新入荷
琉歌幻視行 竹中労
田畑書店 S50年 初版 カバーいたみ
2500円
売切
第4回月の湯古本まつり終了いたしました!
たくさんのご来場、まことにありがとうございました。
4月の寒さは想像以上にきつく、曇り空の中、序盤はゆったりとしたスタート。
棚や箱が見やすいぐらいのお客様の入りで、ちょっと心配にもなりましたが、午後からは徐々に混み始め、最終的には多くの方々にいらしていただきました。
開催中、いろんなお客様とお話できたのが楽しかったです。往来座にふだんいらして下さる方の顔も何人もあり、ありがたいやら嬉しいやら。
あと印象に残っていることといえば。
お昼ご飯を取りに、魚月相方みきさんと近くの中華屋さんに入るととても混んでおり、ひとりのおじいさんと相席に。
その方が我々の付けているスタッフ証を見て「"ぎょげつ"(魚月)って何だい?」と質問くださったところから会話がスタート。
「さかなづき」と読むユニット名であることや、今近くの銭湯で古本市がやっていることなどをご説明。
色々お話していると、おじいさんはキリスト教徒で、近くの東京カテドラル聖マリア大聖堂で礼拝を受けに、遠方からいらしたとのこと。そう、その日4/4はイースター(復活祭)だったのです。
おぉイースター!卵探したい・・・などと安易な感動をしていると、何だか話は徐々に、
人間は毎日小さな罪を犯しながら生きている・・・など、キリスト教的お説教に。
ラーメンをすすりながら、ちょっと戸惑いつつ神妙にお話を聞く我々。
最終的に、「謙虚に生きていくことが大事」と言われ、「気をつけます」と答えると「それは僕も同じさ」と言われ、
去り際には「グッドラック!」と手をあげながらガラガラと引き戸を開けて出て行かれました。
何というか、面白い体験でした。先月私たちが大阪に行った際も、こういう初対面の年配の男性に色々話をされる、という素敵アクシデントがあったので、何だか懐かしかったというか。
今後もこういう予想も付かないことが沢山起こるといいなぁ。
なつき