2012/08/25            のむ
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♡今週のシネみち♡

1)×2◎◎◎『人間狩り』1962日活(松尾昭典監督 長門裕之 渡辺美佐子 大坂志郎 小沢栄太郎 中原早苗 北林谷栄 山岡久乃 神山繁)
2)◎1/2『昨日消えた男』1941東宝(マキノ正博監督 長谷川一夫 山田五十鈴 高峰秀子 徳川夢声 江川宇礼雄 渡辺篤 清川虹子)
3)◎『待って居た男』1942東宝(マキノ正博監督 長谷川一夫 山田五十鈴 高峰秀子 榎本健一 藤原鶏太 山根寿子 沢村貞子)
4)○○『おヤエの女中と幽霊』1959日活(小杉勇監督 若水ヤエ子 飯田蝶子)
5)○○1/2『おヤエの女中の大将』1959日活(小杉勇監督 若水ヤエ子 飯田蝶子)

1:神保町シアター 23:新文芸坐 45:ラピュタ阿佐ヶ谷

『人間狩り』
同じ特集で2度鑑賞という珍しい現象。一度目観たとき、何と大泣きしてしまったのでした。心に傷があるゆえ、世の中の犯罪者という犯罪者が憎くて許せず、犯罪者の検挙・逮捕に賭ける刑事。挙げたくてしょうがない長年狙っているホシが関わった犯罪が、あと36時間で時効になるというときに起こるドラマ。犯人を追いつめるサスペンスももちろんだが、それだけではなく、やっと追いつめ、対峙したときに逮捕するかしないか、という主人公の葛藤。逮捕する側の心理と逮捕される側の心理の間で、観ているこっちの胸が張り裂けるかと思った。実はこの日勤務中に森村誠一の『悪魔の飽食』を商品化過程でパラパラ読んでしまい、「戦争」という大義名分があったにせよ、あれだけ非人間的な「生体実験」という殺戮をしておきながらも裁かれないエラい人と、かたや本作のように戦後困窮を極め栄養失調の子供を助けるためにやった強盗の最中に思いがけず起こってしまった殺人により、あと数時間で時効となるときに追いつめられる犯人と。しかもその間は新しい家族と一生懸命マジメに正直に生きてきてて。何だかやるせなくなって盛大に泣いてしまった。まあ、殺人には変わりないのだけども。そしてあのラスト。ああ神様!またねぇ、大坂志郎のちょっと意思が弱そうででも優しい男の演技が上手いんだわね。中原早苗は実にアッパレな娘でした。(見た目はすでに少しオバさん入ってたように見えたけど・・)長門裕之の相棒刑事役の人が、高山秀雄とかいう人で、超好みな顔♡黒縁眼鏡姿は、大好きなアメリカの俳優マーク・ラファロっぽくて、見とれてしまった。そして昨日、二度目の鑑賞。一度目に比べるとほとんど泣かなかったと言っていいほど冷静に観られたけれど、やっぱりいい作品だったと思った。本作、赤羽や町屋にゆかりのある人が観ると楽しめる作品のようです。貧しい長屋の作りや臭いたつような下水のある路地などのセットも素晴らしかった。

『昨日消えた男』
ベルさんのかわいいこと!自分は長谷川一夫がそんなに好きではなく、出演作も積極的には観ないのだが、ベルさんとのじゃれ合いは観てて微笑ましかった。ベルさん、ぺちぺちと何度も頬やオデコを叩かれてて。ハメットの原作が元になっているという推理時代劇。謎解きもの、嫌いではないが、頭がよろしくないので、最後の最後まで誰が犯人だかわからなかったし、明かされても「・・?」と思ったのは内緒。長谷川一夫扮する文吉の正体に驚愕!渡辺篤ともう一人の「あ、なるほどね〜」「その通り」のギャグが話題に上るようだが、個人的には、清川虹子が夫に「どスベタ」と呼ばれ「どを付けたね、あんたどをつけたね!きーっ!」となるのがツボだった。

『待って居た男』
続編と聞いていたので、律儀に順番通りに観たが、設定もバラバラだし、無理してこっちを後に観るということもなかったか。ベルさんとか長谷川一夫とかデコちゃんとか、豪華キャストだけれど、私の心の主役は藤原釜足。『昨日〜』の渡辺篤の「なるほど/その通り」にしても本作のエノケンの「いろいろおしえてくれてありがとう」も、最初の方はクスッと笑えるけれど、段々しつこくて笑えなくなってくる。釜足は「鶏太」クレジット。沢村貞子も出演しており、この頃は夫婦だった頃かしら、とかそんなことが気になった。調べてみたらやはり結婚してた。ニヤリ。釜たんの入浴シーンも拝めます。ツルッツル(無毛)の胸でした。

『おヤエの女中と幽霊』
蝶子が画面に出てきて、心の中で手を振ったら途端にポックリ死んじゃって「!」と思ったらちゃんと幽霊で復活してホッとした。蝶子の幽霊なら遭遇してもいい。本当に。蝶子がなぜ幽霊になって出てくるか、というと、溺愛していた黒猫をおヤエに託して死んだにも関わらず、新しい奉公先の主人が先祖代々イワク付きの猫嫌いで、蝶子は化けて出るわ、主人の先祖も化けて出るわのてんやわんや。黒猫可愛かったなァ!

『おヤエの女中の大将』
最後にちょこっとホロリとくる人情女中物語。本作の蝶子ははおヤエの先輩女中というところか。一階の電話を二階で盗み聴きし、その情報を100円で売る、というキュートなセコさ!最高。今回のおヤエ二本(シリーズ5、6作)、蝶子が出てたからという理由で観たのだけれど、この2本は小杉勇監督とのこと(両方ともクレジット欠落)だが他の6本は春原政久。観比べてみたい気もする。後で調べてみて驚いたのは、主役の若水ヤエ子、当たり前に東北の人かと思ったら、何と千葉出身でズーズー弁は独学でマスターとのこと。スゴい!歌も上手いしねぇ!


女中おノム
by ouraiza | 2012-08-25 21:55 | のむのノミムメモ | Comments(0)
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