さようならデビル 終章    せと
6月23日月曜日。
 営業はせず内勤。
 気の重めな組合関連の書類作りの続き。夕方だいたい完成、細部は明日確認後に追加、という段階まで終わったので、美術系大判を少し配架。

 「さようならデビル」に関するお見舞いを岐阜の古書と古本徒然舎さんが贈ってくださった。嬉しい。せんべいは帳場端会議にいたメンバーで食べ、子持ち鮎煮びたしは一瞬おすそ分けをかんがえたがやはり一人で独占したくなりそっと隠した。ツレッチ、タイコーちゃん、まことにありがとうございます。ぼくの後頭部は無事です。
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 6月24日火曜日。
 休み。午後遅めに店に行き、昨日からの続きの書類作りの詰めとウェブ発注対応。

 ドラマ「木更津キャッツアイ」を観始めた。ちょっとでも集中を切ると展開の迷子になる速さ。

6月25日水曜日。
 休み。
 午後、古書会館に支部役員が集合して、総会の資料を印刷、梱包、発送する作業をする。古書信天翁センパイが切手を逆さに貼ったりしていて可笑しい。
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 居合わせた他支部のI書店さんに、古書会館周辺活動研究の一環としてお気に入りの居酒屋さんを教わる。「なごみ」、行ってみたい。作業後、I文庫さん他から以前教わった居酒屋ケイちゃんにて反省会。その後、機会を得たら行ってみたかったビリヤード・ブラザーさんにてエンジョイビリヤード。入店時に過剰にはしゃがずにプレイせよ、と言ってくださる渋いとてもいいお店だった。

6月26日木曜日。
 前業で少しだけ値段つけ。開店して諸事。
 やらねばならない問題をあたためている間は、何もしていないように見えて実は大切な抱卵期なのだ、と決めているはずなのにやはり不安が降りてきて、いや何もしてないな、と落ち込んでいったりもする。

 週末に出かける予定が続くので、『名画座かんぺ』最新号の表紙を前もって作っておく。前号で試してみたデコ、タイラ、ボコの三層構造を、今号では絡ませてみた。切手はボコとしてどう現れるのか実験。
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 結果は〈名画座かんぺ表紙集〉の一番上にて。

 愛媛から映画関連の研究をなさっているEさんが来訪してくださり、店員ノムが幹事としてお声がけしていた映画関連のお客様も混ざっていただき帳場周りで小宴会。古いお客様のRさんとEさんが大学を通じた知り合いだったとわかるなど驚きもありとても楽しかった。

6月27日金曜日。
 最近遅刻し続けている前業でなにをしたのか。開店して諸事。

 ある企画が進行中で、多岐祐介先生のブログ「一朴洞日記」を読みまくる。先生はブログを初めてから約1500日で約1550記事を投稿なさっている。なんたる筆力の分厚さなのか。大陸のような畑にどれほど大量の野菜が植えられているのか途方に暮れながら、野菜の種類の豊富さにも茫然とする。
 グーグル検索で特定サイト内に特定の単語を探すとき、[site:サイトのアドレス(半角スペース)探している単語]、と検索窓に入力する、という方法があることをしり、これは今まで困っていたシーンでいろいろ解決しやすくなるぞ、と嬉しかった。

 ドラマ「木更津キャッツアイ」を観た。
 
6月28日土曜日。
 前業で少しだけ滞留物の値段つけ。約2週間前に後頭部にあった脂肪腫、通称デビルを切除手術時の縫合を抜糸していただく予約が12時半にあったので少し早めの12時15分にクリニックへ行くと、普段になく予約時間より早く処置室に呼ばれた。スチールの丸椅子に座ると医師が「なにか辛いことや苦しいことなどありますか?」と多分手術後の患部についてお尋ねくださったが、患部隠蔽のための帽子が多少暑かったことぐらいだったので、「辛いこと‥‥人生にはいろいろなことがありますね‥‥実家を片付けが進まないとか‥‥」などとふわっと戯れごとを言うと、後頭部からパチパチと数回糸を切る音が聞こえ、「一つずつ対処していくしかありませんよね‥‥はい終わりました。もうガーゼも包帯もいりません」と、世間話の間に抜糸は終わったのだった。クリニックを出て時計を見ると12時32分だった。
 実はまだ、デビルの住んでいた後頭部の一部屋にはほんの少し膨らみがある。とても簡単な手術でもどうしてもある程度の衝撃を患部の周囲にもたらすので、驚いた細胞がざわついてほんの少し膨らんでいるらしい。本来の平静を取り戻すのが約半年後とのことだが、もうデビルにはさようならを伝え終わった。

【「さようならデビル 序章」https://ouraiza.exblog.jp/37964334/水曜日、日曜日】
【「さようならデビル 本章」https://ouraiza.exblog.jp/37994710/月曜日】

 予想外に早く店に戻れたので開店して諸事。

 夕方前に実家へ行き、来週に決まっている父の納骨の準備をする。母と兄嫁が現地に行かないので最後の線香を点す。片付けが少し進んではいるが物量の多さによる惨憺たる現状の実家で短時間横になって目をつぶる。
 ご近所の焼肉屋さんにて小宴。肩に父の骨壺を入れたナイキのスポーツバッグを食い込ませながら東上線に乗って帰った。

6月29日日曜日。
 前業で「安住紳一郎の日曜天国」を聴きながら少しだけ滞留物の値段つけ。開店して諸事。

 夕方から多岐先生のお宅にて会議。20代から60代まで、多岐先生の授業を受講した生徒の世代は広い。若い世代のかたがたの柔軟で鋭く真剣な発想が、いろいろな関節が固まり錆びつつあるぼくには新鮮で刺激的。はてさて、会議の続きの居酒屋博多屋さんでまた生ビールを飲み過ぎる。今年の半ズボンの履き初めだった。

by ouraiza | 2025-06-30 01:16 | Comments(0)
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