優しいランドセル    せと
9月14日月曜日。
 定休日。隣区のデザイン会社さんへ出張買い取り。社内の可動式本棚の片付けで、”オフィス”というものに縁遠く憧れがあるので楽しい。選ばしていただくタイプの買い取りで、本の列を見ていると後ろからキーボードを叩くパシャパシャが聞こえてきて素敵。しかし今回もラベル(管理シール)あり。同じ風は続けて吹く。
 オリコン4つを店におろして先週準備をした市場出品物を載せる。
 大きめの仕入れが続き奥の棚の4分の1が埋まってしまった。

 夜、東京に久しぶりに仕入れに来ていた岐阜・徒然舎のつれっちとタイコーちゃんとお久しぶり宴を雲吉さんにて。ああほんと、いつも話をしたいことの前章までで夜が更ける。タイコーちゃんのNURO光は調子がいいようだ。タイコーちゃんの親知らずの酷い話、「ロキ断」(ロキソニン遮断)、アマプラの「ザ・ボーイズ」、「ハムスターの手術」、「キャンプ」など。徒然舎カーの荷台にちらっと乗せてもらったが、本よりもキャンプ用品が多く乗っていて可笑しい。

 深夜、明日が締め切りの古書月報作文を書き始める。

9月15日火曜日。
 昨日徒然舎さんたちがおみやげにくれた子持ち鮎の甘露煮をおかずに昼食。とても美味しい。骨がサクサク。
 
 古書月報原稿間に合わず遅れる件をメール。欠勤することにして午後中作文に集中。ミステリー調なのだが現象とその説明だけに追われ描写の希薄な総じてうわすべりしている創作となる。

 夜、プレステ2の鬼武者3をクリア。操作性、爽快感、中年でも頑張ればなんとか進行できて攻略サイトを覗く必要がない程よい難易度、とても良かった。時空の行き来、時空間でのアイテム転送、面白かった。

9月16日水曜日。
 午後から店にて作文の続き。うわすべりの対策を思いつかないまま完了。
 先週末からの入荷で奥をふさいでいる山脈を仕分けねばならないのにまったくやる気が起きず、ボーっとする。

 夜、東池袋サン浜名さんにて懐かしき方々と会合。サン浜名さんは1階(和洋居酒屋)と2階(中華居酒屋)があり、ネット検索では2階の電話番号が表示される。1階は店主さんの携帯のみ。ぼくはそれを知らず確認も怠り、1階にお伺いする予定が2階を予約してしまっていた。2階の店主さんに謝罪。「んなもんどっちでもいいよ〜」と笑ってくださった。会合にてやはりベーコンエッグ。大前提が決定。
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9月17日木曜日。
 午後早く、ご婦人が、捨てるにはもったいなさ過ぎて、、、と外箱も残っているランドセルを買い取りにお持ち下さった。一見新品に見えたので、由来をお尋ねして驚いた。このピカピカのランドセルは息子さんが普通に6年間使ったもの、なのだそう。「とっても優しい子で、全てのものを丁寧に扱って、放り投げるなんて絶対しないんです、、、」。記憶にある、無理につぶされたりサンドバック代わりにされた1980年代のランドセルたちを想う。

 店奥山脈の仕分けになかなか手が着かなかったが、意を決して店横のガレージに一部を運び出す。気になっていた御蔵書だったので、楽しみながらじっくり見る。教養への太い熱やしんとした読書の時間が伝わってくる。オリコン12個分完了。

 編集作業の大詰めを迎えている『名画座手帳2021』の編集会議がここ数日短時間ずつ閉店後にある。ここで楽しくなってぼくは缶チューハイを飲み過ぎる。

 深夜、傷だらけの天使第11話。オサムとアキラが文字通り「くんずほぐれつ」している。これはくんずほぐれつドラマだと思う。

9月18日金曜日。
 山脈仕分けの続きを計画していたが、外は凄い風。強風での屋外仕分けは辛い。悩んだが、ブックスタンドを通路をふさぐ配置にし、店内奥を封鎖して作業に集中。書き込みや挟みものチェック、天に積もったほこり払いも同時にやるのでやや時間がかかる。A5判約60本終了。

 めずらしいことりさんがジーンズと上着を納品くださる。

 『名画座手帳2021』軽会議。朝さんが「最近どうもそういう年齢なんでしょうか、蚊に刺されてもぜんぜん痒くないんです。」などと仰るのでまた缶チューハイを飲む。公園のベンチに座っていたら蚊がバッとたくさん脚に寄港していたということはつまり蚊に興味を無くされているわけではないのだが、痒くない、とのことだった。缶チューハイをおかわりする。

9月19日土曜日。
 せっかくの連休なのに店内奥を封鎖したまま。雨が降ってお客様が少ないことを願うが晴れ。

 午後から実家にて軽作業と同級生税理士Yと打ち合わせ。安心する。帰路立ち寄ったラーメン大番で、Yがしゃっくりを続けていたのに急に「止まった」と宣言。以降本当に無しゃっくりだったので驚く。感知できるものなのか。

9月20日日曜日。
 涼しくてクーラーのスイッチを押さず。弱雨予報だったので、角だけ出したカタツムリシフトで開店。

 午後店番をノムと交代後、エンジンのかかりの悪い胸のギアにアイスコーヒーオイルを流し込んで店内奥山脈仕分けの最終段階。連休中なのに奥を閉じているのが悲しい。ノムに痛みとほこりを気にしながらの全集の巻数、月報、書き込みチェックという辛そうな仕事を押し付ける。
 閉店後まで少し残業。へろへろで車の積み込みには至らず。

 深夜、傷だらけの天使。オサムとアキラのほとんどセリフが聴き取れないくんずほぐれつを眺める。
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by ouraiza | 2020-09-22 20:03 | Comments(0)
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