鬼子母神そばのスーパーマーケット、オレンジマートオークラは、驚くほどクーラーが効いている。春や秋には寒すぎて震えてしまうが、夏の猛暑日にはとても涼しく気持ちがいい。もともと魚介に強い割烹大倉の系列だから鮮魚が充実していて、その鮮度を保つための、スーパーの形をした冷蔵庫。熱中症寸前のお客を毎年数人は救っているのではないだろうか。毎度店を出た直後、ムトさんの眼鏡が気温差で降りた霜のせいで白いサングラスになっている。
8月31日月曜日。
昨晩店に戻った20時頃、明治通り対岸のセブンイレブン付近に消防車が集まっていて、なにごとかがあったのだな、と思っていた。そういえば昨日の午後には、セブンイレブンより少し北、往来座目の前のビックリガードに続く細道の途中に消防車や救急車が集っていたので、店員ノムとなんだろうと怪しんでいたのだった。さらにその後のノムからのメールによると昨日の夜、池袋側のマイバスケット近くでボヤ騒ぎがあったとのこと。とてもイヤな予感に充ちていて、友人宅の猫番後に休むつもりだったが出勤して様子をみる。いたって穏やかな晴天の日は余計に怖い。ネット業務をしてブログを書く。
夜、傷だらけの天使。
友人から借りた録画DVDで「人間狩り」(1962松尾昭典監督)を観る。先日観たばかりのカーク・ダグラスの「探偵物語」(1951)にテーマが酷似していて驚く。正義感の相克。容認の苦悩。
9月1日火曜日。
通風再発(薬を変えたことによる前提反応らしい)のTTに代わり一日番。
めずらしいことりさんの商品には洋服があり、ラガーシャツを買ってくださったお客様がいたのだが、ビニール手提げに入れる習慣はなくなりつつあるし、はい、とそのまま本をお渡しする日常なので、うっかりラガーシャツをそのままお渡ししてしまった。お客様がささっと畳んでらっしゃるのを見て、あ、洋服は畳むものだ、と痛烈に気付き反省。てへへ、とお客様に謝罪。
ご常連のお客様がいらしてくださり、生花をくださった。レジ横に飾る。きれいな赤。
ムトさんが新しい真っ赤なオリジナルマスクを作ってくれた。
営業中に終わらそうとしてできなかった名画座かんペ最新号の表紙を閉店後に作成。

9月2日水曜日。
急いで開店して、通風でヨタヨタ動くおじいちゃんみたいなTTと交替。
午後、店員ノムの手伝いで運搬作業。成増から新宿。川越街道の南側地域で、高島平、蓮根辺りと、成増の南がつながっていることにやっと気付いた。
9月3日木曜日。
昨日の夜からの雨が止み、すっきりした青空が気持ちいい。と思っていたら、ニコニコ笑顔の空が笑顔のまま懐から急にドスを抜いて刺してくるような雨。天気雨、日照雨、軽検索によると沖縄ではティーダアミ(太陽雨)と呼ばれるらしい。
めずらしいことりさんが、ご自身が退職なさる際に職場に挨拶のために配った手拭いを納品くださった。抜群にキュート。商品化の作業中、なにか細かいものをいじくりながら、めずらしいことりさんが「ふわっと捨てちゃおう」と仰ってそれをゴミ箱の上辺にふわっと置いた。例えば誰かの何かのいわくがあるなんとなく捨て辛いものをどうしようか悩んでいるとき、「ふわっと捨てる」のはとてもいい選択肢だと思った。
夜、『名画座手帳2021』の会議。ある小さな変更を決定。
9月4日金曜日。
猛暑。数えてみると大小13機のブックスタンド、ラック、箱を、晴れた日の開店と閉店時に外に出し入れしているのだが、開店しただけでシャワー上がりのように汗でびしょびしょになる。次の作業開始までが遠い。
保留していた額ものに触り調査、商品化。灘本唯人、江南史朗、など。
夜、傷だらけの天使。
9月5日土曜日。
午後、実家に都内の親族が父の簡易仏壇の線香を灯しに来てくださる。昔話はおもしろい。
店に戻って番台上の大山開墾に着手。暑くて作業ではなくアイスコーヒーばかり進展する。
途中、あまりの痒さに我慢できず、ツルハドラッグでアースノーマットとついでにコンバットを買って設置。アースノーマット点火後、あんなに痒さに苦しんだのにすぐに蚊がいなくなりびっくりした。
9月6日日曜日。
15時半、解体される教会からの図書室本の大山が某書店さん経由で届き、仕分けをしている時にお電話をいただいた。7月にご予約いただいていた15時の出張買い取りのことをすっかり忘れてしまっていた。幸いご近所だったので慌てて準備して出発。優しいお客様で安堵。スケジュール管理は大事。出張買い取りは減らす方向性にある。
片付けねばならない大山が2件あるが、外に広げるにはゲリラ豪雨の怖さがあり、店内でよちよちと仕分け作業。
夜、ミヤモトくんが立ち寄ってくれて、ある名称をかんがえたい、とのことで居酒屋バシトンにて会議。