『ペガサス・ファンタジア 長新太の世界』
モービル文庫7 昭和52年初版 2000円 販売中!!! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ ♡今週のシネみち♡ 今週は、映活日(水・木)が台風直撃だったため、劇場鑑賞は1本のみ・・・・ U-sen氏よりずっと長いこと借りっぱなしであったDVDをやっつける良い機会にはなりました。 ◎1/2『風の中の子供』'37松竹(清水宏監督 吉川満子 河村藜吉 坂本武 爆弾小僧)DVD ◎1/2『この天の虹』'58松竹(木下恵介監督 笠智衆 田中絹代 高橋貞二 川津祐介 久我美子 大木実 田村高広 織田政雄 小林トシ子 浦辺粂子)DVD ◎◎『少年期』'51松竹(木下恵介監督 石浜朗 笠智衆 田村秋子 小林トシ子 三国連太郎 坂本武)DVD ◎◎『妻』'53東宝(成瀬巳喜男監督 高峰三枝子 上原謙 三国連太郎 丹阿弥谷津子 新珠三千代)@神保町シアター ◎『春の夢』'60松竹(木下恵介監督 小沢栄太郎 東山千栄子 岡田茉莉子 久我美子 川津祐介 丹阿弥谷津子 佐野周二 笠智衆 中村メイ子 十朱幸代 十朱久雄)DVD 『風の中の子供』坪田譲治原作の善太と三平ものの一つ。父親が汚職嫌疑で警察に連行され、三平は叔父に引き取られたり、他の子たちからイジメられたり。最後は無事父親の嫌疑も晴れて釈放、めでたしめでたし。鑑賞中、台風で屋根が飛んで行きやしないかとハラハラしながら観たので、子役のなかなかの好演にもかかわらず、完全には入り込めズ。それにしてもつくづく吉川満子ってデカい。吉川満子が叔父に引き取られていく三平をたまらず追っかけるシーンでホロリ。 『この天の虹』全盛期の八幡製鉄所が舞台。作品自体は何と言うこともないメロドラマだが、製鉄所内の、工場から社宅まで、ありとあらゆる施設が見れて興味深い。ご丁寧に、ケーブルカーに乗って敷地内を一望するパノラマショットまで。川津祐介の入社第一作目ということで、観ちゃいらんなかった。でも初々しさで許す。小坂一也がひどい息子なのだが、土壇場で東京行きを止めたので、やはり許す。田中絹代の母役はさすが。父親は笠智衆、聞き苦しいと言われたりしたらしい訛りも、本作では堂々と。久しぶりにみた高橋貞二は、心優しい勤勉な工員にも関わらず、想いを寄せる久我ちゃんにフラレてしまう可哀想役。その久我ちゃんが選ぶ(であろう。そこははっきりとは描かれてなかった。)のが田村高広で、仕事も女関係も器用に自分の都合の良いよう取り計らい、下宿先の奥さんまで夢中にさせるいけ好かない男。一番カッコよかったのは大木実。任侠映画の大木実も嫌いじゃないが、任侠前の大木実、好きだなー。つまり佐田啓二・高橋貞二との「三羽烏」時代ってことか。 『少年期』若き石浜朗が、戦中、戦争に対してどう感じたらよいのか思い悩む心優しい少年を好演。当時16歳でのデビュー作とのこと。同じデビュー作でも『この天の虹』の川津祐介とは、天地の差。すごい!ニワトリを見る目つきが優しくて優しくて、嬉しくなる。それにしても、とことんイジメられる役で、何度も吹っ飛ばされたり、デビュー作としては、ずいぶん可哀想な扱いであった。撮影辛かったろうなァ。。。田村秋子は、前に観た『風前の灯』では憎々しい限りの老婆役だったが、本作ではとことん優しく、我慢強く、夫思い子思いの理想的母親。戦争に反対し、朝から晩までただ無心に本を読む父親の笠智衆。息子の「そんなにまでして本を読まなきゃならないの?」の問いに「父さんは死ぬ直前まで寝ていたいとは思わん。これも、あれも、そこにある本も、ぜーんぶ読みたい。読まなくちゃならんのだ。」と答えるシーン。この後、母親と息子が笑みを交わすのだが、この笑みがすごい。世間では軍国主義どっぷりの中まったく父さんときたら、という気持ちに身内としての愛情が混ざった、なんともいえない温かい笑み。恐るべし、石浜朗。 『妻』スクリーンで成瀬映画を観る喜び!ただ、後味は悪かったが。。。結婚生活10年目の、倦怠期真只中夫婦。夫の浮気を経て、それにもケリがついて、夫婦仲が多少良くなるのかと思いきや、やっぱり倦怠で終わるという。高峰三枝子の細かい所の愚妻っぷりが可笑しい。さらにそんな妻を見て、もうウンザリという上原謙の表情がさらに可笑しい。丹阿弥谷津子、自分的にはちょっとカチンとくる役が多い女優だが、本作の彼女は、なかなかに可愛らしく、まああの愚妻じゃ、こっちに傾くわな、と思わざるをえない。昔の女優さんがやる(特に着物姿で)、後ろの男を軽く確認し促す、振り向きざま斜め45度伏し目目線。コレ是非ともマスターしたい。中北千枝子も艶っぽい。でも夫をポイっと捨てちゃうのですが。主役夫婦の家に間借りしている貧乏美学生役の三国連太郎のドタバタキャラが笑える! 『春の夢』木下恵介作品でたまにある、芝居チックな「何じゃコリャ」系。芝居っぽい演出だけに、出演者も名前の横に(◯◯座)とつく役者が多めに使われている。良くない意味で一番「何じゃコリャ」度が高いのは川津祐介。何じゃアリャ!ピタTピタ短パン姿で、セクシーボディを堪能できるのは、マル。この手の作品には欠かせない、小沢栄太郎と東山千栄子はいつもながら、さすが。少し前にラピュタで観た『目白三平物語 うちの女房』で佐野周二の虜になったのだったが、本作の佐野周二も出番は少ないながら、釘付け。30のオールドミス(!)役の久我ちゃんが50の佐野周二と恋に落ち、結ばれるのだが、35のオールドミスの私だって間違いなく落ちますネ。ツボだわァ。登場人物が東山千栄子筆頭の金持ち側の人間と、笠智衆筆頭の貧乏側の人間とに分かれていて、貧乏側の代表の織田政雄・賀原夏子夫婦がどハマり。強力タッグであった。いろんな男女がハッピーエンドの所とか、おとぎ話っぽくて、話自体は嫌いじゃない。ただヘンテコリンな映画、というだけ。 ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ 今週は、人生初観劇をば。 ポツドール『おしまいのとき』(脚本・演出:三浦大輔)@ザ・スズナリ(下北沢) 知っている俳優さんが出演しているという当店経理主任のお供。 当日券狙いで行ったはいいが、前日の台風公演から流れてきたのか、 前もって打診していたよりも混んでいて、前売り券当日券共に完売のため、一番前のベンチ席へ。 作品自体2時間半、と長かったせいもあって、お尻が痛くて難儀ではあったけれど、 いやぁ面白かった〜! 芝居って、すごい。 役者って、すごーい。 これまで、映画というスクリーンの中の演技しか見たことがなく、目の前で実際人間が演じるのを観れる興奮。 杉村春子とか、宇野重吉とか、舞台をやっていた名優たちを観てみたかった。 作品は、幼い子を亡くした夫婦が壊れて、殺人という行く所までいってしまうお話。 途中、本番中にまさかの本番がおっ始まって、ア然。 さらに終盤、主演女優がオルガズムに達するシーンまであって、ボー然。 びっくりした。。。。 こういうのがあると全く知らずにのこのこ一番前に座る羽目になったんだもん。 あと、暴力的なシーンがいくつかあって、役者さん達、吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ。 セックスシーンにしろ、暴力シーンにしろ、役者って本当に体を張る商売なんだなぁ、と実感。 どうにもならないストーリーですが、引き込まれました。 機会があったら、また何か観劇してみたい。 が、一回の芝居で映画が何本観れるかを考えると、そうそうは行けませんがね。 劇みち
by ouraiza
| 2011-09-24 22:01
| のむのノミムメモ
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