雑司が谷大鳥神社横の踏切りを渡ろうとすると、前方に店番タイタイと同じ背格好で同じ徒歩フォームの人が歩いていたので、自転車で近付いて軽くラリアットをして驚かそうとすぐそばまで来て腕を伸ばそうとした瞬間、あ、タイタイではない!と気付き急にハンドルをきって事無きを得た。その翌日、同じ踏切りで信号待ちをしているあの白いボルボ、運転席のサングラスに長髪はジャングルブックスのケンさんだ、車体の横に自転車でちょっとぶつかって驚かそう、と思いペダルのアクセルを強め前輪が運転席横のドアに触れそうな瞬間、あ、ケンさんではない!と気付き急ブレーキ、知らん顔で都電の通過を待った。危なかった。なんだろう、ヒト間違いも老化の症状だろうか。
1月14日月曜。
帳場内で足元の暖をとっていた遠赤外線ストーブが先々週ぐらいから気まぐれについたりつかなかったりするようになったので寒い。叩いたり撫でたりするのも疲れたのでアマゾンで注文。
年末に定めた目標の一つだった岩波文庫<赤>を翻訳文庫著者名五十音順に混ぜる作業をノムとタイタイが終わらせてくれていた。
15日火曜。
経理に関する連絡など諸事。
昨日注文して届いたファンヒーターが思っていたより小さく、ネットショッピングにおけるサイズチェックの重要性を思い出す。
入谷コピー文庫さんのアンケート用紙に記入。
急いで市場準備。
ご近所様へ出張買取り。その足で市場へ出品。ちょうど組合から出てきたドS書房Aさんを早稲田までお送りして帰る。この日は優しいバージョンだった。「オレぁ今よ、ンにもキョーミねぇんだ、、、いや、風向きだけは気になるな、、、」とサーファーのAさんは言っていた。
16日水曜。
午後から雑誌の撮影。被写体の女優Hさんの首がスティック糊ぐらいの細さだった。
「神戸」になんとなくな憧れがぼくにはあるのだが、神戸に居住歴のあるお客様が、他県から来て神戸に住むことの難しさを教えてくださった。やはり実際に生活をするとなると排他性などいろいろあるのかもしれない。
タイタイに教わりながらドロップボックスをダウンロード。画像の移動をスムーズにしたい。
17日木曜。
外の漫画と絵本を整理。40冊ほどツブし。軽くする。
新しい看板の下書き。
週末に向けて外に出す絵本を方向付け、準備。
父の見舞い。病院の輪郭を包む冴えた夜空に太めの三日月が光っていた。
夜、ユーチューブの高木豊チャンネルがとても面白く熱中。
18日金曜。
外の特価本スタンドを整理。60冊ほどツブす。
看板の下書きの続き。
隣町へ出張買取り。ご病気と聞いていた懐かしいお客様にお会いできて嬉しい。
レーザーディスクをどうしようか迷ってとりあえず商品化。
手創り市とみちくさ市同時開催の賑やかな週末に向けて、5年前に市場で買い、ずっと備品置き場で眠っていた世界各国のトランプが入った箱を引っぱり出す。数えると約100個。
19日土曜。
「いだてん」に登場する天狗倶楽部によるエール「奮え〜!奮え〜!」がつまり今の応援時の「フレー!フレー!」だと知り驚く、が、そもそもの由来は英語の「hurray」、など諸説あるらしい。
翌日に電気が止まる通知葉書を思い出し慌ててコンビニで支払う。
どうしても必要な備品を要町公徳堂へ買いに行くもすでに営業時間を過ぎシャッターが閉まっている。仕方なく東急ハンズで調達。ついでに新しい看板に使う材料も買う。慌ただしくなり見舞いをサボる。
昨日引っぱり出したトランプをノムとムトさんが商品化。札を数えたり、手間$。
20日日曜。
賑やかな雑司が谷サンデイに合わせ一時間半ほど早めに出勤して準備したものを案配しながら開店。雑司が谷サンデイには早めに開店する、という課題が年末会議で挙げられていた。続けたい。
カゲロウは約3年幼虫として水中で生活し、成虫となって川面を飛翔するのが約2時間だけであり、繁殖のためだけに飛翔するので口がない、とテレビ教授から学ぶ。なんてことだ。