台所大賞0802
■■■台所大賞とは古書往来座の前店舗時代から続く古書往来座内のみで制定された伝統の月刊賞。本屋は台所です。買い物袋をぶら下げた奥様が旦那様への不満を胸に沸騰させつつ夕暮れの信号待ちで思いついた生活に根付いたアイデア、発明、のようなもの、が日夜本屋の中では生まれ死に、歴史を刻んでいたりします。もちろん細かすぎたり意味不明だったりするのでしょう。ご勘弁くださ~い■■■
さあ、輝ける今月の台所大賞は
 
 カバーの無い文庫や新書にグラシン(パラフィン)をのりを使わずかんたんにかけたい選手権王座決定戦にて「決定版のりいらずライン」早くも防衛失敗
 
新機軸決定版「のりいらず折り」  (のむみち考案)

 「のりいらず」追求の軌跡
台所大賞0610 「のりいらずラインの発見」/切断線の角度を発見
台所大賞0801 「決定版のりいらずライン」/新たな切断線を発見 折り返して引っかける
2008年2月17日 「決定版新のりいらずライン」/切断線と折り返しの角度を変更

 もうこれが「のりいらず」の最終到達地でしょう。「決定版のりいらずライン」は考え過ぎの産物だったのです。答えはもっと簡単なことだったのです。折る順番を変えるだけでよかったなんて・・・。「決定版のりいらずライン」は、わざわざ切れ目を入れて折りしろを作り、本の内側でグラシンを引っかけ合うものだったのですが、「のりいらず折り」はその引っかけ合いを、全体でやってしまおうという、大胆な、目の前にありすぎて気付かなかった発想です。表紙の薄い文庫や新書を開くと、どうしても表紙は外側に丸くなります。このとき一番最後に折って最全面にきている部分、下の解説だと③、が、その下の折りこみを押さえこんでしまうのです。
・硬い表紙では使えない
・本よりもグラシンが一定程度大きくなければならない
ことなど問題もあります。
せと
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by ouraiza | 2008-03-08 03:06 | 工作 | Comments(0)
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