京都の記憶ふたたび
新学期の授業編成に合わせて、またもや出勤曜日が変更になりました。今日から月曜&木曜に。平日といえどもちょっとづつ曜日によっていらっしゃる方や様子などが違う気がして(気のせいかもしれませんが)、ほんの少しづつ顔見知りのお客様が増えたころにいつも出勤日が変わってしまい、また新しい雰囲気になじんでいく、その繰り返しです。

わめぞ絵姫武藤良子さんによる話題の関西旅行記を読んでいるとびっくり。京都、鞍馬口の安宿に泊まられた、とのことですが、どう見てもそれは、先月私と友人が行ったゲストハウスと同じです。「入ってすぐに台所とその前にテーブルがある」「古い町屋を改装した宿」「宿の目の前にある銭湯「船岡温泉」」・・・まさに、まさに。そう、本棚に本が豊富で、『もやしもん』も読んでいる人いました。それに沖縄の食材とかオリオンビールとか売ってませんでしたか?
京都の記憶ふたたび_f0035084_13322915.jpg武藤さんも書いてらっしゃるとおり、お客さんは20代が中心で若い雰囲気。ただ私たちが訪れた時はシーズン前だったからかそれほど騒がしくなく、朝まで宴会・・というのは多分ありませんでした。我々は個室(ふすまで間仕切り)だったからまた環境が違ったのかもしれませんが。
発つ日は雨がざあざあ降っていて、それまで怒涛の移動をこなして疲れきっていた私たちは、昼過ぎまでずっと入り口の共同スペースでぼんやり雨を眺めて過ごしていました。その時はまだテーブルにコタツがかかっていて、その中で地図を見ようとするのですが、ぜんぜん頭に入らない。
そして何とか立ち上がって宿を後にし、武藤さんもいらしたという旧銭湯を改造したカフェで美味しいごはんとデザートを食べながら、これまた延々と沼田元氣さんや甲斐みのりさんの京都案内をチェックし続け、でもテンションが低くて出発できず結局そこで数時間経ったという妙に記憶に残った時間を過ごしたのでした。
写真は、その喫茶店 さらさ西陣の店内。すごく余裕のあるつくりで、本棚のマンガも割と良くて、またかかっている音楽も気持ちよく、いつまでもいたい場所でした。

銭湯は結局、船岡温泉にしか行けませんでしたが、確かに脱衣所に「オシメ替え台」がありました。しかもタオルをそこに置こうとして地元の女性におこらりる、という顛末まで。あれは今でも現役なのでしょうか・・・?それから、冷蔵庫にはこちらでは見かけない瓶ジュースがいっぱい売っていて、瓶コレクターとしてはもう泣きそうでした。特に「ヒシヤサイダー」は嬉しかった・・・。

あとそうだ、京都のタクシーはあたまのぼんぼりが素晴らしくイケていて激写せずにはいられませんでした。おまけです。
京都の記憶ふたたび_f0035084_1435950.jpg京都の記憶ふたたび_f0035084_1441032.jpg京都の記憶ふたたび_f0035084_1443336.jpg


武藤さんのおかげで旅の記憶がまざまざと、よみがえってなんだか切ない気持ちに。ありがとうございました。

23:10追記
先週「すごく気になる」と記したハンバートハンバートのCDを、退屈男さんがわざわざ店まで持ってきて下さいました。とっても嬉しいです。ありがとうございました。
それから、さっき荻窪「ひなぎく」(と海月書林実店舗)9月閉店のニュースを知って愕然としています・・・。そんなに足繁く通ったわけではないけれど、心の中の大事なところにあるお店なので、ショックです。残念・・・。


なつき
by ouraiza | 2008-04-21 14:10 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
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