よみおさめ。
あ、お店はちょこちょこ掃除しつつ30日も18時まで営業しております。


よみおさめ。_f0035084_3453146.jpg今週は軽めのエッセイを2冊。『東京日記2 ほかに踊りを知らない。』川上弘美 著 平凡社刊
川上弘美ワールド炸裂の一冊。ゆるゆると流れる日常が、センス良く(決して格好良くはない・・そこが好き)綴られる。一番ウケたのは、太ったと思って体重を計ったら1キロしか増えておらず、狂喜してジャンプしてかもいに頭をぶつけて気を失ってしまう川上弘美かな。



よみおさめ。_f0035084_3455861.jpg『ねにもつタイプ』岸本佐知子 著 筑摩書房刊
この本、いろいろな雑誌などでおススメされており、評判がすこぶる良く講談社エッセイ賞まで受賞したようで、ずっと気になっていた一冊。評判通りでした。何がすごいって、やはりこの著者の想像力ですね。何気なく目にした何でもない日常的な品々から織り出される発想が豊かなこと!語学ができるだけでは良い翻訳者にはなれないとはよく聞きますが、これを読むとこの著者が翻訳者として多忙なことも容易に想像がつきます。イラストはクラフト・エヴィング商會で、おしゃれだけれども、ポイントを押さえたカットで、なかなか素敵でした。



よみおさめ。_f0035084_3461453.jpg『神を見た犬』ブッツァーティ 著 光文社古典新訳文庫
代表せとが尊敬してやまない詩人の荒川洋治が、自著の中でこの本をベタ褒めしていたらしく、代表が読め読め是非読めと言う。しょうがないので読んでみる。やー、面白いっ!ヒヤリとさせられたり、ニヤリとさせられたり、素晴らしいオチの数々。堪能して読み終わってふと気づいたのだが、あれれ、この本どっちかっつーと幻想文学よね?確か、自分は幻想文学が苦手だったハズ・・と、訳者によるあとがきを読んで、膝を打った。ブッツァーティはジャーナリストであったらしく、「彼の語りには、新聞記事を書くときの手法に相通じるものがある」と。あり得ない事をあえて事務的に書くことによって現実の世界と虚構の世界との境界を無くし、強い説得力を持たせられる、と。なはるほろ。ブッツァーティ、参りました。
 

クリスマスが過ぎたせいか、聖書がなかなか進まない。ようやっとモーセがエジプト出た〜。ふう。


立石書店の岡島さん(あんまりお菓子を頂くので、代表が「お菓子魔さん」と命名。ご本人は、迷惑がられてそうだ、と憤慨。)ご夫妻に、これまで食べた中で、間違いなく一番旨いドライマンゴーをいただく。写真を撮るのを忘れてしまったが、成城石井の自社ブランドもの。原材料はマンゴーと砂糖のみ。シンプルで、いかにも余計なものは入っていませんという味がします。さすがにそれなりのお値段らしいのだが、ドライマンゴー好きは、一度食べる価値アリです!お菓子魔さん、いつもいつも本当にごちそうさまです。おかげさまで今年はすこぶるドライマンゴーな年になりました。


よむみち
by ouraiza | 2007-12-30 04:50 | のむのノミムメモ | Comments(0)
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