3年前の今日と、今日は天気が似ていた。番台からみえる隣のローソン横の街路樹が光りながら風に揺れていた。来るようで来ない春のピンポンダッシュに飽きた、脳のピントがぼやけるようなあいまいな陽が差す午後だった。
中華アカシヤでラーメン。店内のテレビで黙祷の時間。
とあるチラシから切り抜いた須田剋太の「億劫」。なんだか感動して。
億劫の語源。
百年に一度
天女が降りてきて
その羽衣で岩山を撫で
摩擦で岩山が失くなる
ぐらいの長い期間
の一億倍
奥山儀八郎 木版画 「谷中村河童画房」
1944 サイン 作品(版面)サイズ 340mm×210mm
額付き 箱無し 販売中売切れ