2010/10/30    のむ
『イモマンガ』
左:文庫本1050円
  (季刊冊子三年分を一冊にまとめたもの)
右:季刊冊子 無料
販売&配布中!!!

自分は、イエナツキさんのOLうさぎシリーズと、うえのようさんのおすしちゃんシリーズ、ヨツモトユキさんのヌイさんシリーズのファンです。
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『東映週報』『新宿東宝』
各500円 販売中!!!
何年発行のものかはっきり記載はないが、掲載映画の製作年からみると、大体昭和15年前後のもの。
「健全な娯楽は新宿で」という見出しの下に当時新宿にあった18の映画館の名前がズラリ。
『燃ゆる大空』という映画の宣伝見出しが「事變記念特別上映」。事変!ちょうど満州事変から10年後ということで、なのか?他にも、鑑賞道徳の一つが「傷病兵に席を譲りましょう」だったり、細かく見ていくと突っ込み所満載。
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当時の三大美女
原節子、山田五十鈴、柳家金語楼
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今週のシネみち
◎『わが町』'56日活(川島雄三監督 辰巳柳太郎 南田洋子 殿山泰司 北林谷榮 大坂志郎)CS
○『エクスペンダブルズ』'10米(シルベスター・スタローン監督主演 ジェット・リー ミッキー・ローク)板橋サティ
◎『十三人の刺客』'63東映(工藤栄一監督 片岡千恵蔵 西村晃 嵐寛寿郎 内田良平 月形龍之介)
◎『警視庁物語 不在証明(ありばい)』'61東映(島津昇一監督 神田隆 堀雄二 千葉真一 小沢栄太郎)
◎『座頭市と用心棒』'70大映(岡本喜八監督 勝新太郎 三船敏郎 若尾文子 砂塚秀夫 嵐寛寿郎 滝沢修)以上CS

劇場鑑賞が、あろうことか『エクスペンダブルズ』だけ、という寂しい一週間。
『わが町』明治生まれの日本男児、車引き他吉の一代記。自分のやり方を曲げる事を知らない、頑固一徹の辰巳柳太郎。こういう人が父親や祖父だと大変だろうなぁと思う反面頼もしくもある。殿山泰司が満喫できる。一代記のため、物語のスパンが長く、北林谷榮など最初は実年齢(45歳)くらい。最後はやっぱりお得意の老婆になってしまっていたけれど。
『エクスペンダブルズ』は見事なまでに思った通りというか期待を裏切らないというか。良くも悪くも。残念だったのは、ブルース・ウィリスとシュワちゃんが1シーンしか出なかったのと、ジェット・リーがあまり強くなく描かれていたこと。一番好きだったシーンは、スタローンと仲間が小型ジェットから地上の敵を攻撃するシーン。一瞬自分も飛行機に乗ってるような、あの感じ大好き。仲間の一人が使う最終兵器みたいなどデカ銃が本当に凄くて、一発で頭がフッ飛ぶ様をみて、思わずゲラゲラ笑ってしまった。爆破シーン満載。スタントマンの名前もズラリ。エンドロールで流れてきた激しいロック調の曲。「我慢がならねぇ」?日本語??長渕?!何と日本版主題歌、だそうな・・。
『十三人の刺客』先週みたリメイク版との観比べ。全く同じだ!という部分と全然違う!という部分と。三池崇史監督は上手いことリメイクしたんだなぁ、というのが感想。全然違ったのは、稲垣吾郎扮する殿様の気違いレベルと、伊勢谷友介が演じていたキャラクター。どちらもリメイク版では大幅に極端にしてある。最後の合戦シーンなど、やはり現代の技術などもあって、比べ物にならない。オリジナルでは片岡千恵蔵と嵐寛寿郎が最初からは仲間達と戦っておらず、リメイク版の方が十三人の連帯感とかも出ていてよかったように思う。
『警視庁物語』面白かった。千葉真一の映画初出演作品とのことで、どれかなどれかなーと観ていたが、途中でそういえば千葉真一がどんな顔かをそもそも知らないことに気づき、あきらめる。もともと狙ったものなのか、状態が悪くてそうなったのかわからないが、完全な白黒ではない、くすんだ色のスクリーンが渋くてよい。市川崑の『幸福』を思い出させる。最後、登場人物の男女がハッピーエンドにならない所なども、哀愁感があって良し。
『座頭市と用心棒』監督は岡本喜八だし、三船は用心棒だし、砂塚秀夫も盲者役で出てるし、と期待したが、まあまあかしらん。キャストの豪華さは十分楽しめるが。米倉斉加年が三船に「しぇんしぇ〜(先生)」と泣き付き、三船がその口ぶりを真似する所など面白格好よかった。若尾文子は、70年ということで、ある程度歳もいってたし、あまりやる気もなさげな・・。



台風みち(それみち)
by ouraiza | 2010-10-30 21:57 | ノミムメモ(土曜) | Comments(0)
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