■■本を画用紙にしていいのか。しかたないじゃないか。無造作に奔流した
絵心を受け止めた1ページには、日常生活にくいこんだ本と人とのたくましい交わりが、あらわれます。■■

どこから仕入れられたのかも忘れてしまった『北の愛人』マルグリット・デュラス 平成4年 河出書房新社 より。とても珍しい、絵心本の科目でいうと「感極まり系」なのか「つれづれメモ系」なのか判別し辛いところ。ちょうど値段を書き入れる部分(後ろ見返し角)に楽譜が。感極まり系の特色である感嘆符

が無いのでやはり「つれづれメモ系」であろう、と思うが、ややもすると全体を感嘆符だともみなし得る。修正液も使った丁寧な筆運び。すぐに戦慄を奏でられればおさまりもつくのだろうが、いや、つくのだろうか。わからないが、映画化されてその主題歌なのか、読後インスピレーションのままに降ってきた天啓なのか。深く美しい余韻を残す、若輩ながら初めて見る類の絵心本。
今日の刃研ぎ草62.5センチ(1.5センチ伸 発見/午前中強い日差しを浴びて柳のようにくたっとお辞儀してしまっていたので水をやると、少し目を離したすきにビシーッッと直立)
せと