2011/12/25 みみふん うすだ
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『江戸の千代紙 いせ辰三代』 広瀬辰五郎/著 S.52 初版 徳間書店
2000円 販売中



【広瀬辰五郎(ひろせ たつごろう) 一九〇六年、東京生まれ。本名正雄。江戸末期から明治・大正・昭和と続いた江戸千代紙、おもちゃ絵の版元「いせ辰」の四代目。】 著者紹介より抜粋

【●いせ辰三代のプロフィール
天保三(一八三二)年、初代辰五郎、下総国千葉郡鷺沼村に生れる。天保十四年、十二歳のとき、江戸堀江町の扇子問屋伊勢谷惣右衛門の小僧となる。(中略)安政五年、二十七歳で独立。堀江町の長屋から大門通り神田弁慶橋に大店をかまえる。
元治元(一八六四)年、芳太郎、初代の長男として堀江町に生れる。輸出用の錦絵、千代紙に着目し、横浜、築地で商いをする父とともに奮闘する。(中略)放蕩の道におぼれ、勘当されたまま明治三十年没。
明治十一年、鐘三郎、初代の三男として神田に生れる。芳太郎の後をうけて、三代目を襲名。(中略)
坪内逍遥、北大路魯山人、十代目団十郎等との交遊は特に有名。】
 帯文より抜粋



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PHANTASIA I Talk To The Moon 1971



ときおりぽっかりと、言葉が出てこなくなります。実際の世界ではお話を、声に出しておこなっているので、言葉を失っている訳ではありませんが、書くことになると、とんと、出てきません。おいで、と膝をたたんで地に這ったところでやってはきませんから、ほとほと困り果て、最近では、まあいいか、と。と、思っても歩けば棒にあたったりするようで、コンとかるい音と痛みは一緒に、そして、言葉が沸いてくるのですが、沸騰し、ぶくぶくと立ち上がってきた気泡も水中を抜けてしまうと霧散し、どこにいったのかわからず、結果、まあいいか、とふたたびなってしまうので、まあいいか、です。
最近で一番、まあいいか、と思ったのは、12、3個ほどのツルツルとした「メークイン」と書かれたじゃがいも一袋250円を、280円の、ただ「じゃがいも」と札に書かれているゴロゴロしたじゃがいもと勘違いされ、お会計が30円高くなったことです。

週に2、3度、池袋西武屋上へ行きます。「かるかや」で讃岐うどんを食べるためです。平日でしたら、50円足せば大盛にしてくださります。なので、週に2、3度、高いところに行きます。ここより少しだけ低い場所に、洋菓子「タカセ」の展望喫茶室があります。たまにここでショートケーキを食べるのが好きです。すこしバターぽいクリーム、西荻窪の「こけし屋」などもそうで、好きです。なぜ高い場所へひとが行きたがるのか、最近すこしわかったような気がします。明るくない意味でですが。それにしても、西武の屋上はいい場所です。

ひさしぶりに腰を据え、お酒を呑む以外で台所に長居をしました。包丁を、野菜に、肉へと向け、おろし、あ、硬い、あ、など思いながら、火事も親父もいない3畳ほどの台所で、鍋を眺め、立ち上がっただけで揺れる炎に気がつきます。単純な料理でしたが、手にのこった感触がぼんやりとにじんでいます。

その後、タカセのショートケーキを食べる機会に恵まれ、嬉しかったです。

今月は、渋谷O-nestで、埋火(w/キセル、湯浅湾)、渋谷クアトロで、二階堂和美さん、を観ることができました。とーってもよかった。それについても、書きたいのですが。


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うすだ
by ouraiza | 2011-12-25 23:55 | みみずのふん(終了) | Comments(0)
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