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クラスメイトのM君ご来訪、差し入れに「木村屋の切あん」なるものをいただきました。こし餡をおまんじゅうの皮で包んでぶつ切りにした感じのおやつです。あんまいです。ありがとう!

大学の専攻は(一応)日本文学関係なのですが、余技で、マンガ・アニメーション研究の分野にも今年から手を出し始めました。 それで、「勉強勉強」と言いながらこれまで以上にマンガを読む日々なのですが、夏に良いアートアニメーション映画の上映が各所であったのでいくつか行ってまいりました。その中の一本。

「年をとった鰐」 監督:山村浩二 (日本)
孤独な老いた鰐が恋人の蛸の足を食べたくて食べたくて・・・ みたいな話、不正確です。

これは周りの評判がいまいちだったので不安だったのですが、私はとても面白かったです。
被食者の体の「痛み」を一貫して描いていない、その欠落が逆に想像力をかきたてて、不思議な弾力を感じました。
そしてやっぱり、CBSドキュメントとか、NTT コミュニケーションズのCMのナレーションを聞くたびに惚れ惚れしていた身としては、ナレーター ピーター・バラカン氏の声は相当良かったです。蛸の声を演る時にちょっとトーンが上がるとこなんかも。

それから併映の「山村浩二セレクトアニメーション」も見ごたえ有りました。これは山村氏が各所各年代から選んだ7作の短篇を連続で上映するもので、私はなかでも「フランクフィルム」(アメリカ)というコラージュ作品が、色鮮やかで過剰な「モノ」達が乱舞していてすごく好みでした。その「モノ」とは何かはぜひご覧になってみてください。

小峯君がお店で流す曲、いつも気になるのですが、最近のは「ストラーダ」というバンドのアルバムだそうで、先日もお客様に「今かかってるのは・・?」とご質問をいただくほど、良い曲達です。個人的には栗コーダーカルテットの関島岳郎さんがメンバーのお一人だという事にびっくり。ミュージシャン同士って、色んなところで関わっていたり繋がっていたりするからドキドキします。

なつき
by ouraiza | 2006-08-26 23:22 | ふらふら散歩(終了) | Comments(0)
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