第46回唐組公演『ふたりの女・姉といもうと』
![]() 恒例鬼子母神公演が今日からだったのを知らず、代表が慌てて詰め込んだ「紅箱」。おかげ様で何人かのお客様にご購入頂く。毎回公演の度にお寄り下さるお客様もいらっしゃり、また次回までにたくさん集めておこう、と決意も新たに。 ![]() 『ベスト・ワン事典』ウィリアム・デイビス編 教養文庫 350円 販売中!!! 「ベスト・ワン」と言われても何の、一体いつの、誰にとってのベストなのか?これをあえて強引に本にしてしまうのがスゴい。ヘンな所では「家畜のベスト」「長生きするためのアドバイスのベスト」「百万長者に出会える場所のベスト」など。 ![]() 今週のシネみち ◎◎『華岡青洲の妻』'67大映(増村保造監督 市川雷蔵 若尾文子 高峰秀子 伊藤雄之助) ◎『好色一代男』'61大映(増村保造監督 市川雷蔵 中村鴈治郎 中村玉緒 若尾文子)以上@新文芸坐 ◎◎『妻の貌』'08(川本昭人監督)CS ◎◎『剣鬼』'65大映(三隅研次監督 市川雷蔵 佐藤慶 戸浦六宏 藤村志保) ◎『剣』'64大映(三隅研次監督 市川雷蔵 川津祐介)以上@新文芸坐 ◎『喜劇 とんかつ一代』'63東京映画(川島雄三監督 森繁久彌 フランキー堺 加東大介 三木のり平 淡島千景 新珠三千代 木暮実千代) ◎◎『あした来る人』'55日活(川島雄三監督 山村聰 月丘夢路 三橋達也 三國連太郎 新珠三千代 小沢昭一)以上@シネマヴェーラ渋谷 ◎『火の鳥』'56日活(井上梅次監督 月丘夢路 三橋達也 仲代達矢) ◎『悪の愉しさ』'54東映(千葉泰樹監督 久我美子 森雅之 伊藤久哉 杉葉子)以上CS ◎◎『十三人の刺客』'10東宝(三池崇史監督 役所広司 松方弘樹 伊原剛志 松本幸四郎 伊勢谷友介 稲垣吾郎)@板橋サティ 「若尾文子特集@神保町シアター」が昨日で終了。今週は空いている映画館で良い映画を観れる喜びを何度か体感し、満席の神保町シアターに勇むモチベーション上がらず。行かずじまい。 文芸坐での出来事。映画が始まると同時に、通路席に座っていた男性の観客が通路を挟んだ反対の通路席の男性の頭をバシーっとひっぱたいた。別に音をたてていたようにも思われなかったが何が悪かったんだろう?!ひっぱたかれたおじさんも特に怒るワケでもなくそのまま鑑賞に入っていた。謎。 『華岡青洲の妻』は、増村保造ファンからするともの足りない一本らしいが、自分はそこまで増村作品を観てるわけでもなし、とにかく高峰秀子が出てるし、良かった。ただし。麻酔薬の開発を進めるシーンの、猫を使っての実験には、本当にマイッタ。何度か目を覆い、ぅぐゥ・・・と声もでる。雷蔵の骨太な医者役もよかったし、若尾高峰二人の雷蔵を巡って争う嫁姑の闘いも素晴らしかった。 『好色一代男』ここまで女たらしも徹底していれば、何も文句はありません。鴈治郎が最高。 『妻の貌』被爆者である自分の妻キヨ子を50年間撮り続けたドキュメンタリー。原爆症に重点を置いているわけではなく、あくまで妻を通してみた川本家の変遷が描かれる。被爆症による甲状腺がん、疲労感倦怠感に悩まされつつも、寝たきりの姑の面倒をみる。ドキュメンタリー作家や報道カメラマンなどにも言えると思うが、自分の目の前で起こることをただ「撮る」ことに徹するのは大変だろうな、と思った。妻キヨ子がさんざん辛そうに立ち働いているのをみると、「手伝いなさいよ、撮ってないで!」と思ってしまうもの。 『剣鬼』戸浦六宏の気狂い殿役がよかった。佐藤慶もシブ役。最後は逃げるけど。出生時のイワクから犬っ子呼ばわりされる雷蔵。持って生まれた花造りの才能、足の速さ、居合いの才能により出世していく様は本当に勇気が湧くが、最後は30人もの侍どもに仇討ちされ、全員斬るが自分も果ててしまう。うー。 『剣』三島由紀夫原作。この人の美学が自分は好きじゃない。が雷蔵は自分から企画を持ち込んだほどこの作品をやりたかったようで、役に対する気合いはびんびん伝わって来る。ので、評価は雷蔵の気合いと川津祐介で。 『とんかつ一代』は、少し前に冒頭部分の見所の話をきいていたのにもかかわらず、ぼうっとしていて観流してしまった。なんてこったい。本作を観た、と話す人話す人皆からその見所を言及され、自分の目の節穴加減に嫌気がさす。ので話すのやめた。映画としては、同じメンバーらでやっている東宝の娯楽ものと似たようなもので、随所で笑えるし、楽しいが、自分的には後に残らない感じで、そこまで評価上がらズ。一番の見所を見逃してるんだからムリもない。 『あした来る人』これはよかった。月丘夢路と三橋達也の冷めた夫婦もうまかったし、三國連太郎のオタク学者ぶりも笑いを誘う。様々な愛の形が描かれていて、興味深い。三橋達也と新珠三千代がこれからの二人のあり方を巡って悶々とするシーンなんか、まるでハリウッド映画のようで、ロマンチックな演出であった。出演者に金子信雄とあったがどれかわからなかったのが残念。 『火の鳥』月丘夢路つながり。月丘夢路、本作がきっかけで井上梅次監督と結婚したんですって。本作は舞台女優生島エミの半生を描いたもので、劇中に映画撮影や撮影所のシーンなどがあり、撮影にでてくるのが長門裕之と芦川いづみだったり、北原三枝本人のバースデーパーティーのシーンでは、シャンパンの栓を抜くのがフランキー堺だったり、劇中映画のちょい役が三國連太郎だったり、とそういう細かい所が楽しめた。仲代達矢のデビュー映画でもあるそうな。 『悪の愉しさ』愛しのマー君を、と思って観始めたら、森雅之は出番が少なくて残念。伊藤久哉扮する主人公の男が本当にサイテーな男で嫌になる。千石規子が愚妻の真骨頂。 『十三人の刺客』あーこれぞえんたーていんめんと。最初から最後まで展開もスピーディーで飽きさせない。バカ殿をやっつけるために武士を集めて、作戦を練って、13人対200人の戦に勝つ。ストーリーとしては『七人の侍』に似てますか。伊勢谷友介扮する山の野生児も『七人の侍』の三船の菊千代にそっくりだが、どうなんだろう?1963年のオリジナル版も録画してあるので、印象薄れぬうちに観比べたい。それにしても、松方弘樹の殺陣はさすが!若いピチピチの強そうな男達がたくさん出ているのにも関わらず、別格。刀を振る際の効果音も松方弘樹のだけ特別大きい気がしたが、やっぱり製作側もそういうのに気を使うんだろうか?同じ刀でそう何人もは斬れぬ、といたる所に置いてある置き刀が凄かった。使いこなす伊原剛志も素晴らしかった。あー面白かった! 唐みち
by ouraiza
| 2010-10-23 23:03
| のむのノミムメモ
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