今日はシフトを変わってもらいお休みをいただいたのですが、ご報告の当番だったので夜 店に来てしまいました。
で、休んで何をしていたかというと、長期休暇の終盤恒例レポート作成ラッシュです。小学生以来夏休みの宿題を早めにしあげたことがありません。んがが。
今書いているのは日本美術史の授業の課題で、わたしは江戸中期の画家
伊藤若冲をテーマに、彼の名や作品はいったいいつから一般に知られるようになったかを、画集とかだけじゃなくて新聞記事掲載回数や大型の展覧会開催頻度などから分析を試みることにしました。美術史研究はぜんぜんやったことが無いのでもう完全に自己流です。エクセルで表つくったりとか。
調べた結果、ふつう若冲って1970年の辻惟雄『奇想の系譜』で再発見されて以来、って語られることが多いし私もそう思ってたんですが、もちろんそれはそうなのですが、意外に昭和初期からすでに美術書で大きくとりあげられたり、逆に新聞には2000年以前はあんまり載らなかったり、という事が分り、おややー、という感じ。結論としては「展覧会とメディアの力は強し」って感じです。2000年に、若冲没後200年記念の大回顧展が京都で開かれてて、それ以来毎年若冲関係の新聞記事件数はウナギノボリ。面白い!
作業中はきつかったですが、何より、調査のために画集を開いて、若冲の濃ゆくて細密な絵を これでもか、というほど見られたのが楽しかったです。やっぱ好きだなぁ~。見てると鳥肌が立ちそうです。
今夜この課題は仕上げて、明日からは「嘉村礒多」と「仏教の自然・動物観」と「中世の語り物(未定)」のレポートをそれぞれ併行してやっつけなければいけませぬ。まだどれもほとんど手をつけてないのでドキドキです。勝算は・・・あまり無し。きゃー。
なつき