縦の信号    せと
6月2日月曜日。
 出勤前にビリヤードの練習へ。今までよりキューの握りを後ろに下げることと遠くて微妙な角度を反復練習することをテーマに約1時間。頭(思考)と胸(気分)が身体を縛る、というのは大問題である。
 午後から営業はせず内勤。5つのやらねばならぬ項目をリスト化したが、達成は3つまで。1、「安住紳一郎の日曜天国」を聴く。2、番台上滞留物の全値段つけ。3、大きなセットものの商品化と配架。

 夜、NHK「魔改造の夜 第17回 ゴリラちゃんターザン幅跳び」を観た。ああだこうだと作戦を練る。ぜんぜんまったく技術などないが出場したい。

6月3日火曜日。
 休み。夕方ご近所様へ買い取りお預かりへ伺う。久しぶりにエレベーター無しの3階で汗が噴き出す。オリコン10個としばりの玉10個。運動不足の解消になった気がする。
 週末に予定している新潟北書店さんでのYouTubeライブ放送内の担当コーナー「b-Spo」の準備のため豊島区立図書館にて漫画の調べ物。トキワ荘関連の漫画が大充実しているが、他ももっとありそうな図書館にもあたらねばならないとわかる。

 夜、ドラマ「アオイホノオ」を観た。焔モユルさんのファンになった。

6月4日水曜日。
 休み。午後早めに出かけようと思っていたが夕方からの第25回YBA(山田ビリヤードアカデミー)に集中するために予定を一つサボる。早めに競技場に行き練習後に試合。7対9で惜敗。通算3勝22敗。ラック勝利数142対222。今のところまだ運の要素が働くナインボールのほうが勝率がいいのだが、手玉コントロールの実力差が出るエイトボールでの敗け数が響いてしまう。居酒屋大門さんにて反省会。閉店間際に他のお客様がいなくなったので山田くんとちょっと歌う。

6月5日木曜日。
 前業にてオリコン10個としばり10個を急いで査定、仕分け。
 昼食候補の新局面である焼き鳥母家さんのテイクアウト焼き鳥弁当がとても美味しい。

 午後、自転車で板橋区立図書館へ。開業当時に全体の棚を見てマンガが大量にあるという印象だったがそういうわけでもなかった。週末に「b-Spo」で掲示できそうなマンガの表紙を探すも足りず。
 マンガに関する競技の解答を画像とともに発表したく、ウェブ上にある画像を使うことに微妙な問題がありそうなので図書館のマンガの表紙をスキャンしようとしていたが、そもそも短時間で終わらせたい競技なのだからその部分は割愛しちゃおう、と方針転換。競技を作るのに解答ありきではなくなったので、設問の自由度が高くなった。本番で使う備品類を急いで作る。
 夜、番台端飲酒会議に集ってくれたかたがたにb-Spoのリハーサルをしていただく。いい按配だったので安心した。

 ドラマ「アオイホノオ」を観た。

6月6日金曜日。
 前業にて大山の仕分け。番台上とその周辺に増えていくお持ち込み小山をミックスして値段つけ。
 「b-Spo」の準備、細部の仕上げをする。
 T書房さんがお立ち寄りくださり、支部運営の行き暮れについてお話する。いやはや、どうしたって悩みがありますよね、まったくそうですね、なんだかどよんと重苦しいっすよね、とお話するだけで一時的かもしれないが気持ちをふっと軽くしていただけてとてもありがたい。

 b-Spoグッズをキャリーケースに詰めて明日からの旅行の準備。 
 
6月7日土曜日。
 午前中から新幹線とき号に乗って新潟へ。上野からたった1時間45分で着いた。
 新潟駅のホームから改札へ階段を降りると壁一面にレリーフの朱鷺(とき)が翔んでいる。忠犬タマ公の像も眺める。駅前から歩き出し、道路の信号が縦型で驚いた。上から赤、黄、緑。そうか縦だと雪が積もりづらいためか、と思う。
 バスセンター近くの回転寿司弁慶にて昼食とビール。「あわびの肝」という初めてのメニューに震えつつビールをおかわり。
 北書店佐藤さんへのお土産兼2022年の新店舗開店お祝いとして用意しておいた虫網をうっかり店に置いてきてしまったことに気付いて愕然とし、いたしかたなし現地調達あるのみ、と周辺のお店を探しまわってついに発見、購入。

 ムトさんが銭湯に行っている間に散歩をして広々した土手に降り、初めて信濃川を目にした。なんと太くて雄大な川だろう。
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 ドコモの自転車レンタルシステム「バイクシェア」がホテルの目の前にあったので四苦八苦しながら登録し、馬のように加速する電動アシスト力に身を任せて巨大な万代橋を渡り北書店さんに着いた。佐藤さんにご挨拶する。
 北書店さんはリバーサイドブックストアだった。お店の出入り口から徒歩で1分もかからずにどっしりたゆたう信濃川沿いの遊歩道で川風を浴びることができる。なんたる清涼感。店内の棚の特徴は、新刊書店では見かけることの少ない自家発電的創意工夫のなされたミクスチャーな工作物であることだろう。ブックエンドとして使われたり転がったりしている太い木のブロック。以前佐藤さんが店長をなさっていた新刊書店から引き継がれたという木製棚の初めて見る形のダボもかっこいい。
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 鈴木さんが持参くださったコード類を配線、カメラやマイクを設定してくださり、YouTubeライブ放送「不忍ブックストリームⅡ from 新潟 北書店」の本番。新刊書店と古本屋の比較、のようなふわっとした話題を北書店さんの番台内にておしゃべりする。北書店さんの発言、「プロレスって”出る”ことと”引く”ことのバランス」(意訳)、「ユーチューバーがつまり現在のプロレスラーなのかもしれない」(意訳)、を手帳にメモ。
 「b-Spo」は記憶スケッチ競技「SWEET♡MEMORIES vol5」、その場でテーマを与えられ描かされるライブ版。モニターの向こうの視聴者さんたちにちゃんと見えているのか気になりつつ、とても面白かった。現場にいらっしゃった数人のお客様からの直の反応もあり、配信されている画面を確認しながらの放送ではないということが、とても新鮮な体験だった。
 信濃川のほとりのベンチで打ち上げ。昼間は暑くて汗をかいたが、夜の川の風がちょうどよく涼しかった。缶ビールのプルタブを引くアルミの擦過音が川の水音と混じりいつもと違って聴こえる気がした。
(b-Spoは1:41:06くらいからです)

6月8日日曜日。
 昼前から貸自転車を借り、新潟商業高校のグラウンド横で練習中の野球部のピッチャーの一球を眺めるためにたたずんだりしながら、学校町という地域で開催されている一箱古本市、「ニイガタブックライト」を観にゆく。会場の一角の菅原神社の梅の木に実が生っていて美味しそう。藤牧義夫の版画そのものが表紙の『新版画 第4号 都市田園診断号』を額に入れて飾っているブースがあったり、角打ちをなさっている大倉酒店さんで生ビールを飲んだり、とても面白かった。
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 古本市主催のKさんにおすすめいただいた「こころ」さんにて新潟燕三条ラーメン。酔いと満腹により体力が蒸発し、ホテルに戻って仮眠。
 夕方、水島新司ロードに行ってみる。岩鬼、殿馬、山田、里中、岩田鉄五郎、水原勇気、影浦安武のブロンズ像が商店の前に立っている。その像がファジョナブルな水島新司さんの線と同様、かなり誇張したダイナミックな造形でとてもよかった。ふと山田太郎の肩に手を置き、君にはどうしたって打たれちゃうよ、などと思っていると、ほんとに山田太郎に触っている気が降りてきてなんだかゾワッとしたりした。
 
 昨晩持ち帰り忘れたものを北書店さんに取りに伺い佐藤さんにご挨拶。おすすめの銭湯や生姜醤油系ラーメンについて教えていただく。
 夜、古町通りの居酒屋さい三郎さんにて飲食。太めのソーセージくらいのサイズのイカワタ漬けで、この旅行で摂り込みたいとぼんやり思っていた海の精が極まった。

by ouraiza | 2025-06-09 10:11 | Comments(0)
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