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    <title>往来座地下:未分類</title>
    <category domain="http://ouraiza.exblog.jp/i1/">未分類</category>
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    <description>古書 往来座</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
    <dc:rights>2026</dc:rights>
    <pubDate>Sun, 22 Mar 2026 15:14:34 +0900</pubDate>
    <dc:date>2026-03-22T15:14:34+09:00</dc:date>
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      <title>往来座地下</title>
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      <description>古書 往来座</description>
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      <title>★</title>
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      <description><![CDATA[▶︎鈍行更新通販新入荷◀︎<br />
<br />
（「日本の古本屋」内）<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 31 Dec 2027 23:59:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2027-12-31T23:59:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>おみやげ　　　　せと</title>
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      <description><![CDATA[1月5日月曜日<br />
<br />
　事務所営業の月曜日だが明日の定休日を加味すると正月休みが長くなりすぎるので新年最初の店舗営業をする。<br />
　準備運動として細かな作業でゆっくり遊ぶ。<br />
　去年のうちにやりたかった工作をスタート。月岡芳年の各種画集から素敵な図案をカラーコピーしまくる。この図案を、新しく設置する棚板を塗装するための塗料にしたい、という工作。コピー紙から切り取るところまで完了。<br />
<br />
<br />
　夜の番台端会議にていつものように映画の話題に興じていると、手帳編集部Fさんが「ドライブ・マイ・カー寅次郎」などとおっしゃる。<br />
　イージー・ライダーにおけるジャック・ニコルソンがアルコール度数の強い酒を口にして、右の脇をきゅっと締めることを繰り返しながら「ニッニッ」と声を上げる挙動を皆でプレイして、とても楽しい。これからも習慣にしよう。<br />
<br />
<br />
　映画「股旅」（1973 市川崑監督）前半を睡眠導入剤とする。<br />
<br />
<br />
1月6日火曜日<br />
　休み。<br />
　午後からムトさんが友人Kさんにゴム版画の講座を開くとのことで王子へついていく。ゴム版画講座の声を聞きながらお部屋の隅をお借りして『名画座手帳』の表紙版画を2点作る。２ヶ月分が先にできているなんて奇跡的ですばらしい。前もってやっておけばいいものを、と今まで何度思ったことだろう。<br />
　居酒屋宝泉さんにて打ち上げ。王子、音無橋の街灯がかっこいい。音無橋は1930年竣工とのこと。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202603/21/84/f0035084_16551988.jpeg" alt="_f0035084_16551988.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　映画「侠骨一代」（1967 マキノ雅弘監督）を観る。藤純子さんが何度も牛乳を飲んでいて、牛乳を日々飲んでいるギュウニャーの一人として、FDD（Film Day Detective 映画の中に日付けを探す活動）をしながら「映画の中の牛乳」も探そうかな、と思った。<br />
<br />
<br />
1月7日水曜日<br />
　休み。<br />
　「赤線地帯」（1956 溝口健二監督）を観る。ハナエ（演／木暮実千代さん）の台詞「子供のミルクひとつ思うように買えないで なにが文化国家よ 私は死なないわよ 見極めてやるのよ」。<br />
　「長屋紳士録」（1947 小津安二郎監督）ではきく女（演：吉岡満子さん）の「けんのんけんのん」を観ることができた。<br />
　「本日休診」（1952 渋谷実監督）には、壁にかかっていたはずのカレンダーがカメラのアングルが切り替わると霧のように消えている、というFDDとして興味深い件が発生している。三雲先生（演／柳永二郎）が牛乳を飲んだ。<br />
　先日途中まで観た「股旅」を観終える。天保水滸伝につながっていたとは。<br />
　「真夜中のカーボーイ」（1979 J・シュレシンジャー監督）。どうしてだろう、アメリカン・ニューシネマと括られる一連の映画が好きな傾向。ほとんどが哀しいバディものだからか。なんとなく、アメリカの60年、70年代史を学びたい。<br />
<br />
<br />
　深夜、「生きるべきか死ぬべきか」（1942 E・ルビッチ監督）を観て、ヒットラー時代を描きながらこんなにユーモラスで面白いのか、とびっくりした。<br />
<br />
<br />
1月8日木曜日。<br />
　前業で荷物の片付け、火曜日に作った『名画座かんぺ』表紙に気に入らない部分があり修正。開店して諸事。<br />
　夕方までFDDのデータ整理。エクセルをエクセルする。エクセる。<br />
<br />
<br />
　観光的視野で捉えられる側面の濃度が上がっている古本屋で、慣れない視点を嫌がるのではなく楽しく利益につなげられないか、と発想してつまり商品として”おみやげ”を置けばいいのではないか、と思った。市場に出品したが無入札で戻ってきた戦前風景画絵葉書200枚ほどを商品化。駅前の一等地に配架する。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202603/21/84/f0035084_17252503.jpeg" alt="_f0035084_17252503.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　観た映画について執拗にうるさく喋りすぎない作戦を決行。自分のうるささが自分の耳に心地が悪く、危機感があった。はしゃいで声を発しそうになるのを抑える。なかなか成功。むむむ、やればできるではないか。あとは慣れだがんばれ。しかし「赤線地帯」における売春防止法発令、実施の時期の空気とか、「生きるべきか死ぬべきか」におけるポーランドとドイツの関係など、興味が尽きない。<br />
<br />
<br />
<br />
1月9日金曜日。<br />
　前業で店員ノムに降ってきている不動産問題について聞きながらなにもせず昆布茶を飲む。予期せぬ問題を頭上に降らす気まぐれな天め。開店して諸事。<br />
　番台上の映画関連滞留物の値段つけなど。一部を配架。<br />
　去年のうちに終わらせたかった工作の準備。<br />
<br />
<br />
　「エルム街の悪夢」（1984 ウェス・クレイヴン監督）を観た。<br />
<br />
<br />
1月10日土曜日。<br />
　前業で昨日の工作の準備の続き。開店して諸事。<br />
　映画関連中山の商品化をずっと。<br />
<br />
<br />
　閉店後の番台端飲酒会議の、結局そこに落ち着くアリ地獄系話題は「資金にまったく問題がなければどこに住みたいか」。<br />
<br />
<br />
　「少年」（1969 大島渚監督）を観た。<br />
<br />
<br />
1月11日日曜日。<br />
　前業でFDDの検証、データ整理。開店して諸事。<br />
　寝不足でやる気起きず遊ぶ。<br />
　午後、コタツの脚の修理のため一旦自宅に帰る。食事のたびに少し移動させるのだが、脚の底が敷物に引っかかり急激に折れ、その下に敷いているホットカーペットがすぐに壊れてしまうので、脚底に「カグスベール」をビスで固定する。壊れたホットカーペットを新しいものに交換。断線は防げるか。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202603/21/84/f0035084_16561564.jpeg" alt="_f0035084_16561564.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　閉店後の番台端飲酒会議の話題は、「長いカタカナの用語を憶えられない件」。アナフィラキシーなど。シミュラクラ現象をぼくは憶えている。<br />
<br />
<br />
　「青春の殺人者」（1976 長谷川和彦監督）を観た。とても面白かった。痛くないようにそーっとやって、と頼んで包丁で刺された母（演：市原悦子さん）が「痛いよォ！」と叫ぶ。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 17:43:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-01-12T17:43:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>栗のパス　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38437954/</link>
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      <description><![CDATA[12月29日月曜日。<br />
　事務所業をする月曜日だが日程を鑑みて年内最後の営業として店を開ける。開店時間に遅刻して諸事。<br />
　2、3個のやらねばならぬことをずるずると長時間かけて終わらせる。<br />
　映画「横道世之介」のとても胸を打つ不思議さについてずっと喋る。<br />
　OBさんがFDD（フィルム・デイ・ディテクティブ：映画の中の日付けを探す計画）の報告を持ってきてくださった。自宅配信観賞型ではなく映画館観賞型でFDDをしてくださっていてありがたく、その難しさに想いを馳せる。　<br />
<br />
<br />
　夜、「イージー・ライダー」（1969 デニス・ホッパー監督）を半分ほど観る。<br />
<br />
<br />
12月30日火曜日。<br />
　例年ならせっせと掃除に勤しむ年内最終出勤日だが、どうにもなにもしたくなくて、ゆっくりなんとなく、気付くところだけ掃除をする。<br />
　ふと思い立って年内の目標だった外の特価本の商品化。<br />
<br />
<br />
　恒例の、店員全員での納会をうどん居酒屋硯家さんにて。・パソコンのキーボードが接触不良でビシビシと強く打たねばならない→新しいキーボードだけ買って本体はアームで宙に上げて使う・文房具が溢れすぎていて使うときに選ぶのがめんどう→ペン立ての中にすぐに使える一軍だけを集めた小さな区画を作る・店のお使い用自転車が無いのは不便→急な坂の下に引っ越しをした店員TTが坂が辛くて使わなくなった自転車を寄付してくれる、などなど改良点をいろいろ出してもらえてよかった。<br />
<br />
<br />
　「イージー・ライダー」を観終わる。初めてだったので、暴走族の賑やかなパレード譚だと思い込んでいたのがまったく違っていて驚いた。こんなに哀しく切実な映画だとしらなかった。とっても面白かった。<br />
<br />
<br />
12月31日水曜日。<br />
　休み。ついに今年を終えることができてとても嬉しい。<br />
　映画「素晴らしき日曜日」（1947 黒澤明）、「サブスタンス」（2024 コラリー・ファルジャ監督）を観る。<br />
<br />
<br />
　夜、散歩兼買い物に出て、雑司ヶ谷霊園内のお気に入りの道をゆっくり歩く。灰色の画面に墨を流したような樹影が美しい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/28/84/f0035084_19491572.jpeg" alt="_f0035084_19491572.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　年の締めくくりとして「七人の侍」（1954 黒澤明）を日本語字幕付きDVDで観た。おろそかには食わんぞ。<br />
<br />
<br />
2026年1月1日木曜日。<br />
　午後、新年最初の一本にしようと控えていた「名もなきもの A CONPLETE UNKNOWN」を観た。以前、池袋西口のボブ・ディランばかりBGMで流してくださる酒場、ポルカドッツさんでビールをいただいているとき、聴いているのがボブ・ディランかと思っていたら全部ティモシー・シャラメさんの演奏とのことでびっくりしたことがあった。<br />
<br />
<br />
　夕方からムトさんのご実家にて年始恒例のおせち食事会。毎年食卓の目玉の一つとなる「ヤツガシラ」は今年不作とのことで無し。年に一度だけゆっくり味わう家庭的和食はとても美味しい。<br />
　食後のトランプ大会では、古書信天翁センパイが毎年おみやげに買ってきてくださる剥き甘栗がパスの回数を示すマークとして活躍。うっかり食べてしまったりする。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/28/84/f0035084_19494274.jpeg" alt="_f0035084_19494274.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　帰路、凍りそうに寒い鬼子母神参道を縮こまって歩くながら、さて新年かと気持ちを改める。<br />
<br />
<br />
　映画「霧の旗」（1965 山田洋次監督）を観た。FDD（Film Day Detective：映画の中に日付けを探す計画）におけるトピックのひとつ「時系列と日付けの整合性問題」あり。FDDとして最もしたくないのが粗探しなので、それはそれで愉しむ。<br />
<br />
<br />
1月2日金曜日。<br />
　映画「地獄の黙示録」（1979 F・F・コッポラ監督）を観る。「Col. （Colonel）」が大佐、「Maj. （Major）」が小佐。カーツ大佐にも小佐時代がある。<br />
　<br />
　夕方、しっかりした雪が降り始めたが、買い物ついでの散歩に出る。地下鉄東池袋駅の出入り口階段に雪が吹き込んでいて愉快だった。<br />
<br />
<br />
　「道」（1954 F・フェリーニ監督）を観る。やっぱり、「ザンパノ」と「ジェルソミーナ」は何度も声に出して言いたい。過去に観たザンパノと印象が変わっている。シン・ザンパノ。<br />
<br />
<br />
1月3日土曜日。<br />
　映画「13日の金曜日」（1980 S・S・カニンガム監督　なんと、あのいわゆる”ジェイソン”がまだ登場しない！）、「白昼堂々」（1968 野村芳太郎監督）、「下妻物語」（2004 中島哲也監督　イチゴさんほんとかっこいい）を観た。<br />
<br />
<br />
　夜、買い物ついでの散歩に出てサンシャイン通りのブックオフに立ち寄る。盤面の美醜の確認など、レコードを商品にすることには細かな手間がつきまとうので敬遠しがちなのだが、そうだ、愉快なサントラ盤なら利益とは関係なく店内に飾って楽しそうだ、と思いついて手頃な価格の数枚を購入。そしてDVDコーナーで配信では観られない映画を探したが、配架方法として「ロマンス」「アクション」「ドラマ」「サスペンス」など、なんとも個人的見解に依らざるをえない区分けを採用なさっていて驚き戸惑う。<br />
<br />
<br />
1月4日日曜日　<br />
　午後、明日からの営業の準備のために出勤。<br />
　店員TTが使わなくなったので寄付してくれる自転車を店の横に停めておいてくれた。薄いエメラルドグリーンという、まったくもって奇妙で信じがたく変な色の自転車なのだが、非常にありがたい。なにせ、新車を妥協して買うのではなく店員TTからのおさがりをもらう、というルートが手応えがあって嬉しい。はてさて真っ赤に塗装ができるのはいつになるだろう。ゆっくり楽しみたい課題ではあるが自転車に色を塗るのはいかにも難しそうだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/28/84/f0035084_19501500.jpeg" alt="_f0035084_19501500.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　年末年始の数日で溜まったFDDのデータをじっくり整理。<br />
　立石書店一郎さんに運転してもらって市場へ出品に行き、戻ってまた店の諸事。<br />
<br />
<br />
　「ローズマリーの赤ちゃん」（1968 R・ポランスキー監督）を初めて観た。ピンクのクレジット。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 05 Jan 2026 11:52:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-01-05T11:52:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>動き　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38409330/</link>
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      <description><![CDATA[12月22日月曜日。<br />
<br />
　店営業はせず事務所営業（「事務所」のほうがそれらしいと気付き「内勤」から変更）。<br />
　年内の大きな目標2個のうち・新しいサブパソコンを稼働させる、が先週達成できたので、もう1つの・店用の自転車を買う、をしに要町の大きな自転車屋さんを目指して主に自転車を使うことになる店員ノムと、ムトさんとで散歩に出る。<br />
　昼食処を探しなが細道に分け入る。元八勝堂さんの裏のほう、といえばいいのか、池袋西口に新しい地域ができていてとても新鮮だった。「ニシイケバレイ」。バレイにあった食堂で定食と瓶ビールをいただく。<br />
　要町の自転車屋ダイシャリンさんから板橋のアサヒさん、ドン・キホーテを回るが、極々単純な容姿で機能な自転車と出会えない。脳内で錆びたイメージと時代の趨勢の関係性はたいていそういうものだ、という事実が定着してきているので、まあ今日はそういうことだと諦めてケンタッキーフライドチキンを買う。お持ち帰り専用ケンタッキーでお得パック3人分を購入したが、食券をカウンターに提出したのと同時に「はいこちらですー」と手提げに入った注文品を渡していただけて、想定との速度の相違に驚いた。<br />
<br />
<br />
　店に戻って『朝日ジャーナル』のシバリと散らかった番台周辺の片付け。<br />
　今日の市場での売り上げをウェブで確認すると、最低入札額の2000円なら売れるんじゃないかと出品した4点全部がボー（入札無し）だったので、まあそうだよね、と訳知り顔を準備しながらしばらくうつむいた。4打席連続三振は初めて。フルスイングしてもいないので余計に恥ずかしい。<br />
<br />
<br />
　映画「どですかでん」（1970 黒澤明監督）をFDD（Film Day Detective 映画の中に日付けを探す活動）として観る。原作『季節のない街』のタイトル通り日付けが無く、その無い様が美しい。FDDでは見つけた日付けをダイヤモンドだとは思わない。日付けの無さもまた宝石である。日付けは多分偶然落ちている小石。<br />
<br />
<br />
12月23日火曜日。<br />
　休み。<br />
　昨日入札無しだった商品の構成を変えて再出品しに市場へ行く。北部支部役員と合流し、組合が保管している古い資料を皆で検分する。生誕時に北部古書会館の2階が住まいだったT書房タケちゃんは古い写真を興味深そうに眺めている。ぼくも含めた「北部の子」という視点についてここ数年かんがえている。<br />
<br />
<br />
　「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」（1981 スティーヴン・スピルバーグ監督）を観た。考古学者になりたい。<br />
<br />
<br />
12月24日水曜日。<br />
　休み。<br />
　お借りしたDVDで「他人の顔」（1966 勅使河原宏監督）を観る。<br />
<br />
<br />
　午後、月曜日に見つけられなかった新しい自転車を探しに早稲田方面へ散歩に出る。数軒の自転車売り場を回るがキューティクルヒットは無い。<br />
　神田川沿いをぶらぶら、遊びつつ帰る。<br />
<br />
<br />
　夜、「隠し砦の三悪人」（1958 黒澤明監督）を観る。日本語字幕付きのDVDで再生し、音声が聴き取りづらい問題を払拭。旧作邦画を観ていて、ん、いまちょっと聴こえなくて理解できてないけどまいっか、ということがたまにあるが、字幕はとてもありがたい。<br />
<br />
<br />
12月25日木曜日。<br />
　前業に遅刻しつつFDD（Film Day Detective）のデータ整理。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　やることリストに難しくないごく当たり前に遂行できる諸事9項目を挙げ、ゆっくり一つずつ解消していく。アイパッドを充電する、セロテープを発注する、両替に行く、など。年内はもう働きたくない気持ちが濃い。<br />
　9項目のうち7.５項目が終了。番台端飲酒会議にて、手帳編集部Fさんによる「砂の器の丹波哲郎」「麻雀放浪記の高品格」、わたくしの「醜聞の志村喬」「疑惑の桃井かおり」などなどで遊ぶ。左卜全になんどか挑戦したがぜんぜん未熟で不評。<br />
<br />
<br />
　「CINEMA」の語源はギリシア語の「動き」であると編集部Iさんから教わりびっくりした。軽検索によると、「ギリシャ語で「動き」を意味する「kinein（キネイン）」に由来します」とのこと。Iさんの議題はつまり”画面の美しさ”というのは”動き”を語源とする映画にとってなんであるのか、という点。<br />
<br />
<br />
　「ペット・セメタリー」（1989 メアリー・ランバート監督）を観た。猫の名はチャーチル。略してチャーチ。<br />
<br />
<br />
12月26日金曜日。<br />
　前業に遅刻しつつ何もせず。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　靴底の穴はいつも右足母指球の下に開く。穴が開いてもしばらくはガムテープを貼ったりや中敷き敷いたりして粘るのだが、もう限界だろう、と注文していた新しい靴が届いたので古いのを胸中で謝意を述べ供養して捨てる。ウェブの注文履歴をみると一昨年の3月に購入しているので、約21ヶ月。短いような気がする。<br />
<br />
<br />
　もうすぐ開催される古書組合の支部忘年会に向けて資料整理を少し。<br />
　夕方から実家に行き上板橋のイタリア料理店で母と忘年会。いつもとても美味しい。母の頭のCTスキャン画像をみせてもらうなどする。実家の近所に再開発の穴が開いていた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/14/84/f0035084_13552030.jpeg" alt="_f0035084_13552030.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　映画「横道世之介」（2013 沖田修一監督）をまた観る。<br />
<br />
<br />
12月27日土曜日。<br />
　前業でFDD（Film Day Detective）のデータ整理をして番台で突っ伏し寝。開店して諸事。<br />
　寝不足のせいかどうにもエンジンがかからぬまま時が過ぎる。夕方、動物病院にて年末年始用に多めに猫の薬をいただく。<br />
　これも慢性的な寝不足のせいだろうか、早く休みに入りたい気持ちを堪えている。<br />
<br />
<br />
　よく来てくださるお客様がお帰りの際に「よいお年を」とご挨拶する。次に番台にいらっしゃった初めてのお客様が精算後に「よいお年を」とご挨拶してくださる。時候の挨拶のなんとなくな連鎖が起こった。極力「よいお年をー」を心掛ける。<br />
<br />
<br />
12月28日日曜日。<br />
　前業で年内に終わらせたかった毛糸玉の商品化。毛糸を売ることはとても楽しい。買ってくださるお客様が今まさに自ら手を動かして創作に向かおうとなさっているからだろうか、わくわくとホットな気配がたいてい濃く、なんだか嬉しい。やはり創作で頭を埋めている人にはトゲトゲと世を憎むヒマがない。開店して諸事。<br />
　今晩の古書組合北部支部忘年会に向けて少し資料の整理。うまくことが運ぶだろうかと緊張する。<br />
<br />
<br />
<br />
　サンシャイン60ビルの59階の和食レストランにて忘年会。普段の宴会よりも支部史的な記念の要素を含む会なので特殊な会場を設定したのだが、ご参加を念頭に置いていたFさんの不参加の理由が「高所恐怖症」であり、幹事事務の想定の至らなさを申し訳なく思いつつも、なんだか可笑しかった。<br />
　支部長ではあるが堂々と立ち振る舞えない。大きな個室内の大きなテーブルの間でふわふわと浮かぶ。機会を見つけてAさんやIさんと今後の大事なお話をできてよかった。二次会にてIさんから大人の遊び事情をお聞きしたり、「細かいことを見逃しちゃいけない」という秘技のようなものを教えていただけて嬉しい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/14/84/f0035084_13554519.jpeg" alt="_f0035084_13554519.jpeg" class="IMAGE_MID" height="374" width="500" /></center>　解散後、緊張からの解放を喜びたく、高田馬場の自由空間さんで信天翁センパイとビリヤード。深夜のビリヤード場はアジア系の若者たちの多国籍な言葉で大賑わいだった。ナインボールでラック数2対3で敗戦。決定打の場面でずっこけショット略してズコショを繰り返す。ああああ情けなや。ビールのピッチャーを空けながら、いつのまにか3時間経っていた。年内最後の1ショットだけはビシッと決めることができひとまずそれでよしと自分を慰め、明るくなり始めた水色の明治通りを歩いて帰った。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 29 Dec 2025 21:01:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-12-29T21:01:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>拓　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38385469/</link>
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      <description><![CDATA[12月15日月曜日。<br />
　「無法松の一生」（1958年版 稲垣浩監督）を観て出勤し、営業はせず内勤。<br />
　店内奥封鎖の原因である山脈を削っての仕分け。ついに大判に突入して終業時間までに終わらず。<br />
<br />
<br />
　夜、冒頭だけ観ようと映画「赤ひげ」（1965 黒澤明監督）を再生したらやはりとても面白くて結局そのまま最後まで観る。画面内の光線と影の美。何度観ても杉村春子さんが大根で痛打されるシーンはすごい。<br />
<br />
<br />
12月16日火曜日。<br />
　久しぶりになにも予定のない休み。<br />
　映画「どん底」（1957 黒澤明監督）を観る。左卜全さんをたっぷり観たければこの映画なのか！と思った。とても面白かった。<br />
　すぐに次の映画を再生しようとするが、映画観賞に時間を使うことがどうにも日常生活に支障をきたしつつある気がするので、猫の番や洗濯、皿洗いをなるべく優先する。<br />
<br />
<br />
　「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」（2024 ソイ・チェン監督）を観る。FDD（Film Day Detective 映画の中に日付けを探す活動）における「祭り問題」あり。祭りは日付けが特定できそうでいてたいてい複数日に渡るのでそのうちのどの一日なのかはわからない。今回は香港の「盂蘭勝會」（盂蘭盆会:うらぼんえ）。<br />
　「突貫小僧」（現存14分 1929 小津安二郎監督）、「パリ、テキサス」（1984 ヴィム・ヴェンダース監督）を観た。「ホテル・ニューハンプシャー」でのナスターシャ・キンスキーさんが印象深いが、「パリ、テキサス」での姿も忘れがたく、この2作が同年の映画だったとわかり驚いた。<br />
<br />
<br />
12月17日水曜日。<br />
　休み。<br />
　午後、「遥かなる山の呼び声」（1980 山田洋次監督）を観てまた泣く。<br />
<br />
<br />
　夕方からYBA（山田ビリヤードアカデミー）。年内最後になるので勝ちたい気持ちが強く、目指している「愉しい孤柳の型」を意識して励むがどうにも噛み合わずに空振り。難角度のシュートをビシビシ決める山田くんに対して安全パイのシュートを外すいわゆるズコショを続けてまったく惜しくもない敗戦。ラック数4対10。通算ラック数174対265。総合3勝26敗1分。<br />
　居酒屋大門さんにて反省会。少し前に「上戸彩って知ってる？すげぇ美人なんだぜ？」と言っていた山田くんが今日は「これからは井上真央だな」と言っていた。<br />
<br />
<br />
　「スケアクロウ」（1973 ジェリー・シャッツバーグ監督）を観ながら就寝。<br />
<br />
<br />
12月18日木曜日。<br />
　前業に遅刻しつつ店奥封鎖解除への最終段階、1000冊以上ある雑誌『朝日ジャーナル』の整理。号数を確認して発行順に並べて積んでいく。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　重い作業ができるメインパソコン以外によく使っていた軽作業用のサブパソコンが数ヶ月前に壊れてしまっており、昨日やっと新調する気力が沸いたので注文していた新しいパソコンが届いた。クロームブックという小型の機種が使いやすい。前号機が壊れた理由にはかなり手応えのある心当たりがあり、それは「落っことし過ぎたから」。狭い番台上のぎりぎり端になにげなく置いてあるのを引っ掛けて床に落とすことが何回あったろう。不安定な本の塔の頂上から落下させたことも何度もあった。無理な角度で床と衝突し続けたために電源コードの差し込み口が歪み、充電ができなくなってしまった。赤い機械から青い機械へ。単語登録などの各種店用の設定を終わらせる。この軽やかな足取りのかわいいバンビを雑に扱って壊しませんようにと祈る。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/03/84/f0035084_00522738.jpeg" alt="_f0035084_00522738.jpeg" class="IMAGE_MID" height="393" width="500" /></center>　夜、「燃えよドラゴン」（1973年 ロバート・クローズ監督）を観始めたがすぐに眠りの海へ墜落した。<br />
<br />
<br />
<br />
12月19日金曜日。<br />
　前業で昨日からの『朝日ジャーナル』整理を続け、並べは終わったが縛りには至らず。開店して諸事。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202602/03/84/f0035084_00530138.jpeg" alt="_f0035084_00530138.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　午後、市場へ商品を少し出品に行く。<br />
<br />
　15年以上前からのお客様Sさんは、ご来店なさるとたいてい日常生活にまつわる楽しい情報を伝えてくださる。今日は「栗原はるみ開発の蒸し器、他調理道具類の素晴らしさ」、「SB食品の粉のカラシの美味しさ」、「板橋区大谷口の練り物屋さんの愉しさ」を教えてくださった。<br />
　閉店前に立ち寄ってくれたミヤモトくんからは、いい感じの居酒屋さん情報を聞く。下板橋竹の子さんと板橋田丸やさん。<br />
<br />
<br />
　夜、「燃えよドラゴン」の続きを観始めるが、独特なリズムがそうさせるのか、また途中で寝る。<br />
　早朝ふと目覚めた隙に途中まで観て気になっていた「スケアクロウ」を観終える。とても面白かった。マックスとライオン、ザンパノとジェルソミーナ（「ザンパノ」と「ジェルソミーナ」を声に出して言いたい）。<br />
<br />
<br />
12月20日土曜日。<br />
　前業からずっと今晩の不忍ブックストリームの準備。雨が降り続ける。かたつむりシフトで開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　夜、YouTubeライブ「不忍ブックストリームⅡ」の本番。「ダメ男」を「ダメ”お”」と読むか「ダメ”おとこ”」と読むか、決まりのなさが面白い。鹿美社さんの『ダメ男小説傑作選』。<br />
　担当コーナー、ブックスポーツ略して「b-Spo」は、テレビのバラエティー番組のコーナーにあった「本名寺の変」（芸能人などの本名を当てるクイズ）をなんと素晴らしいネーミング！と感動して完全に模倣させていただいた、漫画のキャラクターの本名を当てる「本名寺の乱」。和やかで楽しかった。<br />
　「b-Spo」は1:24:05ごろからです。<br />
<br />
<br />
<br />
　新型ウイルス禍以降、近隣の居酒屋さんがほとんど24時前には閉まってしまう（22:30ラストオーダー、23:00閉店が多いか）ようになり、ちょっと夜遅めの場合は打ち上げ宴会難民となるのが常だったのだが、ムトさんがふと「おいら気になってるとこがあんだ」と先導してくれて試みに入った居酒屋「勝や」さんが、夜遅めに一日を労うアルコールを飲みたい連中への頼もしい救助船だった。久しくなされていなかった大いなる開拓が成就した。<br />
<br />
<br />
　深夜、ついに「燃えよドラゴン」を観終える。大量の練習生たちが整然と広場に並んで突きや蹴りの型稽古をしているのを空撮しているシーンがあるが、目を凝らすとそのうちの何人かがフニャフニャと仕方なくやらされているように見え、面白かった。<br />
<br />
<br />
12月21日日曜日。<br />
　前業で『朝日ジャーナル』のしばりをひたすら。1200冊と少しあった。開店して諸事。<br />
　綿々と番台上滞留物の値段付け。<br />
<br />
<br />
　閉店後の番台端会議の議題は定番の”宝くじが当たったらどうする？”。ビルを建てて地下2階から最上の10階まででなにを営むか。意見が噴出して愉しい。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 22 Dec 2025 17:53:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-12-22T17:53:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>清と精　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38334682/</link>
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      <description><![CDATA[12月1日月曜日。<br />
　内勤を休んで寝る。午後遅めから少しだけ諸事。受注物の発送などなど。封鎖している店奥に積んでいる大山脈の一部が崩れそうなので積み直し。<br />
　<br />
　夜、遠方の頑張っている同業の友人といわゆるZOOM飲み会をする。こんなことができるなんて、インターネットというのはすごいものだ。もしインターネットの通信電波が目に視えたとしたら世界は何色だろう。多分、空気の成分は酸素と窒素とワイファイ、に違いない。<br />
<br />
<br />
12月2日火曜日。<br />
　休み。<br />
　映画を観る。「麻雀放浪記」（1984 和田誠監督）、「昭和残侠伝」（1965 佐伯清監督）、「醜聞 （スキャンダル）」（1950 黒澤明監督）。3作とも戦後の焼け跡の気配が色濃く、映画が映す時流の背景がとても面白い。ギャンブラー、やくざ、画家、弁護士の復興。<br />
　夜、「いのちぼうにふろう」（1971 小林正樹監督）を観る。仲代達矢さんのなんたるかっこよさ。人を斬り小鳥を護る。<br />
<br />
<br />
　買い物をしに出て、東池袋のタワーマンション建設工事現場の横を通りかかると、ヘルメットの影が店に整列している静かなシーンがあった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202601/09/84/f0035084_14530920.jpeg" alt="_f0035084_14530920.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>12月3日水曜日。<br />
<br />
　休み。午後出かける前に「アパートの鍵貸します」（1960 ビリー・ワイルダー監督）を観る。これがあのテニスラケットパスタすくいか！と思った。<br />
　神保町の文房堂さんに額縁を誂えにいく友人Kさんとムトさんについていき、B4判のポスターフレームを買う。さんま好きのKさんと行きたいと機を待っていた飯田橋の居酒屋秋刀魚さんへ。さんまの塩焼きはメニューになく、お店のかたにお尋ねすると、もう時期が遅くて小さいのしか入らないからとのことだったが、それでもいいのでとメニュー外のお願いをして今年最後のさんまの塩焼きをいただいた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202601/09/84/f0035084_14535571.jpeg" alt="_f0035084_14535571.jpeg" class="IMAGE_MID" height="194" width="500" /></center>　神楽坂を歩いて以前から気になっていたビリヤードStellaさんで少し遊ぶ。ムトさんと柘榴杯。こういうお店が近所にあったらいいのになあ、と思う。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「悪い奴ほどよく眠る」（1960 黒澤明監督）を観た。<br />
<br />
<br />
12月4日木曜日。<br />
　前業後に開店して諸事。<br />
　梶芽衣子さんの『女囚さそり 第41雑居房』のパンフレットを昨日買ったフレームに入れて飾る。かっこいい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202601/09/84/f0035084_14581141.jpeg" alt="_f0035084_14581141.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　大山脈で店奥を封鎖したまま年を越してしまいそうなのがイヤで、普段は場ががちゃがちゃと乱れるのでやらないようにしている営業中の山脈の仕分けを番台横でやることにする。台車2台分程度を切り分けたところで縛り、次の2台に移ることを繰り返す。<br />
<br />
<br />
　今日は「江分利満氏の優雅な生活」を観るのだ、と言ってしばらく後に、ムトさんが「おい、今日は佐分利信を観るんだろ？」と言うので、「エブリだよ！」と応じる。「ブリが一緒じゃねーか！」とのことで可笑しい。<br />
<br />
<br />
　氏名を訊ねられた時、苗字と名前のうち名前を1回先に言うといい感じ、という説を聞いた。例えば「お名前は？」「太郎‥‥山田太郎。」のようなこと。機会があったらやってみたい。<br />
<br />
<br />
　映画「江分利満氏の優雅な生活」（岡本喜八監督）を観た。<br />
<br />
<br />
12月5日金曜日。<br />
<br />
　前業から開店して諸事をはさんで店内奥を封鎖している山脈の仕分けをずっと。<br />
<br />
<br />
　夕方、入口ドアと店内の2箇所に掲示している「屋外の商品は先にご清算ください」という貼り紙を指して、「あの‥‥何度か来店してずっと気になっていることがあって‥‥余計なお世話だったらまことに申し訳ないんですが‥‥」と男性のお客様がお会計をしながら話しかけてくださった。内容をお聞きしてとても驚いた。お客様は宙に指で文字を書きながら、「あの貼り紙に『清算』とあるのは『精算』なんじゃないでしょうか‥‥もしなにかこだわりがあるのならすみませんが‥‥」とご丁寧に仰る。なんたることだろう、ぼくは「清算」と「精算」が微細な違いはあるかもしれないが大きな枠内ではお会計の意味に使える終局的には同じもの、だと思い込んでいたのだ。「十分」と「充分」のように、差は手癖くらいのものだろうと。<br />
　講談社学術文庫『国語辞典』より抜粋。<br />
清算／財産を整理、処分すること。過去の関係を全部捨てさること。<br />
精算／こまかに計算し直すこと。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「ジャッカルの日」（1973 フレッド・ジンネマン監督）を観た。今日と言う日の打ち上げでの飲酒による酔い、ストーリー展開の速さ、フランスとアルジェリアの歴史的関係への無知によって脳が追いつかず、半分も進まずに眠りの底へ沈没していた。<br />
<br />
<br />
12月6日土曜日。<br />
　前業から開店して諸事を挟んでずっと店内奥を封鎖している山脈の仕分け。四六判が終わった。多い順に、政治、歴史、中国関連、帝王学、宗教、など。<br />
<br />
<br />
　夕方ふと空いた時間に「屋外の商品は先にご［清算］ください」看板を［精算］に作り直して貼り替える。<br />
<br />
<br />
　夜、ムトさんに連れられ新宿のライブハウスでムトさんが応援中のっぺらさんのライブを観る。鳴れ鳴れもっと鳴っていろいろつんざけー、という想いが湧いて涙がでてきた。各種貼り紙を見ると、ライブハウスは往来座と同じ年に開業なさっているようだった。しきりに「俺薄着なんすよー、失敗したなー」と照れくさそうに繰り返す男性と「そうすねー、厚手の上着あったらいいすねー」などと言いながら喫煙所でたばこを吸った。とても楽しかった。<br />
<br />
<br />
12月7日日曜日<br />
　短い前業。開店して諸事。<br />
　店奥に積んでいる山脈の仕分け、A5判をよいしょよいしょと進めて終わらせる。<br />
　<br />
　閉店後の番台端会議にて、なぜか不思議と日々の隙間に忍び寄ってきてそれなりに盛り上がり楽しいけど不毛な話題の筆頭、「宝くじで10億円当たったらどうする」会議が始まる。今回の反対意見が最少の一応の落着点は、「どこかの町に横丁を作る」だった。<br />
　映画「ジャッカルの日」の背景になっているフランスとアルジェリアの関係について調べたり話したりしていたら、ムトさんが「ん？アルジェリアだっけ？ナイジェリアじゃねーか？」と言う。なるほど、ジェリアが有るのか無いのか。<br />
<br />
<br />
　トノサマカエルはスズメバチに刺されても大丈夫、というニュースを目にした。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 08 Dec 2025 01:57:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-12-08T01:57:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>空き地　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38311919/</link>
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      <description><![CDATA[11月24日月曜日。<br />
　営業はせず内勤。<br />
　午後すぐに極ご近所様宅へ出張買い取りへ。先週下見をさせていただいたので作業の軌道をイメージできており早い。店員ノムもシバリをしてくれて約30分で終了、30束。<br />
　車から店に降ろし、店の諸事をいろいろ。<br />
　目標だった店奥封鎖の要因である山脈の掘削はほとんどできなかった。<br />
<br />
<br />
　映画「ミッドナイト・ラン」（1988 マーティン・ブレスト監督）を観る。何度目かだが、やはりとても面白い。<br />
<br />
<br />
11月25日火曜日。<br />
　休み。午後から阿佐ヶ谷のブックギャラリーポポタムさんにてムトさんの個展「沼日、また」の片付け、搬出作業。素敵な町だなあとまた羨ましがりながら散歩してビリヤードルーツさんにいたり、ビールをいただきつつほんの少し遊ぶ。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「血と砂」（1965 岡本喜八監督）を観た。すごかった。ブラスバンドの「聖者の行進」がずっと残る。<br />
<br />
<br />
11月26日水曜日。<br />
　休み。午後、去年に続いて2回目となる北部古書会館跡地の空き地の雑草を抜いて掃除をする北部空き地クラブを有志にて。草をぼすぼす抜いて一箇所に集めるのは簡単なのだが、ビニールのゴミ袋に詰め込むのが難しい。しかし繰り返しているうちに、太い幹の部分がうまく袋に納まるような折り方、丸め方に熟練し、上達するのが楽しかった。ゴミ袋25袋を作り、記念撮影して缶ビール。信天翁センパイが買ってきてくれたゴムボールでオミさんとセンパイと短時間のキャッチボールをして遊ぶ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/28/84/f0035084_02501741.jpeg" alt="_f0035084_02501741.jpeg" class="IMAGE_MID" height="276" width="500" /></center>　作業後の夕方、いつかお伺いしたかった下赤塚の司書房さんへ。屋外の古道具コーナーに木製のビリヤードキューを見つけ、ブレイクキューにびったりだ、と購入する。無銘だがガッチリと太くたくましい。いつもは師・山田くんに借りていたのだが、これでついに自前を持てた。<br />
　オミさんのお父上から店作りの工夫についてお伺いする。再編集と発明と手を動かすこと。売り物にならないと思えるようなものでも、組み合わせや新しく手を加えることで甦ること。商品を創造なさっている。店番中だったオミさんのお母様は、まるで邦画に出てくる女優さんのようで眩しかった。<br />
　駅前でご家族にケーキを買おうとなさっていた同業のKさんと偶然ばったり出会うなどしながらたどりついた下赤塚の焼き鳥屋さんにて打ち上げ。<br />
<br />
<br />
　深夜、ぼーっとしており、くわえた歯ブラシをタバコと間違えて柄の端にライターで火をつけていた。<br />
<br />
<br />
11月27日木曜日。<br />
　前業で多分、滞留物の商品化、配架。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　昨日空き地の掃除で使った鎌や火バサミが入っているトランクを片付けようとチャックを開けると、空き地で開け放っていた期間に侵入してそのまま運ばれてしまったのであろう蟻と蜘蛛と変な虫が出てきたのでキャーッと叫んだ。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「異人たちとの夏」を観た。ノスタルジーとホラーとスプラッターの奇抜な融合。<br />
　続いて現存するフィルムが11分しかないという「大学は出たけれど」（1929 小津安二郎）を観た。<br />
<br />
<br />
11月28日金曜日。<br />
　前業で多分、滞留物の商品化、配架。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　映画の中に日付けを探す企画フィルム・デイ・ディテクティブのデータ整理が無性に楽しい。<br />
<br />
<br />
　店の入り口の前のコンクリートの溝にたんぽぽの綿毛があった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/30/84/f0035084_10302194.jpeg" alt="_f0035084_10302194.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　夜、映画「の・ようなもの」（1981 森田芳光監督）を観る。映画鑑賞には飲酒が過ぎていて、あー最近伺ったばかりの谷中HAGISOさんの昔の姿だ！あー普通に街の商店街として賑わっていた谷中銀座だ！などと驚いているうちに眠りの地平に堕ちていた。　<br />
<br />
<br />
<br />
11月29日土曜日。<br />
　前業でなにをしたのか。開店して諸事。<br />
　午後早めに市場に行き数点の商品を出品し、先週に引き続き、夏に逝去なさった先輩T書店さんの在庫の市場への商品化を頑張っているKさんやOさんたちをお手伝いする。<br />
　大量のビニールでパックされた映画パンフレットのセロテープが経年で溶けたような状態になり、1冊ずつ剥がしていくのに一苦労。一緒にお手伝いをしていた長年Tさんといろいろな催事で一緒に仕事をなさっていたAさんに、テープが溶けてすごいことになってるっす、と報告すると、Aさんは「まあ、Tさんハゲてたからな！」とのことで可笑しい。さらにAさんが「Tさんってさ、手をグーにしたのを前から見たらほんとクリームパンみたいなんだよ、可愛かった」と教えていただいた。グーにした手がクリームパンみたいだった。なんて素敵な追悼だろう。<br />
　先週と今週、今までにほとんどしてこなかった、というか機会が生まれなかった、同業者と一緒に作業をする、という体験をした。店への執着が長いせいで、そういう経験をするのがとても遅い。地区支部の役をやり、同業と共同作業をする機会があればできるだけ率先して参加してみよう、と思っていて、ほんの極一部をお手伝いしただけなのだが、業者の一人としてその業界内の大事な景色を見せてもらっていると感じる。<br />
<br />
<br />
　閉店後、ぴたりとタイミングが合い絶好の機会だったので、高校生時代にビリヤードをプレイしていたが壁にぶつかって以来やっていないという手帳編集部Iさんを誘ってビリヤード場で深夜まで遊ぶ。台上の宇宙の闇へもぐり、右往左往する。まったくもって難しくて面白い。<br />
<br />
<br />
11月30日日曜日。<br />
　前業でなにをしたのか。開店して諸事。<br />
　<br />
　「ストロガノフ」ってなんだ、と唐突に思う。軽検索によると［ビーフストロガノフ＝ロシアの貴族「ストロガノフ家」に由来し、その家で考案された料理、またはその晩餐会で即興で作られた、など諸説あり］とのこと。ストロガノフ家（Стро́гановы）。いろいろなネーミングに使いたくなるストロガノフ。坂道ストロガノフ。電話ストロガノフ。梅ストロガノフ。<br />
<br />
<br />
　映画「の・ようなもの」を観終える。とても面白かった。ロケ地のひとつが谷中だったが、若き落語家さんが古書往来座からほど近い南池袋3丁目の路地でちりがみ交換のアルバイトをしていたのでさらに驚いた。出船亭志ん魚（しんとと）さんが町をつぶやきで描写（「道中づけ」というらしい）しつつ途中でリズムを整えるかのように「しんととしんとと」と合いの手を刻みながら歩き続ける東京の夜が美しい。しんととしんとと、これから長い距離をひたすら歩くときにきっと思い出すだろう。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 30 Nov 2025 15:10:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-11-30T15:10:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>Vのゔぁ　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38303312/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://ouraiza.exblog.jp/38303312/</guid>
      <description><![CDATA[11月17日月曜日。<br />
　午前中に立石書店一郎さんと合流し、極ご近所の昨日終えられなかった出張買い取りお預かりの作業をしにお客様宅へお伺いする。残してしまった最終コーナーからゴールまでを一気に駆ける。店におろして封鎖した店奥に積み上がった山脈にさらに追加。<br />
　午後から営業はせず内勤。<br />
　ご近所のお客様宅へ買い取りの下見へ行き、来週のお片付け当日のルートを確認する。<br />
<br />
<br />
　夜、映画『十九歳の地図』（1979 柳町光男監督）を観る。ふとしたシーンで友部正人さんが疾走なさっていてとても驚いた。<br />
　続けて『蒲田行進曲』（1982 深作欣二監督）を観た。ギンちゃん。<br />
<br />
<br />
11月18日火曜日。<br />
　休み。<br />
　映画「月曜日のユカ」（1964 中平康監督）。前観賞時の自分の理解の至らなさがイタイ。面白かった。<br />
　「酔いどれ天使」（1948 黒澤明監督）。三船敏郎さんのなんたるかっこよさ。<br />
　先週前半部を観ていた「ホテル・ニューハンプシャー」を観終える。好きな映画は？と尋ねられると「ホテルニューハンプシャー」と応えていたことがあったが、やはり好きだ。<br />
　夕方、何度目かの「幸福の黄色いハンカチ」（1977 山田洋次監督）を観てまた激しく感動。<br />
　夜、「疑惑」（1982 野村芳太郎監督）を半分ほど観る。<br />
<br />
<br />
11月19日水曜日。<br />
　休み。<br />
　映画「近頃なぜかチャールストン」（1981 岡本喜八監督）を観た。岡本喜八監督のフォークギターでの弾き語りのようだと思った。<br />
<br />
<br />
　夕方から第29回YBA（山田ビリヤードアカデミー）。めずらしいことに二人とも絶不調でも不調でもなく、ずるずると外し合わない試合になった。画期的なセリフを山田くんがつぶやいた。「あれ？普通にやってて負けたよ」。なんと嬉しい。ラック数8対10で敗け。通算獲得ラック数170対255。総合試合結果3勝25敗1引き分け。<br />
　とても大きな発見をした。自分の勝負弱さの一つの要因はひ弱な社交性だ。試合中に「独り」になれないこと。その場を楽しく成立させるためなら勝敗はどちらでもいいという傾向を推進してしまうピエロ性、とでも言えるか。「柳の型」を目指しているが、ここに「孤独な」もしくは「イヤホンをつけた」を加えねばならない。「独りで踊る柳の型」。<br />
　<br />
　夜、「都会のアリス」（1974 ヴィム・ヴェンダース監督）を初めて観た。舞台としてドイツの町ヴッパータールがでてきてとても驚いた。登場人物がモノレールに乗ったりもして、街並みもたくさん映る。元アルバイト店員小峯くんが暮らしている町。数週間前に小峯くんから町にまつわるお土産をもらった、あの、タフィーが川に落ちた町（10/24金）。<br />
<br />
<br />
11月20日木曜日。<br />
　前業でぼんやりと滞留物の値段つけ。開店して諸事。<br />
　店員ノムの不定期連載である「いぶりがっこチーズに祈りを【いぶチーメモ】」を更新。<br />
　「山に分け入って加湿器」と手帳のこの日の欄にメモが残っているがまったくなんのことだかわからない。<br />
<br />
<br />
<br />
　手帳編集部Iさんが「ここがロドスだここで跳べ」という言い回しを教えてくださった。思い迷わずここだと思ったところで断行せよ、という実行の奨励ではなく、「跳んだ跳んだと主張するなら今ここで跳べ」という過去への固執に対する警鐘のような意味合いが濃いようだ。<br />
<br />
<br />
11月21日金曜日。<br />
　前業でなんとなく滞留物の値段つけ。開店して諸事。<br />
　午後、定期的に呼んでいただいている事務所様へ出張買い取りのお預かりへ伺う。神楽坂のパーキングに車を停めていざ現場へ、と荷台のハッチバックを開けてびっくり。台車、折りたたみコンテナ、ヒモや軍手などを入れた道具袋の買い取りセット一式が載っておらずすっからかんだった。店を出発する直前、道具袋を入れた折りコンを台車に載せて店の横に停めた車に積み込もうとしたとき、ふと別の用事に気を取られそちらに傾注し、荷台になにも載せないまま暢気に買い取り先までの約30分を運転してきたのだった。慌てて店に電話をすると店員ノムが「買い取りセットが道に転がってるよ！」とのことだった。こんなことは初めてだったのでとても驚いた。<br />
　お客様に訳をお話しして一式を取りに戻ろうかとも思ったが、車内の予備備品入れにスズラン紐と紐切りに使えるカッターを見つけ、台車はお客様にお借りすることにして、なんとか事なきを得たのだった。<br />
　店に戻って今度はしっかり買い取りセットを積み、隣町の長年のお客様宅へ買い取りお預かりへ。玄関先で小さな息子さんお二人が交互に「はい、どうぞ」「はい、こちらです」と1冊ずつ手渡ししてくださり、お父さんは「すみません‥‥なにかと参加して手伝いたがる時期でして‥‥」と頭を掻いていらっしゃり、とても和む。思わぬコミュニケーションができてなんだかとても愉しい。<br />
<br />
<br />
　先日酔いの睡魔に敗けて途中までだった映画「疑惑」を最後まで観る。桃井かおりさんの「ゔぁっかじゃないの」を繰り返し練習する。「ゔぁっか」は「B」ではなく「V」で始まる。<br />
<br />
<br />
11月22日土曜日。<br />
<br />
　早朝から先月逝去なさった同業の先輩Tさんの倉庫の片付けのお手伝いをしに下赤塚へ。もともとお店をなさっていた建物で、お伺いしたのは初めてなのに、少年時代に通って一喜一憂した町の古本屋然とした店舗の構成が非常に懐かしく、そうそう、と胸が熱くなる。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/21/84/f0035084_15002489.jpeg" alt="_f0035084_15002489.jpeg" class="IMAGE_MID" height="185" width="500" /></center>　時間に余裕のある片付けではないので細かな分別はせず、前日から猛烈に頑張って作業をしていたKさんとOさんの指示に従って棚に残った本たちを縛って積んでいく。昼過ぎに縛り終え、Kさんの運転する先輩Tさんが使っていたハイエースで古書会館に運び、市場への出品準備をする。昼食をとった中華屋さんで、そういえばKさんもOさんもぼくも”板橋の子”だー、と意気を上げ、出身の公立中学校の話題が出たりもする。Kさんは熱心なソフトテニスボーイだった、など新情報を得る。古書会館8階喫煙テラス植樹帯の南天がとてもいい感じ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/21/84/f0035084_15021574.jpeg" alt="_f0035084_15021574.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　夜に作業を終えてぼくは帰路についたが、KさんとOさんはまたTさんの倉庫に戻って車への積み込みをするとのことだった。<br />
<br />
<br />
11月23日日曜日。<br />
<br />
　前業で最近夢中になっているフィルム・デイ・ディテクティブ（FDD・映画の中の日付けを探す企画）のデータ整理。開店して諸事。<br />
　夜、番台端飲酒会議にて、誰かが「せっせっせーのみそラーメン」をしってる？と言い出した。せっせっせーときたら「のよいよいよい」以外にあり得ないとぼくは思っていたが、4人のうち2人はああ、あったねそれ、となったので驚いた。<br />
<br />
<br />
　映画「ハスラー２」（1986 マーティン・スコセッシ監督）を観る。勝負に生きる男とか、男の誇り、矜持とか、いや、自分勝手過ぎる。<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 24 Nov 2025 17:35:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-11-24T17:35:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>封の癖　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38297371/</link>
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      <description><![CDATA[11月10日月曜日。<br />
<br />
　営業はせず内勤。<br />
　夕方から古書会館での会議へ。慌ただしくまったく心構え無しで会議にでてしまったが、行き当たりばったりで難を逃れた。<br />
　居酒屋はなびさんで反省会。いつも「タケちゃん」と呼称していた司書房Nタケオミさんのことを「オミちゃん」という呼び名に変更することにした。G堂さんがその呼び名を使っていらっしゃり、イカしてる、と思ったのだった。オミちゃんのお父様はこの業界の大ベテランで、「石原裕次郎の写真集をオレの若いころの写真集だって繰り返し主張するンすよーだから売れないんだっての、とオミちゃんが嘆いていた。<br />
　ふと古書信天翁センパイにビリヤード行こぉよぉと甘えると、家の近くなら行ってやる、とのことで、早稲田のイナホビリヤードさんで第2回アルバトロス杯を開催。早く帰りたいとぐずるセンパイに５対３で勝って嬉しい。それにしても、先週伺った阿佐ヶ谷のルーツさんやイナホビリヤードさんのような純粋な競技ビリヤード屋さんがまだまだご健在であることはとても幸せだ。イナホさんにはエフレン・レイズのサインボールが飾ってあってとても素敵。<br />
<br />
<br />
11月11日火曜日。<br />
　休み。<br />
　仲代達矢さんの訃報がニュースで流れる。『名画座手帳２０２４』の直筆帯文を頂戴したとき、隣に載るかたの文を邪魔しないようにと、あえて薄い墨でお書きくださったのだった。ひとまず普通の濃い墨色で調整して校正刷りを確認していただいた際にその真意をスタッフのかたから教えていただき、なんと静謐なご配慮だろう、と編集部は背筋を伸ばした。<br />
<br />
<br />
　午後、依頼された『古書月報』の原稿の取材のため北部古書会館跡地の空き地へ自転車で行き、見つけられる限りの種類の雑草を撮影する。<br />
<br />
<br />
　映画「切腹」（1962年 小林正樹監督）を初めて観た。仲代達矢さん主演。抜群に面白かった。分母の乏しい映画体験のなかでベスト数本にランクイン。以前勧めてくれた友人Rさんに抱きつきたい。<br />
　続けて「拝啓天皇陛下様」（1963年 野村芳太郎監督）を観た。以前観たことがあり理解が及ばなかったのだが、まったく別の物語のように感じる。とても面白かった。結局なにも観ていなかった、そして今も観ていない、のではないか。<br />
<br />
<br />
11月12日水曜日。<br />
　休み。<br />
　頼まれている『古書月報』の記事作成に呻吟する。ふわっと輪郭のはっきりしない事象をどう誌面に表すのか。夜になってやっと固まってきて、居酒屋はなびさんの串揚げの画像が必要になったので食事を兼ねてムトさんとレンタル自転車で出向く。<br />
　深夜、慌てて支部忘年会の案内書作り。<br />
<br />
<br />
<br />
11月13日木曜日。<br />
　前業から課題の作文作り。開店して諸事。<br />
　集中力が保たず課題作文を少し書いて店内を右に行き戻ってきて少し書いて左に行きまた戻ることを繰り返す。目処はついた。<br />
<br />
<br />
　帰路、雑司が谷鶴巻通りを歩いていると、道路上に白と緑色のドットがきれいにマークされている。そういえば、北側に一本並行している道にも同じようなドットのマークが描かれていた。新しい交通表示なのか、その場で検索してみたが何なのかわからなかった。（後日、詳細を忘れてしまったが、日本女子大学のなんらかの社会実験である、という貼り紙を見つけた。）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/16/84/f0035084_20225759.jpeg" alt="_f0035084_20225759.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　夜、映画「うる星やつら２ ビューティフルドリーマー」（1984 押井守監督）を観始めたが半分もいかないところで入眠。寝落ち、以外に、抗いようもなく眠ってしまうことを表す風流な単語はないだろうか。感覚的には、眠りの世界に墜落するような。堕睡のような。<br />
<br />
<br />
<br />
11月14日金曜日。<br />
　前業で滞留物の値段つけ、少し配架。開店して諸事。<br />
　明日が締め切りの『古書月報』の作文にひたすら勤しむ。やや煩雑な構成なので文章をデータで入稿するのではなく誌面そのものをイラストレーターで作ってPDFで入稿するという直截方式でやらせていただくことにした。<br />
<br />
<br />
　ダイエットのため間食をやめているのに、阿佐ヶ谷ポポタムさんでのムトさん個展にいらっしゃった仙台・ブックカフェ火星の庭の前野さんがお土産にくださったチーズクッキーをおすそ分けしてもらったのだが、美味し過ぎて続けざまに食べてしまう。仙台、甘座洋菓子店。ダイエット潰しに遭う。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/16/84/f0035084_20240249.jpeg" alt="_f0035084_20240249.jpeg" class="IMAGE_MID" height="398" width="500" /></center>　「うる星やつら２ ビューティフルドリーマー」を観ながらまた途中で眠りに墜落。<br />
<br />
<br />
<br />
11月15日土曜日。<br />
　前業から課題の作文作り。開店して諸事。<br />
　午後遅めに作文が完成、メールを送付。よかった。<br />
<br />
<br />
　「うる星やつら２ ビューティフルドリーマー」を3日目にしてついにエンディングまで観る。2度の墜落眠りでの中断を経たのでそれこそ夢のようで、ある意味それもドリーマーだった。<br />
<br />
<br />
11月16日日曜日。<br />
　前業で買い取りの準備。開店して諸事。<br />
　午後早めから、助っ人を依頼していた立石書店一郎さんと編集部Iさんとムトさんとで極々ご近所のお宅へ伺いご蔵書の買い取り作業。六畳間の四分の一ほどを埋める積み上がった本と、4つの押入れに詰め込まれた雑誌類。本も雑誌も見た目以上に奥行きが深く、縛れども縛れども終点が見えず。夕方が夜に変わるころ、お住まいが別にあるお客様にお疲れの色が見え始めたので一旦終了することにする。予定していた日のうちに買い取りを終わらせられないのは初めてのこと。一郎さんとあと2時間早く作業開始してればね、と悔やむ。3代目、生まれた時から古本屋の一郎さんは段取り構築や縛り作業が無闇に早く、とても助かった。なにより堂々となさっていて心強い。<br />
　とりあえず封鎖した店奥にムトさんが積んでくれていた運搬物を積み直しながら整える。店奥が通路を残してほとんど埋まった。封鎖を解けるのがいつになるのやら。なにか慌ただしい入荷があると店奥を封鎖する癖がついてしまった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202511/17/84/f0035084_21192654.jpeg" alt="_f0035084_21192654.jpeg" class="IMAGE_MID" height="668" width="500" /></center>　深夜、映画「ホテル・ニューハンプシャー」（1984 トニー・リチャードソン監督）の前半を観る。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 17 Nov 2025 23:27:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-11-17T23:27:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>FDD　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38287222/</link>
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      <description><![CDATA[11月3日月曜日。<br />
　開店はせず内勤。<br />
　次（2027年版）の『名画座手帳』での増補のため、映画の中に現れる日付けを探している。この日付け探しはFILM DAY DETECTIVE、略してFDDという企画なのだが、楽しくてしょうがない。日付けがあればいいな、とほんのり思いながら映画を観るのだが、これが新しい映画の観方との出会いだった。映画は全身全霊で真正面から受け止めて観るべきだ、という気負いが無くなったのだ。映画とはがっぷり四つで取り組まねばならないという力んだ構えはそれなりに収穫を生むに違いないのだが、映画から自分を遠ざけるものでもあったことに気付いた。いつか観たいと思っていた映画、過去に観たがもう一度観たい映画、友人がお勧めしてくれた映画を、空いた時間があればすぐに観始めることになった。日付けがあってもなくてもいいので、日付けのことだけを気にしているわけでもなく、内容も楽しめる。日付けがあった場合、物語全体の中でなにを意味する日付けなのか表現をしたいので結果的に全体を味読する。日付けがなかったとしても、映画にとって日付けの無さが重要である場合があり、それが何なのかかんがえる。日付けは邪魔にもなる。このフィルムデイディテクティブの活動が面白くて、往来座地下を書く時間を削ってしまっている。<br />
　手帳編集部の探偵たちと、気楽な程度に依頼している少数の部外探偵たちから集まってくるデータをエクセルにまとめていく。<br />
<br />
<br />
　『名画座かんぺ』最新号の折り作業、173枚。<br />
　番台上滞留物の値段つけを少しして、木曜日に迫った出張YouTubeライブ「不忍ブックストリームⅡ」内の担当コーナー「b-Spo」の準備。<br />
<br />
<br />
　北海道出身の友人Yさんが里帰りのお土産にくださったさんまの缶詰がとても美味しい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202511/17/84/f0035084_18371555.jpeg" alt="_f0035084_18371555.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　アマゾンのドラマ「GEN V」の続きを観る。<br />
<br />
<br />
11月4日火曜日。<br />
　休み。<br />
　午後、ムトさんの個展「沼日、また」の搬入の手伝いで、西池袋から阿佐ヶ谷に移転なさったブックギャラリーポポタムさんに行く。<br />
　訪れるたびに阿佐ヶ谷という街の魅力的な街ぶりに驚いて羨ましくなる。巨大ではない商業と娯楽と生活の理想的な距離感の融合、というのか。ポポタムさんは相変わらず見たことのない面白そうな本ばかり置いてある一階と、きれいな光が差し込む気持ちのいいギャラリーが二階にある、親密な教会のような新店舗だった。<br />
　ビリヤードのプレイなぞしたくはないが長年続いている伝統的なお店には興味があるというムトさんと、阿佐ヶ谷パールセンター商店街にあるビリヤードルーツさんで少しだけ遊ぶ。<br />
　帰路、高円寺方面へ歩いていてふと立ち寄った夜の馬橋稲荷神社がとても神秘的で息を呑むような空間だった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/15/84/f0035084_00223900.jpeg" alt="_f0035084_00223900.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　深夜、「生きる」（1952 黒澤明監督）を再観。<br />
<br />
<br />
11月5日水曜日。<br />
　休み。<br />
　やらねばならいことがあり、昨日からやろうやろうと思っていたのに手がぴたっと止まって動かない。なんたることだ。<br />
<br />
<br />
　ひたすら映画を観る。「RRR」（2022 S・S・ラージャマウリ監督）、「野良犬」（1949 黒澤明監督）、「タクシードライバー」（1976 マーティン・スコセッシ監督）を再観。「野良犬」、学生時代に一度観たが、こんなに面白かったのか。三船敏郎さんのなんたるかっこよさ。<br />
<br />
<br />
　YouTubeライブの本番がある明日が怖い。イメージはあるので大丈夫か。大丈夫ではないか。<br />
<br />
<br />
11月6日木曜日。<br />
　前業から「b-Spo」の準備。開店して諸事。<br />
　出かける時間までずっと慌てて準備をして、夕方、YouTubeライブ「不忍ブックストリームⅡ」出張版の会場である谷中HAGISOさんに向かう。早めに着いて、築70年の木造アパートを改装なさった迫力の建物1階喫茶室での「不忍ブックストリート」関連展示をじっと観る。<br />
　本番ではゲストのHAGISO主催宮崎さんのお話が新感覚でとても面白かった。東京芸大建築学科の図書館のことや雑誌『日常』のこと、直進よりも迂回をする経済についての本のご紹介など。建築環境学的視点というのか、古本屋で本のホコリに埋まっているぼくには衝撃的に斬新に思える。HAGISOで働いていらっしゃるジョージさんのお話も伺うことができ、本を売ることの新しい波を強く感じた。ジョージさんが熱海でなさっている「ひみつの本屋」。<br />
　b-Spoは、いわゆる記憶スケッチ、「SWEET MEMORIES」の谷根千（谷中霊園含む）著名人ポートレイト編。ひるねこBOOKS小張さん、往来堂書店笈入さん、タナカホンヤ田中さんが描いてくださった傑作たち。慌てて準備したからか、ライブならではの段取りの難しさ、あり。<br />
　b-Spoは1:31:55くらいからです。<br />
<br />
　終了後、配信技術担当の鈴木さんにおでん屋たかはしさんに連れていっていただいた。こんな素敵なお店があるのか！とほんとに驚いた。瓶ビールの、瓶ビールとしての輪郭が冴えているお店。手帳のその日の欄には「ゴースト・オブ・ツシマとヨーテー　子持ち昆布」とある。<br />
<br />
<br />
11月7日金曜日。<br />
　前業をサボって開店して諸事。<br />
　疲れの津波が押し寄せる。「息せき切って」なにかをした後、ぶわっと疲れがでるという経年劣化がある。　<br />
<br />
<br />
　夕方、護国寺からレンタル自転車で東京古書会館に行き北部古書会館解体後に遺された資料を見せていただく。探していたものがあったりなかったり。ちょうど帰宅時間に遭遇した組合職員で友人のKさんのタイムカードをKさん同伴のもと刻印させてもらった。紙を機会に差し込んだらガチャッと時間が記される。やってみたかった。Kさんとともにコンビニで買った缶ビールを手に帰路につく。初めて新御茶ノ水駅周辺を歩き、古書会館の近くにこんな近代的大都市のような環境があるのかと驚いた。せっかくKさんが丸ノ内線御茶ノ水駅まで送ってくれたのに、切符の券売機の前で護国寺のレンタル自転車のポートのそばに自分の自転車を停めてきたことをハッと思い出し、結局また古書会館そばまで戻ってレンタル自転車を借りて池袋に戻る。<br />
<br />
<br />
　夜、QRコードの「QR」が「Quick Response クイックレスポンス」のことだとしった。<br />
<br />
<br />
11月8日土曜日。<br />
　前業でなにをしたのか。開店して諸事。<br />
　ゆっくりやろうとしながら諸事の連発でゆっくりもできずに滞留物の商品化を断続的に。<br />
<br />
<br />
　夜、番台端飲酒会議にて、友人Bさんからすごいことを教わった。少年時代にかぶっていた野球帽、今はキャップというのか、のちょうどおでこの上に当たる部分に、折りたたんであるのを下ろせば両目を隠すことのできるメッシュ地の硬質な布がついていた。あれは当然、まぶしいときのための日除け、サンバイザーである、と思っていた。しかし野球系ファッションに詳しいBさんによるとそれはよくある間違いで、あのメッシュ地の布は「帽子前面の型崩れ防止のための裏地」です！とのこと。縫製技術や布製品の進化によって現在は必要がなくなったようだ。いやはや、なんたる画期的な思い違いの是正だろう。<br />
<br />
<br />
11月9日日曜日。<br />
　前業にて番台上滞留物の値段つけ。開店して諸事。<br />
　やらねばならぬことに手がつかず茫然と遊ぶ。<br />
<br />
<br />
　数日前に飲んだいただきものの梅昆布茶がとても美味しく、以前にもそんなことがあったが、また梅昆布茶が店内で流行中。そうだいいことかんがえた！と店員ノムが梅昆布茶に焼酎を入れて梅昆布茶割りを作って飲みながらなんだか渋い顔をしていたので少し分けてもらって飲んだが、まったくまずい飲み物だった。しかし梅昆布茶はまだまだ追いかけていきたい。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「ガス人間㐧１号」（1960 本多猪四郎監督）を観た。数々の異能超人の中でもガス人間はかなり強いのではなかろうか。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 10 Nov 2025 23:09:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-11-10T23:09:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>ボニート　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38256020/</link>
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      <description><![CDATA[10月27日月曜日。<br />
　営業はせず内勤。<br />
　あるリトルプレス冊子の入稿前原稿を拝見していたら、個人プロフィール欄に、〇〇年、株式会社〇〇に入荷。とあり、可笑しくて和む。「入社」の誤りなのか、あえてそうなさったのか絶妙に判断に迷うところが愉しい。<br />
<br />
<br />
　夕方前、待ち合わせよりも早めに目的地に着きたくて急いで店を出ようとすると、80歳代と思われるご婦人が入り口のドアを開けて薄暗い店内に入っていらっしゃった。すみません、今日は店は休みなんです、と繰り返すも、本屋さんにはどう行ったらいいの？ここ本屋さん？もうすぐ上の階からみんな降りてくる時間でしょ、と同じようなご返答の繰り返し。お住いはどこですか。南池袋３丁目‥‥。おお、ここは南池袋3丁目なので近いのですね、３丁目の次はなんでしょうね。わからないわ‥‥。むむこれは、と思い当たり、手を引かせていただいてゆっくり池袋駅近くの交番に歩き出したところ、急にハッとなさったご婦人が「ディーに行くの‥‥」とつぶやかれたので気付いた。ディーはデイサービスのことに違いない。歩を逆に向けて店を通過してお隣の施設の受け付けへご案内してみると、事務所にいらした施設のかたが、「Yさんどうしたのー？」と気付いてくださった。<br />
<br />
<br />
　古書会館8階ラウンジでの会議の席にほんの少し遅刻して到着。難局かと想定していたが同席のかたがたのご協力でとてもスムーズかついい方向にお話が進み、用意していた缶ビールも順調に空いていった。なんとも嬉しい。会議の途中で外からヘリコプターのプロペラ音が聞こるやいなや、I書店さんが「あ！トランプきた！」と仰ったので驚いた。アメリカのトランプ大統領が来日するというニュースをそういえばどこかで聞いてたっけ、と思い出した。それにしてもヘリの音で判断なさるとはかっこいい。<br />
　居酒屋花火さんで軽打ち上げ。そして会議にも同席してくれたKさんとふらふらと2軒目、とても久しぶりの池袋北口大都会さんへ。ほとんど記憶が無く思い出せないが、そんな時のための手帳には「ジェネリック・エロ　サビキとエビ」とメモがある。なんのことかはわからない。<br />
<br />
<br />
10月28日火曜日。<br />
　休み。<br />
　夕方から遊びに来てくれた同業の友人と板橋の焼肉屋さんにて会食。とても美味しかった。ついでに実家に立ち寄り、恒例の片付けねばならないのにあまりに物が多いことに暗澹とする会をする。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「事件記者」（1959 山崎徳次郎監督）を観た。<br />
<br />
<br />
10月29日水曜日。<br />
　休み。<br />
　午後遅めから板橋のホームセンタービバホームにて木材と段ボール箱を調達。ずっと計画している小工作があるのだが、作業をする段階になかなかいたれない。<br />
<br />
<br />
　映画「オーメン」（1976年 リチャード・ドナー監督）を初めて観た。「666」というのはそういうことだったのか。<br />
　続けて何度目かの「グラン・トリノ」（2001年 クリント・イーストウッド監督）を観る。これが伏線だったのか、と気付くことが多々ある。<br />
<br />
<br />
10月30日木曜日。<br />
　前業で素のまま積み上げて保管して痛みやすくなっていることが気になっていた在庫の箱詰め。開店して諸事。<br />
　今日のやらねばならないことリストを作り一つ一つ進め、13個のうち8個が完了した。<br />
<br />
<br />
　夜、番台端での飲酒会議中、お客様からいただいた和菓子を皆で食べていて、この柔らかい表面は求肥、ぎゅうひって言うんですっけ、などと話していたら、手帳編集部のFさんがぽつりと「求肥のガンマン」と言っていた。<br />
<br />
<br />
10月31日金曜日。<br />
　午前中に鶉山委員さんにて健康診断。今年はもう数値の改善を諦めている。開店して諸事。<br />
　夕方『名画座かんぺ』最新号の表紙作り。今回も過去に作って使っていなかったものを合成。<br />
<br />
<br />
　池袋西口再開発が延期されているというニュースを聞いた。<br />
<br />
<br />
　店の隣のローソン100さんの前の電話ボックスをふと見ると、電話機が家出していた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/12/84/f0035084_08400861.jpeg" alt="_f0035084_08400861.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　アマゾンのドラマ「GEN V」を観る。<br />
<br />
<br />
11月1日土曜日。<br />
　前業でなにをしたろうか。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　夜、映画「野獣狩り」（1973年 須川英三監督）を観た。当時の池袋西口、東武デパートの外壁に垂れ幕型脅迫状がぶら下がったりして驚いた。<br />
<br />
<br />
11月2日日曜日。<br />
　前業で少し滞留物の値段付け。開店して諸事。<br />
　来週半ばに予定している「出張不忍ブックストリームat谷根千」での担当コーナー「b-Spo」の問題を作るため、谷中、根津、千駄木界隈を行脚する。日曜日ということもあるのだろうが、とにかく夕焼けだんだんの上下商店街の変貌ぶりに驚いた。海外からの観光客のための原宿竹下通りになっている。歩いているぼくに「ヘイ、ジャパニーズゲタ？」と路上でお土産の下駄を差し出す店員さん。コンビニで缶ビールを買うと、店員さんがレジ前タッチパネルの「18歳以上ですか」を指差し、「プッシュ、イエス」などと指示をくれた。外国人向けの案内が、相手が日本人かどうかの判断を要しないほどに習慣化されているんだな、と思う。<br />
　ひるねこBOOKSさん、往来堂書店さん、タナカホンヤさんというそうそうたる愉快なご店主さんたちに、b-Spoの問題となる絵を描いていただけてとても嬉しい。<br />
　谷中で毎度お世話になっいるもんじゃ焼き屋さんで軽打ち上げ。「そばもんじゃ」なるものを初めて食べたが、同席のもんじゃ奉行であるムトさんがヘラで鉄板上のそばを細かく切り刻んでもんじゃ本体に混ぜ込んでいる。細長いことに矜持のあるそばの気持ちはどんなだろう。<br />
　調味料に英語表記がつき始めている。かつお節は「bonito」。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202512/11/84/f0035084_22204915.jpeg" alt="_f0035084_22204915.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 03 Nov 2025 19:51:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-11-03T19:51:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>綿　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38185494/</link>
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      <description><![CDATA[10月13日月曜日。<br />
　雑司ヶ谷霊園の横で電動アシスト付き自転車を借りて市場へ入札に行く。依頼を受けているジャンルを少しでも買いたいのだが何が出品されているのかは水物で、今日も見当たらず。とりあえずお茶を濁せるかもしれない大山に気張って入札した。<br />
　色紙額を探しに神保町の文房堂さんへ。シンプルで安直ではない色紙額はいつ探してもなかなかみつからないものだったのだが、文房堂さんの色紙額が素晴らしかった。<br />
　午後遅めから営業はせず内勤。各所にメール連絡など『名画座手帳２０２６』に関するやらねばならぬ細かなことがたくさんありところどころサボったりサボらなかったり。<br />
<br />
<br />
　夜、東池袋の居酒屋サン浜名さんの2階に行くと想定外のさんまがあったので2匹いただく。今年はもう打ち止めかと思っていたので嬉しい。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202511/20/84/f0035084_16235739.jpeg" alt="_f0035084_16235739.jpeg" class="IMAGE_MID" height="284" width="500" /></center>10月14日火曜日。<br />
<br />
　休みだが『名画座手帳２０２６』が納品される日なので内勤。午後、例年の運送屋さんではない赤帽さんが手帳を運んできてくださった。ドジャース対ブリュワーズを観ていたら別便の帯も届いた。<br />
　商品化軍による作業場所を作るために店奥を封鎖するなど細かな準備をいろいろ。<br />
<br />
<br />
　ここ2年は売り切れている『名画座手帳』だが、売り切れの波にいたる当初には発行部数を減らしてみたことがあった。そんなことを話していたら編集部Iさんが至言をつぶやかれた。「ジャンプするためには一度しゃがまねばならない」。<br />
<br />
<br />
　販売サイト「日本の古本屋」が補強のためのメンテナンスを終日実施し、ついに再始動。しかしほんの少し不具合を生じてしまったと注意喚起のメールをいただいた。その内容がなんだかとても可笑しくて和んだ。システム内の一部で発注いただいたお客様のご住所が全てなぜか「北海道」になる、とのこと。もちろんすぐに修正されたが大胆で愉しかった。あらゆる住所が北海道になるなんて幻想的だ。<br />
<br />
<br />
10月15日水曜日。<br />
　出勤して店裏のラーメン浮浪雲さんで昼食。<br />
　封鎖した店内奥での『名画座手帳２０２６』の商品化作業に集中したいのだが、お車での大きめのお持ち込みが2件ほど続き査定と仕分けに追われることになった。<br />
　<br />
　手帳販売の準備を進めるが、小さく細かな作業が年々重くなっていることを感じる。小石を15cm横にずらせばいいだけなのに、両手でやっと持ち上がるサイズの石を5cmだけ横に押している、ような感覚。そうか、なにか引っかかりがあって摩擦を起こしているのかもしれない。無意識下の摩擦、そして摩耗。<br />
<br />
<br />
　奥作業場では例年通り有志が集って手帳の梱包作業を進めてくださった。ラジオではタイガース対ベイスターズ。<br />
<br />
<br />
　夕方ふと思い立って東武デパート内の廉価品ショップで買ってきた猫用小部屋を置き、ぜんぜん入ろうとしない玉と梅をむりやり押し込んだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202511/20/84/f0035084_16244725.jpeg" alt="_f0035084_16244725.jpeg" class="IMAGE_MID" height="344" width="500" /></center>10月16日木曜日。<br />
<br />
　前業からずっと手帳発売の準備。主にオンラインストアでご予約くださったお客様への送り状印刷と梱包。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　午後、新人のぼくにとっては噂しか聞いたことのない大ベテランである伝説のK書店さんから古書組合脱退希望のお電話があり驚く。おつかれさまでした、とお伝えした。お声を聞けただけでも支部長の役得だろう。これからもっと、お仕事を引退なさる古書業者さんが増えていくのだろう。<br />
<br />
<br />
　何度かご来店いただいていた、中国語訛りのおぼつかない日本語の大音声でたくさんお話になる70代後半かと思われるおじいさんがアニメキャラクターの茶碗を万引き。おふくろは占い師で占いの本も出したんだよ、と仰っていたっけ。ご本人はコックさんだった。店前のバス停に座って盗んだ茶碗から値札を剥がしていたので「それ返してよ」と言う。「これオレのだよ」と主張するので「だって今うちの値札剥がしてたじゃない、その手の中見せてよ」と問うと、「無いよ、無いよ、そんなの無いよ」と小さな声で仰る。問い詰めるのはもう嫌だった。「悲しいです。悲しいですよ。」とだけお伝えして茶碗は贈ることにして店内に戻った。問い詰めるのはもう嫌だった。<br />
<br />
<br />
　深夜、「どんぶらこ」と「てんぷらこ」は似ている！と気付いた。<br />
<br />
<br />
10月17日金曜日。<br />
　前業からずっと手帳の準備。オンラインストアで予約してくださったお客様と販売してくださるお店に発送するのは郵便局が稼働している金曜日のうちのほうがいい、ということで連綿と梱包作業。<br />
　うちの愛車８号を仕事で使う予定の立石書店一郎さんに運転してもらって郵便局へ行き『名画座手帳』の一部を発送。その足で隣町の多岐祐介先生のお宅へ伺い大学学園祭のための依頼品の納品と先生のご蔵書を買い取りのためお預かりする。<br />
<br />
<br />
　夜、用事を終えて戻った一郎さんに運転してもらい豊島郵便局本局で『名画座手帳』をさらに発送。そんな時間制限があるとは知らず、翌日配達便には15分ほど間に合わず。店に戻って自転車で新文芸坐さんに納品。<br />
<br />
<br />
　閉店時間近くから『名画座手帳２０２６』の最終的な売り場の準備をする。例年通り棚の裏に仕舞っていた幟を取り出して入り口横に垂らす、など。<br />
　準備の一応の完了を祝ってなんとか乾杯したいと数件巡ったが週末のためか満席による席無しが続き、焼きとんだいだらさんに到った。<br />
<br />
<br />
10月18日土曜日。<br />
　『名画座手帳』の発売日だが、前業から商品化がぎりぎり終わった大量な文庫を配架しようということになり大わらわとなる。完全には終わらず営業中の課題とする。<br />
　13時に『名画座手帳２０２６』を発売開始。帯を書いてくださった梶芽衣子さんと山口馬木也さんの人気の激しさですぐに店頭が温まる。額に入れて飾っている直筆原稿の写真を撮られるお客さまがとても多い。<br />
<br />
<br />
　午後、若き芸術家ジャッキーさんが作成なさった『東京映画館案内　都内の名画座・ミニシアター・シネマテーク…行ってみた』というナイスな冊子を納品のために持ってきてくださった。看板を書いて、と頼むと、字は恥ずかしいからヤダ！ということでJ・L・ゴダールの肖像をスマホ画面をトレースして描いてくださった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202511/20/84/f0035084_16253248.jpeg" alt="_f0035084_16253248.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　夕方から、屋外では年に一度の盛大なお祭り、お会式の万灯行列が賑やか。落ち着いて静かに番台にいたい願いが、その場その時限りの乱痴気騒ぎに邪魔され、早く店を閉めたくてしょうがなくなった。<br />
<br />
<br />
<br />
　アメリカではドジャース大谷翔平選手が投手として10奪三振、打者として3本塁打。<br />
<br />
<br />
10月19日日曜日。<br />
　前業にて諸事。開店してまた諸事。曇り予報だったが時折小雨が舞い落ちてくるので屋外はカタツムリシフトを敷く。<br />
<br />
<br />
　久しぶりにじっくりした営業の時間が流れて嬉しい。<br />
　ご常連のOBさんからそのご子息、通称「綿之介」くん生誕時の出産ドラマをOBさんの迫真の熱弁でお聞きした。とても楽しい。日本映画好きのOBさんに育てられた綿之介くんは、小学生のころ、学校で好きな人をアンケートされた際、その欄に「中村【錦：きん】之助」と書いたつもりが持ち帰られた用紙を母のOBさんがチェックしたところ「中村【綿：めん】之介」と書いてあったのだそうだ。「綿之介！なんか優しそうで弱そ〜」とOBさん。そんなエピソードから「綿之介」は当店内で有名である。ついに来春、就職のため親元を離れ地方に行くことになったとのこと。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 20 Oct 2025 19:02:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-10-20T19:02:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>今日ではない　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38153915/</link>
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      <description><![CDATA[10月6日月曜日。<br />
　料理、レシピ系の本の束を依頼されていながら先週まったく落札できなかったので、今日開催されている普段の市場よりも盛大な大市を見にゆく。しかし会の性格としては歴史資料系であり、会った同業の友人になにを探しているか説明すると、「今日じゃない！」と断固として言われる。非常に面白い市場だが目指すものはなく、なんとなく店で売ったら楽しそうな映画関連資料だけに入札。うなだれて古書会館を出る。なかなか機会がなく行けず憧ればかり募らせていたうどん屋の丸香さんにて食事。貧相不毛ながら一応ある我がうどん味覚史上、最高に美味しいと思った。<br />
　梱包資材屋さんの大手、浅草橋シモジマさんにて『名画座手帳２０２６』商品化、販売のための備品を購入。今回は贈答用包装を有料にするので例年より少し良いリボンにする。<br />
　帰路、秋葉原駅構内の「ミルクスタンド」にて瓶の牛乳を飲んだ。ショーケースにずらっと並んだ各地の牛乳たち。なんと素晴らしい売店なのか、と驚いた。もっとゆっくり牛乳の飲み比べに来たい。<br />
<br />
<br />
　店に戻って領収書の原紙に店名判を押しまくるなど、事務的な準備。<br />
<br />
<br />
　夜、うどん居酒屋硯家さんでさんま塩焼きを2匹いただく。よし、今年のさんま摂取計画はこれで仕上がったぞ、という感興があった。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/31/84/f0035084_18275103.jpeg" alt="_f0035084_18275103.jpeg" class="IMAGE_MID" height="431" width="500" /></center>　深夜、ワイファイがまったく機能しなくなってしまった自宅アパートでNTTが送ってくださった新しいモデムを接続、インターネットを試みるも宙空に波はスパークせず。モデムが発する動作ランプにも変化無し。スマートフォンで検索して修理業者さんに来てくださるよう依頼した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
10月7日火曜日。<br />
　休み。<br />
　廃テンションで家窟にこもりつつ今日が開札日である昨日の市場での入札結果をチェックすると、試みで入札した映画関連資料を落札していて驚いた。そうだ、これを早めに商品化して『名画座手帳２０２６』の発売に間に合わせれば、売り場にパンチのある賑やかしができるに違いないと思い、急いで外出の用意をして車で古書組合の市場会場へ行き、落札品はどこにあるでしょう‥‥と経営員さんに尋ねると、大市の落札品は開札日の翌日以降でないと受け取れない、とのこと。そこにちょうど通りかかった同業の友人が、「今日じゃねーよ！」と言っていた。<br />
<br />
<br />
　神田までのただのドライブから戻り、夜、映画「ヘアピン・サーカス」（1972年 西村潔監督）を観た。とても面白く、旧作邦画の幅の広さを想う。<br />
<br />
<br />
10月8日水曜日。<br />
　休み。<br />
<br />
<br />
<br />
　インターネット不通を診察治療してくださる業者さんがいらっしゃる予定なので午前中に起きて表立った部分を取りつくろうための掃除をする。<br />
　午後一でいらっしゃった業者さんの初期の見立てでは、モデムやルーターの機器の問題ではなく配線がどこかで切れているとのこと。室内からベランダ、ベランダの端から端までのコードを徐々に確認なさるも、首をひねっていらっしゃる。当初、他の現場からの電話での応援要請に「はいはい了解、もうすぐ終わるから行きます〜」と応えていらっしゃったが、徐々に雲行きが怪しくなり、さっきとは逆に「あのーこっちに来れませんか？」に変わってしまった。「ちょっと電柱登ってきます！」とアパート横の電柱を確認しに行かれ、そのためには交通規制をしなければならないとのことで交通整理のかたを待つ。しばらくしてついにワイファイ不通の原因が判明。電柱にあるインターネット回線の中継地点が故障、機能不全に陥ったとのこと。狭い歩道を一時通行止めにして電柱の上のほうでクレーンの箱に乗って作業している業者のお兄さんが下から見上げているぼくに伝えてくれた。午後1時から始まった施術は午後6時に完了。長く伸びた街路樹や個人宅の庭の木々が強い風で暴れて電柱の機器を壊すことがたまにある、と教わった。それは防げない。<br />
　ワイファイの無い爽やかな日々よさようなら。<br />
<br />
<br />
10月9日木曜日。<br />
　前業でなにもせずタバコを吸いながら今日やるべきことをかんがえた。開店して諸事。<br />
　『名画座手帳２０２６』に関するデータ作りをいろいろ。<br />
<br />
<br />
　午後、数日前に依頼があった、日大芸術学部放送学科の学生チームの授業の課題であるラジオドラマ内、古本屋のインタヴューシーンの録音をする。インタヴューだけでなく演技もすることになり、「あの‥‥どんな本をお探しですか？」とか「なるほど‥‥ぴったりな本が見つかればいいですねぇ」などとマイクの前で役を演じ、とても楽しかった。<br />
<br />
<br />
　主人公のあだ名が「不死身の哲」である映画について語り合っていた手帳編集部のIさんとFさんが、「なんとかの哲」みたいなネーミングいいですよね、と話題を進め、急にFさんが「塗り絵の哲！」と言う。Iさんが「え！？塗り絵の！！！」と驚きお二人が笑い始め、ついには涙を滲ませながら悶絶笑いをなさっていた。他に、「スターウォーズ」と「スクールウォーズ」は似ていますね、など。<br />
<br />
<br />
　1番の目標だった名画座手帳の広告作りを閉店30分後に終わらせた。なんだか不思議な感傷に押されて「芒に月」の図案を使ったがとてもいい。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/10/84/f0035084_15532316.jpg" alt="_f0035084_15532316.jpg" class="IMAGE_MID" height="349" width="500" /></center><br />
10月10日金曜日。<br />
　前業で『名画座手帳』の展開で使う額縁探し。世界堂さんへ電話をかけ在庫を確かめるも、レギュラーで使っていた「角 吋（インチ）」は店頭に置かないことになったとのこと。取り寄せには2週間くらいかかるらしく、対策を練る。<br />
<br />
<br />
　開店して諸事。<br />
　夕方から古書会館にて各支部長が集って「推薦会議」（組合の定款に定められている支部長にとって自動的な役目）。組合のことを知らなすぎて大難題。続いて別の会議。居酒屋はなびさんにて反省会。古書信天翁センパイとT書房タケちゃんと相談しながら決め事を３つほど。「パソコンのOS」と聞いたことがあったが、「OS」とは「オペレーティング システム」のことだとタケちゃんが教えてくれてびっくりした。操作機構！<br />
<br />
<br />
10月11日土曜日。<br />
　雨がしのしのと音を立てて降り続く。アスファルトが水分を吸収する音だろうか。<br />
　前業にて組合関連のデータ整理と書類作り。<br />
　開店して諸事の後、連綿と番台上滞留物の値段付けをする。<br />
<br />
<br />
　しのしのが店内にまで聞こえてくるぐらい静かな夜、アイドルのような若き女性が番台の前に立ち、店員のむみちに「あの、のむみちさんですか？」とお声かけくださり、番台の端に座っていたぼくも、ん、どんなご用件だろうか、とお話を聞こうとしたところ、「私、Mの妹です！」と仰ったので驚き虚を突かれて笑ってしまった。Mさんは関西から映画関連のイベントで東京にいらっしゃった際に立ち寄ってくださるご常連様のお一人。なんとなく挨拶だけでもしてくださる、ということはとても明るく朗らかなアクションであり、胸にまでしのしのと雨を降らせつつあった空が急に晴れた気がした。<br />
<br />
<br />
10月12日日曜日。<br />
　ビリヤードのインドネシアでの国際大会のYouTube中継がとても面白く、前業をサボって観入る。しかし開店して諸事に囚われているうちに時が過ぎ行き、土方隼斗選手がシェーン・ヴァン・ボーニング選手（ニックネームがキャプテン・アメリカ、もしくはサウスダコタ・キッド）に勝つという快挙を見逃してしまった。ベスト8でポーランドの選手に勝つところは観ることができた。<br />
<br />
<br />
　書かねばならないメール4つのうちの1つができた。<br />
<br />
<br />
　友人Uが長野県へ引っ越してしまう。じゃまたね、と明治通りを池袋駅へ北上する彼女に手を振った。<br />
<br />
<br />
　俳優山口馬木也さんに『名画座手帳２０２６』の帯文を書いていただきその反響が大きいので、店員ノムが発案して映画「侍タイムトリッパー」のアクリルスタンドを同時に販売しよう、ということになっていた。夜、優しきマネージャーさんが届けてくださった簡単な組み立て式のアクリルスタンドを開梱してはっとした。パーツが人物像と台とピックアップされたセリフに分かれていて、そのセリフが、今週よく聞いた憶えのある「今日がその日ではない」だったのだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/31/84/f0035084_18312615.jpeg" alt="_f0035084_18312615.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 13 Oct 2025 17:32:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-10-13T17:32:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>１億回の１劫が背にあれば　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38129867/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://ouraiza.exblog.jp/38129867/</guid>
      <description><![CDATA[9月29日月曜日。<br />
　早朝に起き、店で番台前に干しておいた昨日使った黒いスーツとワイシャツに再び着替えて革靴を履き、ラッシュの電車に乗るのが無性にイヤだったので池袋西口からタクシーに乗り山手通りを20分ほど北上、戸田斎場へ。T書店さんの告別式の受け付けお手伝いを少しする。とても天気のいい日で、式場の入り口横で屋外に面した受け付けの机から見える荒川の土手がきらきらしていた。<br />
　受け付け業務だけで失礼させていただき、都営三田線で神保町。頼まれものを探すために市場に行き6点ほどに入札。<br />
　店に戻って浮浪雲さんでラーメンを食べ、遊んで放心したくなり短時間のビリヤードの練習へ。根を深く張りつつも脱力した「柳の型」を目指しているのに、枝が硬くなっているという重大事に気付いた。腕を解放せよ。<br />
<br />
<br />
　店で少しだけウェブ発注対応などの内勤。市場の入札結果をチェックすると全敗していて驚く。知見不足によるなんたる弱さ。経験不足によるなんたる劣化。予算のある入札なので半端な気合いではあり、そういうときにもたいていなにかが引っかかりはすると思っていたのだが、連続三振。いやしかしまだ7回の裏。<br />
　最新版『名画座かんぺ』の表紙作り。疲れで新しく版画をする気になれず、過去作ファイルから11年前の版画を発見。使うことにする。『名画座手帳２０２６』の発売予告を表紙に入れる。<br />
<br />
<br />
9月30日火曜日。<br />
　休み。<br />
　開業直後から約20年、売れないのに売っているのが愉しいな、と天井が高いことを利用して隙間にはめこんで飾っていた百科事典がウェブ通販で売れてしまった。淋しいが、しかし仕入れはしないだろう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/30/84/f0035084_17461389.jpeg" alt="_f0035084_17461389.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　午後出勤してウェブ発注の対応など諸事。<br />
<br />
<br />
　夕方から大森あんず文庫さんにてムトさんが龜鳴屋勝井さんやSZさんと打ち合わせをなさるのに付いていく。気配が秋めきジャーマン通りから高々と空にかぶさる雲が見えた。ある世代のかたがたのお名前に「洲」の漢字が入っている場合、満洲のからの着想であることを教わる。歴史の深淵をまとう美しい文字だと思う。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/30/84/f0035084_17465190.jpeg" alt="_f0035084_17465190.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　帰路店に寄って午後の諸事の続きを少し。<br />
<br />
<br />
10月1日水曜日。<br />
　休み。<br />
　夕方から第28回YBA（山田ビリヤードアカデミー）。枝（腕）を解放しようと務めて粘り、9-9の引き分け。最終戦を終えて同点だった場合勝負を決する延長戦をする、というアカデミー発足当初の要項があったのだが、二人とも缶ビール過飲と長時間集中による消耗が激しく引き分けで終えることにする。通算獲得ラック数162-245。総合成績3勝24敗1分。毎回プレイ料金を賭けているのだが、引き分けだったので折半になった。<br />
　居酒屋大門さんにて反省会。山田くんが「上戸彩って知ってる？すげぇキレイな人なんだよ」と言っていて驚き、可笑しい。<br />
<br />
<br />
10月2日木曜日。<br />
　起床後、家のワイファイがまったく不通になっていることに気付いた。コンセントを抜き差ししてみるがまったく不動。モデムなのかルーターなのかわからない二つの器械が灯すランプの状態も不動。根が深そうな気がして暗澹とする。ひとまず、壁の隙間から忍び込んできた妖精が修理してくれるのを待つことにする。<br />
<br />
<br />
　前業でごちゃごちゃした資料の整理など。開店して諸事。<br />
　お客様からいただいた梅昆布茶がとても美味しい。<br />
<br />
<br />
　夜、80歳代と思われるご婦人が、歌の本を探してるのよぉといらっしゃった。近隣の集いでのカラオケ会でしっかり歌って褒められたいので日々練習するための本を、とのこと。歌と申されましてもどんな歌でしょう‥‥と尋ねると、「あのほら、古い時計が壊れたとかどうのこのいうやつ‥‥」とのお応えだったので試みに「おーおーきなノッポのふるどけい　おじいーさんのーとけいー」と歌ってみるとまさにそれだ！ということで、ちょうど在庫していた童謡楽譜集をながめながらしばらく一緒に歌う。すると、「もう1曲、あたし好きなんだけど歌えるようになりたいのよ、あのほら、イタリアのやくざがドンパチするやつ‥‥」と追加リクエストがきた。帳場端飲酒会議中だった面々でしばしかんがえをめぐらし、誰かがまさか、とゴッドファーザーのテーマを口ずさむと、それそれ！とのこと。つまるところ、尾崎紀世彦さんが日本語詞で歌う「ゴッドファーザー 愛のテーマ」だったのである。YouTubeで映像を流しながらまた一緒に歌う。童謡集をご購入くださったご婦人は、また歌いましょうね〜と帰っていかれた。<br />
　<br />
　テレビでYouTubeが観れないのでビリヤードの国際大会も観られない。もやもやも多少はするが、ではインターネットがなければ何をするか、とゆったり読書をして早めに眠る。以前はずっとそうだったのに、それが新鮮なことになってしまった。<br />
<br />
<br />
10月3日金曜日。<br />
　眠っている間にワイファイ修理の妖精は来てくれなかった。<br />
　前業でなにもせず虚空を眺める。開店して諸事。<br />
　久しぶりに雑司が谷と店のことについての雑誌の取材。ここ数年は『名画座かんぺ』の取材が多かったのでめずらしい。もともと特徴がほとんどない店なのでなんとかごまかそうとべらべらとご機嫌で話す。うっかり『名画座手帳２０２６』の宣伝を入れてもらうことを依頼し忘れ忸怩。<br />
<br />
<br />
　課題だった手帳のオンラインストアページを作った。<br />
<br />
<br />
10月4日土曜日。<br />
　前業で一部の棚の配置転換。『名画座手帳２０２６』が入荷した時に困らぬよう手をうっておく。開店して諸事。<br />
<br />
<br />
　課題だった手帳の新版ホームページを作る。まだ公開していない情報をどこまで入れるか毎年按配に困る。<br />
<br />
<br />
　こんなことができるのか！と慄きつつ家のインターネット回線を店のインターネットから診断。とりあえず、壊れている可能性のある配線、モデム、ルーターのうちのモデムを新しいものに交換してみようと、NTTに申請をした。<br />
<br />
<br />
　手帳編集部Iさんに貸していただいた『吼えろペン RRR』（島本和彦著 小学館）がとても面白い。ドラマ「アオイホノオ」を観て以降、島本和彦さんという漫画家をしり、とても好きになっている。<br />
<br />
<br />
10月5日日曜日。<br />
　前業で古書組合に関する事務や『名画座手帳２０２６』についての資料作り。開店して諸事。<br />
　午後、極ご近所様の買い取り下見へ行く。さてどうするか悩む。<br />
<br />
<br />
　やることリストを作って業務を進めたのだが、例えば「コーヒーを買いに行く」や「セロテープを貼り替える」、「予約の電話をする」などの極々小さな簡単な事項もリストに入れておくと、さっさとその一つを終わらせてリストの項目にいかにも重大な目標に達成したかのようにビシッと赤マジックで「済」マークを入れると不思議と他の事項もリズムに乗って行いやすいことがわかった。<br />
<br />
<br />
　須田剋太展のチラシを拡大してポスター状にした額を番台後ろに移動。億劫。軽検索によると、100年に1度岩山に降りてきた天女が羽衣で岩を撫でてその摩擦で山が無くなるのにかかる時間が1劫。その1億倍の長さが億劫。「劫（こう）」は仏教的時間のなかで最も大きな単位で、その逆が「刹那」とのこと。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/30/84/f0035084_17512687.jpeg" alt="_f0035084_17512687.jpeg" class="IMAGE_MID" height="353" width="500" /></center><br />
　尾崎一雄『もぐら横丁』（1952 池田書店）がとても面白かった。もぐら、なめくじ、ぼうふらの横丁三部作。檀一雄、林芙美子、近所の人々、と著者と並走する裏主人公が入れ替わりつつ、圧倒的に易しくユーモアを交えた文体で綴られた自伝随筆。「雑司ヶ谷」の記述が2箇所。まとめたい。<br />
　山本周五郎の短編集『日日平安』を少しずつ読み始めた。にちにちへいあんか、ひびへいあんか。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>未分類</dc:subject>
      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 19:27:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-10-06T19:27:00+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>石と景色　　　　せと</title>
      <link>http://ouraiza.exblog.jp/38120143/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://ouraiza.exblog.jp/38120143/</guid>
      <description><![CDATA[　イグノーベル賞がとても面白い。牛をシマウマ風に塗装することで蜂に刺されづらくなりストレス軽減につながるなんて（シマウシの受賞ニュース記事）。wikipedia「イグノーベル賞受賞者の一覧」は、じっと読んでいるだけで心理的安定剤の効果を得られる気がする。<br />
<br />
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9月22日月曜日。<br />
　昨日急に思い立ち、岐阜に遊びに行く。岐阜駅前にそびえ立つゴールデンノブ（黄金の織田信長像）に押忍久しぶり、とご挨拶（撮影:ムトさん）。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/09/84/f0035084_11112783.jpeg" alt="_f0035084_11112783.jpeg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center>　古書と古本・徒然舎のツレッチと地域のソウルフード、更科さんという老舗の冷やしたぬきそばを食べる。<br />
　ムトさんが少し絵を展示する予定の徒然舎さんが新しく展開し始めたビル3階の美術書売り場をみせてもらう。「若いころにこんな場所が近くにあったらオイラ毎日来て美術書眺め続けて店員さんに煙たがれるな」とムトさんが言うように、とっても居心地がよく清々しい面白い場所。ちょうどいいところに来た、ということでブラインドを4つ設置する。これが驚きのブラインドで、最下部を手で持って軽く持ち上げてちょうどいい場所で離せばそこで止まり、降ろすのもただすっと引っ張るだけ。「ハニカム構造である」とツレッチが何度も言っていた。<br />
　繁華街の大道小道を散歩し、結局数年前とても楽しく食事をした串焼きいろり庵さんに落ち着く。串を並べた浮き輪くらい大きな皿を持って店員さんが各席を回り、その皿から食べたい串を取ってテーブル上の囲炉裏で焼いて食べるといういわゆるローリングサンプルストレートファイヤーシステム。6ローリングほど食べる。<br />
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9月23日火曜日。<br />
　ホテルの横でレンタル電動自転車を借りて長良川に向けて出発。しかしいつの間にか鶯谷トンネルという長いトンネルに突入して山を挟んだ逆側に抜けていて驚く。後で調べると鶯谷トンネルは646メートルとそんなに長いような気がしないが、自転車で密閉された狭い筒の中を走っていると永遠に続くような気がしてとても面白かった。はからずも岐阜城周辺を遠距離サイクリングする結果となり、山の頂上にピョコンといたずらのように建っている可愛らしい岐阜城の天守閣をいろいろな角度から眺めることができた。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/09/84/f0035084_02201652.jpeg" alt="_f0035084_02201652.jpeg" class="IMAGE_MID" height="365" width="500" /></center><br />
　長良川の河原にはピンポン球からソフトボールサイズを超えるものまで、磨耗して円形になった石がたくさん落ちていて、持ち帰ることができる大きさでなるべく正円の石を探して候補を3つほど選んだが、表面に赤い線の模様が入っている不思議な石と出会い、店へのお土産はその神秘な石にすることにした。長いほうの直径約13センチ。（画像はその表裏。後日ごしごしたわしで洗ってみたが模様は消えず。クレヨンの落書きではない。）<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/09/84/f0035084_02204860.jpeg" alt="_f0035084_02204860.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/09/84/f0035084_02210345.jpeg" alt="_f0035084_02210345.jpeg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>　徒然舎の倉庫を見学させてもらいながら遊んだりした後、ゴールデンノブにまたね、と挨拶。帰路につく新幹線の出発まで時間があったので駅中の居酒屋さんでビールを飲んでいるとT書房タケちゃんから電話があり、同業の大先輩が逝去なさったとのことでとても驚き、唖然とした。<br />
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　21時過ぎに池袋に戻り、店でしばらくウェブ発注の対応などの諸事をした。<br />
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9月24日水曜日。<br />
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　休み。<br />
　感覚として9月10日ごろなのに実際はもう24日なのだと気付き、まさか、という驚きと、そりゃそうだ、という納得に挟まれて今年もどうせ少ししか吹かないと思われる秋の風を窓から入れた。<br />
　廃テンションで家窟にこもる。ビリヤードの国際試合、ベトナムでのハノイオープンがYouTubeでライブ中継されているのを観ているとベトナム語の実況中継が入り、耳にしたことない片仮名がエモーショナルに語られていてとても面白い。<br />
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　夜、岡本喜八監督『独立愚連隊西へ』（1960）を観た。『独立愚連隊』（1959）よりも洗練されているが、洗練の無さも忘れ難い。<br />
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9月25日木曜日。<br />
　前業で漠然と店の見回りなど。開店して諸事。<br />
　複数の課題を書き出して一つずつ対処していく作戦を遂行するも逃避ばかりして進まず。こういう時はくよくよせずちゃんと逃避を楽しもう、と各所の小さな作業、例えば飾っている本の左右の隙間のバランスを整える、などをじっくりと行う。<br />
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　アルコール缶飲料を買ってきてくれたムトさんがぼくに差し出した缶ビールがノンアルコールビールで驚くと、「色が青で似てるから間違えた！」とのこと。直後にムトさんが自分の分であるいつもの緑色の缶のお茶割り焼酎を一口飲み、「んお！これもノンアルだ！こっちは緑だから間違えた！」と言っていた。<br />
　閉店前に雑誌『南海　特集：キムズビデオ』を不忍ブックストリームの配信担当Sさんが買いにきてくださった。明日早朝から旅行に発つSさんに無理やり缶ビールを渡し「安住紳一郎の日曜天国」やドラマ「アオイホノオ」のお話などしてとても楽しい。<br />
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9月26日金曜日。<br />
　前業で使っていた灰皿の清掃撤去、新しい灰皿の設置。岐阜でお会いした伊勢・ぽらん書房さんが車で使っていらした灰皿を拝見し、あーこれイイっすね〜などと撫で回しているうちに閃いて帰ってから探して3つ購入。店、家、車用。普段使っているフライパン型灰皿をコンパクトな蓋つき密閉型車載用灰皿に変えれば、吸い殻が露出しないことによる空気の浄化、喫煙場所の視覚的美化につながり、ひいては吸うタバコの本数が減り健康促進となる、という日常内の革命。ばんざい。ぽらん書房さんに大感謝。開店して諸事。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202510/19/84/f0035084_19414796.jpeg" alt="_f0035084_19414796.jpeg" class="IMAGE_MID" height="338" width="450" /></center>　手帳編集部Iさんが現在視聴中というNetFlixのドラマ「コブラ会」の面白さを熱くお教えくださり、配信サービスNetflixに入会せねばならぬ、というここ最近抱えている焦燥感がさらに募る。<br />
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9月27日土曜日。<br />
　前業にて数ヶ月前からストック場所を埋めていた辞書類を特価本として商品化する。学生時代から苦手で上手にできたことがないペン回しの特訓を始め、こりゃいいやと一旦は思ったが10分後には飽きた。開店して諸事。<br />
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　友人が東京から引っ越していってしまう話が2件。<br />
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9月28日日曜日。<br />
　前業でなにをしたのか。開店して諸事。<br />
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　午後遅く、店の奥に下げていた黒いスーツやYシャツをかき集め、革靴のヒモをYouTubeで調べながら「ベルルッティ結び」で縛る。浮間舟渡駅でT書房タケちゃんと落ち合い、戸田斎場へ、先輩、T書店さんのお通夜の受け付けお手伝いに行く。務めたお香典管理は初めての経験で、なかなかの集中を必要とする繊細な作業だとわかった。多士済々な本屋さんたちが続々といらっしゃることに胸を打たれる。多分Tさんのお客様なのだろう、書店関係者ではなさそうな若者がぽつりぽつりと間をおいて数人いらっしゃり、それらの若者がTさんと対峙したであろうT書店さんの帳場に過ぎていった時間のことをどうしても想う。<br />
　Tさんは若々しいかただったので、これからなにかと相談を持ちかける兄貴分になっていただこうという心積もりがなんとなくあった。今年の2月初頭の古書組合北部支部の忘年会で、酔ったぼくは、ビール党とのことで生ビールを繰り返し飲んで酔っていたTさんの髪のない頭頂の地肌を指先で撫で撫でしていた。「やぁめろよぉーせとくーん」とTさんはいつもの笑顔だった。<br />
　Tさんの長年の盟友で、受け付け部のリーダーをしてくださったH書店さんのかっこいい外国車に驚きながらタケちゃんと同乗させていただいて帰った。北部支部の背骨である川越街道をゆく、フィアット車がレース用にチューンされたアバルトという車。東京の北の景色。<br />
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      <dc:creator>ouraiza</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 29 Sep 2025 17:57:00 +0900</pubDate>
      <dc:date>2025-09-29T17:57:00+09:00</dc:date>
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