2週に渡りひっぱってきました古てぬぐいの話題(
1、
2)ですが、最後に肝心の入手経路をお話したいと思います。
実はこれらは数年前に亡くなった祖母の引き出しから出てきたものです。几帳面で物持ちが良い祖母らしく、このブログでお見せしたもの以外にも布切れがどっさりあったそうです。
数十年前、池袋で祖父が歯科医院をやって暮らしていた頃の、日々の街の風景だったのでしょう。私自身の生まれ育ちは東京ではないのですが、なんだか少し帰ってきた気がしないでもありません。
そんな歯医者ならではの、衝撃的なてぬぐいがこちら。
ぎゃ~~~~。
国芳やら暁斎やらを思い出させるような、どす黒い歯ぐきと歯が中に浮いてます・・・。怖いよぉぉぉ!!
「中筋歯科研究所」とありまして、実は当時関係のあった技工士さん(だったかな?)の会社だということなんですが、これはえらく逆効果なんじゃ・・・。
たたんでもその迫力は衰えません。
その他の池袋ものとしては、
「栄寿司」。
海老がめでたいです。きれが曲がってて読みづらいですが、「平和通」とあります。北口の方にある商店街ですね。今もある地名が出てくるとドキドキしてきます。
藍色がまぶしい。
坂上さんという方が、「建築」「請負(??)」みたいです。すいません草書が苦手で・・。
これなら読めます(胸をなでおろして)。手前の3文字が「いけ袋」、向こう側が「いひ島」。(「い」は「以」の変体仮名)。
飯島さんは畳屋さんのようです。看板が吊るされた建物の根元のレンガや「火の用心」の字が可愛いです。凝ってるなぁ~。
最後にこちら。豊島区ものでないのが惜しいですが、
中央区村松町「山達商店」さんのもの。制服、制帽、ボタン、和洋皮革皮具類などもろもろの正装関連商品を扱ってたみたいです。
おそまつさまでした。
なつき