ジョバンニの猫の手
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夜にふらりとせとさん(店代表)達が渋谷におでかけされて、何をしにいったのかしらんとのむらさん(週末店長)と話していたら、なんとこんな素敵な買い物をされてきたとのことです。みなさま分かりますか、これ、「活字」です。
今渋谷パルコの地下で、活版活字の大放出をはじめとした、印刷関係の物品を売るイベントが行われてて、その名も印刷解体参考サイト)です。
サイトのイベント風景を見る限りでも、かなり心がときめきますが、実際の活字、私はじめて実物を目にしましたが、すごく、イイです。形状がまず、業務用で何も細工の無いのが逆にストイックな美しさをはなっているし(銀色です)、なによりその文字が、シャープなのに、あったかいです。群ようこの印刷工場体験記や、幼いころ見たアニメーション映画「銀河鉄道」(ますむらひろしが原案)を思い出します。ほの暗い活版所で一文字づつ拾われ組まれる文字達・・。

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「めがしょぼしょぼした」とおっしゃっていましたが、会場で、お目当ての字の活字を探し当てるのはなかなか至難のわざのようです。そんな苦労の結果揃った「古書往来座」の文字達。特に右側の小さいほう、繊細な感じがしてよいのですよ~。

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これは、おみやげに頂いた、「のむ」と「夏」をそれぞれ試してみる 店員のむみちとなつき。感動です。

そもそもは、退屈男さまに教えていただいたのが、今回のこの企画を知ったきっかけだったそうで、本当にありがとうございました。私も会期中に、ぜひ友人と連れ立って活字ひろいに行きたいです。これは、印刷物好きにはたまらないですよ・・・。

なつき
by ouraiza | 2006-09-30 23:33 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
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