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昨日誕生日なりけり。
8月の「13日の金曜日」に生まれたのだが、
生まれた年から、昨日は5回目の「13日の金曜日」。
ということで、閏年の人みたく、5歳ということにしてくれないかな。
今週のシネみちはお盆で休みち。
一週間1本も観なかった!何てこと!!
替わりに今週は読みみち。
『味と映画の歳時記』池波正太郎著 新潮文庫
「味」の一年と「映画」の一年に分かれており、「映画」目当てだったのでそちらを先に読んだが、意外にも「味」の方が面白く。質素な食べ物が何と美味しそうに描かれていることか。何度か著者が作家になる前に働いていた株式仲買店のことが言及されているが、加東大介主演の『大番』(獅子文六原作の)を思い起こさせる。自身による挿画も味わい深くていい。
『文学全集を立ちあげる』丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士 文春文庫
大変に面白かった。帯の惹句(「漱石、谷崎3巻。志賀直哉1/2巻、芥川は外してもいい」「まさか!」)にまんまとやられ。魅力は何と言っても、文学史の流れがざっと一望できること。古典からの立ちあげというので、特に日本篇はものすごく勉強になった。三人各々がどの作家をひいきにしていて、どの作家が嫌いか。一人の作家のどの作品が読まれるべきなのか、など、もう、夢中になって読んだ。当然、数百人の作家、数百個の作品が言及されているわけで、頭の中は大パニックに陥ったけれど。重度の「読まねば病」にかかります。読まなきゃー!
『タタド』小池昌代著 新潮文庫
NEGIさんに「いいよ」と薦められ。収録作品3つともよかったけれど、表題作が逸品。50代の男女二組のセカンドハウスでの週末。4人それぞれのそれぞれに対する気持ちがさりげなく、でも絶妙に描写されていて、おとなの男女4人の間の緊張感がたまらない。こういうの好きだ。解説で片岡義男が、3作とも漫画の原作に最適と思う、というようなことを書いているが、自分は、特に表題作が、いい映画になるような気がした。2作目、主人公がどこから来たのか尋ねられて「イケブクロ」と答える場面がある。そして文庫の表紙の絵は三岸好太郎で、池袋モンパルナスの人である。
『クロサワさーん!』土屋嘉男著 新潮文庫
先月の黒澤フェスティバルにちなんで。著者の土屋嘉男は、『七人の侍』で百姓側の主役だった俳優。黒澤に可愛がられ、『七人の侍』製作中約1年半の間、黒澤家に居候していた。主に『七人の侍』製作中の様々なエピソードを綴った一冊。何かと恐れられていたであろう黒澤の、本当に近しい人じゃないと見れない茶目っ気あふれる魅力的なエピソードが満載。三船や志村喬、左卜全などのエピソードも楽しい。
お盆みち