hiccup    せと
11月5日月曜日。
 昼、隣町へ出張買取り。地味だが古本屋なら必ずみたことのある函入りの文芸書などを装丁なさった方のお宅。

 午後、店についての取材を店員ノムに受けてもらう。ぼくは記事にしやすいとりとめのある話をできないのでとても助かる。いい方法が見つかった。https://press.chiku-wa.jp/press_2703/。まさかお客さん減っちゃいそうですからこの画像は使いませんとおっしゃていたぼくの変顔を使ってくださっていてとても嬉しい。ネットワールドの温もりを感じる。

 夜、宮本さんに浦和へ連れて行ってもらう。古着屋セカンドストリート、居酒屋ビートル、居酒屋兼屋、中華ラーメン王。宮本さんの職場での制服がとても似合っていてうらやましい。縦縞のズボンがかっこいい。

11月6日火曜。
 午後、しゃっくりのことを医学用語で「吃逆」(きつぎゃく)と言うことをしる。こんど見かけたらきつぎゃく!と言ってやろうと思う。英語ではhiccup、ヒックアップ。ぜんぜん知らなかった。

 夜、なんとなく意識に引っかかっている映画を観てひっかかりを均そう運動の一環で「刑事物語」。まったく嫌いではないがプロモーションof武田鉄矢の要素がけっこう強いのだなと思う。一緒に観ていたMが「鉄矢が鉄矢を好きすぎる」と評していてなるほどと思う。

7日水曜。
 大山を値段付け、配架するなど。

 夜、静岡に転居する長年のお客様で友人のKちゃんと居酒屋升三。ビジネス用語「プロンプト」とは何か予想合戦、など。転居先で古本屋と赤ちょうちんとバッティングセンターを合体させたバッティングブック酒場を開業してくれとお願いする。

8日木曜。
 夕方から実家にて小用。

 夜、「刑事物語2 りんごの詩」を観る。タモリが店主の縄文弥生時代をテーマにした酒場、など。

9日金曜。
 バラバラに溜まっている中山を整理しながら大山にまとめて一部値段付け、など。
 
 最近深夜にユーチューバー動画を観る。野球のとくさん、ヒカル、カジサック。ひとつの娯楽チャンネルとして完全に成立していて新鮮でとてもおもしろい。そうだったのか、と思う。

10日土曜。
 大判中山に値段付け、など。

 夜、細馬宏通さん著『今日の「あまちゃん」から』を読み始める。まずその文章の端正さに驚く。感情の表明より気付きの丁寧な切り取りを優先、心地よく抑えられた筆。冷静で鋭くありながら熱く愉しい。それらは当然、断片的である。全156回のうちの6回分には触れられていない。確認のために「あまちゃん」を再観賞し始めまたなんと面白いのだろうと感激する。なんたる悲劇的喜劇、トラジックコメディであろうか。
 「あまちゃん」は放送時間15分で全156回(特別編除く)、週6回90分を26週なので2340分。不眠不休で連続観賞したとして1日と15時間。
 「北の国から」はwikiによるとドラマ版24回とスペシャル版8回、2457分。連続観賞だと1日と16時間57分。
 ほとんど変わらない長さなのだ。
(細かく言うと「あまちゃん」は1回15分のうち75秒をテーマソング、5秒を終り際の「まだまだ「あまちゃん」ですが…」という一般の方々の紹介コーナーに使い、毎週土曜日には翌週の予告が25秒ある。概算すると、放送終了後の紅白歌合戦での特別編をのぞき、テーマ音楽が流れている時間などを省いた本編だけの総時間は4895秒×26週=127270秒=1日と11時間21分10秒。「北の国から」からテーマやコマーシャル時間を除いたらかなり短くなるだろうからもしかしたら総量は「あまちゃん」の方が多いかもしれない。)
 だから何、なのだが、制作意識を放ち、テンションを保ち続けた総量について気になった。

11日日曜。
 昼から高尾近くで開催中の岡崎武志さんの個展へお邪魔する。先週末に記憶した「抵抗」の1シーンが描かれていて驚く、など。帰路高尾駅まで歩きホームからあれが高尾山だろうか、と眺めた。

売切です。
hiccup    せと_f0035084_21382596.jpg

by ouraiza | 2018-12-16 20:53 | Comments(0)
<< MとN    せと あさり    せと >>