更新    せと
4月8日月曜日。
 公的機関の書類にサインなど。書式の誤りを想定して数パターン作る。

 夜、古書会館にて合同会議。偶然お会いした”小鳥は小さな胸を痛めている”さんに更新をしつこく催促できて嬉しい。(あ!更新されてる!5/9に発見)

4月9日火曜日。
 外周ばかりに気を取られている感のあった数週間がやっと終わりに近づき、番台上にたまった細々したものを片付ける。 

 夕方市場へ出品へ。市場での結果を見ていると、例えば5年前の感覚でお客様から買取りをしていたら駄目なのだ、と痛感する。ぼくの背中にエルボーを刺しに近づいてきたドS書房Aさんにそのことを嘆くと、「テメェはよ、良ィもんの口にちょっと悪ィの混ぜっから駄目なんだよボケが」、と詰られる。今まである程度まとめればそれなりに想定通りだった(気がする)”中間層”がまったく駄目なのだ、と教わる。仕入れにもっと強くメリハリが必要だな、と思う。

 夜、裏の浮浪雲さんでラーメンを食べつつ呆然とする。

4月10日水曜日。
 一日中雨。
 開店してから小一時間お客様がいらっしゃらずエアいらっしゃいませでもしようかとドアを見ると、ああ寒い寒い、と傘をたたみながら不動産屋さんが入っていらっしゃり、「更新のお知らせ」と書かれた封筒を手渡された。
 忙しなさに取り紛れて意識下で注意することから逃げていた賃貸契約の更新の通知。普段の経費にさらに賃料一月分と事務手数料が必要になる。消費税も車検代も待ってもらっている。あらかじめ時を数えておけば当然のことなのに、今というタイミングなのか、、、と悄然。いかに突破すべきか、手元に力が入らない。また希望と違った商品の使い方をしなければならないことは確実で。
 
 夜、店番タイタイに経費問題の驚きと悩みを打ち明け、なにげなく、血とか臓器って売れるかなーと言うと、「いやセトさんの血は誰も使わないでしょ、っていうか事前の検査で引っかかって無理っスね。」と、よく磨かれたメガネの端をキラッとさせてタイタイは言った。

4月11日木曜日。
 山脈ふたつを連続で片付けてすぐに新たな高峰である賃貸更新問題が現れはしたが、ちと休まねばならぬ、と意を決めて今週中は遊ぶことにする。

 保留物をちくちくと触る。なるべく伸び伸びと、配架したりしなかったり。

 夜、サンシャイン横のセイユーに立ち寄ると、改装後で内外装に赤い色が妙に増えている。あれ、マークが真っ赤な四角形だったっけ、と驚く。要注目である。

4月12日金曜日。
 しばらくぼーっとしてから、「いだてん」の大森兵蔵がきっかけで再フィーバーしてきた雑司ヶ谷霊園研究。未完成のためこのブログ内に非公開設定で放置していたリストを更新、いじくる。それにしても今のところ誰も見たことのない「岡本潤」の墓所が雑司ヶ谷霊園に存在するという最初の公式な記録はいったい何だったか思い出せない。他にweb上だけに記されてはいるが確証の手がかりがないのは「吉岡信敬」、「大村仁太郎」。

 夕方、実家にて母と合流して病院へ父の見舞い。

 夜、23時半頃ダイヤゲート池袋の横を通ると、外側から乗れるエレベーターが動いていた。ビックリガード側から乗って上がると2階へ直通。池袋らしからぬ広めのデッキがあり、初めて見る角度のビックリガードを撮影。すごい。デッキを横切って階段もしくはエレベーターを降りれば明治通りに出ることができる。過去のあの辺りを知っている人には信じられない新空間だと思う。2階のデッキをしばらくふらふらし、地上に降りて巨大なV字の柱で遊ぶ。
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4月13日土曜日。
 夕方、呆然と番をしていると、棚を見ていた長髪の男性が急にこんにちはと言うのでよく見ると仙台の古書水の森、水ちゃんだった。
 夜、水ちゃんと中華の蘭蘭。「夢ちゃん」という杏仁豆腐がそのままでアルコール強めなカクテルをトライ&ウマイ。ネット専門書店の理解のされなさはユーチューバーのそれに似ているのではないか、など。

4月14日日曜日。
 休眠して午後、雑司ヶ谷霊園に茅野蕭々、茅野雅子の墓所の確認へ行く。ネットにあった過去に撮られた画像と見比べ、その背景と合致する箇所を見つけたが、墓域が無くなっていて驚く。過去画像に見える木の生えていた部分に、いかにも木が生えていたらしい地面の表情がある。
 窪田章一郎墓所、織田政雄墓所を回り、リストを更新。

芯棒と台の接合部がゆるくてグラグラする輪投げセット 販売中。
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by ouraiza | 2019-04-15 19:08 | Comments(0)
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