ふた    せと
1月18日月曜日。
 徹底休み。YOUTUBEでジョニー・トー監督「ザ・ミッション 非情の掟」原語中国語版を流しながら地下を書く。一昨日日本語字幕付きを観たばかりで中国語版でもそもそも台詞が少ないのでだいたいわかる。テーマ曲をスマホアプリのピアノで練習する。

 狙っている次の工作のことを時の隙間に想う。去年は工作が少なく「カテゴリ工作」に4つしか投稿できておらず歯がゆい。

 夜、2013年ジョニー・トー監督「ドラッグ・ウォー 毒戦」を観る。

1月19日火曜日。
 出勤前、Facebookにアカウントを作る。数年前に宣伝になるかと店の名義でやってみたとき、未確認だがどうもシステム上勝手に「友達になってください」とよそ様にメールしていることになっている気がして、これは恥ずかし過ぎて無理だ、と退会。しかし今回は必要があって、「友達になってください申請」を設定によって送信しないことができるか検索で調べ、できるようなので変更してみた。「連絡先をアップロード」のチェックを外すといいらしい。それにしてもこのFacebookの「友達」自動斡旋方式には驚く。

 午後出勤して市場の準備と工作の細部調べ。
 店の真上のお客様宅からつぶしの大山を降ろす。
 夕方、市場へ出品へ。さきほど準備した口と昨日入札無しだった口を再出品。そういえば、その口、あの口、これで一口、など、複数商品のかたまりのことをクチと言う。
 
 帰路、東急ハンズに寄って工作の金具を調達。開店以来の様相を振り返って鑑みるに、もし東急ハンズが遠方にあったらさぞ大変だっただろう。

 予定していたやること7つのうち6つができた。

1月20日水曜日。
 なんとなく見ていたツイッターで鬱病とアドラー心理学に関する漫画を読むととっても面白かった。歯の浮くスピリチュアル自己啓発(しかし『ドカベン』が自己啓発本であるとも言える、ように、この世に自己啓発的ではない事物は存在しないとも思いつつ)に利用されるだろうし、wikiにあったカール・ポパーの批判もなるほどと思う。

 午後出勤して、父の寄贈作品のキャプションプレートイメージ作りの仕上げ。

 中山を方向付け。一部値段付け。

 夕方、隣町の買取りご常連のお客様宅へ出張買い取りお預かりへ。今週は車に乗る機会が多いが、道が混んで動けずじりじりすることが1度も無い。緊急事態宣言下で町に人が少ないが、道路上も同様なのだなと思う。

 夜、お預かりした本を店に降ろし、丸ノコで木材を切断して工作を始める。長年使っている雑誌ラックの下部の空き地に備品をしまっているのだが、それらがランダムに乱れどうも見苦しく感じるのでフタをつけたい。金具の穴を鉄用ドリルビットで広げる。まで。

1月21日木曜日。
 開店して外の本の減額など諸事。
 店員ノムと店番交代後、ぼんやりしているうちに夕方になってしまい、昨日の続きの工作。
 屋外の壁沿いに置く雑誌ラック全体があえて後傾するようにわざとキャスターを段違いにつけていて、動かし辛さの観点から段違いを平面に一旦は直したが、そうだこれは設置する場所の地面が斜めだから後傾させていたのだ、と思い出し、追々予定している設置場所の変更をしてからキャスターの段違いを直そう、と元に戻す。脳内の定説として、大判の雑誌が前に倒れた状態なのにそれに気付かないことは無性にイヤだからあえて後傾させている、というワンウェイがあったのだが、そうだ、地面に合わせて後傾させたというウェイも含んだ、ツーウェイだったのだ。
 昨日切り出したフタに取っ手をつけて念入りにやすりがけ。スプレーで塗装。乾いてから装着。

 前店舗時代からだから20年くらい使っている雑誌ラック。雑誌ラックを自分で作ることをイメージする度に、細部にイタミはあるもののこれ以上無駄のない構造で耐久性のあるものは作れない、と計画を放棄せざるを得なかった揺るぎない正レギュラーベテラン什器。
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 蓋をつける。
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 <使用頻度ABCのうちCだが確実に使用される備品>の保管場所に。
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 夜、池袋ウエストゲートパークとタイガー&ドラゴンをザッピング視聴。IWGPの1年後を語る最終章直前のストーリー結末のシーン、今工事中で立ち入れないビックリガードを上がった路上で血だらけの真島誠が天を仰ぐ。過去にも観たがまったく忘れている。あそこはこんな名勝地だったのか。

 深夜、プレステⅡの「新鬼武者 DAWN OF DREAMS」がついにエンディングを迎えた。大仰複雑なストーリーにまったく乗れなかったが、操作性は抜群でプレイは楽しかった。しかしワガママ中年プレイヤーにとってはやり込み要素が多すぎる。隅々まで完走するには寿命が足りないかもしれない。鬼武者シリーズでは3がベストかと思う。

1月22日金曜日。
 開店してメールチェックなど諸事。
 昨日の工作の片付け。

 なかなか減らずもやもやしていたので意を決して、番台上にたまった未商品化の大山を一気に片付けよう、と値段付けを開始。
 車に一時的に積んでいるツブシの大山を降ろす。そして試しに市場に出品したがやはり停止になったサンプルCDの山を車から降ろしてサンプルでも買ってくれる業者さんへ郵送買取りの段取りをする。と予定していたことを、夜、缶チューハイを一口飲んで運転が不可能になった瞬間に思い出した。それまでずっと、久しぶりのまとまった値段付け。

 ジョニー・トー監督を教えてくださった手帳編集部朝さんとIさんと「ザ・ミッション 非情の掟」がいかにステキか談義。あの高精度で濃い一編の短編小説。そしてさらにDVDを2本お勧めしていただく。非情に、むむ、非常に楽しみ。

 TBSのドラマ「俺の家の話」を観る。まとまってから一気に観たい。

 深夜、酔いと眠さで映画鑑賞を諦める。
 
1月23日土曜日。
 とても久しぶりの一日中の雨。基本的に雨はとても嫌だが、こんなに久しぶりだと空気が潤い明治通りの歩道が洗われるのもいいかもしれないと思ったりする。

 昨日忘れていた車からの荷物降ろしと市場の準備と出品をしようとしたが、店員ノムが、昨日から始めてまだ半分くらいしかできていない未商品化大山の値段付けに集中すべきであり、邪魔で困るほど奥に市場出品物が溜まっているわけではない、と進言してくれたので、いろいろサボって、常時の課題なのにそのことに集中する機会が意外に得られないまとまった値段付け、を続けることにした。つまり普段は、値段を付ける前段階である仕分けと整理の作業に時間を割いていることが多いのだな、と思う。

 途中、ご常連のお兄さんから、お母様が軽い脳血栓の手術を受ける際、木山捷平の文庫を1冊時間つぶしに持たせたが術後にあと2冊おかわりなさった、そして血管に詰まった血栓は爆発する寸前ギリギリのとき、ミッキーマウスの形をしているのである、ミッキーマウスの形を、というお話しをお聞きする。

 値段付けは終わらず。

 夜、ジョニー・トー監督「ヒーロー・ネバー・ダイ」(1998 原題「真心英雄」)を観る。過剰なポージング、追い打ちでさらに過剰に痛い悲哀。「哥」という漢字。お兄さん、アニキという意。

1月24日日曜日。
 雪の予報だったが降らず。
 「ヒーロー・ネバー・ダイ」のメインBGM「SUKIYAKI」についてかんがえていてハッとした。「上を向いて歩こう」ではありながらそうではなく「SUKIYAKI」なのだ。英語の歌詞を検索して調べると、人間応援歌という印象のつよい日本語の原詞とは明らかに性格が違った。そしてそのことが。壊れているモデルガンを引き出しから出してホコリをはらい、雑司が谷1丁目の古びた部屋の一隅に向けてカチンカチンと空砲を鳴らした午前11時半。

 出勤して午後早めから、一昨日から始めた溜まった大山値段付けの続きを閉店まで。
 大判をさらっと終わらそう、と意気込んだが、薄い冊子状の大判ばかりで、ある程度厚みのある単行本より時間がかかり焦る。閉店間際にやっと目処を付け、そもそもの目標だった、入れ替えでイイ感じの次の未商品化大山を番台に積む、ことができた。

 夜、最近のジョニー・トー監督の流行についてムトーさんと話していて、結果はひとまず「ジョニー・トーは忍野八海である」となった。

by ouraiza | 2021-01-25 02:55 | 工作 | Comments(0)
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