事務所兼自宅に取り壊しの危機迫り至急移転先探索、必要となる書類を集めに板橋は下板橋大山まで行ったのですが、
退屈男様ページに登場する「古本 フクロウの森」(03-3972-2960 板橋区東山町33-14) さんが無性に気になっておりまして(実家が遠くないのです!)お邪魔いたしました。非番なのでとりわけ急ぎ店に戻る必要も無く珍しくポッカリ空いた自由な時間、まったくもって楽しませていただきました。在庫の内容がビビットで、あ、あ、あ、と本棚を見つめながら手を伸ばしたい思いが頻繁に沸きました。店主様にお願いして携帯写真をパシャパシャ撮らせていただきました。背表紙の内容もさることながら、本棚や備品、その使い方が面白く、刺激になります。立体感を出すための工夫が随所にあり、「本屋の魂は細部に宿る」という命題(ぼくが勝手に言ってるんですが…)が頭をよぎります。作家ごとのコーナー(写真最下右)で、単行本と新書、文庫を同時配架する、というのは、凝り固まった頭と心ではなかなかできないことです。ぼくもやりたいと思いながらまだきっかけが掴めません。通販で…というメイン書架(写真最下中)は天井にピッタリフィットの転倒防止具付き。他にも御親族の方が手作りされたオリジナル直置き棚あり。こういうオリジナルをみせていただくとほんと愉しいです。いろいろ別の家具と組み合わせて邪魔にならない立体感を出しています。そしてそして、うちでしたら
台所大賞間違い無しの絵本面陳方法(写真最下左)。これはカーテンのひもを引っ掛けるアレでしょうか。いやーこれは!真似…させて下さい。入口から店内まで随所に生息するフクロウ(写真上2段)は「100匹以上、小学生が数えてくれて…」とのこと(ホッホー文庫様、たいへんです!)。決して広くはない店内にうまい工夫、地元に根付いた小ラビリンスなんだなぁと思いました。ぼくが店内にいる間にもぞくぞくと子どもたちがやってきちゃー楽しそうにだべり、「またねー」「じゃねっ」と店主さん。日溜まりの駄菓子屋さん的活気。本日は誠にありがとうございました。
久しぶりの自由時間充足、帰途、石神井川に夕日。
せと