喪失感に、じんわりとひたっています。
友人Yちゃんが奇跡的にチケットを入手してくれた、たまの瞬間的再結成ライブに先週土曜日行ってきました。チケットは発売開始後4分ほどで売り切れたらしくネットオークションでは定価4500円が最高5万円代という小さわぎになり、そんなわけで会場(吉祥寺スターパインズカフェ)はオールスタンディングで、しかもかなりみっちみちにつめこんだ感じ。整理番号(かなり後方)からして、最悪前が見えずにはじっこで音だけかなぁ・・・と覚悟してたのですが、入場してみると幸いにも真ん中ほどに立つことができ、ぎゅうぎゅうではあったけれど、充分堪能できました。
ライブはもう・・・言葉がありませんでした。解散後ファンになった身としては、はじめての生たま。開演して3人が出てきただけで目を疑い、曲が始まってじーんとなり、2曲目(「あるぴの」)で初めて3人がハモった瞬間、あああーほんとにたまだ、と腹の底から喜びが。それからはもう、目と心を奪われただただ観続けること2時間半。これまで観た色んな人の沢山のライブの中で、とびっきりの一番でした。
何よりも、メンバーそれぞれのソロライブで耳にしたたま時代の色んな曲が、ソロと違ってコーラスが入って、色んな楽器の音で装飾されて演奏されたのが嬉しくて嬉しくて。自分はこれほどまでにたまのメロディを求めてたんだなーとひしひしと実感しました。それにソロでは見ないような、たま独特のふざけたやり取りやパフォーマンスが行われたのも貴重でした。ずっと笑いが絶えなかった・・・。
・・・と、たまの良さを目の当たりにしてしまった今、寂しさで心がいっぱいになってしまってます。最後の曲(アンコール前)が、「
デキソコナイの行進」というそれぞれがバラバラに別れていく事が示唆されたような歌が選ばれていたので、聞きながら、あーもうこれは二度と再結成は、ないな、とかすかに持っていた期待が消えていきました。でも知らなければ良かった、行かなきゃよかったとはミジンも思わないので、自分で心に決着つけます。これからはこれまで以上にそれぞれのライブに行って、CDも買えたらいいんじゃないかと。特に今回滝本さん(
滝本晃司)の素敵さを再確認したので、遠くないうちに行ければ。
あと会場で驚いたのが、若くてイマドキっぽいお客さんがいっぱいいたこと。中には10代っぽい人たちまで。みんないつどこで知ったのだろう・・・。いつまでも新しいファンが生まれ続けてるのが、すごいです。終演後はライブハウス前に出待ちされてる方が沢山いたのも珍しくて印象的でした。またブーム、来るのかなぁ。
なつき