壁全面の本棚
壁全面の本棚_f0035084_031831.jpgひさびさにマンガの話でも。
久世番子『番線』新書館 2008
『暴れん坊本屋さん』に続く本エッセイマンガ。本作では本屋を飛び出し、本にまつわる様々なエピソードが毎回全力で描かれています。
相変わらずのハイテンションなギャグテイストで好き嫌いが別れるかもしれませんが(私は好き)、とにかく本好きには「あるある」というネタが多く、また勉強になることも多いです。特に写植屋さんや国会図書館への取材はうらやましすぎる・・・私も国会図書館の雄大な書庫に飲み込まれてみたい。
それから読むまで寡聞にして知らなかったのですが、「一箱古本市」を取り上げた回もあります。あの風景がマンガになっている不思議な感じ、そして南陀楼さんまでご登場されている・・・びっくりしました。

それにしても『暴れん坊・・・』の頃から思ってたのですが、久世さんがマンガで描く本って、どれも実在のもので、しかもしっかり表紙や背表紙が描き込まれているんですよね。これがまた興味深くて見入っちゃいます。 

なつき
by ouraiza | 2008-06-03 00:37 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
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