![]() ![]() ![]() ![]() 『映画渡世・天の巻』マキノ雅弘著 昭和52年初版 帯 小口強いヤケ カバー背イタミ 献本署名入り 2100円 販売中!!! ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ ♡今週のシネみち♡ ◎1/2『監督失格』'11東宝(平野勝之監督・出演 林由美香)@TOHOシネマズ六本木ヒルズ ◯『母と子』'38松竹(渋谷実監督 田中絹代 吉川満子 河村藜吉 徳大寺伸 斎藤達雄 佐分利信 水戸光子)@神保町シアター ◯『女は幾万ありとても』'66東宝(杉江敏男監督 宝田明 高島忠夫 藤木悠 児玉清 浜美枝 白川由美 池内淳子 草笛光子)@ラピュタ阿佐ヶ谷 ◎1/2『歌うエノケン捕物帳』'48(渡辺邦男監督 榎本健一 笠置シヅ子 藤山一郎 旭輝子)@上野東急2 ◎『エノケン笠置の お染と久松』'49新東宝(渡辺邦男監督 榎本健一 笠置シヅ子 清川虹子 田中春男 益田喜頓 山茶花究)@上野東急2 『監督失格』何かとウワサのこれ。確かに凄い。でも好きな映画ではない。この映画の凄さは、由美香の死の第一発見者が平野監督で、且つ発見時にカメラを回していたこと。由美香の死が事故死だとすると、監督があの瞬間を撮れたのも偶然だったわけで。あれが撮れてしまったこと、それが凄い。由美香の死がなければ、この作品は出来なかったのだろうし。由美香の死から5年かかって立ち直り、これを作品にしなければ、という監督の執念は感じられる。とてもとても観終わった後、安易に感想が口から出るような作品では、ない。号泣覚悟で臨んだが、そういうものでもなかった。主題歌は矢野顕子♡ 『母と子』田中絹代主演でタイトルに母、とあると、つい母の方だと思い込む節アリ。なによ、子じゃないの!母役の吉川満子は河村藜吉の妾で、本妻側で暮らす息子(徳大寺伸)も実は妾の子らしい。むむむ。河村藜吉が会社の社長でビシッとスーツを着ているのが何となく違和感。田中絹代は立場をわきまえつつも、父親を待ち焦がれる母親を思いやって、会社まで父親に会いに行って母に会ってくれるよう頼んだり、と健気。この母親、病気で呆気なく死んでしまうのだが、その知らせを受けた後の、父親と友人のやり取りがあまりに冷酷で唖然。斎藤達雄、河村藜吉に向かって、「ホッとしたろ?」と。そりゃないぜまったく! 『女は幾万ありとても』同じ団地に住む4組の夫婦が織りなすコメディドラマ。個人的には少々ぬるめに感じた。もちろん所々笑えはしますが。うわ〜と思ったのは、宝田明と藤木悠のカーディガン姿!浜美枝がキュート。自分、白川由美があんまり好きじゃないなぁ、と再認識。無感情さが。![]() 『歌うエノケン捕物帳』『エノケン笠置の お染久松』 「したまちコメディ映画祭」の中の一イベント。二本立て上映の合間に、ケラリーノ・サンドロヴィッチといとうせいこう(司会進行:佐藤利明)のトークショーがあり、お宝映像てんこ盛りという贅沢なイベント。自分一人ではおそらく行こうともしてなかった、下手するとやってることも知らなかったであろうイベントに誘ってくれ、チケットの手配もしてくれた友人に感謝! 笠置シヅ子の歌唱力と表情豊かでキュートな魅力にゾッコン。映画としては、『捕物帳』の方が笑えた気がしたが、『お染久松』では見知った役者陣(特に田中春男)が出ていてそれが嬉しかった。 ⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘⌘ 今週は展示もいくつか。 「イケムラレイコ うつりゆくもの」「レオ・ルビンファイン 傷ついた街」@国立近代美術館 美術館側からすると複雑かもしれないが、例えば同館の岡本太郎展などの経験からすると、混んでなくて天国のような贅沢空間!イケムラレイコという作家、今回の展示で初めて知りました。女の子がモチーフになった作品が多い。ポスターの写真を見て感じた、凛とした芯の強さが作品にも感じられる。首のない女の子の像、好み。ジュートに描かれた絵画のザラッとした質感もいいなぁ。蓮沼執太が音楽を手がけているとのことで、楽しみにしていたが、展示の邪魔にならないようにとの配慮か、音量も耳をすませないとよく聴こえないくらい控えめで、それを期待していた身としては若干がっかりでした。通常の展示中はしょうがないとしても、一つの期間中のイベントとして全面的に音を聴かせるという場があったら面白かったかもしれません。じゃなきゃわざわざ音楽を手がけてもらったという意味がない。もちろん、作家か音楽家の意向によりあれだけ抑えているのなら話は別ですが。 レオ・ルビンファインの方は、展示としては自分的にはまあまあかしら。写真なら、常設展で展示されていた北井一夫の方が、びんびん来た。 10月23日まで。 「村田善子個展 シャワー 石鹸 桶 てぬぐい」@ブックギャラリーポポタム 平田俊子や、原宏一、遠藤周作などの本の装画も手がけてらっしゃるイラストレーター。たまたま、手がけられた本2冊が、好きな本だった(平田俊子『私の赤くて柔らかな部分』、伊藤比呂美・枝元なほみ『なにたべた』)こともあり、もう、一気に親近感。今回のテーマは、湯。水の中をたゆたう女の人や、ころんとした石鹸。飄々としているようであり、ユーモラスでもあり、フッと色気を感じる瞬間もあり、なるほど、作品は作家を表すなぁ。と笑みがこぼれる。次は何の本の装画だろうか。わくわくするわァ! 「スガタアキコ 標本箱の中の豆本展」@西荻窪なずな屋 みちくさ市でも大人気の、暢気文庫さん特製豆本展。この展示シリーズ、先に標本箱という展示枠があって、そのマスに入るものを展示するという面白企画。標本箱ということで、今回は虫がテーマの詩や文章を中身にした豆本たち。その仕事の細やかさ、デザインのセンスの良さ、感嘆しつつもにまにましちゃう。眺めていると幸せな気分になります。箱ごとほしくなっちゃいます。綴じ糸の二色使いや、活字のこだわりなど、個人的ツボがいっぱい!たまたま見終わった直後にご本人と会えて、直接その辺の感想が伝えられてよかった。芳名帳までが豆ノート!今月23日まで。一見の価値、大いにあり! エノムケン
by ouraiza
| 2011-09-17 22:16
| のむのノミムメモ
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