土曜日。ダウンコートにはリュックを背負ったときにボリュームのバランスがおかしくなる問題があるな、と思う。
どうも手応えのある仕事をした気がしない、という感じがある時、なにがその原因なのかずっと言い方を探していたのだが、つまり「調整」ばかりしている時間に、仕事をしている気がしないのだと気付いた。「調整」を「折衝」と言うと少し重い。
手応え不足感の原因にはもう一つあり、それは「優先事項があいまいな寄り道」である。今A地点にいて、次に行くのはB地点なのだが、AからBに移動する間にZが現れる。Zを無視すればいいのだが、難しいことでもないので無意識にZに寄ってZを解決しようとする。そうすると、費やす労力がいつの間にか分散し、Bに対する覚悟が甘くなっている。もしくはBのことを忘れてしまう。
そうだ、兄に今度の日曜日の何時に集合するか連絡しようとスマホでLINEを開く。すると母親から「調子はどう?」と問い合わせが来ていることに気付く。兄に「10時半よろしく~!」とLINEを送る前に、母に「調子は中の下です」と送る。そうすると母が年末に送ってくれたおせちについて言及せねばと思い「おせちアリガタシ~」と送る。さて、とスマホを置く。あれ、これでよかったのかなとスマホを立ち上げる。そうだ兄に集合時間を知らせようと思う。すると会計士の大須賀さんからショートメールが来ていることに気付く。ああそうか、もう申告とかそういう時期かと思う。「ごめんなさい!まだぜんぜん入力できていません!」と大須賀さんに返信する。さて、とスマホを置く。
「調整」を楽しみ、「あいまいな寄り道」を意識して順序立てる。課題である。
日曜日。休眠。夜、上板橋の居酒屋さん鳥昇。普段慣れ親しんだ領域内にも何故か立ち入ったことのない一角、エアポケットがたいていある、という感興。
月曜日。めったに行かない土地の古本屋さんで1500円の本を買おうとすると、店員さんがバーコードをピッとした後に「まことに申し訳ありません、、、なぜか別の値札が入っていてこの本は3240円です、、、」とのこと。この後に予想されるラーメン屋、もしくは居酒屋での食費を鑑みて無理だと判断して購入をあきらめる。情けない。切腹したい。
『ゾンビワールドへようこそ』(原題直訳「ボーイスカウトによるゾンビ黙示録ガイド」)、『ゾンビランド』を鑑賞。
火曜日。開店して諸事後、もろもろの調整。いろいろな寄り道。
多めだったお持ち込み買取りの小山をミックスした中山を方向付け、一部値段付け。
夜、以前の店舗からとなりのとなりへ移転なさったますく堂さんへ散歩。一箇所目と二箇所目は元飲食店物件をそのまま使ってらしたが今回の三箇所目はシンプルな壁に囲まれただけの空間で、まるで書店のよう。混沌のなかに流れる詩と野球のハーモニーにいつも通りワクワクし、『野球狂の詩 平成版』と『新野球狂の詩』のセットを購入。帳場、というか番台が無く、ご店主増田さんは三本間に挟まれたランナーのようにウロウロなさっていた。
映画『ベイビー・ドライバー』がとても面白かった。面白くないわけでもない昨日のゾンビ2作とあわせ、エンタテイメントをかんがえる。敵味方を問わないキャラクター造型の余白を残した深み、は大事だと思うが、ゾンビ自体にそれを求めるのは難しく、ゾンビを道具として動かす背景が必要になるのだろう。想起するのは「シン・ゴジラ」におけるゴジラの哀しさで、そういえばゾンビそのものに痛切な哀しさを感じることは無いかもしれない。ゾンビビギナーとして今後出会うゾンビが楽しみである。