包    せと
10月10日月曜日。
 定休日隠密営業の開店作業をして急いで諸事。午後早めから継続的にお片付けをお手伝いしているご近所様宅へ。前回目処をつけていた棚からお手伝いのUさんにサイズ分けや署名チェックなどしていだきつつ4本口を7点ほど作る。どこにも属さないはみだし系を積み込んで終了。店の横に車を停めて荷台でささっと仕分け。

 夜、配信期間が終わってしまいそうな宮藤官九郎さんのドラマ『ごめんね青春!』を観終わっていたが適当に乱クリックしてダイジェストで眺める。

10月11日火曜日。
 休み。
 今年から『名画座手帳』をプレゼント用ラッピングできる体制にしよう、と計画しており、店員ノムとムトさんと梱包用品の殿堂、浅草橋シモジマさんへ。ぼく自身が特殊ラッピングというものを一度もしてもらったことがなくまったくピンとこないのでノムとムトさんにお任せする。種類豊富なシール付きOPP袋のなかから『名画座手帳』に使う袋を選んだりもする。ずっと気になっているのだが、ペリペリ、とシールのついたベロを剥がして内容物を取り出す式の透明ビニール袋の、ベロ側にシールがある版しか今は製造されていないのが不可解。ボディ側にシールがあったほうが、内容物に粘着部分が触れる可能性が少なく、あれば必ずそちらを選ぶのだが。約20年前の前店舗時代にはボディ側シール式の袋を、上司に頼んで買ってもらっていた。

 老舗喫茶店「ゆうらく」さんにてコーヒーフロートをいただき、柳橋辺りからなんとなくリバーサイドを歩いて帰る。とても景色がよく気持ちのいい遊歩道で楽しい。東京という場所のイメージに台東区や江東区のこういう川沿いの景観があってしかるべきなのだな、と気付かされる。
 途中小さな公園の小さなブランコに無理やりノムが座り、ついでなので作ろうと思っている『名画座手帳2023』紹介動画のオープニングを撮影する。
 浜町公園を抜け水天宮駅近くの居酒屋鮒よしさんに寄り瓶ビールとポテトサラダなど。ノムが最近野口冨士男さんの本にはまっていて、往来座地下で中断している「フラワーメモ」の次は読書記録がいいのではないか、など会議。数多く作って気に入らないものを割る陶芸家スタイルのイラストレータームトさんの割った欠片がもったいないのでなんとかできないか、と議題を提案するが、気に入らねーもんは残したくねーんだ使うなバカ、となる。
 月島まで歩きながら巨大な橋の建築構造物に感動、いつかなにかに使えるかもしれない、と撮影。月島駅で切符を買うとナンバーが1000だったので嬉しい。
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10月12日水曜日。
 休み。
 午後、集合時間から逆算して時間を計ってビリヤードの練習。夕方から友人山田くんからビリヤードを教わりつつ試合をする「山田塾」。9ボール5勝先で1勝5敗。8ボール3勝先で3勝2敗、なんと勝つことができた。キューボールコントロールの曖昧さの許容範囲が広い8ボールの方がぼくに有利だとわかり、山田塾の当面のメインゲームは8ボールにしよう、と決議。全通算6勝15敗。
 お店に備え付けのハウスキューで闘いを挑んでいるぼくに、山田くんは複数所持しているうちの一本、カーボン製、アール・ストリックランドモデルのキューを永年貸与してくれた。非常に嬉しくなでさする。

 山田くんの仕事上のお付き合いのある池袋東口「焼鳥亭まさ樹」さんにて反省会。とても美味しく楽しい。ご店主は「腸内から世界平和を」と唱える発酵食推進派でいらっしゃり、その発酵食品もとても美味しかった。タバコを吸うために外の灰皿まで出て、ふっと戻ったつもりがお隣のお店だったりした。突発的な異空間の出現というのは面白い。帰宅してアール・ストリックランドさんを収納運搬するためのケースをウェブで発注。

10月13日木曜日。
 開店して諸事。テレビ番組の「あさイチ!」で「手帖総選挙」というイベントが取り上げられ、そこに選出していただいていた『名画座手帳』も映って紹介していただいたようで、オンラインストアにたくさんのご注文をいただき、その発注ページを眺める。発売日までになにか災いがありこれらの御発注にお応えできない仕儀に陥ったら、と急に不安になり暗雲が立ち込める。
 
 先日お預かりした大山を仕分け、査定。狼やトドだと思われる毛皮をどうしたものか、ムトさんがそれらしき業者さんに電話をかけあたってくれるが引き受け手は見つからず。市場へ出すことにする。別枠でお預かりしている大山とともに車に積み、市場へ出品に行く。

10月14日金曜日。
 開店して諸事。一番やりたい店の内周の仕事ができていないので、溜まったお持ち込み買い取りの小山をミックスして仕分け、値段つけをすることに集中。

 夕方、『名画座手帳2023』がトラックで納品される。トラック荷台の最奥のパレット台の上に積まれていた名画座手帳2023の箱約20個が、運転手さんが荷台の床に仕組まれたレールをすすっと操作したことによって荷台の出入り口まで動いて近寄ってきてびっくり。運転手さんはとても丁寧に荷台の床のレールについて教えてくださった。高価な機構で、しかし運送業にはなくてはならず、とても大切になさっているとのことだった。
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 毎年『名画座手帳』を売っているamazonの「e託販売サービス」というシステムに登録しよう、とページを開いて驚く。商品登録方法が去年と変わり、慣れた方法が使えないだけでなく、ナントカナントカ、などの見たことのない横文字が説明無く当たり前のように書かれており、さらにそこからの選択肢も複数のナントカナントカから選ばざるを得なかったり、販売範囲を広くするために仕方のないことではあるが、だからamazon嫌いなの!とパソコン前で唸る。まったく登録ができている手応えがないまま放置することにする。

 夕方、今月末に迫っているYouTubeライブ「不忍ブックストリームⅡ」内で担当している本とその周辺を使って競技するコーナー「b-Spo」の件での依頼に、とてもありがたいお返事をいただき嬉しく舞い上がる。

 夜、納品された『名画座手帳2023』の置き場所を確保するため、最近続けて入荷している大山を店内のいずこかを探して配置、按配する。いっそその半分くらいをまとめて一気に市場に出品したほうが楽にはなるが、ウェブに登録できそうな商品も多く、伸びているウェブ販売の今後のことを考慮すると手放し辛い。在庫の過密を耐えながら少しづつ商品化していかざるを得ず、か。

 2月にアイルランド・ダブリンに旅立ったノマド雑貨店めずらしいことりさんが帰還。店に来てくださった。めずらしいことりさんが出国前に出品し、売れるだろうと思っていたのになぜか売れず、その存在が固定化してやっかいもの扱いされそうになっていたブーツが置いてあるのを見つけ、あ、これ売れてないんなら今から履いちゃおー、とご自身のスニーカーをお脱ぎになりそのブーツをさっそうとお履きになった。ブーツがあっという間に息を吹き返し、とってもカッコイイ素敵なブーツとなった。さてこれは、なんたるマテリアル派の魔術だろう、と茫然とした。

10月15日土曜日。
 開店して諸事。店奥を封鎖したスタイルで、ご協力くださる方々が来てくださり『名画座手帳2023』の商品化作業。ぼくは店の番に集中させてもらう。
 夕方、先延ばしの沼にはまるとやっかいなことになりそうなブツ類を市場へ出品に行く。

 ご近所のSさんとクライマックスシリーズ、オリックス対ソフトバンクを途中から観戦。9階裏にオリックスが逆転して日本シリーズ進出。
 閉店後、店奥から『名画座手帳2023』1000冊分の商品化が完了した拍手、歓声が聞こえる。お手伝いしてくださっている印刷会社のNさんが男闘呼組のファンで明日復活ライブを観に行く、とのことで前哨戦としてBGMにYouTubeにあった男闘呼組をたくさん流す。そうこうするうちに缶チューハイがたくさん空き、店内奥の片付けは明日に順延。
 
10月16日日曜日。
 開店して諸事。3年ぶりに雑司が谷の名物祭り、お会式が縮小されてではあるが開催されており、いつもの日曜日よりやや賑やか。
 店内奥の封鎖スタイルを解除。DVDの小山に値段つけ、名画座手帳関連のデータ作り。
 売れ残ってしまった『名画座手帳2022』を『〜2023』のサンプルに利用していただこうと思い準備する。

 夜、またamazonへの登録について悩む。向いていない。

 店員ノムとムトさんが、先日買ってきた梱包材料を使って『名画座手帳2023』をプレゼント包装するための試行錯誤をしている。
 天井を利用したある工夫を急に思いつき、コンクリートの天井を焦点を定めずにずっと眺めていた。

by ouraiza | 2022-10-17 14:30 | Comments(0)
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