牢名主として入居し続けこの度ついに転居、ひとつの昭和平成史が、もう解体されただろうか。

27日木曜。
 番台上に積まれた中山ふたつを年内に処理したくて急いで値段付け。区切り直前焦燥癖の悪影響は避けたいので、もうこのまま新年になってもいいじゃないか、と横7cm縦4.5厚さ2cmの心という臓器の重い舵を切ろうとするも波が高く流される。
 配架するのは任せてあてどなく店内をうろうろ。

28日金曜。
 歳末であってもいつもどおり月末は恐怖。今月は気が回らず恐怖を来年に持ち越すことにする。
 組合支部の新年会、参加可否の締め切りが過ぎて初期設定7名から増えたのが2名だけ、というひとまずの結果が出て落ち込む。
 
 夕方、病院へ見舞い。
 夜、「名画座かんぺ」最新号のカット彫り、表紙作り。
 通常営業の最終日が粛々と終わる。

29日土曜。
 出勤して外だけ棚作り。店内大掃除を始める前に今年の計算。店の売上が激しく下落。ネットの売上が思ったより上昇。出張買取りが減少。
 ノムとタイタイが1年に1度しかできない店内側からのショーウィンドウのガラス拭き。床ワックスがけと帳場周りコード整理。ムトさんがトイレ掃除。ぼくが店外ガラス拭き、赤色スプレー缶12本をガス抜き穴開け処理、電光看板を拭いて蛍光管補充。気持ちがすっきりする。

 升三にて恒例の納会。今年の目標でクリアできなかったものが多かったしわ寄せだろう、来年やるべきことが短時間に続々噴出するのであわてる。楽しみな工作予定が増えた。平成の次の元号の予想合戦をして今年の業務終了。

30日日曜。
 新宿での「下-1グランプリ」などオトナのイベントを一人で観覧しながら年越しするのが毎年のならわし、という友人が仙台から遊びに来てくれたので店で集合して池袋散歩。雪の降る北から来た彼がこっちもかなり寒いっすね、とコートの前をきっちり閉める寒い夜だった。
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by ouraiza | 2018-12-31 17:43 | Comments(0)
ムゥパー    せと
 来年が亥年なのでイノシシをグーグル翻訳で調べてみる。英語「boar」ボア、仏語「Sanglier」サングリエ、露語「Кабан」カバン、ポーランド語「Dzik」ジーク、ギリシャ語「Αγριογούρουνο」アグリオグールーノ、セルビア語「Дивља свиња」ディヴィアスヴィニア、チェコ語「Divoké prase」ディボケープラッセ、タイ語「หมูป่า」ムゥパー、スンダ語「bagong」バゴン、など。タイ語のムゥパー、かわいい。音で聴くと「むぅパぁ〜」で、あやされている変な気分。⇒http://ur0.work/OXm7
 さて仕事をせねばならない。


12月17日月曜日。
 昼、父の件で病院から連絡があり急行、夜まで。無事ではないがひとまず小康を得てよかった。
 夜、兄の兄節をたくさん聞けて嬉しい。

12月18日火曜。
 その正気をなくしたおじさんはまず「久しぶり!」と叫んで入ってきて早足で店内を一周。ああやばいな、と感じている帳場内のぼくの前へ来て「オレまだ1時間もいないんだからいいじゃん!久しぶり!」。「すみませんぼくはぜんぜん憶えてません」。「ほら俺年金もらったから買い物すんだよ文句あるか!」と財布代わりになさっているのであろうカードケースを開いて千円札を何枚も床に落とした。どうぞどうぞゆっくり買い物なさってくださいとお願いすると、飛び出していって外の棚からクーネルを1冊持ってきた。「このインコ!インコちゃんテレビのコマーシャルに出てるからすぐ売れちゃうよ!」と表紙に写っているインコを指差す。そのクーネルに300円払ってからすぐにそのクーネルをぼくにくれると言う。面倒なので棚に戻す。「昔はワンカップ1本でひっくり返ったのに今じゃ6本飲んでもこんなに元気!!ここはパチンコ屋だろ?!」。オートバイの構造の話、何回か逮捕された話、これから秋葉原で壊れたスピーカーの部品を探すと言ってビニール袋から出した何らかの機械部品。外に出ては通行する人に絡むので酔っぱらいなんですすみませんとなぜかぼくがフォロー。そろそろ秋葉原に行かないとダメじゃない、とやっと見送る。押して出発した自転車をとなりのローソン100の前で停め、看板の「酒」の文字を指差し「あったーー!」と喜んでいる。ところどころでもらったばかりの年金を開陳するカードケースには氏名も年齢も大きく書いてあった。76歳の高橋さん。お元気だろうか。

 連絡事項など諸事にかまけて後、店番交代直前に本筋を進めたアリバイ作りの小山値段付け。
 市場準備して出品へ。70歳で倒れた父親を見舞いに病院へ寄る。

19日水曜。
 加湿器を掃除、設置して今期の暖房稼働初め。
 たくさん入荷した吉行淳之介の角川文庫を眺め、同題異装がこんなにあったのかと驚く。学生時代にはまって読んだが、そこまで見ていなかった。
 ご近所様へ出張買取りおあずかり。オリコン5つで台車2往復。

20日木曜。
 旧保留物を無視して新保留物候補を商品化、など。

21日金曜。
 夕方病院へ見舞い。
 
 夜、ついに『男たちの旅路』第4部第3話「車輪の一歩」を観る。以前Aさんは観賞時に涙が眼からぶしゅっと噴出し、あれは「涙のかつあげ」、とおっしゃっていた。ぼくは涙と同時に息が吸えなくなりフングッと鼻とのどの間が軋んだ。それにしてもこの傑作を含む第4部が公共で観れないのは、メイン役者の一人であるシミケンさんと「トルコ」という言い方、を放送リテラシーに照合した結果、なのだろうか。もったいない。翌日の夜テレビを観ていると、公開中の映画『こんな夜更けにバナナかよ』の宣伝文句に「迷惑かけたっていいじゃないか」とあり驚く。40年前のドラマ「車輪の一歩」のテーマがまさにそれなので。原作を確認をすると、あとがきに「車輪の一歩」への言及があり、なるほど、と思う。その後「川崎バス闘争」についての記事をお客様から見せていただいた。川崎バス闘争が1977年。「車輪の一歩」は1979年。

22日土曜。
 歳末の週末なので売り場スペースを空けるため大山ふたつを縛ったりオリコンに入れたりして詰みなおして移動。
 お預かりの中山を査定、方向付け。

 明日雑司が谷から引っ越してしまう知人Mさんのエメラルドグリーン荘へ出張おあずかり。淋しい。

23日日曜。
 実家にて家族会議と食事。病院へ見舞い。その日のメモには「ザリガニってエビじゃない?」とある。

若山富三郎、藤純子、ペレ。
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by ouraiza | 2018-12-31 14:02 | Comments(0)
34mmの後退    せと
12月10日月曜日。
 午後から先週末に組み立てだけした工作物の塗装。スプレー缶の「RED」でいつも間違う。半分ほど残っていた「DEEP RED」で補って完成。入り口横に置くシンプルな面陳ボード。前に倒れてこないよう底に後ろに傾くカマセを固定している。

 夜、古書組合の合同会議。新年会案内を確認して一斉FAXのお願いをする、など。組合専用の封筒や組合員の住所が印刷されたタックシールをもらうことができる、など、未知の事務領域が多い。マニュアル化されていないのでその都度探り探りなんとなく進む。

12月11日火曜。
 ひとつの作業に専念しようという目論見は必ず外れる理。ネットバンキングを使うクリックポストの発送ができなくなったのであわてて各所を調査。うっかりしてクレジットカードが停止されていた。

 夜、実家にて母親に叱られる。帰路運転中、人生への遅刻、というワードが川越街道のガードレールから飛んできて左肩から右肩へ貫通、納得しながらも落ち込む。

12日水曜。
 奥行きが深い棚の場合、お客様が手に取りやすいように本の背後に込め棒(と言うのか、棚と同じ幅の棒や板)を入れ、背を手前に出す、という仕様が店の数か所にあったのだが、すべて抜く。手に取りやすい、よりも、視覚的に空間がある、ほうが大事な時代だと感じる。42段分の本の列が、3.4cmずつ奥へ下がった。棚の幅はすべて同じで77.5cm。高さをとりあえず平均24cmとすると、265608立方cm分、空間が空いたはず。リットルに換算すると265.608リットル。つまり牛乳パック約266本分広くなったはずなのだ。ところがぜんぜんそうは見えない。広くなったと感じられない。本棚の枠がそのままだからか。

13日木曜。
 外で車に市場準備した出品物を積んでいると、となりのギターショップの社長さんが、たくさんもらったから、と巨大な大根とキャベツをくださった。鬼殺しシティ池袋にもこんなことがある。
 夜、たまに先端をかじりながらひたすら大根をおろして大根鍋。

14日金曜。
 ダーマトグラフのヒモを引っ張って芯を出してボー。
 注文の無いメールボックスを繰り返しチェックしてボー。
 乾いて剥がれかけたセロテープを新たに貼りなおしてボー。

15日土曜。
 たまった中山に値段付け、など。
 古書組合の機関誌『古書月報』の「座談会 Rockと古本屋」がとても面白い。かっけぇ、、、(「あまちゃん」アキちゃん風)。

 夕方、ご近所様へ出張買取り。佐伯俊男、古めのマーガレットなど。

16日日曜。
 昼、隣区へ出張買取り。時代小説と少し鉄道。ラインではないことをご了承いただきつつ。
 午後から家にこもってパソコン作業。
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by ouraiza | 2018-12-19 02:46 | 工作 | Comments(0)
霊    せと
12月3日月曜日。
 3年くらい前から順次、友人から借りたDVDと見つけたDVD、ネットで拾った動画を合わせて山田太一「男たちの旅路」を最終話だけを残して観ることができた。最終話「車輪の一歩」をどうしても観たいと願いつつ、お客様のAさんにふと思いついてDVDを所持なさっているかどうか尋ねてみたら、なんと制作スタッフの一人がAさんのお父様で、もちろん持っている、とのことで、びっくり。貸していただくことに。その数分後ぼくが店から出かけようとして挨拶をするとAさんが「吉岡司令補、行ってらっしゃい」と敬礼してくださったのだがぼくはあわてて普通に「ハイ行ってきます」と敬礼返し。あそこは得意の吉岡司令補(鶴田浩二)の物真似「オレは若いヤツが嫌いだ、、、」だったな、、、と深く反省。

 早稲田水稲荷近くへ出張買取り。書道。

12月4日火曜。
 梱包。
 父の件で病院へ気重な連絡。
 買取りの連絡。
 恒例の月末金欠の余波でむりやり市場準備。

5日水曜。
 新年会の案内をイラストレーターで作る。組合的紙面でキメる。

 夜、プレステ2のゲーム「風雲 新撰組」をやり始めると、まだあまり理解できていない幕末動乱の背景がゲーム内でわかりやすく解説されていて勉強になる。尊王であって攘夷であって、しかし幕府をどう思うか。不逞浪士の子分たちがばたばたと斬り殺され酷い。

6日木曜。
 お客様からフランスと日本における霊的体験についてお聞きする。必ず身に付けているものの一部を紛失する部屋、など。しかしそれら体験の原因には体内ホルモンの科学的影響があるであろうこと。この店にいる霊は悪いヤツじゃなさそうね、と言っていただけて嬉しい。

 課題だった先月分の支払いがなんとかなりそうで、我慢していた欲を思い出す。ジーンズを買わねばならないし、年内の課題である大きな工作のための材料を買わねばならない。その工作を無理矢理にでも年内にやるべきなのか悩んでいる。しかし胸裏の底では来年に延期する方向性に傾いている。

7日金曜。
 支払いがなんとかなりそうになるとすぐに予期せぬ支払いが発生する条理。毎月の2万円の返済が終わった翌月から2万円売上が減るのと同じで不思議。

 メール連絡など諸事にかまける。

 夕方出張買取り。帰路道に迷い新宿区弁天町の細道をぐるぐる回る。

8日土曜。
 セロテープの貼り替え的諸事を複数。
 夕方、市場準備して出品。

 帰路ビバホームに寄って木材購入、店に戻ってから急に思いついた工作。塗装には時間が足りず後日へ延期。

 居酒屋バシトン。その日の手帳には「キラキラ橘商店街」とメモがある。

9日日曜。
 午後出勤してたまっている中山と大山を方向付け。

 夜、散歩しながら腸内細菌の栄枯盛衰について話していると「なるほど腸の三国志だね」と友人が言ったので今度から使わせてもらおうと思う。
 寒風鋭くすぐにコンビニに寄ってトイレをお借りする。お借りするだけでは申し訳ないのでその度に缶チューハイを買って飲み、早稲田古書ソオダ水さんに着くころにはかなり酔っていることになってしまった。ソオダ水さんはほんとおもしろい。ナインティースにドンキ的古本屋を習ったぼくには学ぶべき感覚が溢れているように感じる。『今日の「あまちゃん」から』を見つけたので誰かに推薦するその時のために確保。など。

古めなブックエンズ。
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by ouraiza | 2018-12-17 21:46 | Comments(0)
香辛    せと
11月26日月曜日。
 光が丘公園近くへ数度目の出張買い取り。数度目ともなれば慣れてよさそうなものなのに、道順への不安が消えるまでにはさらに経験が必要となるのだろう。いつも怯えて運転する。宮沢賢治作品朗読テープなど。
 夜、無目的に西池袋を歩いて近くで店番中のSさんを誘って居酒屋豊田屋。どうしても「あまちゃん」の話題をふってしまい恥ずかしい。帰路立ち寄った中華食材屋さんで試みに買ってみたスパイシーピーナッツが、スパイシーと言っても花山椒の痺れる刺激で、ラーではなくマー。初めての味だったので感激。つまりは担々麺の上の方が乾いてる、と同行したMが言った。とてもおいしい。

27日火曜。
 近付いた月末を恐れひたすら市場準備をして出品へ。

 悩んだ末に組合支部の新年会の会場を決定。連絡。 

 夜、クドカンがふりかける面白さの魔法のスパイスの成分を知りたくて「木更津キャッツアイ」を観始める。「あまちゃん」が民放ではなくNHK、という点が要所の一つではないかとは思う。

28日水曜。
 夜、能年玲奈(現のん)さんの、「あまちゃん」放送当時のブログを熟読。放送への感想と、多くはないが撮影エピソードがときどき書かれていておもしろい。

 NHKオンデマンドでの「あまちゃん」の配信期間表示に疑義がありカスタマーサービスに電話をしたりメールをしたり。数日後にそれはNHKの記念行事の一環、広告宣伝の一種のための措置だったと了解。こんな自分が気持ち悪くなってきた。

29日木曜。
 午後、15時半の店番交代時間になって、そういえばノムが休みのため代打でぼくが一日フル番だった、と思い出す。となると妙に解放された気分が沸き起こり、やりたかった保留物の処理にじわじわと時間をかける。普段、番台の上に積まれた「すぐ処理を進める系」の山に手をつけないとなんとなく店員ノムとタイタイから白い目で見られる、という強迫観念があるから、保留物の方向付けは後手に回るのだ。

 深夜、ボーダーシャツを染める。何度か着衣の染めを試みているがイメージどおりにいったことがない。

30日金曜。
 夜、定例の大衆酒場を楽しむ集いで椎名町昭ちゃん。部屋が近かった学生時代にお世話になった。メンバーのAさんが数年前にこの集いで「次はスナックへ」としきりに言っていたのはその当時放送中だった「あまちゃん」の影響だったと知る。今ならとてもわかる。自己への気味悪さに耐えつつUさんに「あまちゃん」を薦めまくる(そうだそのつもりだったからNHKオンデマンドの第1話だけ先に配信終了させるように見える期間表記にこだわったのだ)。「銀木口」とメニューにあるので、なんでしょう銀の木口って、と訝しんでいると、「銀杏ですね」、、、と教わる、など。その日の手帳には「ひらゆきしめ」「土井善晴の塩むすび」とメモがある。

12月1日土曜日。
 Nさんは80代男性で膨大な紙ものコレクター。開店時からお世話になっていて、触りだけお聞きしたことがあったお話しの細部を午後ご来店時に語ってくださった。Nさんは結婚前に、ある画家の奥様のお姉さんとお付き合いをしていて、結婚を前提にマンションを購入したらお別れすることになってしまった。どうもおかしいと少し思っていたが、その女性は実はとても美しい男性だった。「仰向けに寝るときとかさ、首を隠すんだよ、ほらノドチンコが見えないようにさ、ノドチンコが。」とNさんは首の中央を手でさするのだが、それはノドボトケ、、、と思いつつなにも言えなかった。

2日日曜。
 午後、ご近所様へ数度目の出張買取り。新しめの英語参考書など。
 夜、M1グランプリを観る。毎年ジャルジャルを応援している。

稀書!束見本?
ハードカバーのゴルゴ13
小学館文庫版第7巻の扉から16ページまで(1折丁分)が延々とリピート。
繰り返される「狙撃のGT」冒頭。
B5判とA5判の2種。厚みは62mm、54mm。
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by ouraiza | 2018-12-17 02:30 | Comments(0)
雌雄    せと
11月19日月曜日。
 午前。細馬宏通さん著『今日の「あまちゃん」から』を参考に「あまちゃん」の復習。夕方から出勤して諸事。閉店後、こんどは少ししっかり「暦の上ではディセンバー」を踊ってみる、など。

20日火曜。
 プレステ2の「侍」、通常のロールプレイングゲームではなく、トライングゲームというか、違うものなのだと気付いた。

21日水曜。
 友人から椅子を貸してと頼まれ、椅子を取り出すためにそこに積まれた保留本たちを動かす。年末が近づきつつある焦りから、どうせなら商品化してしまえ、と着手。

22日木曜。
 保留物の商品化を続けていたら、失くしてしまったとがっかりしていた、去年の年末会議で書いた2018年の目標メモを発見。嬉しい。今年の年末会議で見直すのだが、もうでっちあげてしまおうと思っていた。

23日金曜。
 出勤して天井を眺めていたら、使っている全24本の蛍光管のうち5本が半切れしているのに気付いた。ちかちかと点滅する以外の劣化表現が蛍光管にあったのか。しかし少しの光量は発しているのでどうするべきか。店内の明暗の度合いで判断すればいいのだが、眼が慣れてしまっていて主観と距離がとれず正確に判定することができそうもない。

 夜、目白台周辺を散策。イチョウに雄と雌があり、ギンナンを周辺に落とすのは雌だけである、と教わり驚く。そうだったのか。さらに、銀杏という漢字には「いちょう」という読みも「ぎんなん」という読みもあるのか。まったく43年間ぼくはなにをしていたのか。情けない。

24日土曜。
 海外からのお客様、男性3人組が「きのこの本ありますか」とご来店。少しだったが全てお買い上げくださった。そういえば先日、やはり外国の女性が「のらくろはありますか」と。漫画は無かったが田河水泡展の図録、その他それっぽいものをお買い上げくださった。オリンピックすげぇ、と思った。

 保留物の片付けが楽しい。もしかしたら、「月末の金欠でとっておきをとっておけず市場に出品せざるを得なくなり切ない問題」へのひとつの解決法が、微妙だからすぐに商品化できなかった保留物を商品化する、ことなのではないか。

25日日曜。
 午後、隣区へ出張買取りお預かり。オリコンにびっしり詰めた雑誌の重量がヤバい。

 予想より少し早く買取りが終り、石神井公園駅近くの大手チェーンではないカラオケ屋さんへ。「あまちゃん」から「潮騒のメモリー」、「〜ディセンバー」を熱唱。楽しい。

売切です。藤田嗣治画、銀座コロンバン包装紙。
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by ouraiza | 2018-12-16 23:19 | Comments(0)
MとN    せと
11月12日月曜日。
 休眠して出勤後、先週準備した市場出品物を車にのせる。
 夕方から組合の合同会議。北部会館の屋根問題など。

13日火曜。
 たまっていた中山の値段付け、配架。配架は楽しい。

 ご近所の在野郷土史研究家Hさんが明日同窓会とのことでとても楽しみになさっている。こちらもうきうきしてくる。「六本木じゃなくて大塚でほんとよかった〜」、まったくだと思う。

14日水曜。
 大判の中山を値段付け、など。

 同窓会帰りのHさんが立ち寄ってくださった。シックな黒のスーツ、何年ぶりだろうとおっしゃる黒のロングスカート、びしっと決まってとてもカッコいい。70代にはとても見えぬスラッと感、うらやましい。

 あまちゃんグッズが欲しくてメルカリに登録。

 夜、居酒屋バシトンで同業の友人による経営ゼミ。店長が以前店員さんだったぷよぷよ君(ゲームのぷよぷよ由来)に変わった。ノートには「あのね、MとNのパラドックスなんですよ!!」との友人からのアドバイスが残っている。店とネットの。だった思う。

15日木曜。
 役割として組合支部の新年会を設定せねばならないのだがなかなか難しい。イキオイでいっちゃおうと思う。

16日金曜。
 美術大判の値段付け、配架。
 夜、プレステ2の「侍」を始める。なかなかいいところまで進んでも任意にセーブができない設定なので苦しい。無理。

17日土曜。
 メルカリで注文した「あまちゃん」では「北三陸鉄道リアス線」、三陸鉄道北リアス線の車両ミニカーが届く。嬉しい。ミニカーといっても小さな工作部分があり、店番交代まで取り組む。

 夕方から給料付きで頼まれていた早稲田大学での古本まつりの撤収手伝い。ドS書房Aさんにいびられてたのしい。古書現世Mさんが地べたで照明器具を分解整理している姿が笹で遊んでいるパンダのシャンシャンそっくりで可笑しかった。

18日日曜。
 雑司が谷で手創り市とみちくさ市が開かれるハレの日。
 メルカリで注文した「あまちゃん」のサントラCD2枚が届く。有名すぎるメインテーマを省いて(あ、あまちゃんだ、と指摘されるのはなんだか恥ずかしい)アイチューンでプレイリスト化。ライナーノートに「暦の上ではディセンバー」の振り付けが載っていて少し踊る。

 夜、人数少ないから来い、とMから連絡があり数年ぶりにみちくさ市の打ち上げにお邪魔するが、人数はぜんぜん少なくなく、とても楽しい。立石書店岡島さんに絡むなど。楽しさにハメをはずし下ネタと大言壮語で自滅などすると翌日から必ず現われる支荷泰造に会いたくないので帰宅。
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by ouraiza | 2018-12-16 21:33 | Comments(0)
hiccup    せと
11月5日月曜日。
 昼、隣町へ出張買取り。地味だが古本屋なら必ずみたことのある函入りの文芸書などを装丁なさった方のお宅。

 午後、店についての取材を店員ノムに受けてもらう。ぼくは記事にしやすいとりとめのある話をできないのでとても助かる。いい方法が見つかった。https://press.chiku-wa.jp/press_2703/。まさかお客さん減っちゃいそうですからこの画像は使いませんとおっしゃていたぼくの変顔を使ってくださっていてとても嬉しい。ネットワールドの温もりを感じる。

 夜、宮本さんに浦和へ連れて行ってもらう。古着屋セカンドストリート、居酒屋ビートル、居酒屋兼屋、中華ラーメン王。宮本さんの職場での制服がとても似合っていてうらやましい。縦縞のズボンがかっこいい。

11月6日火曜。
 午後、しゃっくりのことを医学用語で「吃逆」(きつぎゃく)と言うことをしる。こんど見かけたらきつぎゃく!と言ってやろうと思う。英語ではhiccup、ヒックアップ。ぜんぜん知らなかった。

 夜、なんとなく意識に引っかかっている映画を観てひっかかりを均そう運動の一環で「刑事物語」。まったく嫌いではないがプロモーションof武田鉄矢の要素がけっこう強いのだなと思う。一緒に観ていたMが「鉄矢が鉄矢を好きすぎる」と評していてなるほどと思う。

7日水曜。
 大山を値段付け、配架するなど。

 夜、静岡に転居する長年のお客様で友人のKちゃんと居酒屋升三。ビジネス用語「プロンプト」とは何か予想合戦、など。転居先で古本屋と赤ちょうちんとバッティングセンターを合体させたバッティングブック酒場を開業してくれとお願いする。

8日木曜。
 夕方から実家にて小用。

 夜、「刑事物語2 りんごの詩」を観る。タモリが店主の縄文弥生時代をテーマにした酒場、など。

9日金曜。
 バラバラに溜まっている中山を整理しながら大山にまとめて一部値段付け、など。
 
 最近深夜にユーチューバー動画を観る。野球のとくさん、ヒカル、カジサック。ひとつの娯楽チャンネルとして完全に成立していて新鮮でとてもおもしろい。そうだったのか、と思う。

10日土曜。
 大判中山に値段付け、など。

 夜、細馬宏通さん著『今日の「あまちゃん」から』を読み始める。まずその文章の端正さに驚く。感情の表明より気付きの丁寧な切り取りを優先、心地よく抑えられた筆。冷静で鋭くありながら熱く愉しい。それらは当然、断片的である。全156回のうちの6回分には触れられていない。確認のために「あまちゃん」を再観賞し始めまたなんと面白いのだろうと感激する。なんたる悲劇的喜劇、トラジックコメディであろうか。
 「あまちゃん」は放送時間15分で全126回(特別編除く)、週6回90分を26週なので2340分。不眠不休で連続観賞したとして1日と15時間。
 「北の国から」はwikiによるとドラマ版24回とスペシャル版8回、2457分。連続観賞だと1日と16時間57分。
 ほとんど変わらない長さなのだ。
(細かく言うと「あまちゃん」は1回15分のうち75秒をテーマソング、5秒を終り際の「まだまだ「あまちゃん」ですが…」という一般の方々の紹介コーナーに使い、毎週土曜日には翌週の予告が25秒ある。概算すると、放送終了後の紅白歌合戦での特別編をのぞき、テーマ音楽が流れている時間などを省いた本編だけの総時間は4895秒×26週=127270秒=1日と11時間21分10秒。「北の国から」からテーマやコマーシャル時間を除いたらかなり短くなるだろうからもしかしたら総量は「あまちゃん」の方が多いかもしれない。)
 だから何、なのだが、制作意識を放ち、テンションを保ち続けた総量について気になった。

11日日曜。
 昼から高尾近くで開催中の岡崎武志さんの個展へお邪魔する。先週末に記憶した「抵抗」の1シーンが描かれていて驚く、など。帰路高尾駅まで歩きホームからあれが高尾山だろうか、と眺めた。

売切です。
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by ouraiza | 2018-12-16 20:53 | Comments(0)
あさり    せと
10月29日月曜。
 昼に出勤して月末恒例のサバイバル市場準備をひたすら。

30日火曜。
 午前中にイケメン先生のいるU医院にて区の無料健康診断。12時間水以外の飲食をせずに来いという規約があったが11時間前くらいならいいじゃないか、と牛乳を飲んだことを受付で告白すると、まじかよこのバカ、という感じで受付け内会議、途中主治医に意見を訊きにいったり、が開かれたが、まあ仕方ない、ということで受診できた。ありがたい。痔の頂上に針が刺され悲鳴をあげた時にも受付の男性に同じことを言われたが、注射って小さな頃から極力逃げてきたんですえへへと甘えていた看護士さんが採血の直前にカルテを見ながら「あ、あそこの往来座さんなんですね」と言った。近所の医院はいろいろ知っている。注射はぜんぜん痛くなくむしろ気持ちがよかった。(後に届いた診断結果の「中性脂肪」が一昨年の3倍という驚異的な数字だったのは牛乳のせいだと思う)。
 
 夜、友人と居酒屋バシトン。友人の”セブンルールズ”を適当にかんがえる、など。その日の手帳には「ミヒャエルヨンデをエンデない」とメモがある。

31日水曜。
 スマホがバッテリ—切れのまま復活せず必要なデータを確認できない。パソコンで代わりに行えばいいのだが、2段階認証セキュリティの設定先がスマホなので結局無理なのだった。

 夜、「名画座かんペ」最新号のカット作成、完成。ローソンで買ってきて食べたあさり汁のあさりの殻がとてもきれいだったのでその殻を彫った。後にこれはシジミだと言う方とハマグリだと言う方が約同数いらっしゃったが、宮本さんは一目で「アサリです」、と断言してくれて不思議。サイズでの判断を抜きにしてシジミとアサリとハマグリの違いを表すことができるだろうか。多分観察が足りればできるのだろうと思う。

11月1日木曜日。
 どうも刈ったばかりの坊主頭がイガとなり、毎回頭部をこすりながら通過するトイレ前の暖簾をその都度ひっかけて引っぱっていたようで、天井に固定しているネジが緩んで抜け、暖簾システム全体が落ちてしまった。石膏ボード用アンカーを使ってイガイガ頭に負けない暖簾吊るしを作った。

 夜、病院へ父の見舞い。いなり寿司、のり巻、焼き鳥。

11月2日金曜。
 夜、居酒屋升三。マスターのKINKINがひどい怪我をなさっていた。泥酔階段墜落とのことだった。

3日土曜。
 夕方、隣町の数度目のお宅へ出張買取りお預かり。

 市場へ出品。

 夜、高田馬場のもんじゃ焼き屋さんで何の話題の流れか、あれあのほら、高校教師の女優、、、ほら名前なんだっけ、、、と悩んでいたら、給仕してくだっていた女性店員さんが「桜井幸子!!」と教えてくださった。皆で歌詞があやふやな「ぼくたちの失敗」を口ずさんだ。夜の木漏れ日、地下のチャーリーパーカー。

4日日曜。
 昼に一件、ご近所へ出張買取り。量が読めなかったが手頃な量で早めに終了。

 夜、映画『恋人たち』を観る。橋口亮輔監督をもっと観たくてYOUTUBEアサリ。映画を作るきっかけのひとつがロベール・ブレッソン「抵抗」とのこと。観たい。
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by ouraiza | 2018-12-16 16:47 | Comments(0)