他にネタが無いときに、散文的にご紹介してますてぬぐいシリーズ、今回は「ふきん・手ぬぐいの
のし紙」を比べてみたいと思います。つくづく地味な投稿ですみません。
のし(熨斗)とはそもそも、アワビを使って贈り物に添えたものが、後年紙となって簡素化したものらしく、
今ではこんなに種類があるんですねー。私はまだ学生だからか、自分の買い物に熨斗を書いてもらう事ってこれまで一度しか無かったですけど、現代の贈答文化にどの程度「のし」が現役で用いられているのか、うぐぐ、気になる。
前回ご紹介した、
青木燃料店(池袋第五小学校前)のふきんののし紙。
「御富貴運」・・?基本的に当て字にメデタイ漢字を使うみたいなのがほほ笑ましい。
5月に投稿した、
池袋平和通 栄寿司の手ぬぐいののし紙。次のもそうなんですが、下部がちぎれっちまっています。いくら貰ったものとはいえ、使うときにはあっさり破いてしまうのがてぬぐいらしいですねー。
当て字は「御*越菊」・・???無理っす。でも「てぬぐい」じゃないことは確か。
池袋 渡辺洋服(店?)のもの。これはそうじゃないですが、「洋品店」って言葉、妙に郷愁をかきたてられて好きです。
「御手*幾」・・*=布かなぁ。
これは池袋がらみというより、多分うちの親戚関係の気がします。紅白+水引、のオーソドックスなもの以外に、こんなカラフルなのし紙もあったという一例。
「御手富幾」、よ、読めた。
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さて、これまで、「ふきん」「おてふき」「手ぬぐい」という語を混在して使ってきましたが、今三者って全然違いますよね。ふきん→テーブルとか皿とか拭くもの/ おてふき→食事前に手を拭く小さい布(ないしウエットシート)=おしぼり/ 手ぬぐい→もっと大きいタオル なイメージを私は持ちます。前回の投稿の際、少なくとも「ふきん」はサイズがちっちゃいものというのが分かったですが、残り二種の区別は果たしてあったのか否か。しかも「のし」に書くときさらに名前が入り混じってる様相。ここに何らかの法則性を今後見いだしてみたいっす。
なつき(次からは崩し字辞典を持参してきます・・・・手に負えない(泣))
参考ページ
http://fubako.s150.xrea.com/kanajiten.html(万葉仮名一覧)
http://www.toride.com/~yuga/moji/kana.html(変体仮名を覚えよう)
など