わふぉん    せと
 新入荷で和本が少しあり、和本をさ、かわいくさ、なんというかキュートに、キューティクルに売るにはどう言うんだろうね、などと店員間で話していたら、「わふぉんでいいんじゃん?」とノムミチさんが言うので、そうなっている。
 数ヶ月前にお客様から買取でお預かりした本の束の中に、『中書楷訣』(ちゅうしょかいけつ、か。享保のものではなく明治のものだったと思う。)という和本が混ざっていて、そのページを開いたときの感動が、ずっと胸にわだかまっている。とにかく文字が美しかった。思わずうわーーーきれいな字だ!!と声が出た。そんなこと初めてだった。その時に時間と心に余裕がなく、写真にも撮らず急いで市場に出してしまったことが悔やまれる。そういう、一度はいいや、と思って市場に出品したものを、後になって悔むことはたまにあり、最新が『中書楷訣』である。以降、なにか、和本のタイポグラフィの美、なんちゃって、というか、和本いいなあと思う。直下画像は『通鑑擥要』(つがんらんよう)の文字。以下新入荷販売中の和本のご紹介。この本がなんなのか調べる(といっても手軽なネットで、だけですが)のはとてもおもしろいです。
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by ouraiza | 2011-11-02 18:30 | Comments(0)
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