人のやさしさがしみる秋。
その一。
先週その精巧さに惹かれお伝えした
岩波新書しおり《本の知識》シリーズ。な、なんとその後同僚のむみちが仕事中に見つけたものを全部とっといてくれて、記事投稿して三日後にはもう束になって私のもとへ届いたのでした。感涙。持つべきものは古本屋の友だ、としみじみ。
絶対とはいえませんが、どうやらこれ以上多い番号は出てこないし1ダースでキリがよいのでこの12枚が一揃いのようです。画像はクリックすると拡大します。
それぞれ左から、
「本の各部の名称」(No.1)
「約物(やくもの)・記号」(No.2)
「和文活字の名称」(No.3)
「欧文活字の名称」(No.4)
「本の背の三様式」(No.5)
*
「和文活字の主な書体」(No.6)
「グーテンベルク」(No.7)
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「和文活字の大きさ」(No.8)
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「けい(罫)のいろいろ」(No.9)
「欧文書体の8系統」(No.10)
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「欧文活字のライン構成」(No.11)
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「和装本の外部の名称」(No.12)
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*印は新しく入手したものです。
後半6枚はほとんど今回ゲットしたものですが、活版印刷の創始者グーテンベルクさんの紹介もまじえながらも基本はストイックに文字に専念し、最後(No.12)は和装本を取り上げ、No.1の洋装本と対の関係になり有終の美、という感じでしょうか。キレイな終わり方です(とかいってまだ続きがあったらどうしよう)。
その二。
退屈男さんに各種文庫本目録の新しいのをお頼みしたら、仰天、その日のうちにかなりの数集めて店に持ってきてくださる。本当に助かります・・・。出版社によっては2年前の目録情報を頼ったりしてたのでこれで安心して絶版チェック作業ができます。もうなんというかツヤッツヤのピッカピカのものばかりで使うのがもったいないような・・・いやいやむしろこれを使い倒すくらい励めばよいのですよね。実際はその前に翌年版がアッサリ出るでしょうが。
重ね重ねありがとうございました。
なつき