
友人のアクセサリーの個展を見に、目黒へ。ちょうど場所が寄生虫館の裏だったので、もちろん寄生虫館も覗く。サナダムシやらいろんな回虫がたくさん標本になっており楽しかった。寄生虫そのものを見るだけでは何ともないが、実際に寄生されている動物(ウミガメやネズミ・・ネズミ?!)そのものの標本を見るとさすがにちょっと・・。あとニンゲンも(さすがに標本ではなく、写真)。記念にショップでサナダムシのポストカードや、寄生虫標本シールをゲット。バースデーカードなどに使うと喜ばれそう。

今週のやつ(ら)の仕業。
やはり『わが輩は猫である』なんて本書くからか。
しかし彼(ら)の糞はどうしてあんなに固いのか。
便秘だろうか。

『神聖喜劇』(全5巻) 大西巨人 著 光文社文庫版
無人島に一冊だけ持って行くならどの本ですか?
外市でもお馴染みの朝様は迷わず『神聖喜劇』と仰る。しかも第5巻。
ずっと読みたかったが何だか難しそうだし、何しろ5巻もあるし、といろんな理由をつけて読んでみるのを延ばし延ばしにしていた。もう一人の友人マルチンも最近読破して感動していたし、とにかく1巻目だけ買ってみた。それからひと月強、ここまでズッポリハマるなどと思いもよらず…。
『神聖喜劇』がどんな本であるか一言ではとても言い表せない。とりあえずはエンタメ小説(一級の)として読んでみて下さい、という朝様のアドバイスに従い読み進めたが、読んでいく内、何だかとんでもない作品に引っ掛かってしまったな…という畏怖の念にうたれた。
ただし、膨大な量の軍規など、一般に読み辛いとされている部分や、短歌や外国の本の引用など個人的に苦手な部分については、目を通しただけでとばした。
登場人物が善人悪人それぞれ非常に魅力的に描かれていて、基本悪人のキャラクターでさえ読者に憎ませないのは、スゴいと思う。
前々から、被差別部落といった差別の心理に興味があり、その辺が主な主題の一つであったことは自分にとって幸運だった。
あまりに深い作品で上手く感想がまとまりません。1つ言えるのは、この作品においては一度目に読んでからが始まりだということかもしらん。読み終わってみてこの作品をもっともっと理解したいと願う自分がいる。感動作を読むと人は涙がこぼれるものだが、本作を読んで実際に涙が出た訳ではない。涙が出るとかそういうレベルではないもっと深い所で胸が震えた。
朝様より、『『神聖喜劇』の読み方』という副読本を借りたので、もう少し余韻に浸りたい。というのも、本作を読んだ他の方々と違わず、しばらくは他の小説が読めそうにないので。
のむみち二等兵