珍しく日記風に。
木曜日
バイトの日。外市期間に店内に出す予定の大量の内田百閒単行本の札書きを任されたが全然終わらなくて、悔しさもあって初めて本格的な残業をする。半ば眠りながらペンを動かす事数時間。夜遅く帰ってきた店長がその札を見てあまりの字の踊りっぷりに力無く ずっと笑っていた。深夜やっと終わり帰り道コンビニに立ち寄ったら、よく会う(が話したことは無い)店員さんに「がんばってください」と励まされる。泣けた。
土曜日
外市初日。びっくりするくらい暑い。暑過ぎてあまり記憶が無いのだが、武藤さんや豆ちゃんの帽子が涼しげだったり、番台でご一緒した九蓬書店さんがとても優しかった事、古書文箱さんの美味しそうなソフトクリーム、同僚のむみちが教えてくれて即買ってしまった大島弓子『小幻想』(チェリッシュブック)、ポツポツ、断片的に思い出す。
私と相棒みきさんのやっている古書雑貨ユニット
魚月も好調で、初日で前回二日間の売上げを超えました。今回は棚の上3段、しかも木村衣有子さんとご一緒させていただくという素敵な位置をいただけて、幸運でした(・・・と書いていたら木村さんご来店!びっくりしました。)。特に前回もうひとつだった絵本や趣味本がよく売れたのが嬉しかったです。お買い上げ下さった皆様、まことにありがとうございました。
日曜日
朝、身体を布団からひっぺがして池袋PARCOに向かう。それはチケットぴあで
今日発売予定のコンサートチケットを買うため。開店前から並びはしたがこういう状況に不慣れだったためか発売開始15分で窓口にありつけるも売切れを通告される。無惨。自宅で親御さんも巻き込み3台の電話を使い応援してくれたみきさんからも敗北の通知。喪失感でトボトボと往来座に向かう道中、ライブ友達からまさかの「2枚取れたよ」のメール。一転世界に光が差し込む。ありがとうありがとう。
外市終了後疲れのため自重して打ち上げには行かず、みきさんと2人雑司が谷駅に向かう途中、鬼子母神での夏市にぶつかる。夜の縁日はきらきらと夢のようでした。そして翌日気付いたのですが、あんず飴を食べた時に歯の詰め物が取れてしまったみたいで、水分を取ると口の中がえらい騒ぎに(ものすごくしみる)。歯の穴に舌とかが触れると幻想が見えるって話、村上龍あたりに無かっただろうか。ビジョン、見たい。
月曜日
夏バテ。なんと、熱が出て動けない。夕方それでも何とか仕事行かなきゃ…と這い上がって出勤し、店でぶっ倒れる。結局迷惑をかけそのままタクシーで帰宅。ほんとにすみませんでした・・・。でも店の奥で本と段ボールに挟まれながら小さく横になって、頭の後ろで本屋の物音を聞くのは不思議に安らぎました。養生します。
えらい長くなってしまいました。これも暑さのせいです。
なつき