「臨時短縮営業時間」が2ヶ月半も続くことになるとは思わなかった。その間数回、あれ、短縮しているのは変なのかな、と思ったことはあったが、新型ウイルスの都内の1日の感染者数が緊急事態宣言と協力金によって休業していた感染拡大第1波の日々よりも増えている現状で、どうも踏み切ることができない。そんなふうに営業しているうちに、今の臨時体制にかなり慣れてしまってきていて、通常運転をする時が来たらどんな営業時間にするか決められないでいる。
8月3日月曜日。
定休日。久し振りに昼まで眠る。
岐阜の盟友徒然舎さんが贈ってくれた鮎ラーメンを食べる。非常に美味しい。実物鮎以外にほぐされた鮎の身がスープ内に泳いでいる。ちゃんと鮎。
養生のため何もしないよう心がける。
夕方、少しだけ店で事務。
夜、友人ポンさんが”人生がバーフバリ以前と以後にはっきり分かれる”と仰っていた「バーフバリ 伝説誕生」と「バーフバリ 王の凱旋」を続けて観る。娯楽のエベレスト。サービスの惜しみ無さ。大パノラマファンタジー。とっても面白かった。ファンタジーを越え、こんなときバーフバリならどうするだろう、という観賞以降の現実的日常生活内での問いかけは必ず個人を救う明るい一助になる可能性が大いにあると思う。親知らずの腫れが引かないぐらいでひいひい言っているのが情けないのでもうその痛みを無視しようと決めた。バーフバリなら患部に手を突っ込んでえぐり取って代わりに戦場に散った腹心の部下の骨を歯茎に埋め込んで快心の笑顔をみせてくれるだろう。
8月4日火曜日。
昼から「バーフバリ」名シーンをかみしめながら再観。
午後、実家にて父の簡易仏壇の周囲に飾っていた生花の片付け。
夜、「バーフバリ」の流れから「少林サッカー」を観る。
8月5日水曜日。
車のフロント部に開いている穴を車用のパテで修理。乾きが速い。初めての耐水やすり。
積んでいた市場への出品物を一旦店の機械室にしまう。
極ご近所様へ台車で出張買い取り。
8月6日木曜日。
午後、外国の方が入口ドアを開け店内に顔だけ入れて「××××、×××××、リーブロ!」と大声で仰る。怪訝な顔をするともう一度同じ言葉を繰り返し、地面を指差し、颯爽と立ち去った。そうか、スペイン語で「ねえ本屋さん、本が地面に落っこちてるぜ」だ、と咄嗟に思い当たり、外に出るとやはり1冊のリーブロが風に煽られて落ちていた。
細かな諸事をせねば、と思っていたが、番台上の小山を集めて値段付けをし始めたら面白くなってきてとりあえず値段を付けられるものをすべて終わらす。
8月7日金曜日。
昨日集中して値段をつけていた山をノムが商品化していたら、「薬師丸ひろ子主演映画パンフレット8冊一括」のうち2冊が原田知世だったようだ。
ここ最近、家賃補助の申請を早くやらなければと思っているのにその作業に集中できない。
極ご近所様へ出張買い取り。黒めの歴史、美術書。オリコンとヒモを使わない車の荷台への直積み式を採用してみた。玄関から車までのアプローチが短かければ有効だが、近日中に別の買取りを予定していたらできない。
8月8日土曜日。
体調改善のために早く寝なければとわかっているのに夜が深まるにつれて頭がスパークしてくるのはなぜなのか。体を動かさなければうずうずしてくるのに似て、なんらかの残滓が騒いでいるのだろう。
午後、大分県から彫刻家さんが父の簡易仏壇に線香を灯しに来てくださる。大分のほおずき農家さんから買ってきたと仰るほおずきがとても立派で驚く。そういえば何年もほおずきというものを目にしなかった、と思う。
夜、Hさんと牛さんと居酒屋升三にて作戦会議。
8月9日日曜日。
午後早くから実家にて片付け。大量のモノにめまい。集中しなければならないのだがそうもいかず、いつも通り兄とぼくは今する必要の無い話をべらべら喋る。スーパーで寿司を買い皆で食事。結局ほんの僅かだけ片付けが進行し、食べて飲んで喋った。
兄のYOUTUBE。