月の湯古本まつり、ご来場まことにありがとうございました。
わたしは当日行けませんでしたが、参加された方から色々様子を伺って、盛り上がったみたいで一安心。
店に帰ってきた、値札の精鋭部隊たち。これが売れたのかふむふむ・・・と、見てて飽きることがありません。あぁ、ひそかに一目ぼれだった昭和初期の東京手拭図案集が売れている・・・。さびしい・・・けど嬉しいです。
久住昌之作・谷口ジロー画『
散歩もの』(フリースタイル 2006)
主人公が東京のあちこちを散歩して、しみじみと一息を入れる様が描かれる作品です。井の頭公園駅から歩き始めて、絵本専門の古本屋(どこだろう・・・)に着く回(第三話)も気になりますが、注目は最後の第八話「目白のかき餅」。目白のあちこち、見たことある風景が広がります。中でも銭湯がチラッと出てくるのですが、これ・・・月の湯でしょうか。すごく気になります。
あと、最後のコマに背景として、目白通りの「このはなざくら」(現在は閉店)というレストランの看板が見えるのも、たまにそこに通っていた身としてはグッと来ます。全編、谷口ジローらしい細密でリアルなタッチで描かれているので、東京の町並みが好きな方には面白く読めると思います。
なつき