母校訪問・前編
ちょっといま、生活がパツパツに張り詰めていて考えると苦しいので、過去のことなどを話題に。

先月末、魚月相棒のみきさんと、出身高校(名前はひみつ)に久々に遊びに行きました。私達が知り合って2年あまりを共に過ごした場所。卒業後もちょくちょく文化祭に行っていたため、訪れるのは2年ぶりぐらいです。
市営バスで近くまで行き、そこから5分ほど徒歩。歩いていると、在学中しばしば遅刻して、学バスに乗り損ねてやむなく市バスで来て降り、同じ坂道を登った暗~い記憶が二人の脳裏を直撃して具合が悪くなってくる。登りきって門をくぐると、そこにはいつも変わらぬ風景が。
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母校訪問・前編_f0035084_23462490.jpgこの景色は私のちょっと自慢なのです。左の赤い屋根の建物が食堂で、池を挟んで向かい(右の写真)は大講堂と教室郡。
着いてすぐ大好きだった恩師と会ってはしゃぎ、そして色々構内を散歩する。卒業から6年経ってますが私学なので先生方の顔ぶれはあまり変わっておらず、あちこちで声をかけられる。

だんだん暗くなってきたので、共通の思い出の場所図書館へ。ここはお互い1人でも、一緒でもかなりの時間を過ごした場所。静かにテンションがあがる。棚を眺めて当時は今ほど分からなかったここの選書の良さを再発見し、人があまりいないこともあってどんどんしゃべる。そのうち、在学中借りた本がなんだったか、記憶をさかのぼって探し始めた。ありがたいことに当時も今も貸し出しカード式なので本をめくれば一発で分かる。ただそのころ読んだ本は頭にどんどん浮かんでくるも、買ったのか借りたのか入手経路が分からない。以下が見つかったものの一部。全部文庫です。どれも次に借りてる人がいないのが寂しい・・・。
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母校訪問・前編_f0035084_0131050.jpg一番うれしかったのがこれ。偶然お互いが10ヵ月差で借りていたらしい。読書好きな友人が周りに極端にいなくて、打開策として国語科や社会科の先生に懐いては本の話をしたりしていて、そして後輩のみきさんには、先輩という立場を半ば使って、大島弓子や村上春樹などをさんざん薦めては貸していたあの頃。今思うとよくぞ受け取ってくれていたものだと思う。

当時の司書のSさんは、だいぶ前にお辞めになって今は違う方だった。Sさんはうちの学校には珍しくとても厳しい方で、苦手だった人も多いみたいだけど、私もたぶんみきさんも、良くして頂いた記憶のほうが多い。あえてきつく振舞うことで、私達のようなちゃんと図書館を利用したい学生(けして多くはなかった)の読書空間を守っていてくれていたような気がする。私の場合、受験勉強をするため、冬休みに閲覧室を貸しきり状態で使わせてもらったりもした。あと卒業の際、担任を通じて、個人個人の3年間の貸し出し記録をそれぞれに渡してくださったのがとても嬉しかったなぁ。あれどこにいっただろうか・・・。

あれこれ思い出していたら、長くなってしまいました。つづきは次回。

なつき
by ouraiza | 2008-12-12 00:41 | ふらふら散歩(終了) | Comments(2)
Commented by 多郎左衛門 at 2008-12-14 19:30 x
先日は、すれ違いになりましたね。
夕方、用があったもんですから。
また今度、ゆっくり。
美樹さんにもよろしくね。
Commented by ouraiza at 2008-12-23 22:37
>多郎左衛門さま 
お返事おそくなりました。こちらこそ急で申し訳なかったです。そうですね、またの機会をば。

なつき
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