2013/06/08      のむ
2013/06/08      のむ_f0035084_21543021.jpg 『アサヒグラフ』1952年7月2日号
割と状態の良いただのアサヒグラフ。
内容も、コレは!という記事がある訳でもない。と思う。
ところが・・

2013/06/08      のむ_f0035084_21541618.jpg裏の広告が、コレ!!
風になびく涼しげな節っちゃん。
原節子ファンは、これ目当てに購入もアリかと思います。
500円、販売中!!!



♡今週のシネみち♡

以下全て「若大将シリーズ」(出演:飯田蝶子、加山雄三、有島一郎、中真千子、田中邦衛、江原達怡)
1)再◎『大学の〜』'61東宝(杉江敏男監督)
2)再◎『銀座の〜』'62東宝(杉江敏男監督)
3)◎『日本一の〜』'62東宝(福田純監督)
4)◎『ハワイの〜』'63東宝(福田純監督)
5)◎『海の〜』'65東宝(古澤憲吾監督)
6)◎『ゴー!ゴー!〜』'67東宝(岩内克己監督)
7)◎『リオの〜』'68東宝(岩内克己監督)
8)◎『ニュージーランドの〜』'69東宝(福田純監督)

以上すべてノムズシアター

昨日やったイベント「It's All About 飯田蝶子!!!」のための下準備鑑賞。
すでにどれがどれだったかこんがらがってます(笑)
何しろ基本、型は同じなので。
今週も蝶子メモ中心に。

『大学の若大将』
田沼家に猫がいて、蝶子がノミ取り!お約束の部活メシは、鉄板焼き。肉は蝶子が持たせてくれた特上の霜降り特上肉、でも鉄板は江原達怡が外から拾って来たトイレの浄化槽の蓋。でその穴に沢村いき雄が落っこちる。団令子が「若大将は今MMKだから!」と。「モテて・モテて・コマってる」の略だって! 

『銀座の若大将』
蝶子、ボクシングにハマっていて、肉屋に「あばらを135ポンド」というところを「ボディんとこをライト級のリミットで」と発注し、有島一郎に怒られる。部活メシは「チャンピオン鍋」。具材はマネージャーが調達してきた高級レストランの残飯。最後のボクシングの試合、蝶子興奮しすぎて失神。猫が出てくるのはいいが、堺左千夫にしっぽつかまれて逆さ吊りにされ可哀想・・。

『日本一の若大将』
妹の中真千子が藤木悠とお見合い。蝶子、藤木悠の写真を見て「頭の中もオメデたそうだね」お見合いのシーンで気になる脇役俳優の1人西條悦郎が出てたが、台詞もほぼゼロ、結構な脇度で、初見時には気づかず・・。陸上部合宿では蝶子が左卜全(卜庵和尚)のいる寺を世話する。特上肉の差し入れ。最後のマラソンレースのシーンは手に汗握る。加山雄三の優勝を目にした蝶子、涙。

『ハワイの若大将』
蝶子、TV英会話を習う。お得意さんに出す最上級の肉を加山雄三に持たせるため、蝶子が馬肉にすり替える。口直しに、と今度は鹿の肉を出した板前の藤木悠、有島一郎に「それじゃ馬鹿にしてるじゃないか!」と怒られる。ハワイ土産の赤いムームーを着てフラダンス、左卜全とチークダンスも。本作だけマネージャーが江原達怡じゃなくて、二瓶正也。完全にカナヅチである江原が、本作には海に落っこちるシーンがあるため降りたとのこと。

『海の若大将』
加山雄三のおやつは「戸棚の肉まん」じゃなく「茶だんすの柏餅」。ハマっているのはTVの美容体操。有島一郎から「車で轢き潰されたカエル」呼ばわり。本作の部活メシの材料は、マネージャー江原達怡が輸入食品店で肉の缶詰だと思って買った(3つで100円)ドッグフード!サイコー!この輸入食品店、青山にあった青山ユアーズという店らしく、本当にアメリカのスーパーみたいで、レジ付近には『Reader's Digest』が売られてた。

『ゴー!ゴー!若大将』
おやつは大福。加山雄三がトランペットを吹く。それをうるさい、と取り上げた有島一郎も試し吹き。一生懸命吹くも音が出ず、替わりに屁。蝶子に「何だい、親の前で!」と怒られる。車の世界に疎い自分は、本作で初めて「ラリー」なるものがどういう競技なのか知った次第。江原達怡は、A級ライセンスを持つ(それが何を意味するのかよくわからないけど)ほどのドライバーらしく、本作のラリー指導のクレジットも江原達怡とあった。星由里子の恋のライバルに浜木綿子。もてなしの席で知らずに蝶子のことを「よく気が利くばあや」呼ばわりし、蝶子憮然。部活メシはおしるこ。ただし、豆は枕の中の小豆。

『リオの若大将』
星由里子のライバルは中尾ミエ。歌も聴けて嬉しい。蝶子は三味線弾きながら阿波踊り。リオのカーニバルダンスの映像とのカットバックでトランス状態。本作で加山雄三は京南大学を卒業。和尚役で今東光が出演。

『ニュージーランドの若大将』
本作からヒロインが酒井和歌子に。酒井和歌子、かわいいなあ。ヒロインは本作からだが、『レッツ・ゴー!若大将』でもスチュワーデス役で一瞬だけ出演。一瞬だったのに「あ、」と気をひかれるくらい、可愛かった。最後加山雄三とスキーで滑るシーンは、滑れないワコちゃんの替わりに、何と、スキープロ級の江原達怡がスタンドインしてたのですって!蝶子、ニュージーランド土産に羊のチャンチャンコを貰うもイヤだイヤだと駄々をこね、妹が貰ったカンガルーのブーツと交換してもらう。膝上丈のワンピース着て、頭に藤色のほわほわした帽子被って銀ブラ。その格好を見た加山雄三「おばあちゃんいくら何でもそれはちょっとなあ・・!」と苦笑。

時間がなさすぎて観落とした作品があと数本あるけれど、もうしばらくは若大将はいいや。
重厚な、文芸作品が観たい!!!

一気観ち
by ouraiza | 2013-06-08 22:00 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
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