雨というものについて、以前、駅の地下で催される古本の催事の際、雨が降ったほうがお客様が増えて売上げがいい、と聞いたことがあった。雨にいつも困らされている身としては、なるほど、雨にそういう効果がある場合もあるのか、と驚いた。
先日、偶然駅の中の新刊書店の店員さんとお話しする機会があり雨について尋ねてみると、確かに来客数は増えるが、その目的が本の購買である確率は小さく、主に待ち合わせや時間つぶしであって、経済につながる感覚はない、とのことだっった。
いつもは雨が降らないように強く祈っているのだが、最近、降ってくれるように祈る日があった。雨が降ってくれないと、実家の小さな池で20年以上生きている妖怪金魚マリーの池の水が蒸発して減ってしまうのだ。降って嬉しかった。
地球規模でかんがえたら雨にはとても大きな役割があろう。自然、農業に雨が欠かせないということは、人間には雨が欠かせないということだ。今度タクシー運転手さんに雨を憎むか喜ぶか尋ねてみよう。
『第五十回 名古屋鯱展古書販売目録』 配布中!!(少部数)
5月22日(金)から24日(日) 名古屋古書会館にて
https://twitter.com/taikoudo/status/599817522435653632しゃち ウィキペディア内の画像がかわいかったので失敬・・・