第1回外市が無事終了いたしました。ご来場下さったたくさんのお客様、誠に、ありがとうございました。
3分間に1回、ご報告事項があるような一日でしたので、まとめることができません。偶然ハッと思い出すことのみを箇条書きにて失礼いたします。
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明治通りド鳩三兄弟あきら・おさむ・とおるはまったく姿をみせなかったです。
・幸運にもかもめは飛びませんでした。(雨天時緊急軒下拡張ツール「かもめ」の不必要な晴れでした。今回第1回をやってみていよいよ、雨対策の重要性が認識されました。)
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わめぞメンバーでもあるオペラ歌手、渡邊さんの「古本祭やってまーす」という澄み渡った声に、会場全体が明るく照らされました。ありがとうございました。
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立石書店岡島さん
古書現世向井さんのベテラン古書展経験者コンビの、不足の事態予想力、事務的処理力は、とてつもなく、多分準備本番含めて、72時間位は早くことを運べました。現場にいるのに現実逃避していたぼくは計算作業に頭が働かず、打ち上げで岡島さんに笑顔でクビ宣告を受けました。ごめんなさい。
・外ではなく店内、日頃ぼくは大体7を目指し調子が良くて6、悪くて2、まあだいたい4なのですが、店員には外市当日、力を抜いて3で充分、と言ってありました。ところが彼らは9やってくれました。涙が出そうになりました。数字は分り辛いですが、なんとなく、店内パワー値、みたいなものです。まあ適当に、というぼくをキッと睨み返してくれました。
・破壊的なまでの前向きさ、沸々たる朗らかさ底抜けの明るさ、わめぞの皆様との準備段階から、救われておりました。助かりました。なんと太い支柱だったことでしょう。確実に皆様のおかげです。後ろ向きなことばを、一度も耳にしない一日でした。
・今日古書現世向井さんに店外特価本コーナーの復元を手伝っていただきながら衝撃的な事実を聞きました。あの向井さんが、「前日緊張してぜんぜん眠れなかったよ・・・」。!!。
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ポポタムさん附属、ごたごた荘古本部さんのハイテンションな一箱、強風で旗のような布看板がひるがえり、かっこいいです。
・打ち上げ一次会では会場との齟齬があり、「お刺身全然食べれない人達なんでしょ」と店員さんに言われる。遅れて参加後、調子に乗って秘密にしておこうと思った雨の日の古本屋のためのビッグアイデアをうっかりさえずってしまいました。ふと始まった政治の話題の途中、「じゃせとさんはハト派で・・・」と
晩鮭亭さんがズキッとさせてくださったり、和やか。
・二次会で笑っていいともテレホンショッキングが出来レースであるとの事実にしばし呆然とし、
岡崎武志さんから似顔絵を描いてもいいと許可をいただく。
・「中島みゆきを歌う!!」と張り切る
リコシェ阿部さんに連れられカラオケ、阿部さんはパフィーであり、当店経理主任まこちは薬師丸ひろ子であり、なんとまた、退屈男さんは憂歌団+アン・ルイスでありました。
退屈男さんが真夏のニューオリンズ、けだるい午後の酒場でふとブルースを歌い始める図が頭に浮かび、なにかハッとしたのです。
・一箱に出品してくださったbuku北條さんやY&Nさん、朝様に手持ち無沙汰をさせてしまったことと思います。申し訳ありませんでした。次はがっちり、働いていただきます。重々、ありがとうございました。
・右画像はいい音を響かせてくれた包丁研ぎのお兄さん、
刃研ぎ堂さん。またよろしくお願いいたします!
・本日、昨日いた包丁砥ぎのお兄さんはどこ?とおたずねのお客様2名、
旅猫雑貨店さん作成「雑司が谷界隈」地図ある?というお客様4名。
古書往来座にとって内側ではなく、かといって外側とも言いきれぬ外市。そこはいったいどこなのか。「さて、古本屋の核心である静かな店内業務に戻・・・」と打ちかけて、ふと手が止まりました。そこもまた一つ核心を持った現場であるはず。次回もとてもとても、楽しみです。何卒、よろしくお願い申し上げます。
せと