ヨン・テクジュペリと社員マスカット    せと
9月1日月曜日。
 午後遅めから内勤。開店せず諸事。ウェブ発注の対応など。
 長期間置かれ続けて根が生えそうな番台上の滞留物にひたすら値段つけ。

 『名画座手帳2026』に関して印刷会社さんとの軽い会合。印刷会社のNさんの「あぶない刑事」における派閥は「昔は柴田恭兵だったけど今は舘ひろし」とのことだった。Nさんより男闘呼組がいまRockon Social Clubというバンドになっている、と教わった。

 帰宅後、お客様からいただいた桃を食べた。
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9月2日火曜日。
 休み。
 午後早めからご近所のお世話になっているお客様の事務所の移転に伴う蔵書運搬のお手伝いを少し。事前の目測からすると50〜80箱くらいになるかもしれないと思っていたが16箱と少なめだったので1回の運搬で終わる。
 店でウェブ発注処理など、昨日やり足りなかった内勤の続き。

 夜、映画「ドッペルゲンガー」(2003年 黒沢清監督)を観た。10年以上前に1度なんとなく途中まで観てああすごく面白い!と感動しつつ全編を観る機会を逸していたので先日中古DVDを買った。以前の感動とは違う感想を持ったが、面白かった。役所広司さん演じるドッペルゲンガーが役所広司さん演じる主人公と取っ組み合いながら叫ぶ。「お前はお前の中の俺を認めろ!!!」。痛い。

9月3日水曜日。
 休み。
 久しぶりに予定がない休日なので伸び伸び廃テンションに浸ろう、ととりあえず昼風呂。

 午後、映画「独立愚連隊」(1959年 岡本喜八監督)を観た。とてもすごかった。永遠のテンポがここにあるのではないかと思う。昭和30年代にすでに、現在にも通じ未来にも通じるであろう映像作品のリズムがあったなんて。
 夕方買い物に出たついでにムトさんとビリヤード場に立ち寄り「第1回ザクロ杯」を開催。痛恨のミスで1回敗けたがラック数2対1で勝利。嬉しい。
 夜、映画「THE FIRST SLUM DUNK」(2022 井上雄彦監督)を観た。

9月4日木曜日。
 前業で『名画座かんぺ』最新号の折り、87枚。開店して諸事。

 番台を占拠して長い漫画の商品化をずっと。現在漫画は基本的には商品構成から外しながらも各所に飾りとして散らばしているだけなのだが、漫画コーナーがあったころでも1度もちゃんと揃った状態で入荷したことがなかったセットがあったりして、ほえーと驚きながら商品化したり配架したりする。

 人それぞれに涙腺強制カッターのような事柄があるのだな、と思う。話題が及ぶと反射的に目頭が熱くなる事柄。Tさんの大沢啓示監督、Bさんの田中幸雄選手、今日発見したのはIさんの「SLUM DUNK」における木暮(メガネくん)さん。
9月5日金曜日。
 台風15号の影響で強い雨に風が混じる。前業にて市場への出品準備をして封鎖している店内奥を整理。

 漫画の大山の商品化、配架がやっと終了。漫画コーナーを廃止して以後、一番漫画が多いかもしれない。仕入れさせてくださったお客様の嗜好によって一時的にいろいろな色に店内が変わる。
 『名画座手帳2026』に関する確認作業。
 夜、奥の荷物の積みパズルがどうにか塔3本ほどになったので、封鎖を解くことができた。

 番台端飲酒会議にて「ミヤモトくんってつまりサン=テクジュペリみたいだよね」「なるほど‥‥」などと話していたら、当のミヤモトくんが、「えぇまぁ‥‥ヨン=テクジュペリです」、と言ったのでとても驚き可笑しかった。ヨンテクジュペリ。そんなの聞いたことが無い。

9月6日土曜日。
 前業で市場出品の準備。江戸東京関連一括。建築物の資料や変わった視点の歴史展図録が面白い。開店して諸事。
 夕方、古書会館へ出品に行き、愛車8号をこれからお貸しする立石書店一郎さんのナイスドライブで戻ってくる。

 帰路に見た、高台の上の住宅のフェンスに挟まっていたボール。近所のお子さんが、さぞや、なんたることだボールが挟まった!となったことであろう。
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 さんまがスーパーに無く代わりに買った鮎をムトさんがトースターで焼いてくれて美味しい。今年は現在まで、さんま×8、鮎×2。

9月7日日曜日。
 前業でなにをしたのか。開店して諸事。
 昨日から近所の大鳥神社で「例祭」というお祭りが開催中で、笛や太鼓の音が時の間に間に聴こえてくる。せっかくの和楽器の音色なのに、虚威に満ちた甘いソースの匂いを勝手にまとわせてしまい胸焼けを起こす。

 夜、番台端会議に集った面々とお客様からいただいたシャインマスカットを食べていると、どういう流れかアルバイトと正社員など雇用体制のありかたに関する話題になったとき、手帳編集部Iさんが「社員、マスカット‥‥」とつまんだ緑色の球体を眺めながらつぶやいていた。

 深夜、待ち合わせのため副都心線雑司が谷駅3番出口前に佇んでいたら町内会の掲示板が目に入ったので熟読。店の隣りのマンションにある介護施設の1階に「ふらっと文庫」という自分の本1冊とその中の本1冊を交換できる本棚がある、と初めてしった。

by ouraiza | 2025-09-08 20:14 | Comments(0)
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