7月22日月曜。
休眠して夜、名画座手帳2020会議。名画座手帳以外の一大事のアイデアを聞きびっくりする。詳細は極秘だが略して「CJMG」。他に「シップ」についてなど。
7月23日火曜。
先生のお見舞い。「フラン スベッド」、「玉カレンダー」、など。
入院なさっている先生は、病院内の営みの音を聞くためにダストボックスを病室のドアに挟んで少し開けたままにしていらっしゃる。そこから着想を得て作られた句をお聞きする。ひたすら、凄い、と思う。数日後に読んだ坂口三千代『クラクラ日記』に、坂口安吾が精神病院から退院した時に、もっと院内を観察するべきだった、というような意味のことを言った、とあり、あ!と思った。
7月24日水曜。
出勤前に区役所にて所用。
先週、週末までに配架したくて大急ぎで写真集の大山を準備したことがじわりと悲しくなってくる。商品を仕入れる、方向付けする、拭く、値段をつける、配架する、という流れの中に、その本と大なり小なり親しんで理解する、という無意識な局面が含まれているものなのだが、形式的に完了することだけを急いで目指し、結局その親しみが薄くなってしまった。
午後、初老の男性が店に入ってくるなり番台の前に立ち、「あんたが人殺しを止めてこんだけやってくれりゃあな、、、ふぅ、、、」とぼくに話しかけるので、困る。完全に幻世に生きていらっしゃる感覚はめずらしい。理解不能であることを伝えてもちょっと言い回しを変えて同じ言葉が返ってくる。
7月25日木曜。
夕方、うっかり忘れてしまいご近所様への出張買取りに30分ほど遅刻。
夜、何年ぶりかで車の内部を掃除。シートの下に潜っていたポカリスエットのペットボトルの中がコケ畑になっていた。以前から気になっていた、本を積む時に避けなければならなかったドアステップ部分の段差を埋める工作。


抜擢、挑戦、危機、回顧、復活、克服、の固定した感動パターンが繰り返され間延びした感を拭えない『弱虫ペダル』の第51巻を悩みつつブックオフで買う。小野田坂道くん2回目のインターハイのゴールまでは読もうと思う。
7月26日金曜。
午後、先生の退院のお手伝い。日大病院は北部古書会館にとても近いことがわかり、運転をした場合の道の勉強になる。
夜、あらかじめ予報を確認してびくびくしていたのに飲み始めた缶チューハイで意識から消滅した雨が21時に降り出してとてもあわてる。
「天国は干し椎茸の戻し汁の匂い」(by朝倉さん)。
7月27日土曜。
tweetというのはややもすると、さえずる、つまり鳥のように口がとんがっているな、唇を突き出しているな、と思う。
小山の方向付けと値段付け。
市場へ、先々週の出張買取りで原宿から連れ帰った成犬ゴールデンレトリバーほどの大きな人形、マタドール人形というのか、を持っていく。ダンボール箱から手足をだらんと垂らし顔を周囲を睥睨している風な角度に調整して出品する机の上に置くとなんだか気持ち悪くて笑う。
7月28日日曜。
夜、組合支部の年一度の総会。議案が通過してよかったが、不安は残る。終わって、こういう流れに憧れていたじゃないか、うむ社会見学、支部の深部が見たい、と最終局面まで連れて行っていただきたく率先して大先輩たちと池袋の女子大生キャバクラChouChou(シュシュ)。女子大生に、古本屋という職業がある、ということを説明するのが大変だった。いろんな世界がある、と思う。
ナショナルのラジカセ 売切
