![]() 突然思い立って、書けるかな、という思いを抱えたままひとまず、この一年で印象に残っている音源を、10タイトル、いや、いくつかか、あげてみたいと思います。この2年の間に、CD音源以外に、レコード、カセットも買うようになりましたが、それもそれぞれ必要に応じて、という感じでした。嬉しいな、と思ったのは、新しく発表された作品のフォーマットが、アナログなどそれぞれであって、新しくうまれた作品をそういうフォーマットで聴く機会を得たことです。それぞれのフォーマットの個性、それと、フォーマットを超えて自由に作品を探せることが嬉しいです。が、やはり、「聴きたい!」、と強く思うことが出来る作品に出会えたことがなにより素晴らしいことでしょう。それも、新作。ここまでに書いたことは、つまるところ、この事につきます。 じゃ、順不同ですが、音源を。 制作・うすだ Tara Jane O'Neil & Nikaido Kazumi - Ruh Rohhttp://soundcloud.com/sweet-dreams-press/tara-jane-oneil-nikaido-kazumi(視聴出来ます) Tara Jane O'Neil & Nikaido Kazumi /Sweet Dreams Press とにかく好きです。Tr.10「Say Yah」が、んもう、素晴らしい。歌はなく、声と、繰り返し鳴り響かされる楽器の音だけ。言葉を覚える以前の赤子の声、その中に含まれる、切実な様々な感情、言葉以前の声の魅力迫力恐怖、そういうことを思いました。あ、これはテニスコーツにも感じます。『タラとニカ』、けっして楽曲的には明るくないものが多いですが、体温がにじんでいるような、不思議な落ち着きをもたらします。原始的かつ神秘的で、壮大な雰囲気です。これは「K records」からのレコードも買いました。収録曲数がすこし少ないですが、これはこれでシャープな仕上がりの印象、いいです。聴くよりも、身体が動きだします。 二階堂和美さんは、翌々月にはアルバム『にじみ』をリリース。こちらも素晴らしく、今月の「にじみの旅」ツアーファイナル@渋谷クアトロも観にいったのですが、全身から魅力を存分に放っていたと思います。あの笑顔にまた会いたい。過去の作品ですが、『Nikaidoh Kazumi US Tour 2003』は、本当に素晴らしく、素晴らしく、素晴らしいと思ってます。先人たちが残したACID FOLKのような渇いた空気感と、内省的な熱っぽさ、のようなニカさんの声が、心地よく寂しいです。 TARA JANE O'NEIL『A Ways Away』 http://www.tarajaneoneil.com/ で、タラとニカ、なので、タラ。今年の『タラとニカ』レコ発では「サザエさん」をふたりで歌い、「タラちゃん」なんて呼ばれていて、可愛い。ロダン、ソノラ・パイン、レトシンなどにも在籍の、タラ・ジェイン・オニールさんのアルバム『A Ways Away』、これも今年よく聴いていました。「Dig In」はなにかにつけて聴きたくなる。動き出すとき、落ち着きたいとき、眠りたいとき。ナイーヴで、パーソナルな感触。刹那的ですが、なつっこさのあるような、んー。とにかく、大好きですね。ちなみにPCのデスクトップの画像は3パターンあるのですが、1つはタラの写真。このアルバムも、揺るぎない一枚です。 Tara Jane O' Neil - Dig In Tara Jane O'Neil & Mirah @ Musée du jouet, Colmar ![]() Veronica Falls - Beachy Head Veronica Falls - Come On Over VERONICA FALLS - Stephen (FD acoustic session) ROXANNE!Veronica Falls『Beachy Head』は昨年(2010)7inchでリリースされたのですが、胸鷲掴み、です。しばらく『Beachy Head』ばかり聴いている時期もありました。訳1年後、アルバムがリリースされるまで、本当楽しみだった。C86、シューゲイザー、ポストパンク、というのは置いておいて、veronicafallsは、THE ROYAL WE、SEXY KIDS、YOUR TWENTIESなどのインディポップバンドで活躍していたメンバーたちです。The Jesus & Mary Chainを聴くとおもっていた、凶暴な中の甘さ、切なさが、veronicafallsにも溢れているような。「好き」、みたいなこと、激情しながら、なかば怒りにも似たような気持ちで、言ったことありませんか?USの方ではなかなかこういうひとたちいないんです。EU独特の土壌のようなものはあるように思います。ヨーロッパのacidfolk、pyche、freakbeat、独特のすこし鬱屈した感じ、魅力です。わたしはそのあたりとてもしっくりきます。しかし、ときたま狂ったようにいいのがあって、それがUS(カナダ、もしくは、カナダより)だったりします。土地と音楽は無関係ではないので、意識しますが、あまり気にしすぎても、ですね。でも、やっぱり無関係じゃない、ですね。 http://veronicafalls.com/ Tomorrow Come Someday - Tomorrow Come Someday Friends -[11]- Once In A Winter Town Agincourt - When I Awoke - 1 Journey-Ithaca 特筆ありません。いつも聴いています。6年前にはじめてこの、Agincourt『Fly Away』に出会って以来、Ithaca、Friends 、Alice Through The Looking Glass、Peter Howell & John Ferdinando、Tomorrow come comeday、と、基本的にはおなじ人たちのグループなりを集中して探して聴きました。自分の中の、ある場所に居つづけています。人にすすめても、じぶんのためにも、この音源は格別です。おなじ時期に、Phantasiaに出会ったのも大きいなと思っています。60`S ACID PHYCE・FOLK・ROCK、いろいろありますが、1、2曲、「格段にいい曲」があるこの時期の、発表されなかった、流通にのらなかった、一枚で終わった、のは多いですが、ひとつの作品としてまとめたときの完成度も含めて素晴らしいひとたちと思っています。しかしこの時代の未発、未音源、だったものの中に、好きなものが多いです。そして、素晴らしいです。その時期のリイシューをするレーベルとしては、6年前の当時は「WORLD IN SOUND」、「ACME」を中心に探していましたが、ほんとレーベルも様々、そして音源も様々で、楽しいです。とくに、「UKの森は深い」、なんて言い回しがありますが、そうだと思います。わたしは森をぼんやりと歩いてますが、それなり感じています。 なのでつぎは、Phantasiaです。 PHANTASIA I Talk To The Moon 1971 Phantasia - I Talk To The Moon (Alt.) 永遠を感じます。永遠なんてないのですから。アルバム収録の他の曲もとてもよいです。これは当時、正式にリリースされませんでした。今聴けることが、本当、嬉しいですし、出会えてよかった。 http://eddiemarcon.com/pongkong/ 胸がじんわりとします。本年は、本松さんのライブを観にいくのが目標。岡山でも行く所存です。 ●アニス&ラカンカ『S/T』 アニス&ラカンカ(mmm + 見汐麻衣) 【Rainbow】 at千駄ヶ谷LOOPLINE 2011.2.3 ノーブフト (アニス&ラカンカ(mmm + 見汐麻衣)) ![]() http://aniss-lacanca.blogspot.com/ ここまでにあげてきた、Agincourt、Phantasiaに共通するような、あからさまにヒリヒリはしないのですが、気持ちにちいさな波風を、ザラザラとした砂風を巻き起こします。「HERE COMES THE SUNSHINE」、このACID FOLK・PYCHEの感じは、演出、とかではなく、このふたりがそういうひとなのかもしれない、なんて思います。リリースはカセットで。 見汐麻衣さんは、「埋火」、mmmさんは「oono yuuki」etc、などでも活躍されていますが、それぞれのソロの作品が素晴らしいので、是非。動画の右、「ノーブフト」では、後半の歌詞に注目です。様々な名前が。では、見汐麻衣さんのバンド、「埋火」、を。 わたしのふね 埋火 埋火「溺れる魚」 『ジオラマ』レコ発ライブ、キレキレでした。見汐さん、須原さん、志賀さん、この三人でのグルーヴ、素晴らしい。 キセル / ビューティフルデイ キセル / 君の犬(LIVE) キセルをなぜここにあげたかと言えば、上記にあげた見汐麻衣さんのバンド「埋火」のレコ発の対バンで、キセルが出演していたからです。ときは、2011/12/20。湯浅湾も出ていて、「ミミズ」がすごく好きになりました。埋火のメンバーたちは、「これからもずっと聴きたい。」(大意)、という意味で対バンの2組を選んだそうです。「埋火」は勿論、2組のあとでしたが、「キセルのあといややなぁ。ずっと聴いてたかったわぁ。」(大意)、ということを仰っていました。キセル、素晴らしかった!「埋火」を観るためにきたけれど、キセルが観ることが出来てよかったなぁ、とふっくらした気持ちで「埋火」を観ていました。そのすぐ後、キセルの音源をまとめて聴くことができ(ありがとう!)、そのからというもの、キセルづくしです。「手紙」「枯木に花」(『magic hour』)、「春にカナリア」、「You and me」、「朝顔」など(『SUKIMA MUSICS』)、など。聴きながら歩いているといつものまにか短編の映画の中を渡り歩いているような気分です。 OORUTAICHI "燃えるひみつ feat. キセル" (PV) "Moeru Himitsu feat. Kicell" Bent Wind - Touch Of Red (1969) Canadian Heavy Psych Band. Bent Wind - Going to the City これも、Agincourt、Phantasia、などを聴いていて、その時期の音源を探していた6年前、以来からのフェイバリット。これと、THE ACTION、REG KING、「え!」、と言われるほど聴いた。同時期に聴いていたのは、UKのPOSTPUNKバンド、BLOCPARTY。今でも聴きますが。 Bent Windのドラムが大好きなんです。でも、VO.も含め、とてもいい雰囲気の60`S GARAGE PYCHE。 http://www.faderbyheadz.com/release/headz151.html 木下美紗都 - とんだボール 木下美紗都さんのこの音源も2011年の素晴らしい1枚だと思います。バックの演奏のメンツもチェックです。木下美紗都さんは、蓮沼執太フィルにも参加しています。では。 Shuta Hasunuma / wannapunch! 蓮沼執太チーム+ Live 20110626 @LIQUIDROOM PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary 蓮沼執太チーム (Team Shuta Hasunuma):Seneca "Tortoise cover" 蓮沼執太チーム『音楽からとんでみる2』2010/9/11 蓮沼執太は、ずうと気になる人。 2011、本当、よく聴いていました。 これまで発表された、 「Shangfai / faifai “A STORY OF Y O’CLOCK” O.S.T」 「wannapunch!」 「POP OOGA」 「OK Bamboo」 「HOORAY」 「Self Titled」 も、是非チェックしてください。わたしはどの作品も好きですが、「Self Titled」、「POP OOGA」 は、とくによく聴いています。 http://www.shutahasunuma.com/ 東京都現代美術館・ブルームバーグパヴィリオンで、個展『have a go at flying from music part 3』を開催しています。1/15まで。これも、是非、チェックしてください。 http://www.mot-art-museum.jp/blog/staff/2011/12/45_1.html 2012も彼の作品から。 http://soundcloud.com/headzpromo/sets/ccoo_sampler/ 〈※ 1/7 公開終了予定〉 ![]() http://www.shutahasunuma.com/release/239/ http://www.faderbyheadz.com/release/headz160.html 『CC OO』 2012.01.01 out now 4CDs UNKNOWNMIX 14 / HEADZ 160 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● うすだ ========================================================================================================================================
by ouraiza
| 2012-01-08 23:59
| みみずのふん(終了)
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171-0022 東京都豊島区南池袋 3-8-1-101 03-5951-3939 (FAX同) 13時頃ー20時 月・火曜日定休 臨時変更休業あり ★通販★新着情報 古書往来座twitter 店員のむみちtwitter 店員TTtwitter 往来座編集室 ONLINESTORE 最新のコメント
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