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◆『名画座手帳2019』販売中!!
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定価1944円 (1800円+税)  ISBN978-4-909397-19-5 C0074 A6(文庫)判 2色 288P
古書往来座販売限定特典 折りペ『BYCATS10 旧作邦画の脇猫10匹』(のむみち選)付き
ホームページ ⇒ https://meigazatecho.blogspot.com

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by ouraiza | 2018-11-30 12:00 | Comments(0)
コボレギー    せと
 10月15日月曜。『名画座手帳2019』の特典折りたたみペーパー『BYCATS10 旧作邦画の脇猫10匹』の表紙を作成。背景はデジタル処理。内部も完成してコンビニで量産後、フォントサイズの間違いに気付く。

 16日火曜。夜、上板橋の寿司屋さんで宴。おいしい。

 17日水曜。『名画座手帳2019』の納品をジリジリと待つ。再配達がなかなか来ない。
 付録に関する印刷所のミスでどたばた。
 夕方に到着後、店内奥を封鎖して数人で『名画座手帳2019』商品化作業。付録を折る(予定外)、付録を入れる、製本チェック、帯を巻く、特典を折る、店販売分に特典を入れる、シール付きOPPに封入する。例年に無い種類の製本ミスもあり、その後数日間バタバタする。
 クライマックスシリーズ広島対巨人、西武対ソフトバンクをラジオでザッピングしながら今までいただいた帯文生原稿を額に入れる。
 閉店後、『名画座手帳2019』売り場を作る。

 18日木曜。少し早めに出勤して『名画座手帳2019』を販売開始。
 間に合っていない片付けをしずしずと。
 大阪からの出張のついでに手帳を買いに来てくださった客様が熱いお言葉をかけてくださり目頭が熱くなる。
 さて新しい名画座手帳。赤、とはいいながら印刷の都合で赤ではなかった文字の色が、ちゃんと赤になっていて、この点はとても大きい。

 19日金曜。スマホの電池が充電できず、ログイン時の2段階認証が届かず。画面に五寸釘を打ち込みたい。

 20日土曜。午後急いで市場へ出品。
 久しぶりに機が許すので草野球団ホトドギスの試合に参加させてもらおうと夕方出発。駅へ向かう途中にスコールに遭い、開催を危ぶみながらもキャプテンが送ってくれる開催可否情報を逐一チェックしようとすると、キャップをはずして逆さにしたペットボトルのようにスマホのエネルギーがこぼれ落ちていくので慌てて閉じる。
 とりあえず試合前の練習として和光市のバッティングセンターへ行くと、いつもは受付に座っているおじさんがちょうど外から入口のドアの鍵を閉めていた。ぽかんと立ち止まったぼくに気付いたおじさんは、強い雨の後は古い電気設備のブレーカーが落ちて危険なので閉場せねばならないことを丁寧に教えてくださった。こちらもこぼれるエネルギーの問題。
 小降りになった雨のなか朝霞のグラウンドまで歩きながら開催の可能性は低いと予想して発泡酒を2本飲む。もし開催されてもバットを振るのが前回の打席以来という準備不足、酔いによる意識の底の集中力不足。
 果たしてグラウンドに着くまでに雨は止み試合が始まった。ボテボテのサードゴロとショートゴロ。ライトフライも捕れず、ボテボテと帰宅。

 21日日曜。休眠して午後、クライマックスシリーズをラジオで聴きながら工作。布をアイロンで伸ばし、スプレーのりでベニア板に貼り付ける。スプレーのりがハンズで一缶3000円弱と高額なのに途中でなくなり買い足す。ペンキやスプレー塗料で塗装するより効率がよくムラなくきれいに仕上がりはするが経費が高いのだなと気付く。
 ひいきの森友哉選手がセカンドゴロでゲームセット。西武がとても強いけど最終的にはソフトバンクに刺されるのではないかという当初の危惧が一番最後に顕在化してしまった。
 夜、「あまちゃん」最終回と紅白歌合戦特別版を観賞。終わってしまった。小さな脳内テレビドラマ史に深く杭が打ち込まれた。魔法のような面白さ。面白さの双璧である「カーネーション」との違いをかんがえるのが楽しい。荘厳なオーケストラと賑やかなビッグバンド。
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by ouraiza | 2018-11-06 19:00 | Comments(0)
レモンDJ    せと
 10月8日月曜。先週から続けていたイラストレーターでの作業が概ね完了。ショートカットキーは偉大だと思った。

 10月9日火曜。仙台から上京して都内で働いているSさんと池袋西口大都会。来る度にそのシステムに感動する食券制の大衆酒場。生レモンサワーの銀色の搾り器に両手に持った果実を押しつけて回しながら、ちゅっちゅこきゅこきゅこレモン搾りDJでーす、とSさんが言っていた。大発見だと思った。世紀の一瞬を捉えたのは同行のMR。
 帰路ファミリーマートでいろはすを買おうとレジで財布から小銭を出すと、100円玉だと思っていた銀色の硬貨が50円玉でいろはすには足りず諦める。そうか、上からでは50円玉の穴は見えないのだ、と気付いた。

 10月10日水曜。イラレ作業のデータ納品も終わり久しぶりに店の作業。「あまちゃん」のことで頭がいっぱいで集中はできない。

 10月11日木曜。市場にて出品、精算、郵便局後納制度から退会。
 実家に寄って軽作業。
 ビバホームにて工作備品調達。
 父の見舞い。いなり寿司が好評で嬉しい。しかし次のリクエストであるのり巻きに自信がない。

 10月12日金曜。昼、小竹向原にて古書組合北部支部役員会。新年会の候補地について、など。「腎臓仲間」。皆さんが車なのでぼくだけ瓶ビール2本。
 夕方から番。

 10月13日土曜。乾いて剥がれかけたセロテープを貼り替えるなどの諸事。
 どうも最近極端に人名や地名などの固有名詞が思い出せず不審に思っていたが、「あまちゃん」世界の人事に夢中でその他の世界の細部に対してエンジンが稼働しない脳になってしまっているのだと気付く。怖い。

 10月14日日曜。午後から上野にて出張買取り。ハロプロ、モーニング娘、オカルト系など。
 夜、『名画座手帳2019』の古書往来座限定特典の表紙を彫って刷る。階段の表現が難しい。
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by ouraiza | 2018-10-31 15:56 | Comments(0)
R-1    せと
 10月1日月曜。昼から市場の準備をして出品。出品の手配をしてすぐ近くの八木書店さんでバーゲンブックを週末のイベントのために物色。古書会館に戻ると停めていた車のワイパーが立てられ先端に麦わら帽子がかぶせられている。最近優しくてあまりいじめてくれないサド書房Aさんの仕業だとすぐにわかりなんだか嬉しい。

 10月2日火曜。いつも遠慮がちでもの静かなユニマットのTさんが月一のモップ交換に来て、店のドアの野球ボールがガラスに刺さっているようにみえるステッカーを見て、「うわーこのあいだの台風でボール飛んできてこんなになっちゃったんですねぇ〜」などと柄にもない冗談を言う。笑いながらその驚きを伝えると、そういう営業スタイルを個人的に練習中、とのこと。恐るべしユニマット。そのTさんが来月で担当変更してしまうという寂しいご挨拶もいただいた。
 
 一日中イラストレーターで作業。

 10月3日水曜。ずっとイラストレーターで作業。店の業務をやらなすぎて不安になり少しだけ店内をうろうろする。
 夜帰宅時、鬼子母神横の参道でテレビドラマの撮影中。松田龍平さんがすっと立っていらっしゃり、毎晩熱中している「あまちゃん」の役名で、ミズタク〜〜と呼びかけたくなる。ミズタク、なにとぞアキちゃんとユイちゃんを、よろしく頼みます。

 4日木曜。イラレ作業。
 夕方、八木書店さんへ仕入れた商品の受け取りへ。
 深夜、群馬在住のSさんが送ってくださったムチムチした栗を茹でる。出勤前の午前中から水につけてあったのを、弱火でゆっくり沸騰させ、中火で約一時間。冷めるのを待ちきれず5個ほど食べる。季節の趣に疎い雑な日々のなか、とても美味しく嬉しい。

 5日金曜。イラレ作業。1ドットの狂いの修正に注力するも、結局素人なりにしか詰められず甘いものになってしまう。細かい連綿とした作業は好きなので苦にはならない。他のことが手薄になるのが心苦しい。
 深夜、昨晩茹でた栗をむさぼり食う。木の精が体内に満ち、ついに外に溢れ、足の先からだんだんみの虫化していき、首の上だけ残ってもう食べられないところまで。
 
 6日土曜。翌日の自由学園明日館で行われる、音楽ライブの片隅で本を売るイベントの準備。溜まりつつあったLP、EPを裏から出して清掃、値段つけ。なんだこれは面白いものがあった、と喜ぶとたいていそれらはLPではなくLDだった。木箱8つと備品を車に積む。

 7日日曜。西池袋の明日館、講堂の玄関前にて出張販売。普段イベントに出ることは敬遠がちなのだが、声をかけてくれたのが草野球チームホトトギスの初代ピッチャーSさんだったのだ。一緒に出店したCディスクのNさんが痩せるのに成功、方法を訊くと、明治プロビオヨーグルトR-1、とのこと。R1の赤い方を毎晩飲むこと。痩せるだけでなく体の調子もいいらしい。
 閉店して商品を片付けて車に積み込みながら、「持ってくるセレクトを間違えました、、、」と真顔でつぶやくNさんの頬が、ぼくが可笑しくて噴き出した飲みかけのアイスコーヒーで少し濡れた。
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by ouraiza | 2018-10-19 17:59 | Comments(0)
進路    せと
 9月24日月曜。休眠してご近所様へ出張買取り。店に戻って仕分けして一部配架。

 9月25日火曜。雨でお客様がいらっしゃらないのでパソコンでの業務に集中。たまにエア「いらっしゃいませ」をする。
 ご近所のHさんとのお話から気付いた、現在の都立高校などのもとになった旧制の学校の校歌って今どうやって思い出せばいいのだろうという問題。例えば東京府立第十二高等女学校はのちに東京都立北野高等学校となり現在は廃校。この第十二高等女学校の校歌はどこかに生きているのだろうか。

 夜、NHKオンデマンドで初めての「あまちゃん」を観始める。第一話、東京から北三陸袖ケ浜にやってきたアキちゃんが海に続く坂道を発見したシーンにいきなり胸を衝かれて泣く。「カーネーション」と「あまちゃん」の時間進行感覚の違いについて思う。あまちゃんの15分がカーネーションの15分より短い。ナレーションの有無の差だろうか。

 9月26日水曜。出勤前、床で寝て入り口をふさいでいる猫を踏まぬよう足の角度を調整してトイレから出ようとしたところ、左足の膝をドアの縁に強打。一日痛かった。
 小山数個を方向付け、値段付け。
 夜、病院へ父の見舞い。もらいものの張りつめたナイスぶどう、フライパンで焼いたソーセージ。好評。

 27日木曜。一日中『名画座手帳』の作業。
 夕方、友人が「台風は自分の意思で進路を決めて進んでいるのではない、って聞いたんだけどマジ!?」というので笑う。
 往来座編集室の編集Iさんが、明日の東京ドーム、ジャイアンツ対ベイスターズ戦で行われる村田修一引退セレモニーを観るために会社を半休予定と聞き、うらやましい。

 28日金曜。メモもメモリーもなし。

 29日土曜。名画座手帳会議。凄い内容のノートはあるが、それをどのような形で別紙付録に表すのか、編集員たちの内部で青写真を描けずにいて、これからデザイナーさんに発注するのは時間的に厳しい。ぼくがイラストレーターで紙面作成をすることになる。どきどき。

 30日日曜。午後、猛烈、と噂されている台風が来る前にと急いでとなり町にて出張買取りお預かり。サム・ハスキンス。
 チャーミーという名の台風が近づきJRが運転休止予告、ジュンク堂も早仕舞い予告。ものものしい気配が漂うので18時で閉店することにする。

 深夜、ビルの屋上に後年追加で建てられたプレハブのような自宅が突風で揺れ、家ごと舞い上がって落下するイメージが止まなかった。
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by ouraiza | 2018-10-16 15:01 | Comments(0)
入力    せと
 9月17日月曜。久しぶりにゆっくり眠っていた早朝、ベランダに飛び込んできたばかりのまだ新鮮なセミを猫がくわえてきて枕元に落としたので叫んで目覚める。
 午後から店の奥に溜まった市場用大山を仕分けして準備。
 
 9月18日火曜。SF系大山を仕分けして市場準備。
 オンライン販売のためにstores.jpを眺めて研究。
 市場へ出品に行く。居合わせたN書房さんに腹痛が続いていることを訴えると、「男にも生理痛があるらしいです。」と真顔で仰るので可笑しかった。
 中山ふたつを方向付け。

 19日水曜。午前中、不通のインターネット環境を修理しに業者さんが来る。9年前から使っていたルーターの故障が原因だった。あっという間に開通して驚く。体調不良のため禁酒、ルーター故障のため禁インターネット、なにかとても健やかで清々しい日々が終わってしまうという寂しさもある。

 数ヶ月前からたまに来店くださる予備校生がいつもどおりなにかオススメはないかと恥ずかしそうにお尋ねになる。聞くと試験前最後の登校で、次に来られるのは結果発表の後とのこと。受験勉強の合間の一服として登下校時にいつも読書をなさっていて、特定の著者にどっぷりハマるより今はいろいろ目を通してみたい時期で、今回はなにか激しい純文学が読みたい、とのリクエスト。今までにオススメしたのはうろ覚えだが向田邦子、芥川『河童』、吉行淳之介、野坂昭如、深沢七郎、長嶋有、絲山秋子など、、、。文庫棚の前でうーーんと唸りつつ目が止まりこれだっとひらめいたのがつげ義春『無能の人』だった。ついでに『詩人たち ユリイカ抄』を応援のため贈呈。ほんとはこういうときオススメするのが宮本輝『五千回の生死』なのだが在庫がいつも無い。自分のオススメする範囲の狭さと固定とが悲しく、勉強不足を恨む。

 腹痛が治まらないので恒例のU医院へ。前回の治療の際処方されて飲み続けていた抗菌薬が効き過ぎて腸内細菌が滅亡しているため、とのことだった。
 
 20日木曜。梱包その他、乾いて剥がれかけたセロテープの貼り替え的諸事を複数。
 ピンクレディーのEP12枚セット作る、など。
 stores.jpにて名画座手帳販売のサイトを作る。
 ご常連のNさんからマリリン・モンローのポスターはどうか、と買取りの相談。その絵柄を説明するのに80歳男性のNさんがマリリン・モンローポーズをキメるので可笑しくて何度もリクエスト。

 21日金曜。セロテープの貼り替え的諸事を複数。
 夜、居酒屋升三にて同業の友人を講師に経営セミナー。「選挙も市場もドブ板なんですよ!!」。「あんたはインプットが足りないんだ!!」。叱ってもらえて感謝に堪えない。

 22日土曜。夜、俳優友部康志さんの一人芝居「ハゲ・デブ殺人事件」観劇に誘ってもらい王子へ。つかこうへい追悼の真摯さ。そうか、予備校生の彼に『ヒモのはなし』などをオススメする手もあったのにと気付く。

 23日日曜。休眠後に出勤。
 『名画座手帳2019』をamazonに登録。
 プレステ2「グランド・セフトオート・バイスシティ」、難しすぎて挫折。バイクで逃げていく強奪犯を狙撃できない。
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by ouraiza | 2018-10-06 03:04 | Comments(0)
pino    せと
 9月10日月曜。休眠して夕方から古書会館にて役員合同会議。先週金曜から飲酒を禁じられており、うっかり飲みたくなってしまうといけないのであえて車で行く。

 11日火曜。北部役員会の日程調整と連絡、など。
 思い出してみると、2日以上連続でアルコールを口にしないのは高校卒業以来初めてのことではなかろうか。なんだか嬉しい。

 12日水曜。『名画座手帳2019』のホームページを作る。など。
 夜、サンシャイン通りのブックオフにてプレステ2のゲーム「グランド・セフト・オート・バイスシティ」を買う。少しプレイしたところ、バイスシティでは警察の視野に入りさえしなければ、通行人を殴打、発砲、ショッピングモールでのマシンガン乱射、車の強奪、暴走、などなんでもありで可笑しい。

 13日木曜。夕方、2年振りくらいに会う予定の100歳の祖母へのおみやげをジュンク堂にて物色。目がシバシバするので本はもういらないよ、と以前言っていたが、やっぱり読みたい、とのことだったので。シルバー川柳ものなどをカゴに入れつつ、やっぱり新刊書店は面白い、と感動する。『季節を知らせる花』(山川出版社2014)が文字サイズ、図案の大胆さ、引用されている詩歌を鑑みてとてもいいと思った。

 14日金曜。オンラインストアを作ろうと計画していたが、込み入った梱包事務が数個あり頓挫。

 ご近所様へ出張買取り。通りかかるといつも非常にかっこいいクラシックカーが駐車されているお宅で、そのお話などをお聞きし楽しい。

 U医院にて”痛覚てっぺん針刺し治療”の予後確認。飲酒の許可がおりる。

 父の見舞い。オレンジジュース、チャーシュー、アイスの実がローソンのアイスコーナーから無くなっていたのでpino。pinoまで父の食が届かず、持ち帰るとどろどろに溶けていた。

 ノムtwitterにて『名画座手帳2019』の告知を開始。

 夜、テレビドラマ「Dele」最終話。なにかもったいないような気分を引きずったまま終わってしまった。 菅田将暉さんがときおり松田優作みたいだった。

 15日土曜。母親の手伝いと100歳の祖母に会いに成田へ。100歳と言いつつも20年前と変わらぬ祖母の様子が嬉しく、驚く。健康の秘訣は毎日の玉ねぎとにんにく醤油。母の絵を運搬。

 夜、具体的に表すには時間のかかる間抜けな痛恨の失敗をし、7cm×4cm×2.5cmの臓器としての心が2cm×1cm×0.3cmほどに縮小する。サイズは元に戻すことができるが、地のカラーに少し黒が混ざったままになるだろう。それでも身体は動く。

 16日日曜。手創り市とみちくさ市が同時開催されるゾウシガヤサンデイ。店番ノムとシフト交代で夜まで番。
 夜、セブンイレブンで買い物をして帰ると、買ったはずのタバコが見当たらない。店員さんが袋に詰め忘れてしまったのかなと確認のためセブンイレブンへ戻ろうとため息とともに決意しつつふと冷蔵庫を開けると、納豆パックの横にタバコが冷やされていた。

復刻版『本草図譜』「山草」の巻から3冊のみ。
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by ouraiza | 2018-09-25 19:40 | Comments(0)
壁    せと
 ご近所の庭先に水を張ったたらいが10個以上置いてあり、それぞれに一輪ずつ睡蓮が咲いている。通り過ぎながら横目にとても可憐な印象で、しかし立ち止まってじっくり眺めようとするころにはもう花はないのだろうな、とここ数日の出勤時、自転車の上で思う。

 9月3日月曜日。
 自宅のインターネット不通の原因究明のために各所へ問い合わせ。なぜかつながらないと怪しんでいた光電話は1ヶ月分の支払いを飛ばしてしまっていて停止になっていたが、インターネットとは関係がないとわかった。

 夕方から南千住へ知人のお見舞い。幼稚園の門の前にその先生だろうか、男性がサスマタを持って立っていたり、ロータリーをゆっくりとパトカーが周遊していたり、駅前がなんだかものものしいな、と思いつつ差し入れ予定のビタミンC錠を買うため薬局を探してうろうろしていたら後ろからお巡りさんが走ってきて職務質問を受ける。ポケットの中身を全部出して検分、手帳の中身も確認すると、そういう趣味ではないんですよ〜とぼくの腹回りをぺたぺた撫でる。質問だけではない手厚い職質だったので、大阪の脱獄犯探しですか、と訊いてみたがいやぜんぜん違う、とのことだった。
 帰途日暮里まで歩く途中、都電の荒川一中前停留所近くにあったリサイクルショップ「だいえい」さんがとっても面白くて興奮する。時代とともに店を活かす、とはどういうことなのか。答えのあることではないだろうが、ヒントのひとつがある。ジャガーのミニカーを購入。

 4日火曜。台風のため外のスタンドを店内から出さない完全防衛シフト。
 先週からやっている演芸コーナー廃止にまつわる棚移動の続きをずっと。
 体調悪く父の見舞いをサボる。

 5日水曜。出勤すると台風が過ぎて陽が射すシャッターの前にスネの擦り傷から少し流血している半ずぼんのおじさんが仰向けで熟睡している。枕にしているカバンの横で氷結ストロングの缶が倒れていて、結構な量がこぼれたのだのだろう、寝ているおじさんの肩のあたりから道路までその跡が乾ききらずに滲んでいる。シャッター開けて開店しますよ、と声をかけるとおじさんは目覚め、氷結の水溜りからゆっくり上半身を起こし、微笑しながら唇に人差し指を立てて小さな声で言う。「しーっ、俺は何も知らない、知らないよ」。東通り方面へ歩き去ろうとするおじさんのカバンへ、ベタベタした水溜り跡に残っていた割り箸を突っ込み見送る。

 演劇コーナー解体に伴う棚移動の続きをして完了。シェイクスピアがジイドのそばに、ブレヒトがブルトンのそばに来て新選。
 中山を値段付け、など。
 
 深夜寝入り端にテレビから北海道地震の緊急速報が流れた。北海道出身の知人たちの顔が浮かぶ。

 6日木曜。午前中から自宅ネット不通のための連絡をするがまったく先方につながらない。何度目かのトライで自動音声が「北海道の地震のため大変混雑、、、」と流れ、そうか、と気付く。たいして困ってもおらず、落ち着くまで待とうと思う。
 ところが今度は店のプリンターケーブルのUSBとオーディオのBluetoothが不通。開店してからずっとその修正を試みる。

 夕方、市場の準備をして出品へ。古書会館でまったく人を見かけず休日か、と訝るも、管理部のFさんのお姿が見えほっとする。誰もいない古書会館は怖い。

 7日金曜。公的申請書を作る。など。

 激しく疲れて後、その疲れをしっかりと癒さないまま深酒、寝不足など不摂生を続けある堰を越えると、ぼくの場合たいてい扁桃腺炎になり、扁桃腺炎ではない場合痔になりかける。いつもプリザエースによる初期処置でその日のうちに良くなるのだが、今回はその初期処置すら慌てていてできなかった。痛みが本格化し椅子から立ち上がるのにも10秒以上かかるようになり、諦めて近所の病院へ。
 U医院のイケメン先生は腫れ上がった患部をねじり上げ、ひねり潰す。自分の悲鳴の隙間に「うーん、針刺して膿出しちゃおう」と仰るイケメン先生の声が聞こえた。先生が隣の部屋で器具の準備をする数十秒の間、なんとか平静を保とうと深呼吸をする。
 標高3000メートルの痛覚山の頂上に針が刺された。
 「先生!痛いです!んあふ!痛いです!んぐふ!」。目の前の白い壁を両拳で規則的に叩いていた。どんどんどんどどん「せんせ!」。
 薬の服用法や注意事項を必死で聞き診療室を出ると、心細さから同行を頼んだ友人が待合室のソファでにたにた笑っている。

 8日土曜。小山3つに値段付け、など。

 オンラインショッピングのためのサイトが個人で簡単に作れるとわかり、stores.jpとthebaseを少し研究。こんなに進化しているのか、と驚く。ウェブ上にカゴを設置するなんて、途方もなく難しいことだと認識していた。

 事務机の横に衝動買いした状差しを設置。

 天気雨。陽光がきれいに射している午後、「降ってるよー」と通りすがりのお客様がドアを開けて教えてくださった。まさかと思ったがさあさあと降っている。これは避けるのが不可能。天気雨、検索によると別名は日照雨、涙雨、天泣、狐の嫁入り。

 9日日曜。休養。プレステ2「ワンダと巨像」終える。ストーリー性、ヴィジュアル、難易度のバランスは前作「ico」のほうがよいかと思う。オープンワールド、というゲーム用語を知った。
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by ouraiza | 2018-09-24 19:07 | Comments(0)
70×40×25    せと
 8月27日月曜。休眠して午後から店で連絡など諸事。

 プレステ2で2005年のゲーム「ワンダと巨像」を始める。同じゲームディレクターによる「ICO」(2001年)がとても面白かったので。難しすぎて一旦ギブアップ。続けるか悩む。

 28日火曜。歴史のシリーズものを数日おきにばらばらに売ってくださるお客様がいて、1ヶ月ほどで大体溜まったので各シリーズをまとめて市場準備して出品。

 夜、病院へ父の見舞い。メンマ、オレンジジュース、アイスの実ぶどう味。メンマ新規参入成功。

 29日水曜。少し早めに店番を抜けて古書組合の総会へ出席。組合とは不思議なものだ。組合に対する感じ方が年々変わってきた。
 終了後の懇親会は少しでおいとまして、親しい同業の友人が誘ってくれた宴へ。滅多にない若き古本屋さんたちと交流できる機会に舞い上がりはしゃいで痛飲。翌日から数日間「死にたい」を連呼するパターン。

 30日木曜。いつものパターンを打ち破るべく、「振り返るといつも手招きしている支荷田伊蔵のダンスには付き合わない」と誓い、昨日を省みず今から未来のことしか意識しない作戦をとりまあまあ成功。横目でちらっと後ろを確認すると、支荷田伊蔵は少し寂しそうにまだ踊っている。1週間は続くだろう。
 横7cm、縦4cm、奥行き2.5cmの小さな直方体である臓器としての心を染めるカラーを決められるのは自分だけである。無限に大きな宇宙に一応は存在しているそんな小さな直方体の中で苦しんだり悲しんだり恥じ入ったりを繰り返す。一度意図的にその直方体を手のひらに乗せデコピンしてみると少し楽になる。

 夕方から公的機関への融資申請のための書類集め。名画座手帳2018の経理上の計算ミスがまた発覚し3千円のプラスだと思っていたものが約2万円の赤字だったとわかる。そんなものはプライスレスな喜びに比べたら微々たるものだ、と思ってみたりするが、小さな直方体の色はすぐには変わらない。

 31日金曜。開店前の午前中に公的機関で面談。日本生活金融公庫で名画座手帳作成のための融資を受けられるのだが、前回分との引き継ぎ方をぼくが理解できないので店員ノムに同行を頼み聞いてもらったらすっきりした。ヤングガールな職員さんから消費税遅滞について叱られる。

 9月1日土曜。急に思い立って先週から課題だった演芸コーナー廃止の棚移動を始める。向田邦子が村上春樹の隣に来て、唐十郎は開高健の隣に来た。新鮮。和物だけ動かして時間切れ。

 9月2日日曜。休眠して友人宅の猫番。店で数日前から自宅インターネットが不通になっていることの調査のため各所へ問い合わせ。滞納が理由ではないらしいのだが、日曜日なので詰められず。NTTコミュニケーションズ、NTTファイナンス、NTT東日本、テクニカルサービス、機器センター、故障受け付け、もうなにがなにやら。

 8月19日日曜日のメットライフドーム。
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by ouraiza | 2018-09-18 14:30 | Comments(0)
蟹    せと
 8月20日月曜。往来座の前身の古本大學芸術劇場店では、劇場のテナントだったゆえに和洋新旧の戯曲やドラマシナリオ、舞台役者などの演芸関連本をまとめて独立させた演芸コーナーをもうけていた。往来座でも14年前から無意識のうちに引き継いで今に至っていたのだが、先日ふと友人が向田邦子の本が小説のところになくて探しづらい、と言ったことで、そうだ、演芸コーナーはいらない、と思いついた。たとえばそのコーナーに固定のお客様がいらっしゃれば話は変わるが、長らくそういう方はいない。すぐには作業できないが、演芸コーナーをバラし、空けたスペースを利用して増やしたかった美術関連の面陳棚を作ろうと決めた。

 書類をかき集めて過剰に準備して公的機関へ申請へ。毎回ながら緊張する。

 21日火曜。夕方、市場準備して出品へ。帰り道、偶然居合わせて出品を手伝ってくれ、ついでに同乗してご自宅までお送りしたドS兄貴Aさんが、「てっめぇなかなか運転うめぇじゃねえかよボケ」と言ってくれたのでとても嬉しい。A兄貴の飲みかけのペットボトルは車内ホルダーに放置されている。

 猫2匹が自宅にロングステイ中なのだが、そこにさらに2匹がショートステイを開始。仲良くやってくれるとありがたいという思いむなしく、302号室大戦が幕を開けた。朝まで叫びと衝突の応酬。

 22日水曜。夕方から隣区へ出張買取り。高層マンションの上階で眺めがすごい。深沢七郎、ゴダール全集など。
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 23日木曜。6つのやることをリストにあげ、3つは完了、1つを途中まで、2つを延期。以前から完璧にリストを制覇できることは少なかったが、予定していたことと実際にできたことの差が年々大きくなっていることを痛感する。行動にかかる時間の予想がずれ、そのずれが闇の中で怠慢を餌にして育っている。

 24日金曜。お預かりの大山を査定、方向付け。

 『名画座手帳2019』のISBNについてかんがえる。

 猫の缶詰、おやつ、砂を買い出し。
 など。

 25日土曜。ネット通販の梱包作業を数個。一個だけじゃないのはめずらしくありがたい。ごくごく稀にしてしまう発送先間違いを決してせぬよう慎重に。9月からのゆうメール規格外廃止、対策をかんがえるのも面倒で成り行きに任せることにする。

 少しだけ市場準備して出品。

 急に思い立って新しい図案の値札を作る。コピーして裁断。

 夜、居酒屋バシトンにて友人講師の経営ゼミ。「結局あんたはamazonの奴隷だ!」とアドバイスをもらい、プライバシーと仕事、について喚きあいながら痛飲。

 26日日曜。高校3年だったか、『限りなく透明に近いブルー』を読んで興味を持ち一度だけ散歩したことのある福生で開催されている「カニ坂ロックフェスティバル」へ誘われて行く。有名無名貧富美醜老若男女など、緊張を強いる基準が空に溶けて霧消したロックの祭典。とても面白かった。のびのびした勇気を得る。
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by ouraiza | 2018-08-29 15:46 | Comments(0)